コッペリアとは? わかりやすく解説

コッペリア【Coppélia】

読み方:こっぺりあ

ドリーブ作曲バレエ音楽。全3幕1870年パリ初演E=T=A=ホフマン小説に基づく、自動人形コッペリアをめぐる恋物語


コッペリア【コッペリア】(草花類)

※登録写真はありません 登録番号 第8489号
登録年月日 2000年 11月 7日
農林水産植物の種類 クレマチス
登録品種の名称及びその読み コッペリア
 よみ:コッペリア
品種登録の有効期限 20 年
育成者権の消滅 2000年 11月 7日
品種登録者の名称 宮﨑和志
品種登録者の住所 福島県原町市深野菖蒲沢45番地
登録品種の育成をした者の氏名 宮田太郎
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は,「たてしな」に「江戸紫」を交配して育成されたものであり,花は青味紫色で,平開・一重咲き,やや大輪鉢物向きの品種である。型は無,着花習性Ⅲ型,着花枝発生部位基部全形1回羽状複葉小葉の形は披針形先端の形は漸鋭先形,長さは中,数は3出,毛の有無は有である。花の向きは斜上~上,一重八重の別は一重花形は平開,花の大きさはやや大,がく片全形Ⅱ型,数は 8~10,縦方向曲り方はⅣ型横方向曲り方はⅢ型重ね程度は無,長さは長,幅は中,条線鮮明度は不鮮明単色・複色の別は単色表面地色は青味紫(JHS カラーチャート8311),条線部の色及び裏面地色は青味紫(同 8310),条線部の色は淡黄緑(同3102)である。仮雄ずい体の有無は無,雄ずい長さは中,毛の有無は無,花柄太さ及び長さは中,芳香性は無である。「たてしな」と比較して小葉の形が披針形であること,花の表面地色が青味紫であること等で区別性認められる
登録品種の育成経過概要
この品種は,昭和60年育成者温室神奈川県厚木市)において「たてしな」に「江戸紫」を交配しその実生の中から選抜以後増殖行いながら特性の調査継続し平成6年にその特性が安定していることを確認して育成完了したのである



コッペリア

名前 Coppélia

コッペリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/11 06:01 UTC 版)

主人公スワニルダ役のO・レペシンスカヤ英語版(左)と、コッペリウス役のA・ラドゥンスキー(中央)。1957年、ボリショイ劇場での上演。

コッペリア』(Coppélia)は、動く人形を題材としたバレエ作品、およびその人形の名前。音楽はレオ・ドリーブ、振り付けはアルテュール・サン=レオン。原題は『コッペリア、あるいは琺瑯質エナメルの目をもつ乙女』(Coppélia, ou la Fille aux yeux d'émail)である。

概要

スワニルダ役を初演したG・ボツァッキ(1870年)

初演での主役スワニルダは当時16歳のジュゼッピーナ・ボツァッキ、フランツは美人バレリーナとして有名だったウジェニー・フィオクルが男装して演じた[1]

パリ・オペラ座1870年5月25日に初演された。E.T.A.ホフマンの物語『砂男』にヒントを得たもので、台本はサン=レオン自身とシャルル・ニュイッテルによる。『砂男』は人形に恋した男の狂気性を前面に押し出した物語であるが、『コッペリア』はその狂気性を抑え、陽気で明るい喜劇として再構成されている。

タイトルはコッペリアであり、バレエ作品では人形のコッペリアやコッペリウス博士は重要な役ではあるが、あくまで主役はスワニルダとフランツである。

登場人物

  • スワニルダ:村の娘、フランツの恋人
  • フランツ:村の青年、人形と知らずにコッペリアに恋をする
  • コッペリウス:コッペリアを造った博士
  • コッペリア:コッペリウス博士が造った自動人形
  • 友人たち:スワニルダの友人たち、スワニルダとともにコッペリウス邸に忍び込んだり、さまざまなシーンでスワニルダと行動を共にする

あらすじ

フランツ(左)とスワニルダ(右)

