篠原家(本家)
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初代:篠原弥助長重 2代 :篠原長次 6000石(室:奥村氏)長次の次男の長良(大学)は、1000石を分けられ分家となる。家紋は左三つ外巴。菩提寺、桃雲寺。 3代 :篠原長経 5000石(室:直之系前田氏)長経の次男の輝豊(刑部 長忠)は、1000石を分けられ分家となる。家紋は角の内左三つ巴。菩提寺、桃雲寺。 4代 :篠原長栄(長賢) 4000石(室:長種系前田氏) 5代 :篠原幸昭(室:直之系前田氏) 6代 :篠原保之(室:長種系前田氏) 7代 :篠原得寿(室:村井氏) 8代 :篠原忠貞(室:一孝系篠原氏) 9代 :篠原忠意(室:成瀬氏) 10代:篠原忠篤(室:西尾氏) ここで明治時代になる。
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篠原家
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篠原美沙緒(しのはら みさお) 一樹の母。旧姓は「白祭」。享年39(満38歳)。白祭家最後の巫女で、結婚を機に巫女を引退し、和菓子屋を営むようになった。自分の力を受け継いだ一樹を普通の子として育ってほしいと願い、一樹が5歳の頃にトオルと協力して、一樹の力と当時の記憶を封じる。一樹の太い眉毛も彼女ゆずりのようだ。君江とははとこ同士。 2年前にフォックステイルに殺され、彼女の頭蓋骨は「ご神体」として、フォックステイルに持ち去られてしまう。 篠原和夫(しのはら かずお) 一樹の父。和菓子屋を営んでおり、美沙緒と結婚した。強い力をもって生まれた一樹を深く愛し、美沙緒と共に一樹のために「地蔵和賛」の歌を歌っていた。 美沙緒が殺害される現場に偶然居合わせ、彼も殺されてしまう。
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篠原家
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和菓子屋。篠原一樹の母、美沙緒の嫁入り先。フォックステイルにより夫婦が殺害され、一人残された息子の一樹は嵯峨家の養子となった。
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篠原家
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「魔法のステージファンシーララ」の記事における「篠原家」の解説
篠原 みほ(しのはら みほ) 声 - 大森玲子 本作の主人公。9歳。藤が丘小学校に通う小学3年生で、クラスは3組。将来の夢は漫画家で、「ファンシーララ」という漫画も描いている。また、アイドル歌手にも憧れを抱いている。妖精ピグとモグから魔法のアイテムとしてペンとスケッチブックをもらい、自分が描いている漫画の主人公・ファンシーララの姿に変身できるようになった。 「夢見る少女」で、自分の理想や願望を想像してはそれに陶酔していることもしばしば。変身してララになってもそれは変わらない。内気な性格で、第1話での自己紹介ではあがってしまったほか、知らない人に話し掛けるのも苦手である(第16話)。また、超常現象に興味をもち、幽霊や河童などの存在を信じている。第17話において父の田舎でTV局の取材を受けた際に「河童を見た」と言ったことで、新聞部所属の双子の姉妹・二木サヤカ(ふたつきサヤカ)・アスカ(声 - 横山智佐、かないみか)から徹底的にマークされてしまった(第22話)。 ファンシーララ みほの成長した姿。彼女の未来像を反映したものであり、名前は自分の描いている漫画の主人公にちなむ。ララへの変身後はスタイル抜群の女性の姿に「成長」するだけでなく、青髪(母方の遺伝)で髪型もショートカットになる。なお、歌を歌うときはウイッグをつけてストレートヘアになる。年齢は本人曰く「15歳くらい」としているがどうみても十代後半。変身後のプロポーションは身長166センチ、バスト82センチ、ウェスト56センチ、ヒップ82センチ、足のサイズ23センチで、身長は姉のちさよりも高くなる。 