大相撲中継
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『大相撲中継』(おおずもうちゅうけい、Grand Sumo Live)とは大相撲の取組の模様を中継する放送事業者(テレビ・ラジオ)の放送番組もしくはインターネット配信業者が配信する番組(スポーツ中継)である。2023年現在、本場所を日本放送協会 (NHK) がテレビおよびラジオで生中継を実施し、一部の動画配信サイトが動画配信を実施している。また、花相撲の一部をNHKおよび民放テレビ局が中継を行う。
注釈
- ^ a b 正時の時点で取組の最中、または次の取組の直前であった場合は、その取り組みの終了直後に差し込む。テレビではニュース中に取組があった場合は、ニュース終了後にVTRを流す。
- ^ 土日祝では災害時や異常気象時などに臨時にニュースを挟む場合がある。
- ^ 2011年11月場所三日目と2014FIFAワールドカップ・アジア3次予選「北朝鮮VS日本」の中継が重なり、メインチャンネルではサッカー中継を優先し、大相撲中継は総合テレビの中継開始までサブチャンネルで放送された。
- ^ 取り組みがある場合はそのまま実況が行われるが、中入り後など取り組みが行われない時間帯は場内の映像が流れる。
- ^ 原則17時05分までに放送開始。ただし大地震や台風接近・上陸の場合、それらに関係する地域は17時05分からローカルの臨時ニュースを追加で数分放送した後大相撲中継に飛び乗る場合もある。
- ^ 国会中継の場合、17時05分以降も国会の審議が続いている場合は、深夜に録画中継を流す規定になっている。一方、同じく国会中継をネット配信しているニコニコ生放送は散会まで配信が継続している上、タイムシフト(アーカイブ)も残っている。
- ^ 例えば、国会中継が、その日の会議が早めに終了し散会した場合。また、2012年9月21日の秋場所十三日目でも民主党代表選挙の特設ニュースがあったため総合テレビでは15時50分開始となったが、BS1(現BS)で総合テレビの特設ニュースの時間延長を考慮した編成となった関係でBS1でも16時30分(当初は16時50分だったが、変更された)まで放送され、地上波・BSのサイマル放送となった(BS1の通常番組はマルチ編成102chの放送に変更)。このときの中断ニュースは総合テレビとNHKワールド・プレミアムは「NHKニュース」(タイトル表示なし)、BS1は「BSニュース」として放送された。
- ^ 全豪オープン決勝と重なった平成31年初場所14日目[6]や第49回先進国首脳会議(G7広島サミット)関連のニュースを放送した令和5年5月場所中日[7]など。
- ^ 基本的に、表彰式の途中で18時になり、放送は終了するが、2020年3月場所では、新型コロナウイルスによる影響で、表彰式も簡素化され、早く終了したことから、表彰式の後に行われる出世力士手打式と神送りの儀式まで放送された[14][15]
- ^ 7月場所は「名古屋場所」、11月場所は「九州場所」と開催地が通称されるが、2020年に新型コロナウイルスの影響により会場が国技館に変更された際は、「大相撲7 (11) 月場所」と正式名称(算用数字)が用いられた。
- ^ 2020年9月場所まではEPGに掲載されていなかったが、2020年11月場所からEPGに掲載されるようになった。
- ^ クロスフェードで画面を切り替える都合上BS1のマルチ編成終了時にも数秒程度オープニングの映像が入る。
- ^ 十両以上の力士は相撲字、幕下以下の力士は明朝体(1993年3月までは丸ゴシック体)で表記される。
- ^ 以前は取組数・時間の関係で13・14日目に序二段の取組が放送されることもあった。
- ^ このため総合テレビの各地域別のローカルニュースの放送時間が短縮されたほか、総合テレビ、BS2、NHKワールド・プレミアムの定時番組の放送時間変更なども生じた。
- ^ NTSC(アナログテレビ放送)は2011年7月24日(2011年7月場所千秋楽の日)正午までで完全停波となったが、通常放送は7月24日の停波(最大24時)まで放送可能で、7月場所は本画面左下にアナログ放送終了告知「アナログ放送終了までx日」を被せる放送で停波前日(7月23日)の14日目までの放送となった。ただし、岩手県・宮城県・福島県(盛岡、仙台、福島放送局管内)は東日本大震災の特例でアナログ放送延長され、2012年3月場所(春(大阪)場所)千秋楽まで放送された。
- ^ 通常場所でのラジオ放送席と同じ通路上にあたる。
- ^ B.LEAGUE(特に本場所会場をでホームゲームを行う大阪エヴェッサと名古屋ダイヤモンドドルフィンズの試合)など、会場により命名権名称をそのまま案内している競技や、スポーツ以外のイベント(音楽ライブなど)の中継をこの2会場から行う場合は、「繰り返しを避けて抑制的に用いる」基準で命名権名称を使用することがある。
