神話に登場する人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 15:49 UTC 版)
オファロン王 声:上別府仁資 太古の昔、<神々の山脈>の向こうで栄えたオファロン王国の王。闘蛇を操る<緑ノ目ノ民>の力によって権勢をほしいままにしたが、圧政に苦しむ国民の姿を見かねた<緑ノ目ノ民>の反乱によって国を追われ、<神々の山脈>の険しい谷へ逃げ込む。後にジェと共に王獣を引き連れてオファロンへと舞い戻るが、血に狂い暴走した王獣と闘蛇によってオファロンは滅亡。自身も暴走した闘蛇の餌食となる。 サコル オファロン王の家臣。名前は原作のみの設定。王国の異民族居住区を統括しており、隣国との戦に焦るオファロン王に、闘蛇の力を利用してはどうかと進言する。隣国との戦は大勝に終わったが、その後オファロンはその圧倒的な軍事力で周辺の国々を次々と併合、圧政に苦しむ国民の姿を見かね、<緑ノ目ノ民>と共に反乱を起こす。 ジェ 声:水野理紗 リョザ神王国を興した王祖で、金色の瞳を持つ長身の女性。<金色ノ目ノ民>の長老の娘であり、祭司だった。 逃亡してきたオファロン王から豊かな大国の話を聞き、厳寒や粗末な食糧で細々とした生活をする民を不憫に思うようになる。その後王と共に王獣を引き連れてオファロンへ乗り込むが、闘蛇を食した王獣の暴走によって繁栄していた王国を滅亡に追いやり、呪われた地を作る原因となった。この事で故郷から追放され、<神々の山脈>を越えて、人も獣も傷つかない王国を望みリョザ神王国の王祖となった。自ら引き起こした悲劇を二度と繰り返さぬよう、王獣規範を後世に遺した。 リョザ ジェの弟。<神々の山脈>の<残された谷>にまで戦火が及んだ時、自らの命と引き換えに戦いを終結させ、谷に逃げ込んだ人々の命を救った。ジェはこの弟の功績を讃え、自分が新たに興した国にその名を付けた。 ヤマン・ハサル シュナンやヌガンの祖先で、リョザ神王国初代大公。ジェから4代後の時代、隣国のハジャンがリョザに攻め込んだ際、戦をせずに自ら首を差しだそうとする真王を諌め、神宝・闘蛇の笛を手に闘蛇軍を指揮してハジャンを打ち破る。また自身は「国の穢れ役」を自ら買って出る覚悟を決めて家臣と共に国の東側へと移り、二度と西側に戻らなかった。 オシク・ハサル ヤマン・ハサルの孫。 真王領では祖父の遺志に背き、ハジャンとの戦で隊商都市を獲得するなど大公領を拡張し、富ませていったため、結果的には<血と穢れ>思想を生んだ、とされている。 大公領では、貧しい王国が敵におびえながら暮らさずにすむよう、自分の名が穢れたものとして語り継がれることを知り、あえて国の安定のため尽くした大公とされている。
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