種族関連
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「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」の記事における「種族関連」の解説
幻獣 ギフトを持った獣を指す。霊格が高まって系統樹に爆発的な変化が起きた場合に産まれ、種の多くは異種配合された姿で存在している。 鷲と獅子の因子を持つ者、鹿と鳥の因子を持つ者、猿と蛇と虎の因子を持つ者など、本来の系統樹からはあり得ない進化の系譜を持つが故に幻の獣と称される。彼らは人化の術により人の姿へ変幻できる。翼を持つ幻獣はそれぞれが異なった恩恵を用いて飛翔している。鷲獅子のように旋風を巻き上げる者もいれば、重量変化などで飛翔する者もいる。また角を持つ獣は洋の東西を問わず神聖視され、力ある者の象徴として扱われる。 精霊 実体のない霊体の種族。霊格の根源にあるのは質量や熱量といった物質界に存在する法則。故に実体がなくても、霊格を凌駕するエネルギーをぶつければ存在を保てなくなる。 アーシャと同じく天災や天変地異で亡くなった魂は、時にその魂の形骸を肥やしとして新たな超常存在へと昇華する。また、精霊は霊格が高まるまでメルンのように土地を開拓して霊格を高めるか、アーシャのように死後転生された者など、それ以外は全て粒子のように小さな微精霊の姿で生まれる。 純血 生物の発祥と進化の系譜である系統樹の起点に位置する。種の中でも個別の呼び方をされる。 生命位 一つの因子を持つ獣や人類を一次生命、二つ以上の因子を持つ幻獣や神族を高位生命、そこからさらに進化を重ねた種を第三幻想種と呼ぶ。 最強種 生来の神霊・星霊・龍の純血の箱庭を代表する三大種族を指す。最強種を箱庭に召喚する場合、星の主権と器が必要となる。 箱庭の騎士 箱庭の吸血鬼の呼称。 外界から来た外来種で、故郷の世界を追われ一族ごと箱庭に逃げ延びてきた。その後、彼らは平穏と誇りを胸に、太陽の恩恵を受けることができる箱庭の都市を守る姿から“箱庭の騎士”と称される存在となった。魔王討伐や“階層支配者”や“地域支配者”制度の設立など、その多大な貢献に応え“十三番目の黄道宮”である“蛇使い座”を設けることとなっていた。故に箱庭において“箱庭の騎士”は英雄視されているが、現在その事実を知っている者はほとんど生存していない。 箱庭の貴族 生来、数多の恩恵を主神である帝釈天より授かる種族である“月の兎”の呼称。 箱庭のウサギは帝釈天に導かれて箱庭に招かれた“月の兎”の末裔であり、その高位存在故に“箱庭の貴族”と称される。 食人種 人の因子を持つ種族を喰らうことでしか飢餓の渇きを癒せない種族の総称。人を食さねば生きていけないわけではなく、栄養価の効率も悪いにもかかわらず、人を食べる。“箱庭の世界”の中でも、殺人種と同じく共存が最も難しい種族の1つに数えられる。
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種族関連
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「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」の記事における「種族関連」の解説
神 異世界において神は9柱存在する。人族の伝承では、もともとこの世界に住んでいたのは最強の竜神アコンカグラだけだったが、8本の世界樹と共に別世界からパリオン、テニオン、ガルレオン、ヘラルオン、ザイクーオン、ウリオン、カリオンの7柱が移住し、さらに9柱目の魔神が現れたとされている。また、ハイエルフによると創造神のいた神界から8柱の神々が8本の世界樹と共に、元々別に存在していた世界に開拓にやって来たらしい。 神をその身に降ろす神聖魔法が存在するものの、依り代にした巫女が壊れる事、神力の消費が大きすぎる事から、神が人界に来る事は滅多にない。