Islamic State of Iraq and Syriaとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > ビジネス > 新語時事用語辞典 > Islamic State of Iraq and Syriaの意味・解説 

ISIS

別名:イラクとシャームのイスラーム国イラク・シャーム・イスラーム国イラク・シャーム・イスラム国イラク・シリア・イスラーム国イラクとシリアのイスラーム国イラクとレバントのイスラーム国イラク・レバント・イスラーム国、Dawlat alIslāmiyya fi al-'Iraq wa-l-Sham
英語:Islamic State of Iraq and al-Sham、Islamic State of Iraq and Syria、Islamic State of Iraq and the LevantISIL

イラクおよびシリア中心とする地域で、イスラーム国家樹立目的として活動する過激派武装組織の略称。「ISIS」の他に、「IS」、「ISI」、「ISIL」、「イスラム国」、「Daesh」など、さまざまな呼び名用いられる

ISISは「イラクとシャームのイスラーム国」の略とも「イラクとシリアのイスラーム国」の略とも解釈される。「シャーム」(al-Sham)はシリアSyria)の異称であり、シリア周辺地域を指す歴史的な呼称である。なお、ISISの異称のひとつ「ISIL」(イラクとレバントのイスラーム国」における「レバント」は、シリアレバノンなど複数の国地域を含む歴史的な地域名である。

ISISは当初ISI」(イラクイスラーム国)という組織名名乗り2013年4月にISISに改称2014年6月には建国国家樹立宣言してイスラム国」(IS)を名乗る至った組織拡大に伴い名称のスケール広げている流れ汲み取ることができる。ただし「イスラム国」の呼び名はあくまで自称であり、国際的に国家として承認されていない。「イスラム国」の呼称は同組織国家として扱っているかのような印象与えるとして、基本的に避けられている。

ISISは2006年結成されとされる以来2015年現在に至るまで、多数自爆テロ誘拐暗殺などの事件起こしている。イラクファルージャ周辺勢力基盤持ち2011年からシリア騒乱ではシリアにおける勢力拡大して北部の諸都市制圧する動き見せている。

ISISは、かつてアルカイダ対す忠誠表明しており、アルカイダ傘下組織一つ数えられたこともある。しかしアルカーイダ2014年1月発表した声明では、アルカーイダとISISとの関係性明確に否定された。この声明に対しては、ISISがアルカーイダに「破門」されたとする見方もあった。その理由として、ISISがシリアにおいて、同じくアルカーイダ対す忠誠表明するアンヌスラ戦線との対立強めていることが挙げられている。

ISISは、アンヌスラ戦線の他にも、反体制立場をとる武装勢力としばしば抗争起こしていることが知られている。ISISは2014年1月に、レバノン武装勢力ヒズボラ構成員目標としたテロ犯行声明発表した

2015年1月には前年拘束していた日本人2名を人質にとり、日本に対して身代金要求した日本はこれの要求退けている。

アイシス【ISIS】


ISIL

(Islamic State of Iraq and Syria から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/02 22:05 UTC 版)

ISIL(アイシル)は、現在はアフガニスタンイエメンで活動するイスラーム過激派である。イスラム国英語: Islamic Stateアラビア語: بلد إسلامي‎略称: IS)と自称している(→#名称・表記も参照)。2024年2月現在、イラクシリアにおけるほぼ全ての支配地域を損失し、「国家」としてのISILは事実上壊滅しているが[15]、現在でもサハラ地域やアフガニスタンナイジェリアなどで、ISILを支持する勢力による自爆テロや襲撃事件がたびたび発生している[16]




「ISIL」の続きの解説一覧

「Islamic State of Iraq and Syria」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

Islamic State of Iraq and Syriaのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Islamic State of Iraq and Syriaのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
新語時事用語辞典新語時事用語辞典
Copyright © 2024 新語時事用語辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのISIL (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS