ガリア公国
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「戦場のヴァルキュリアシリーズの用語一覧」の記事における「ガリア公国」の解説
ヨーロッパ大陸の中央部に位置している小国。首都はランドグリーズ。国土面積38,567km²、総人口432万人、通貨単位はダカット(DUCAT)。 代々ヴァルキュリア人の血を引くと称してきたランドグリーズ家により統治されており、ランドグリーズ家当主を大公とする立憲君主制だが、征暦1935年現在は貴族制状態だった。 その歴史はランドグリーズ家が城館を築いた地から始まり、征暦3世紀末に「ガリア王国」が建国される。16世紀にはガッセナール家との貴族戦争があり、19世紀初めの帝国の侵攻時も王権を返上して「ガリア公」として生き残るが、ヨーロッパ各地で市民革命が勃発した頃に民衆の力を利用して起こした「ガリア独立戦争」により「ガリア公国」が誕生した。独立後は公国法(憲法)第3条で永世中立を宣言をしており、国民皆兵制度と併せて武装中立を国是としたが、豊富なラグナイト産地があるため、第一次・第二次ともヨーロッパ大戦に巻き込まれて帝国の武力侵攻を受けた。 丘陵地に風車があり、首都が海際に立地しているなど、風土・風景はオランダをモデルとしている。 ランドグリーズ ガリア公国の首都で、ランドグリーズ特別行政区と呼ばれる。ランドグリーズ城を直径1kmほどの円環状に高さ25mの城壁で囲んだ城塞都市で、ガリア王国時代から続く歴史はヨーロッパ大陸の中で最も古く、歴史ある美しい風景は「ヨーロッパの宝石」と名高い。ガリア公の居城である王城は、正面にそびえる巨塔がに象徴的であったが、ガリア戦役終盤に崩壊した後は平和祈念と戦没者慰霊のモニュメントが建立された。グラズ湖畔に位置するため水運のための埠頭も充実している。また、近郊の森の中には、第一次大戦後に建設されたガリア軍中央本部を有する総合軍事基地アマトリアンがある。クルトやゼリの出身地。 ファウゼン ガリア有数のラグナイト鉱山がある北部地域で、ガリア最大の工業都市。大きな渓谷の中が高層・低層に分かれて発展しており、中州にも製造工場が設けられている。帝国占領後はダルクス人強制収容所が設けられており、ダルクス狩りで集められた人々が強制労働に従事させられた。北部ガリア工業地帯には、ファウゼンの他にディゼールやヤンルークなどが含まれる。 マルベリー海岸 北部沿岸工業地帯に近い海岸。天然の要塞と評される地形に帝国北部侵攻軍が拠点を築いた。なお、名称は現実のノルマンディー上陸作戦時に仮設されたマルベリー港に由来する。 ナジアル平原 北東部に位置する平原。帝国との戦争が起きる度に戦場になった場所で、第一次ヨーロッパ大戦時に掘られた塹壕が1935年現在も残る。なお、名称は現実のハンガリー大平原(Nagy-Alfold)に由来する造語。 ギルランダイオ要塞 帝国との国境線にある巨大要塞。東部ヨーロッパと北部ナジアル平原を結ぶ街道上に位置しており、当初の中世の城砦から徐々に近代的な要塞へと改築される。第一大戦後は帝国への出入国管理所となっていたが、ガリア戦役開戦直後に帝国が侵攻・占拠し、多数の砲台を設置してガリア方面侵攻軍の司令部とした。ガリア戦役終盤にヴァルキュリアの自爆により消失したが、ガリア内戦時にガリア北部方面軍部隊が駐屯している。 ボーガー市 北東部の国境近くにある地方都市。ブルールよりさらに東北に位置する。全周を川で囲まれており、ヴァーゼル橋に次ぐ大きさの跳ね橋「ボーガーズウォール」が有名。第一次大戦ではボーガーズウォールにより帝国軍の侵入は阻止できたが、第二次大戦のガリア戦役では迂回して侵入された。 ブルール 東部の帝国国境に面する小さな街。大型の風車塔「親子風車」を中心に放射状に街が拡がる「風車の街」。