コバニ包囲戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/03 14:32 UTC 版)
コバニ包囲戦(コバニほういせん)は、2014年9月16日に過激派組織ISによりシリア北部で起こされた戦闘である。トルコ国境に接するクルド人の拠点都市コバニ(アイン・アル=アラブ)を支配下に置くことを目的として起こされた。10月2日にISは350のクルド人の町を支配下に入れた。約20万人のクルド人が移動を余儀なくされ、大部分はトルコへ越境した[1][2]。
- ^ “Besieged Syrian Town near Turkish Border under Heavy Fire”. Naharnet. 2014年10月7日閲覧。
- ^ “Kurdish forces continue fight in Syria, regain control of some Iraqi towns”. Al-Akhbar English. 2014年10月7日閲覧。
- ^ “クルド人部隊、シリア北部のコバニから「イスラム国」撃退=監視団”. 読売新聞. (2015年1月27日) 2015年3月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “コバニ奪還で揺らぐ「イスラム国」の支配”. NEWSWEEK. 2015年2月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “【解説】イスラム国に包囲されるシリアのクルド人(1)”. アジアプレス・ネットワーク. 2015年2月27日閲覧。
- ^ a b イスラム国がシリア北部で攻勢、トルコのクルド避難民10万人超に
- ^ “国連報告書:イスラム国により2万4千人死傷、子どもは少年兵、女性は性奴隷に”. CRISTIAN TODAY. 2015年2月6日閲覧。
- ^ a b “シリア:クルド人の実効支配地域で起きている人権侵害”. 2015年2月6日閲覧。
- ^ a b “【解説】イスラム国に包囲されるシリアのクルド人(2)”. アジアプレス・ネットワーク. 2015年2月6日閲覧。
- ^ “ISISがシリア北部で60村落を掌握”. CNN1. 2015年2月5日閲覧。
- ^ 「爆弾倉を3回空に」米軍のB1爆撃機 コバニでの6か月(2015年2月23日)2017年5月29日閲覧
- ^ a b “イスラム国、トルコ国境コバニ侵攻-米国と有志国は空爆拡大”. Bloomberg. 2015年2月11日閲覧。
- ^ a b “イスラム国、コバニのクルド人部隊司令部を制圧 虐殺の恐れ”. AFP. 2015年2月5日閲覧。
- ^ “イスラム国、クルド人部隊に進撃を阻止され後退 コバニ攻防戦”. AFP. 2015年2月5日閲覧。
- ^ “国連総長、韓国・朴槿恵氏に真っ先に年頭あいさつ 「母国特別扱いは実に大胆」”. 産経新聞. 2015年2月11日閲覧。
- ^ a b “トルコ、イラクのクルド人部隊の領土通過を一転是認”. The Wall Street Journal. 2015年2月5日閲覧。
- ^ “トルコでクルド人の抗議デモ-「イスラム国」がコバニ侵攻”. Bloomberg. 2015年2月5日閲覧。
- ^ “クルド部隊、シリアへ出発=トルコも越境容認-イラク”. 時事通信. 2015年2月5日閲覧。
- ^ “〔玉本英子のシリア・コバニ現地報告7〕 イスラム国、戦闘員に「士気高揚」の薬物供給か”. アジアプレスネットワーク. 2015年2月11日閲覧。
- ^ “シリア北部の要衝コバニ、クルド人部隊が8割を奪還”. CNN. 2015年2月11日閲覧。
- ^ “クルド人部隊、コバニを奪還-「イスラム国」の進軍阻止”. Bloombreg. 2015年2月11日閲覧。
- ^ “シリアのクルド人地域、男女平等法を可決 イスラム国に対抗”. AFP. 2015年2月6日閲覧。
- ^ “シリア情勢を左右するトルコと米国の関係 - 国際貿易投資研究所”. 2019年8月15日閲覧。
- ^ “映画『ラジオ・コバニ』公式サイト”. 2019年8月15日閲覧。
- ^ “[ https://www.huffingtonpost.jp/ibuki-saori/sufferers_turkey_syria_b_6728012.html 「ダーイシュ(イスラム国)が私の街を奪った日、忘れない」シリア人が語る紛争と難民としての暮らし(画像)]”. 2019年8月15日閲覧。
- ^ “シリア北部でキリスト教改宗増加、IS攻撃でイスラムへの信頼失う”. 2019年8月15日閲覧。
- ^ “シリアでイスラム教からキリスト教に改宗する人が続々、背景に何があるのか?”. 2019年8月15日閲覧。
- ^ 『ラジオ・コバニ』公式サイト(アップリンク)
- 1 コバニ包囲戦とは
- 2 コバニ包囲戦の概要
- 3 戦闘の推移
- 4 意義・影響
- 5 脚注
コバニ包囲戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 02:00 UTC 版)
詳細は「コバニ包囲戦」を参照 2014年1月27日にはシリアのクルディスタン(ロジャヴァ)のコバニ地区 (Kobanê Canton) が置かれコバニはその中心地となったが、周囲ではサラフィー・ジハード主義武装勢力ISILの攻勢が始まり、7月2日にはコバニと周囲の農村に対する本格的な攻撃が始まった。2014年9月16日にはISILによる西側と南側からの包囲戦(コバニ包囲戦)が再開され、多くの避難民が出て国際社会による注目が集まった。10月には防衛線があちこちで破られ市街地の多くをISILが掌握した。クルド勢力の中心の一つがISILにより陥落する寸前となり、残っている住民や兵士に対する虐殺の恐れもあるため、アメリカ合衆国を主とする多国籍軍による空爆が行われクルド人への支援が集まった。2015年1月27日、クルド勢力は市街地を完全に奪還した。
※この「コバニ包囲戦」の解説は、「クルド人民防衛隊」の解説の一部です。
「コバニ包囲戦」を含む「クルド人民防衛隊」の記事については、「クルド人民防衛隊」の概要を参照ください。
- コバニ包囲戦のページへのリンク