種月館(3号館)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 10:42 UTC 版)
駒澤大学開校130周年記念事業として、2018年4月より供用を開始した。旧9号館、旧6号館(体育館)、喫茶パオと中庭の跡地に建てられ、地上9階地下1階及びテラス棟(緑の丘)から構成されている。最大400人収容の大教室からゼミやグループワークなどに使用できる小教室までさまざまな規模の教室を整備し、アクティブ・ラーニングなどの多様な授業形態に対応できるよう移動可能な机・椅子が多数配置されている。駒沢オリンピック公園を臨む南側に情報グループ学習室を設置したほか、情報自習室を設けている。2015年に国土交通省の「住宅・建築物省CO2先導事業」に採択されている。駒沢オリンピック公園等の周辺環境に調和し、風・光・熱等の自然エネルギーを活用。日常の省CO2だけでなく災害対応拠点としてBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)に寄与する。種月館の名称由来は、禅語の「耕雲種月(こううんしゅげつ)」から採り、「種月館」と命名された。耕雲とは雲の下で耕すことで、種月は月の照らす中で植えること。あわせて労苦を厭わず耕作して種をまく、つまり、修行に精進することを指す。「耕雲館」(禅文化歴史博物館)に隣り合う新棟に「種月」の名を冠することで、あらためて大学文化としての禅文化を受け止め、大いに学修・研究・業務に励む場としてほしいとの意味が込められている。
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