ガリア王国時代に首都から逃れた近衛騎士団が開拓したという歴史から、8,000人に満たない人口に比して自警団の活動が活発。特産品はパンと乳製品。ウェルキンやアリシアの故郷。 ヴァーゼル市 ランドグリーズの北方、ヴァーゼル川の上流でヴァーゼル橋を挟んで川の両岸にまたがる中部の都市。ランドグリーズに向かう陸路・水路の関所の置かれた交通の要衝として通行税で潤った。街の象徴であるヴァーゼル橋は、首都防衛のために中世後期に建設され、19世紀に蛇腹式の跳ね橋へと大改装されたもの。 アスロン市 中部にある主要都市のひとつ。ヴァーゼルの東方に位置する。その他、中部にはメッペル・スメイク・アインドンなどの都市がある。 バリアス砂漠 東部にある数十キロ四方の盆地に拡がる砂漠。自然現象ではなく「ダルクスの災厄」によって焼き払われて人為的に岩石砂漠化しており、太古には大きな都市があったとされる。中央付近にはヴァルキュリア人の古代遺跡もある。現在は、人を寄せ付けないほどの凄まじい砂嵐が吹く。 ユエル市 中部ガリアの中規模都市で、大学や病院・研究機関が数多く存在する学術都市。特に、ガリア王国時代に信心公ウィレム・ユエルが創立したユエル大学は、ランドグリーズ大学に並ぶ名門。ガリア戦役では、帝国軍が占領して南部侵攻の戦略拠点となった。戦後は医療施設の再建・復興と併せて武器庫建設など防衛強化も進められるが、1937年のガリア内戦時でも廃墟となった街並みや塹壕が残る。コゼットの出身地。 ドルフェイン鉱山区 ユエルの南東、ドルフェイン山地にある鉱山群の総称。ファウゼンに並ぶラグナイトの産地で、多くのダルクス人が労働者として働く。ガリア内戦時には、革命軍に反発するダルクス人レジスタンスの拠点ともなった。 ディルスバーグ市 ナジアル平原の南を流れる川の南岸にある都市。ガリア戦役では、アスロンやランドグリーズに侵攻する起点となる帝国軍橋頭堡が近郊に築かれた。橋頭堡の南にはリンデル山が聳える。 クローデンの森 帝国との国境にまで至るガリア南部の広大な原生林。クローデン森林地帯、クローデン高原とも呼ばれる。植生はブナなどの落葉広葉樹が多く、貴重なハネブタを含む大小多種多様な野生動物の宝庫でもある。方向感覚を狂わせる密林と高低差の激しい丘陵により、戦車など車輌の通行が困難な天然の要害。帝国軍は補給基地基地を設け、南部ガリア侵攻の足がかりとした。 ガッセナール城 クローデンの森付近にある古城でガッセナール伯爵家の居城。周辺地域は中世よりガッセナール家が代々統治してきた「ガッセナール伯領」である。ガリア革命軍の武装蜂起後はそのまま同軍の本拠地となり、多数の軍事施設・防御施設が建設された。城が崖の上にあるだけでなく、崖の周囲を流れる川がすぐ近くの滝から下っており、城砦地帯そのものが高台の上にある。森林や丘陵に囲まれた天然の要害であるため、ガリア戦役では帝国軍の侵攻を、ガリア内戦勃発直後にはガリア正規軍の攻撃を退けて難攻不落を誇る。 メルフェア市 南部を流れるマイス川の中流に位置する交易と商業の都市。南部穀倉地帯と首都ランドグリーズを結ぶ街道の要衝にあるため「ランドグリーズの南門」とも呼ばれる。ガリア戦役ではカラミティ・レーヴェンの侵攻など散発的に戦火にさらされたがガリア南部全体として被害は軽微であり、戦争で疲弊した首都や北部都市への物資供給源として戦後発展を遂げた。ランシール入学前のアバンが暮らしていた。なお、メルフェアの東、マイス川の上流にはロインダール渓谷があり、ダムと水門により治水が行われている。 アーレム地方 メルフェア市の南にある平原地帯。代表的な農村としてアーレム村などがある。「アーレムがガリアの胃袋を満たす」という言葉が古来からあるほどの有数の穀倉地帯だが、ガリア海に面した西岸海洋性気候による穏やかな気候が注目されて避暑地・別荘地にもなりつつある。南部は保守層が多く、ガリア内戦では革命軍のプロパガンダの影響を受けた。 