直接本体が降臨する事も不可能ではないが、世界を覆う殻に綻びが生じるおそれがあるので、滅多な事でしか使わない。 神は死亡してもいずれ復活できるが、死亡している間は神官が「神聖魔法」を使えなくなる。30年ほど前にザイクーオンが竜神に挑んで殺されたため、現在は「神聖魔法:ザイクーオン教」が使用不能。 一概に人間の善悪で語れるような存在では無く、力の源となる人の信仰心を集めるために自作自演で天変地異を起こしたり、文明の抑制を行っていた神も居るらしい。世界の維持と自分の信徒を重要視するが、他の神の信徒への優先度は低い。 神々のいる神界は物質に支配された人界とは違い、光に満ちあふれた世界。世界を構成する次元数や構成要素が違うだけで、高次元世界という訳ではない。 魔族 魔王の眷属。心の隙間を突き、耳に心地よい言葉で近寄ってくる悪魔のような存在。上級、中級、下級の三種類がおり、下級でレベル30ほどの亜竜相当、中級でも都市一つを滅ぼせる力を持ち、上級ともなると人間では太刀打ちできない。主に魔法や魔法の武器、聖剣以外では傷つけることが出来ない。精神魔法を使って人を操るほか、人間や魔物に憑依する能力を持つ者もいる。転生者達へ接触することもあるが、彼らのことはせいぜい「魔王の卵」程度にしか考えていない。 現地の知的生命体を魔族化するアイテムが存在しており、下級魔族へと変化させるものは「短角(ショートホーン)」、中級魔族に変化させるものは「長角(ロングホーン)」と呼ばれている。これで魔族化した者は大抵の場合名前や理性を失っている。 竜 いわゆるドラゴン。異世界唯一の原住生物。下級竜、成竜、古竜、天竜の種類が存在し、その頂点に竜神アコンカグラが存在している。下級竜で中級魔族と上級魔族の間、成竜で上級魔族と魔王の間とされるほどの能力を持ち、天竜は亜神の域に達している。人間にとっては魔王よりも恐ろしい存在と認識されており、特にその牙はすべてを穿つとまでいわれている。 戦闘を好み、戦場に現れることから、大規模な戦争の抑止力になっている。それと同時に睡眠も好み、伝承では寝坊助であると言われることも多い。眠っているだけでも「竜の息吹」の力でその土地に希少な植物が生えてくる。また、竜の歌は神力を使わず地上の穢れを浄化できる手段の一つである。卵の殻はミスリル合金どころか成竜の鱗以上に頑丈で、数年から百数十年の休眠期間を経て孵る。 爪や牙は強力な武器に、鱗から作る竜鱗粉(ドラゴン・パウダー)は錬金術の素材となる。源泉の魔力と竜の生命力を編んで古竜や天竜が作る竜力石や真竜珠は、上級魔法薬やエリクサーの原料になる。成竜以上の個体が魔法で作る「竜泉酒」は伝説の酒として非常に有名。 成竜以上の存在は知能も高く、「竜語」という独自の言語を使うが、下級竜は言葉を持たない。なお、ワイバーンや蛇竜(ナーガ)、蛇女(ラミア)、ヒュドラ、海龍のような竜に似ているが竜ではない魔物は「亜竜」と呼ばれる。 大半が「竜の谷」に生息していたため、異世界に召喚されたばかりのサトゥーが使った「流星雨」の魔法によってアコンカグラを初めとした多くの竜が虐殺されたが、フジサン山脈などそれ以外の場所に住んでいる個体もいくらか存在しているため絶滅には至っていない。また竜神の眷属であるため、竜神の復活と同時に新たな竜が生み出されるだろうとされている。 まつろわぬもの 神々が「外敵」と呼称する、別次元からの侵略者。魔族、魔王、魔神といった人の世の危機だが、世界の一要素である存在とは異なり、真の意味で世界を破滅に導く危機なので、神々が直接間接問わず様々な手段で排除を試みる。この存在を人が知る事は禁則事項であり、活版印刷、電波塔、鉄道といったものの発明が禁忌とされるのは、これの侵略を助長するおそれがあるからである。厭子(エンス) 「まつろわぬもの」がこの世界を侵食する為の触手。人間などを核として活動し、黒い靄を纏ったような姿をしている。別次元から落ちる影なので、依り代にした核を狙わない限り、通常物体や魔法といった人界の攻撃手段は通じない。可逆なのは完全変態前だけで、因子の量が少なくとも、変態後の個体はこの世界のモノではなくなるので、元に戻す事は不可能。