第1幕

場所はポーランドの農村。

人形作り職人のコッペリウスは陰気で気難しく、村人から変人扱いされていた。彼の家の二階のベランダでは、コッペリウスが作ったからくり人形の少女、コッペリアが座ってを読んでいる。しかし、村人はコッペリアが人形であることを知らない。

コッペリウスの向かいに住むスワニルダは明るく無邪気な人気者の少女。村の青年フランツとは恋人同士である。しかし最近フランツは、かわいらしいコッペリアが気になる様子。それに気づいたスワニルダはやきもちを焼き、これがきっかけで二人は喧嘩してしまう。ある時コッペリウスは町に出かけようとするが、家の前にを落としていく。それに気づいたスワニルダと友人たちは、好奇心からコッペリウスの家に侵入する。

第2幕

コッペリウスの家。

薄暗い室内にはさまざまな人形たちが所狭しと並べられている。スワニルダと友人たちは室内を探索し、コッペリアもまた人形だったと気づく。折悪しく戻ってきたコッペリウスに怒鳴られて友人たちは逃げ去ってゆくが、スワニルダのみコッペリウスに気がつかれることなく室内に身を隠す。そこへ知らずにフランツも、コッペリア会いたさのために梯子伝いにから忍び込んできて、フランツもコッペリウスに見つかる。

コッペリウスは当然怒るが、一計を案じてフランツに眠り薬を混ぜたワインを飲ませ、酔っ払った彼から命を抜いて自信作の人形、コッペリアに吹き込もうとする。その一部始終を見ていたスワニルダは、コッペリアになりすまして、コッペリウスを散々からかい悪戯の限りをつくす。この大騒ぎにフランツも目を覚まし、コッペリアの正体を悟ってスワニルダと仲直りする。

第3幕

村の祭りの日。

仲直りしたフランツとスワニルダは、めでたく結婚の日を迎え、賑やかな祝宴が始まる。そこへ人形を壊されてカンカンに怒ったコッペリウスが怒鳴り込んでくるが、二人の謝罪と村長のとりなしによって彼も機嫌を直して、二人を祝福する。

祝宴も本番となり「時」「曙」「祈り」「仕事」「結婚」「戦い」「平和」と踊りが続き、最後は登場人物全員によるギャロップによるフィナーレを迎える。

なお、演出によっては、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団が上演するピーター・ライト版のように最後にコッペリアが本当に人間になるものや、ローラン・プティ演出版のように祝宴の賑わいをよそに一人呆然と立ちつくすコッペリウスの足許にばらばらに壊れたコッペリアだけが残されて、そのまま幕が下りるものなどもある。

楽曲

第1幕

2.ワルツ(抜粋)
音楽・音声外部リンク
齋藤秀雄指揮、新交響楽団演奏(日本コロムビア社発売)
チャールダーシュ
テンプレートを表示
  1. 前奏曲マズルカ
  2. ワルツ
  3. 情景~
  4. マズルカ
  5. 情景
  6. 麦の穂のバラード
  7. スラブの主題による変奏
  8. チャールダーシュ(ハンガリー舞曲)
  9. bis 退場
  10. 終曲

第2幕

  1. 間奏曲~情景
  2. 情景~
  3. 情景~
  4. 機械仕掛けの人形の音楽
  5. bis 情景
  6. 情景
  7. 酒の歌と情景
  8. 情景
  9. bis 人形のワルツ
  10. 情景
  11. ボレロ
  12. ジーグ
  13. 終曲

第3幕

  1. 鐘の行進曲
  2. 鐘の祝祭―ディヴェルティスマン(余興)
    1. 時のワルツ
    2. あけぼの
    3. 祈り
    4. 仕事(糸を紡ぐ娘)
    5. 結婚(婚約者たち)
    6. 戦い(戦士たちの行進)
    7. 平和(パ・ド・ドゥ)
    8. 祭りの踊り(スワニルダのパ・スル
      【挿入曲】フランツのパ・スル[2]
    9. 終曲のギャロップ

※ 曲名は訳によって多少異なる。

脚注

  1. ^ パリ・オペラ座では、1958年の改訂までフランツは女性ダンサーが演じていた。
  2. ^ ドリーブ作曲のバレエ「」より「前奏曲」を転用。

参考文献

関連項目

外部リンク




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