肉体的に成長した影響で精神面では普段のみほでは、躊躇してしまう事なども勢いで大胆にできてしまう事が多い。また物腰も若干落ち着き積極的になる。その反面経験不足からくるアドリブの弱さや浮世離れした天然な言動もみられる。仕事に対する意識は結構高い。思春期特有の独特な感性も成長によって顕著になる。 第2話で変身した姿で原宿に出かけた際、リリカルプロ社長の羽根石由美の目に留まり、専属モデルとなる。これによりララとして芸能活動を行い収入を得ることとなったが、ほとんど2匹のペットのえさ代に消えている。 モデル、キャンペーンガール、番組の進行などの「下積み経験」を経て歌手デビューも果たし(第9話)、芸能界デビューから半年という速さでファーストコンサートを開くまでになった(第24話)。けれども突如周囲の人々の前から謎の失踪を遂げる(第25話)。 ピグ、モグ 声 - 安達忍、根谷美智子 「時間の記憶」という異世界から来た恐竜の妖精。みほに魔法のアイテムを授けた。人間のいる世界に迷い込んだため、みほの部屋に居候することになる。第3話でララのギャラがすべて食事代に回されていることや、お寿司が好物といったことからそれなりに食事代がかかる模様。みほと行動を共にするときは、星型のイヤリングや腕輪などのアクセサリーに姿を変えている。みほ以外に誰もいないときには元の姿に戻るが、突然ほかの人物が現れたときにはぬいぐるみのふりをする。 ピグはオスで体色は薄いブルー。尻尾に☆がついている。公式サイトでは「毒舌家で気分屋」と紹介されており、時にはみほにキツいことを言うこともある。非常に食いしん坊でいつもおなかをすかせている。 モグはメスで体色は薄いピンク。左側の耳に☆がついている。性格はピグよりも落ち着いている。 篠原 洋一郎(しのはら よういちろう) 声 - 星野亘 みほの父。42歳。考古学者で、2階奥の書斎で仕事をしていることが多い。おっとりした性格で、体格はやや太めの中年体型。メガネをかけている。みほが2歳の頃はまだ若く、現在のように太ってはいなかった(第19話)。少年期は、実家の両親(後述)の弁によると山でいろんなものを見つけて拾ってきては、空想を膨らませる子だったという(第17話)。 第16話で自分の実家にみほが一人で旅行に行く際には、細かい計画表を用意するといった一幕も。 飴川という片田舎に実家があり、両親である篠原一郎(声 - 品川徹)と篠原洋子(声 - みきさちこ)が暮らしている。みほからは父方の祖父母にあたる。 篠原 真実子(しのはら まみこ) 声 - 榊原良子 みほの母。39歳。放送関係のアルバイト経験を経て、現在はエクランTVの企画編成部で仕事をしている。番組のプロデュース業が主な仕事で、現場では「鬼の篠原」と呼ばれている。仕事が忙しいために家に戻れないことも多い。 家庭では仕事の話などはせず、持ち込むようなこともしない。ちさがみほに語ったところによれば、これは彼女が家庭を大切にしているからである。 第20話は彼女にスポットを当てたエピソードとなっており、ララとして母の仕事現場を目の当たりにしたみほは今まで知らなかった母の姿に戸惑いを覚えることとなった。 篠原 ちさ(しのはら ちさ) 声 - 柊美冬(現・石村知子) みほの姉。16歳。六の宮高校一年生で、今市というボーイフレンドがいる。優等生でしっかり者のお姉さんで、みほのことは姉として大切にしている。公式サイトの紹介で「近所では評判の美少女」とあるように、みほや太郎のクラスメイトの男子は「篠原(みほ)と違って美人」とその容貌を褒める発言をしている。また、第23話では森尾(声 - 森川智之)という男の子からデートに誘われている。 19話では彼女の幼少時の姿が描かれ、迷子になって泣き出したり、自分のおねしょをまだ2歳のみほがしたことにするといった一面も描かれた。
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篠原家