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種族関連
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悪魔(あくま) 人間の願いを叶えて魂を奪う存在。伝説に言われるような異形の姿を持つ者はあまりおらず、大半は人間と変わらない外見をしている。転生悪魔が増えたことも関係して人間社会に潜り込んで活動する者も多く、全ての人間が存在を認知できる訳ではないが欲望の強い者や非常に困っている者ほど強く認識できる。背中にはコウモリのような翼があり飛ぶこともできるが、普段は見えないように体内へ引っ込めている。すべての言語を共通のものとしてとらえる能力、つまり相手がどの言語で話していても理解でき自分が話した言葉も相手は理解できるという能力を持つ。 「悪魔の仕事」として願いを叶える際には、原則として契約した者のみ契約を達成した後で魂を奪い、それ以外の無関係な人間からの魂は奪わないことにしている。近年では魂の代わりに物品を代価として受け取ることも多い。ただし「人の価値は不平等」とされ、分不相応な願いをした場合は叶えられずに死んでしまうこともある。グレモリー家の場合は物品を全て本家の倉庫に預け、鑑定士が価値を判断した後で口座に金が振り込まれるというシステムをとっている。現代社会では欲深そうなヒトに召喚用の魔方陣が描かれたチラシを町や道で配ることで呼び出してもらう。 ほぼ全てが悪魔の母とされるリリスに起源を持ち、初代ルシファーの実験により術式と儀式で彼女から産まれた存在が後に純血の上級悪魔で「初代」と呼ばれるものとなった。ただし、ルシファー以外の初代魔王世代の最古参の悪魔たち(初代レヴィアタン・ベルゼブブ・アスモデウスやメフィスト・フェレス)など、ルーツが判然としない悪魔も存在する。「初代」は三大勢力の戦争で滅んだ者もいるが、うまくやり過ごして生き残った者もそれなりにいるとされ、冥界で存在を公表していると色々と面倒事に巻き込まれるので、生死不明ということにしている者も多いらしい。 「魔力」という特有の異能を操り、1万年以上ともされる永遠に近い寿命を持つ。また、貴族の各家には家系固有の特性が存在する。他種族と混血した者の末裔にも隔世遺伝で悪魔としての血が強く出ることがあり、その場合は魔力も寿命も普通の悪魔と変わらない。その代わりに妊娠率や出生率がきわめて低いため、兄弟姉妹でも数十歳〜100歳以上の差があるのは当たり前で、10歳程度の差は近い方である。先の大戦で人口が激減したことで、繁殖力の低さから種そのものが存続の危機にある。 魔力に余裕のある者は、見た目の姿を自分の好みに変えており、成人後も自らの意思で自らの望む姿へと肉体を成長させられる。一般的には男性は壮年の、女性は若々しい姿でいることが多いが、外見を若くするとその分精神年齢も外見に引きずられてしまうとされる。この特性から肉体的な老いはほとんどないが、精神的な老化は避けられず、長すぎる生に飽いて気力を失い屍のように生き続けるものもいる。一般的にこの傾向は転生悪魔の方が顕著であるとされている。 冥界に住み、四大魔王を頂点とする貴族社会を営む。社会構造は複雑で、眷属悪魔の評価基準は能力主義なのに、一般悪魔の生活や上級悪魔同士の交流は階級と家柄が絡んでくる。前魔王派とのいざこざや血統を重んじる貴族主義、それを前提にした合理主義など、いまだ多くの問題を抱え、旧魔王派と呼ばれる者たちをはじめとする「禍の団」構成員によるテロ行為、レーティングゲームにおける中級・下級悪魔への差別にランキング上位者たちの「王」の駒を利用した不正などを引き起こすことにつながっている。特に純血の上級悪魔には傲慢な性格のものが多いとされ、下僕とした転生悪魔(特に悪魔に負けない文化を持つ人間からの転生者に対して)にも感情があることを無視して扱うといった問題もあった。また、下級悪魔は満足に学校へ通えないことも多く、教育制度に関しては日本の方が充実している。