アントホルト市 ガリア海に面する南部ガリアの港湾都市。古代から港町として栄えてきており、荷揚げをするための大型水車を備えた古い水道橋が現在も残る。産業革命以降は、大型船舶の停泊に対応する港湾施設を備えるようになった。主要道路の国道7号線でランドグリーズと結ばれている。ガリア戦役には帝国軍の巨大戦車や艦隊による侵攻が計画されたが、占領されるまでには至らなかった。ガリア内戦時は早々にガリア革命軍の勢力下になり、連邦からの支援物資が海路で極秘裏にアントホルトに輸送された。 リーンブルフの森 ガリア南部のリーンブルフ地方、アントホルト市の東部に位置する丘陵森林地帯。地形学的にはクローデン高原地帯の一部。かつてはミノール伯爵が治めていた領地であり、リーンブルフ城が残る。ガリア内戦時は革命軍の占領域を避ける交通路として、森の中を抜ける121号線が戦時道路として設置された。 ディバル山脈 南部の国境地帯に連なる山脈。中腹から山頂にかけて万年雪に覆われた天然の要害。かつてはラグナイト鉱山があり、廃坑になった現在でも鉱山労働者の末裔であるダルクス人の集落が数多く残る。産業革命後、劣悪な労働環境に反発したダルクス人が度々蜂起してきた歴史がある。ガリアのダルクス人にとって「民族の聖地」である一方、革命軍によるダルクス狩りの対象地域ともなった。 ダス砂漠 南部に広がる岩石砂漠地帯。中部のバリアス砂漠と同じくダルクスの災厄で不毛の地となったとされるが、ダルクス人に滅ぼされたとされる都市遺跡(2000年前のダルクス人の建築技術の高さが窺い知れる古代ダルクス人の遺跡とする資料もある)がより良好な状態で現存している。 ヒートホルン村 西部にある小さな農村。アバンとその兄レオンの出身地。 ハーフェン 西部にある小さな街。毎年7月15日には「星の子祭り」という地域行事がある。クロード、レイリィ、ラズ、カイたちの出身地。
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ガリア正規軍 ガリア公国の常備軍。征歴1935年のガリア戦役開戦当初は陸軍8万人・海軍1万人・軍事警察2千人で構成されていたが、戦争により陸軍は4万人まで消耗した。 実質的全指揮権は国防の有事に大公家から任命され、ガリア戦役の総司令官はゲオルク・ダモン大将。特権階級による要職の独占や軍内部の退廃により正規軍の軍規は低下し、無能な指揮官の戦略ミスが度重なる敗退の原因の一つとなっただけでなく、正規軍兵士が懲罰部隊ネームレス・義勇軍・ダルクス人を中心とした民間人に対し高圧的な態度をとって度々衝突が起こるなど深刻な問題を抱える。国際法上、中立国家であるガリア軍は他国の領土に侵入しての作戦行動(侵略戦争)は行えない。 正規軍の部隊組織についてはゲーム中ではほとんど描写がないが、ヴァーゼル橋をめぐる「春の嵐」作戦でヴァーゼル防衛大隊、マーモット迎撃作戦の「乙女の盾」作戦で首都防衛大隊に言及されている。またアニメでは、ヴァルキュリアとなったアリシアが正規軍第1大隊に転属され、第5中隊の指揮下で戦った。422部隊 ネームレス 第一次大戦で結成されたガリア軍の特殊部隊だが、1935年のガリア戦役時は犯罪者や軍紀違反者などを集めた懲罰部隊となっている。隊員は名前を奪われて強制的に番号で管理されるため「ネームレス」(名無しの部隊)という蔑称で呼ばれる。口を縄で縛られた黒い犬がエンブレム。 当初は後方攪乱や人質救出など特殊作戦を担当する精鋭部隊だったものの、過酷な任務により精鋭が湯水のごとく失われていくことを恐れ、なし崩し的に懲罰対象者が送り込まれた。正規軍からは捨て駒のような扱いを受けており、正規の記録には残らない特殊な任務(国際法や軍規に違反する民間人に変装しての作戦行動・他国領へ侵入しての破壊活動・毒ガス弾の使用など)も請け負う。