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篠原 庵(しのはら あん) 苑の長兄。職業は美容師で苑の髪型はすべて彼が整えている。軟派な性格で可愛ければ女でも男でも好きと言うほど。女装にもかなりの興味があるようで、彼が女装すると大人っぽく非常に色っぽい雰囲気の女性になる。体調を崩すとエロさが加速する(59話から)。 篠原 軒(しのはら けん) 苑の次兄。女装時の苑を溺愛しているが、男姿の苑には興味がない(優先順位は女装時の苑>女子>男の苑)。しかし父から苑の姿が若い頃の母とそっくりだと聞き、マザコンとなるのが嫌で普通の女好きに落ち着いた模様。料理が上手く、篠原家の料理を担当している。料理のこととなると、ちょっと我を忘れるらしい。女装は趣味ではないが、彼が女装すると苑によく似た雰囲気の美少女になる。 篠原 展(しのはら てん) 苑の弟。女装しなくても可愛い容姿のため、女子にいじられることが多く、女子にいい印象がない。そのため、男の人の方が好きで、苑の女装を残念に思っている。男装したひなたに一目惚れしたため、苑が太陽を呼び寄せひなたから遠ざけた。それ以来、太陽に好意を持っている。女装すると可愛い系になる。 篠原 慎之介(しのはら しんのすけ) 苑の父。イケメンな中年男性で女好きであり、妻をよく怒らせている。しかし、妻のことは大切に思っている模様。 篠原 琳(しのはら りん) 苑の母。海外で働いている。美人だが性格はきつい。夫のことを深く愛しているが、女好きの男が大嫌いなため、夫の性格には非常に苛立っている。彼女が日本から出たのもそれが理由。息子の苑が女装趣味になったと知った時には気を失うほど動転したが、苑が恋人のひなたを一途に愛していることには賛同している。
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篠原家
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「舞姫 テレプシコーラ」の記事における「篠原家」の解説
篠原 六花 主人公。雪降る1月生まれ(第2部で1月17日生まれと判明)。甘ちゃんでメンタル面が弱いところもあるが、姉や友達思いの優しい性格で感受性の強い少女。姉の千花とは背格好も含め傍目にはよく似た美少女姉妹だが、千花はいかにも意志の強そうな美人系、六花はどちらかと言えば可愛らしいタイプ。本来は千花と同じくF中を受験する予定だったが、直前にひとみにインフルエンザをうつされて失敗。滑り止めだったS中に補欠入学する。S中ではダンス部で振り付けをしたが、直後クララ役に抜擢されたこともあってか入部はせず、いわゆる帰宅部。学校が終わると本部か自宅のレッスンに直行するか、語学塾通いの日々(千花もそうだった)。 生まれつき股関節(特に右脚)のソケットが深いため180度の開脚は難しいと診断され、バレエを止めようとした時期もある。そのときに千恵子にあまり引き止められなかったことで「母に捨てられた」と感じてしまった。結局、千花や空美の姿を見てバレエを再開したもののコンプレックスはその後も根深く、千花や茜などの「巧い人」と自らを比較してはプレッシャーを感じたり、過度に卑屈になったりしやすい。そのために踊りたくても踊れない千花に怒鳴られたほど。高度なテクニックはないが、人目を引く存在感があり、想像力豊かで役に入り込みやすく演技も上手い。一見弱く見える精神面も、自分の弱みをさらけ出せる、素の自分で生きていることから、根のところでは非常に強い。六花のバレエの常識にとらわれない発想力と振付けのセンスに、富樫は日本にはまだ少ないコリオグラファー(振付家)の才能の片鱗ありと惚れ込み、何かと目をかけられるようになる。貝塚バレエ団の公演くるみ割り人形のクララ役に抜擢され、苦しみながらも本番の舞台で見事に踊りきったのを契機に格段の進歩を見せる。貝塚バレエ団の首脳陣も六花の才能を認めるようになり、ルードラ・バレエ学校の教師ボジョリーから留学の打診もあったが、母・千恵子は篠原家の経済的状況と今の実力・性格では時期尚早だと断念。 上を目指すには無欲すぎる彼女の意識を根本から変えた代償は、最愛の姉・千花の死であった。