対して下級悪魔にも身分証明書の発行が浸透しており、身元の分からない悪魔は極めて珍しい。 神・天使・光などとは先天的に相容れない性質を持っており、濃密な光力を身に受けると消滅してしまう。低級悪魔など非力な者は太陽の光の下では倦怠感や力の減少が見られるが、上級悪魔など強力な者は昼間でもほとんど問題なく動ける。しかし、聖水・聖剣・十字架など神聖なものは天敵であり、低クラスのものであっても上級悪魔にすら脅威となるほか、神に祈りをささげる行為などでもダメージを受ける。 強さの段階は階級をもとに6つに分類されており、下級クラス、中級クラス、上級クラス、最上級クラス、魔王クラス、超越者クラスの順で強力になる。上級悪魔の間では特訓や修行といった「己を鍛える」概念は一般的ではなく、才能と知識、経験で戦っていくなかで技術を覚えていき、他の上級悪魔と下僕のトレードを行うことで戦力を充実させるのが常識。眷属に対して積極的に訓練を勧める上級悪魔はかなり珍しい。 大戦以降に魔王クラスとされる存在や悪魔の範疇に収まらない超越者が次々誕生しており、ハーデスの見立てでは初代魔王と「聖書の神」が死んだことで何かが「外れた」のが原因とされている。転生悪魔(てんせいあくま) 「悪魔の駒」を適正数与えられ、他の種族から悪魔に転生した者たち。駒の個数の関係から1人の上級悪魔に対して眷属悪魔は最大で15名までで、複数の駒を必要とする潜在能力が高い者を採用した場合はさらにそれ以下の人数になる。 悪魔としての能力や駒特性に加え、元になった種族が本来持っていた能力も併せ持つ。一方で光や神聖なものが弱点になり、子供が出来にくくなる(生まれついての悪魔よりは多少妊娠率が高い)。 強力な力を持ち、様々な方面で活躍した下僕は上級悪魔に昇進し爵位を与えられ独立することも出来る。その際は自らが「王」となり、新しい下僕悪魔を作り出すことも可能。ただし最初の契約は生きているため、自らの主の眷属であることにはかわりない(人間界風に例えるなら「大企業と系列店の店長」のような関係)。独立後に自分の縄張りを運営できるようになるには、主の許可だけでなく政府や主の実家の許可も必要となる。 神器を体に宿した優秀な人間を自分の下僕にするのが最近の流行で、優秀な駒はステータスになる。しかし、中には不利な条件・不本意な形で下僕になった者も多く、「禍の団」英雄派の情報工作によって「禁手に至った神器所有者」の造反も心配されている。眷属悪魔を決める方法は様々で、試験を開催して広く候補者を募ることもあれば、フィーリングで選んで直接交渉する場合もある。政府からは眷属悪魔の平均能力値が発表されており、眷属の選抜試験の時に資料として利用される。 転生の際には基本的に命を落とした者でも生き返ることができ、魂にかけられている重い呪いを解く、暴走していた力を制御できるようになるといった効果が見られることもある。 悪魔になった特典のひとつに「言語」があり、悪魔になった瞬間から世界中どこへ行っても言葉が通じるようになる。 リリスの子供たち(リリス・チルドレン) ハーデスがリゼヴィムから奪ったリリスを使って生み出した「人工悪魔」たちの通称。当初は「正体不明の悪魔」とも呼ばれていた。貴族の中でも初代と呼ばれるリリスが直接出産した古い悪魔と同質のもので体が構築されている。 超越者を人工的に創造する実験の過程でおよそ10万体の悪魔が誕生している。初期の個体は誕生してすぐ死ぬ場合も多かったが、実験を重ねて安定的な生産が可能になった。個体差はあるがほとんどは上級悪魔クラス並みの魔力を持ち、才能にもあふれ、上位の者は悪魔としての固有特性に覚醒している場合がある。ただ、生まれたてなので肉体はともかく精神が幼く、才能を活かすための知恵と戦闘の経験則が足りず、戦法も魔力の質量のみに頼る部分が大きいため、上級悪魔の中では下の方の実力しかなく、防御に気を回さないため中級悪魔より御しやすい面があるので、一対一なら場数を踏んだ中級悪魔や中級天使で十分に対応できる。