- ^ 特別な例では北海道地方では2012年3月19日に「地球イチバン」(15時12分 - 15時55分)に差し替えるが、これは本来放送されるべきである3月8日の木曜日20時台に「北海道クローズアップ」の震災関連特別編成に差し替えたことによる代替放送となったためである。15時55分の飛び乗り開始の際は札幌局側で画面左下に「大相撲春場所(改行)九日目」、画面右上の4:3SD位置に「字幕放送」とそれぞれのテロップを表示して対応した。
- ^ 月曜日から金曜日でもスポーツ中継がある場合その時間帯は102chで放送。
- ^ 2019年まで年内最終回となる九州場所千秋楽のみ3時間拡大(2020年から各千秋楽3時間になった)
- ^ 幕内前半戦と後半戦でアナウンサーが交代する日は、交代するアナウンサーが対応する。
- ^ このため、東海テレビは日本民間放送連盟の会議で1局輪番制を提案したものの賛同を得ることができなかった[47]。
- ^ 代わりに、中部日本放送→CBCテレビでは7月場所の直前に「大相撲名古屋場所前夜祭」を自局の施設であるCBCホールで行うようになった。但し、九州場所前夜祭と違い、力士へのインタビューや相撲甚句披露が中心。
- ^ 当時からサイト上での配信こそされていないが十両以下の取組映像そのものは存在しており、動画のURLに直接アクセスすることで見ることができた。当時の十両以下取組の動画を転載した海外サイトも存在する。
- ^ SoftBankの携帯電話利用者、他社の携帯電話利用者は2016年6月以降
- ^ 開始当初はスマートフォン・タブレット向けのアプリのみ、同年11月よりパソコンにも対応。
- ^ a b 元NHKアナウンサーだがNHK時代に相撲実況の経験はなし。
- ^ 2018年1・3月場所では、序ノ口・序二段・三段目と十両・幕内に1名ずつ出演していた。同年11月場所までは毎日出演。
- ^ 2018年1月場所のみAbemaGOLDとAbemaSPECIALでも、16時を境にGOLD→SPECIALの順で配信していた 。
- ^ 中継そのものは18時10分頃で終了する。2021年3月場所までは、告知の静止画をはさんで18時15分頃から幕内クライマックスの結びの一番までをリピート放送、最後に取組結果を静止画で紹介していた。
出典
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- ^ “NHKが大坂シフト 全豪決勝、大相撲と重なってもサブchで完全中継”. スポーツニッポン. (2019年1月26日) 2019年1月28日閲覧。
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- ^ 能登半島地震に伴う衛星放送活用の臨時対応の拡充について
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- ^ NHKメロディ
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- ^ 当時、NHKで放送されていた朝の連続テレビ小説「マッサン」の主題歌でもあった。
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- ^ 大相撲特別場所~テレビ桟敷へようこそ~ 「歴史彩る横綱全盛期」
- ^ 大相撲特別場所~テレビ桟敷へようこそ~ 「しのぎを削ったライバルたち」
- ^ 大相撲特別場所~テレビ桟敷へようこそ~ 「再開待つ本場所へ」
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- ^ インターネット取組配信サービスの機能拡充と有料化のお知らせ
- ^ 「大相撲一月場所」が全世界に向けて有料配信 Ustream Asia株式会社 2014年1月10日
- ^ Grand Sumo Tournament All match Live and VOD Ustream.tv
- ^ USTREAMでの大相撲 ライブ&VODサービス終了のお知らせ
- ^ 大相撲 全取組ライブ&動画
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- ^ 大相撲ファン待望の特別番組を「ABEMA」で生放送決定 三役以上の力士がリモートで生出演!今の想いをインタビューで語る 歴史に残る名取組100選をテーマ別にプレイバック! - AbemaTV・2020年5月15日
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- ^ RIGHTS, ETB. “【ABEMA】大相撲初場所開幕!今年もテーマソングに起用頂いております!(2021年1月10日)”. AK-69 Official Site. 2021年1月14日閲覧。
- 1 大相撲中継とは
- 2 大相撲中継の概要
- 3 テレビ中継の歴代高視聴率
- 4 脚注
固有名詞の分類
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