この悲しい事件は大きな変化を六花にもたらし、身の回りの世話や家事手伝いを進んで行ったり、千花の死をからかう茜に毅然と言い返したりするという人間的成長だけでなく、自分の踊りたい作品をなんとしても作ろうとしたりする、というダンサーとしての成長をも遂げる。 第2部では高校1年生、身長も160cmまで伸びスラリとした体躯の大人っぽく美しい少女に成長。千花の死の悲しみを乗り越えた強さと、千花が得意としたスワニルダ(コッペリア)を未だ踊る気持ちになれないなどの心の傷を抱えながらも、ローザンヌに初挑戦、映像審査を通過。ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)日本予選でもシニア3位の快挙など、急成長中。メンタル面の弱さを克服しようとする努力は難航している様子だが、YAGPで得たアメリカ・ボストン留学許可を蹴ってあえてローザンヌに挑戦するときっぱり主張したり、一人で行動する機会も増え、彼女なりのペースで自立しつつある。ローザンヌ本選では茜に風邪を伝染されて徐々に体調を崩し、準決戦で途中棄権せざるをえなくなるが、レッスン中にコンテンポラリーと振付の分野で天才的な才能を発揮したことが評価され、「振付奨励賞」を受賞。授賞式後、ボジョリーから再びオファーを受けるも、自分の意志でN氏のいる学校(ドイツ・ハンブルクバレエ学校と推定される)への留学を選択した。 篠原 千花 六花の年子(六花とはほとんど2歳違いだが、六花が早生まれなので1学年違い)の姉。千の花咲く4月生まれ。美人で頭も良く、負けず嫌いで完璧主義者であり、六花と対照的に滅多に人前では弱みを見せない。その強さには母親である千恵子も感心する程である。東京にある私立F中では入学以来継続して優秀な成績を修めている。部活動を強制するF中では「バレエの練習時間をなるべく減らさないように」とボランティアクラブに所属。妹の六花にも、学業・バレエの両面において厳しいが的確なアドバイスを与え、慕われる良き姉。 プロになるという明確な意思を持ってレッスンに取り組み、足を怪我した時さえ「無様でも笑われてもいいから踊りたい」とまでバレエに情熱を注いでいた。六花とは違って二重関節。中学1年時の埼玉バレエコンクールで、1位無しの2位の1になるほどの有望株であり、周囲からも将来を嘱望されていた。六花の前年のクララ役だったが、演技はあまり得意ではないため、六花の指示通りに演技していた(千花、六花、金子以外はこれを知らないので、演技力も高く評価された)。公演本番中に舞台上のアクシデントから左膝内側靭帯断裂の大怪我をする。その後韓国での移植手術など数度の手術を繰り返し、辛抱強くリハビリに努めていた。しかし度重なる医療ミスでブランクが長引き、プロバレリーナを目指す女子には最も大切な第二次性徴期(性徴・成長に伴って体型とバランスの取り方が日々変わるため)にレッスンが出来なかった。その間、六花に対する母の態度から六花の留学話に気付き、「最も身近なライバル」に改めてショックを受ける。さらに初潮を見て以来15歳になっても155cmに満たないまま伸び悩んでいた身長も、気付けば六花に追い越されており焦りをつのらせる。挙句の果てに「サイクロプスシンドローム」と診断され、完全復帰まで4年以上のブランクができることになった。しかし、周囲の過剰な期待から更なる望まぬ手術を強要される。「小柄な自分はプリマにならない限りプロとして規格外」「欠陥を持つ六花に対して、自分は踊れて当たり前」と苦悩するが、弱みを見せられない性格から独りで抱え込み、心身ともにボロボロになっていく。医療ミスによってバレエ生命を絶たれたも同然な事実関係に起因するのか、一時は医者を志すも家族からの理解は得られず、「どうしてもバレリーナにならなくては駄目か」と六花に問いかける。長期にわたって学校でいじめられていた高森(後述)にネットで親不孝呼ばわりされたことが決定的な打撃となる。祖母の危篤をきっかけにバレエへの情熱を取り戻したかに見えたが、ついには「踊れない自分に何の価値もない」とまで思い詰め、ビルから投身自殺してしまった。 篠原 千恵子 千花と六花の母親。若い頃は貝塚バレエ団の団員だった。企業を経営する実家の後援と理解ある夫の協力のもと、団の支部であるバレエ教室を経営している。