さらに、かなり手荒な状況下で出産させられた上、強引に成長させられているため、魔力を司る部分などに一部欠陥が見られる個体もいる。一方で羞恥心なども未熟なので、イッセーのエロ技はほとんど通用しない。 超越者クラスのバルベリスとヴェリネは特別な教育、魔王クラスのグレシルとソネイロンはそれに準じる教育が施されているが、それ未満の個体はハーデスの指示をどれだけ受け付けるか確かめる実験のために、教育を受けないまま各勢力の僻地へと送り込まれて暴れている。命令者についての情報も一切渡されぬまま、敵対勢力の行動を探ったり、時には攻撃しろという頭の中にある命令と、大暴れしたいという抑えきれない欲求に従って行動している。 天使(てんし) 天界に住み、背中に鳥のような純白の翼を生やし、頭上に天使の輪を浮かべ、光の力を操ることができる種族。邪なことを考えると「堕天使」へと堕ちる。本来は「聖書の神」に付き従い、神の代理者として信徒を導く役目を持つ存在だが、「神の死」以降は「熾天使(セラフ)」が中心となり、その長であるミカエルを頂点として組織を運営している。 繁殖能力も持つが種族の特性上性交渉によって堕ちる危険があるため、神がいなくなった今では増えることが困難となっていたが、三大勢力間の技術協力で転生天使を作り出せるようになった。天使と他種族とのハーフは非常に稀少なため「奇跡の子」と称されており、悪魔や堕天使と違って混血の対象となるのは信仰心の篤い人間である場合がほとんどである。 システムをミカエルが管理しているため、アザゼルによると神がいた頃よりは堕天しにくくなっているらしい。そのため一時的に堕天を防ぐための手段もあったようで、天使のまま「禍の団」に内通して情報を流し、その後堕天して組織に合流した天使たちも存在する。御使い(ブレイブ・セイント) 神の消失によって新しい眷属を生み出すことのできなくなった天使側が、「転生天使」を生み出すために発明した新制度。 「悪魔の駒」と人工神器の技術を組み合わせて開発された天界の新技術により、トランプに倣い上級天使が「K(キング)」となり「A(エース)」から「Q(クイーン)」までの12枚のカードで対象者を天使へと転生させる。当然、転生した者も邪な考えを抱けば堕天してしまうため、転生天使となる者は信仰深い信徒やエクソシストの中から厳選されている。カードごとに特性の違いがない代わりに集団戦を得意とし、カードゲームの役を組むことで絶大な力を発揮できる。天使としての格が上がると翼の枚数が増えていく。 そのシステム上「ジョーカー」も存在する。この札は天界全体のジョーカーとして扱われるため、デュリオただひとりしか存在しない。 銀翼の天使は「エクストラ・ジョーカー」の候補者で、「ジョーカー」の予備要員として、「ジョーカー」が機能できない場合や「ジョーカー」の代わりに動かねばならない場合に、天界の「切り札」となる。現在登場しているのはリントだけだが、それ以外にも何名か存在している模様。 スートは上級天使たちがそれぞれ好みで選ぶ。四大熾天使(セラフ)ではミカエルがスペード、ガブリエルがハート、ラファエルがクラブ、ウリエルがダイヤ。転生天使も功績を立てて昇格すれば、自分の「御使い」を作る権限を与えられる。 堕天使(だてんし) 欲望に目覚めた天使が堕落することで誕生する種族。光の力を操る能力は天使と変わらないが、羽が黒く変色し頭の輪が失われる。 神に反逆し天界の知識を地上にもたらした罪人として天界を追放されているため、悪魔と居住地を二分する形で冥界に暮らしている。女性は他種族の男性を誘惑する役目があるため、男ウケのいい体つきをしていることが多いとされる。 現在は「神の子を見張る者(グリゴリ)」が中心となり組織を運営している。人口増加に関しては消極的であり、3つの種族の中では唯一転生システムを採用していない。ただし普通の天使のように性行為による堕天の心配が無いこともあってそれなりに新世代も増えており、新たに天使が堕天してくるのも歓迎している。
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