作戦指示はガリア軍諜報部を通じて命じられるが、どんな非道な任務でも任務拒否は銃殺刑となる。 1935年4月にでっち上げの反逆罪で転属したクルト・アーヴィング少尉が隊長に就任。陰謀に巻き込まれて造反部隊に仕立て上げられた。戦争終盤に無実が判明して名誉と地位は回復されるが、ダハウによる古代弾道兵器の使用を阻止するために全隊員を戦死扱いとして帝国領に潜入。古代兵器の破壊を完遂した後、現地で部隊は解散した。戦後は活躍と有用性が認められて「名も無き最強部隊」と言われているが、後継となる部隊は設置されていない。マルギット分隊 マルギット・ラヴェリ少尉が隊長を務めるネームレスの分隊。構成員はマルギット、ジュリオ、グロリア、クラリッサ、セドリック、エイダ、ジゼル、フレデリカ、カリサの9名。DLC「カリサの格言」に登場。 ガリア義勇軍 国民皆兵制度により有事に組織され、正規軍の下に編成される軍。大隊長・中隊長は正規軍士官が任命されるが、小隊長は士官教練課程修了者(ガリア国内の大学卒業者)の中から中隊長が任命する。ガリア戦役では正規軍より活躍が目立つ。義勇軍第3中隊 ガリア戦役でガリア中部方面軍の指揮下に置かれた義勇軍中隊。中隊長はエレノア・バーロット大尉。第1〜7小隊で編成されている。 ゲーム(『1』)では第7小隊以外は殆ど描写されていないが、アニメではマルベリー海岸やナジアル会戦などで他の義勇軍小隊も描かれた。また、8と9番の小隊エンブレムを付けた小隊長が登場する場面がある。第1小隊 ファルディオ・ランツァート少尉が率いる小隊。バリアス砂漠でセルベリアと交戦している。 アニメでは、クローデン奇襲戦やファウゼン解放戦の潜入工作などで第7小隊と共闘した。ナジアル会戦ではゲルビルに有効打を与えて善戦するが、直後に交戦したセルベリアによりファルディオを残して全滅。なお、ゲームで第7小隊の追加隊員の幾人かが第1小隊員となっている。 第3小隊 義勇軍第3中隊の小隊。第1小隊と共にバリアスでセルベリアと交戦するが敵わず退却した。 漫画『-wish your smile-』に登場する第7小隊員ユリウス・クローゼの原隊。 第4小隊 レオン・ハーデンス軍曹が所属する小隊。『3』の第7章では小隊長が負傷しており、レオンが隊長代理を務めて「山の嘶き」作戦で422部隊と共闘した。ナジアルでは隊長が脱走、一時的に士官候補生ユリアナの指揮下で戦う。その後、カラミティのジグ少尉が率いる部隊とも交戦していた。『1』最終章ではマーモットに装着されたヴァルキュリアの聖槍による攻撃で隊員のほとんどが失われたが、レオンは生き残っている。 アニメでは、ナジアル会戦の第2防衛ラインに参加している。 第5小隊 義勇軍第3中隊の小隊。『1』最終章のマーモットとの戦いで、第4小隊と同時に壊滅的損害を受けたと言及されている。 アニメでは、ファウゼン解放戦の陽動、ナジアル会戦の第2防衛ラインに参加している。ゲームで第7小隊追加隊員となるヴァイス・イングルバードそっくりの人物が配属されている。 第7小隊 『1』の主人公ウェルキン・ギュンター少尉が率いる小隊。ヴァーゼル橋での初勝利を皮切りに各地で帝国軍を打ち破り活躍、最後にはマーモットの破壊とマクシミリアンの打倒に至り、ガリア公国を勝利へと導いた。422部隊との共闘時にクルトは「練度の高い小隊」であると評している。イーディ分隊 イーディ・ネルソンが隊長を自称する第7小隊の分隊。構成員はイーディ、ホーマー、スージー、ヤン、マリーナ、リィンの6名。 ランシール王立士官学校 『2』の舞台となるガリア公国唯一の陸軍士官学校。学年制ではなく単位制で、卒業者には正規軍士官の資格が与えられる。ガリア王国時代に創立された名残で現在でも"王立"を冠しており、征暦1937年時点で創立217年の歴史がある。全寮制。 