バレエ人口の急増で自らの教室だけでなくカルチャースクールの講師も務め、更に娘達の指導と極めて多忙。しかし実家の倒産・千花の度重なる手術の費用の工面などで、現在は家計的な困難を抱え、せっかくの六花の留学話も断念せざるを得ないような状況。自身のレッスン場では娘達に「お母さん」ではなく「先生」と呼ぶように躾けたり、「舞台上では何があっても踊りきるように」と、バレエに関しては妥協を許さない厳しい教師であるが、同時に実家の後援云々ではなく本人の純粋な実力で出世してほしいとも思っている。その為か、勉学面に対しても熱心で、バレエに集中できる環境と将来の海外留学の事も考え、娘達を中高一貫の私立に進学させ、語学塾にも通わせている。 千恵子の身長は161cm、同世代の日本人女性ダンサーとしてはやや大柄で、現役時代は相手役に困ったという。現在では普通の身長だが、161cmあれば一応バレリーナとして十分な身長と言えるので、千花と六花も遺伝的に母と同じ背丈まではいけると推測されていた。が、千花は何故か155cmに満たないまま身長の伸びが止まってしまい、彼女を追い詰める一因となってしまう。六花の方は第2部冒頭で母とほぼ同じ背丈になっている。 バレエに対する厳格な姿勢を受け継いだ長女の千花に、「バレエを踊らない千花なんて夢にも思えない」ほどに過剰なまでの期待をかけていた。その為、千花が死んだとき「自分が千花を追い詰めた」と強く自分を責め、レッスン場に出られなくなる程落ち込んでしまった。一方、六花には「(気弱で股関節の問題もある)あの子に苦労はさせたくない」という建前で多くは望んでおらず、六花がバレエを止めたいと言った時も比較的あっさりと認めてしまったが、今は感じのいい踊りを見せるようになった六花を見直している。六花に思いのほか早く留学話が来たことで、鍛え直さなければと思った矢先、千花の死でそれどころではなくなったが、自分が倒れた時の六花の成長から、精神的にも少しずつ強くなったと感じている。 第2部では、六花が右股関節の事があるから無理という予想を覆してローザンヌのビデオ審査を通過したことに驚きつつも、六花がローザンヌで何かを得られるよう祈っている。 篠原 利夫 千花と六花の父親。県庁に勤める公務員。愛妻家で、娘達を「お姫様達」と呼ぶほど溺愛する優しい父親。千花へのいじめを知ったときには憤慨して立ち向かおうとした。家事も得意。家庭優先で仕事はいつも定時あがり、なので出世コースからは外れているらしい。母親は茶道の師匠。次女の六花は、どちらかというと利夫似のようだ。千恵子がレッスン等で家事を十分にこなせないのを何かとサポートしており、利夫の理解があってこそバレエ教室を経営していけるということも千恵子は理解している。基本的に娘達のバレエに関しては口出しはせず、千恵子の自由にさせているが、六花の股関節の検査の為に病院へ連れて行った事に関しては酷な事ではないかと千恵子に言った事もある。身長171cmと40代の日本人男性としては決して小柄ではないが、伸び悩みを気にする千花にとっては悩みの種になっている。 篠原の祖母 利夫の母親で千花と六花の父方祖母。茶道の師匠でかなり高い位置にいた。かつて孫娘達に(当人たちいわく「超ハデ」な)高価な振袖の着物を見立て、茶道を教えるのも楽しみにしていた。しかし「バレエの為に娘達には絶対正座はさせない」という嫁の千恵子ともめ、結局千恵子が言い分を通した経緯もあり、嫁姑問題は起こしたくないと同居はせず、ある程度距離を置いていた。脳梗塞で何度か倒れた後、千花の初七日の日に他界。 青山の祖父母 千花と六花の母方祖父母。六花に言わせれば「平等な一族」(六花と千花のお年玉の額が毎年同じであることから)。祖父は千恵子の実父だが実母は既に他界、再婚した後妻は祖父より15歳も若く優しげな女性で、義理の孫達の事も可愛がってくれてはいるが、千恵子との折り合いは良いとは言えない。以前は会社を経営していて千恵子のバレエ教室を経済的に支援していたが、会社の倒産で篠原家も経済的に厳しい状況になる。
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