ランシールで受け入れる生徒の幅は広く、貴族・庶民・友好国から留学した王族・帝国出身の交換留学生さらには被差別民族であるダルクス人も受け入れており、若者だけに限らず前大戦の古参兵も籍を置く。生徒はガリア各地の学校の軍事教練や義勇軍の優秀者をスカウトする場合がほとんどだったが、1936年9月に導入された志願編入制によりアバン・ハーデンスを含む35人の大量編入となった。生徒はA-Gの7クラスに分けられ、A組はエリート・G組は落ちこぼれと言われるが、実際にはクライファート学長が秘密裏に行う研究でラグナイトとの親和性のが適正値によるクラス分けだった。G組は測定不能者とされる。 古い稜堡式城郭(星形要塞)の城郭都市を学校としており、南部ガリア地域の国防拠点も兼ねている。病院や工廠も備え、戦車で射撃演習が可能な訓練場もある。ゲームではG組は最大30人であり、1クラスが1個小隊として運用されていることから、全校7クラス約300人では中隊規模の戦力となる。生徒は士官としての訓練を受けながら、ガリア内戦では革命軍の鎮圧へと駆り出されたが、1937年8月7日の革命軍の強襲により生徒と教員合わせて70名が死亡して学校としての機能を停止、3クラスが解体される。内戦終結後は、再建まで休校することになったが、正式なカリキュラムを受けられなかった生徒たちには政府が特例で卒業資格を授与した。レーヴァテイン杯 ランシール王立士官学校で毎年開催されるクラス別対抗模擬戦トーナメント大会、および同大会の優勝トロフィーのこと。予選は2月、決勝戦は7月に行われる。学校設立当時から続く伝統の大会で、剣や槍を使う馬上槍試合が起源。現在ではガリア軍でも行われる実戦形式の模擬戦で、死傷者が出る場合もある。この大会での優勝は生徒たちの名誉であり、その成績は卒業後の軍での昇進にも影響する。 アスガルト委員会 ガリア戦役でセルベリアを目撃したバルドレンが中心となり、コーデリア大公や議会に無断で発足させた人造ヴァルキュリアの秘密研究機関。クライファート学長も委員会に加わり、被験者を提供していた。当初は研究は難航していたが、帝国から亡命してきたフェルスター博士が加わるとマクシミリアンの人造ヴァルキュリア研究「ヴァルハラ計画」を引き継いで「V0」の試作に至る。しかし、現ガリア政府打倒を目指してV0の実用化を急ぐガッセナール家が、ガリア政府転覆には賛同しないクライファートと不完全なV0は実用化できないと考えるフェルスターを追放したことで委員会は消滅した。 ガリア革命軍 『2』に登場する非合法武装組織で、ガリア公国政府や国民からは「反乱軍」と呼称される。コーデリアの退位と国外追放および純血ガリア人による国体運営を主張する。 最高権力者として伯爵家当主のギルベルト・ガッセナールが総統となり、同家長男のバルドレン少将が歩兵部隊指揮官、長女のオドレイ少将が機甲部隊指揮官、末子のディルク准将が特殊部隊指揮官をそれぞれ務める。民族浄化を目的にダルクス人狩りを行い、ダルクス人粛正に賛同する貴族層の支持を得ているほか、中立を掲げるガリアを勢力下に加えたい連邦からも極秘に支援も受けている。戦力として、ガリア南部の兵器工廠ごと接収した36式戦車、独自に開発した人造ヴァルキュリア兵士による特殊部隊、連邦から提供された飛行船や戦艦を保有する。革命軍兵士の頭部にはヴァルキュリアの槍を模した特徴的な装飾がある。 ダルクス人の大公を認めないガッセナール伯爵家が中心となり征暦1936年9月に武装蜂起、南部地域を中心に勢力を拡大する。翌年9月には首都ランドグリーズを占領してコーデリアの幽閉に成功するものの、ギルベルトとバルドレンの対立やランシール士官候補生の反撃により劣勢に陥る。12月21日に、海路で連邦へ脱出して戦力を立て直そうとしたバルドレン新総統がG組に討たれたため、革命軍の残存部隊も降伏した。
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