ガリア王国
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タバサの祖国で、始祖ブリミルの子供の1人が興した国。王都の名はリュティス。王城はヴェルサルテイル宮殿。王家の紋章は組み合わされた2本の杖。 人口約1500万人というハルケギニア一の大国で魔法先進国でもある。そのため貴族の数が多く軍事力は非常に高く、空軍艦隊の規模は周辺諸国を圧倒し、国土の半数が裏切っても九万の軍を即時召集する程の力を持つ。また様々な魔法人形(ガーゴイル)が使われている。しかしその体制は一枚岩ではなく政争が絶えない。文化形式はトリステインとほぼ同じ。 第15巻で国王ジョゼフ1世が死亡し、代わってシャルロット(タバサ)が国王に即位する。第17巻でシャルロット女王の妹ジョゼットがロマリアの策略により女王に入れ替わり、聖戦を承諾してしまう。第18巻で教皇が真意を明らかにしたことで、シャルロットも聖戦を承諾した。女王の座はシャルロットの名前と共にジョゼットに委譲されていたが、聖戦終結後、ジョゼットがジュリオの下に行く為に女王の座を放り投げてしまったため、再びタバサに返還されている。 ガリアでは双子が生まれた場合、片方が"いなかった事にされる"風習があるが、タバサはこれを廃そうと考えている。 リュティス ガリアの王都で、人口30万というハルケギニア最大の都市。トリステイン国境部(オルレアン公領はこの辺り)から1000リーグも離れた内陸地だが、大洋に流れるシレ河の沿岸に位置し、河の中洲を中心に発展した。主たる都市機能に加え、魔法学校をはじめ貴族の子弟が通う様々な学校があり、街並みは古いながらも壮麗である。 都市の郊外には王族の居城・ヴェルサルテイル宮殿がある。ジョゼフの先々代の王ロベスピエール3世 によって森を切り開いて造られた宮殿は、世界中から招かれた建築家や造園師の手による様々な増築物によって現在も拡大を続けている。薔薇色の大理石と青いレンガで作られた巨大な王城「グラン・トロワ」があるが、第14巻で崩壊した。その後、「新王宮(ヌーベル・グラン・トロワ)」が跡地に建設中である。また、イザベラがいた城は「プチ・トロワ」と言う。そして、場内の東、西、南に花壇がある(東花壇騎士団など、各方角の花壇騎士団はこの花壇が由来)。 エギンハイム リュティスから徒歩で5日、馬で2日ほどかかる距離にある、ゲルマニアとの国境付近のアルデラ地方に存在する村。両国の国境を跨いで存在する深い森(両国ともに「黒い森」と呼ぶ)に覆われており、ガリアとゲルマニアの間に戦争が起こるたびに領有者が変わる。翼人を掃討してほしいという村人と領主の要請を受け、タバサが派遣された。 アーハンブラ城 人間とエルフの領土のほぼ境界線上(オルレアン公領とは、リュティスを挟んでほぼ正反対の方角)に位置する城で、城壁は細かい幾何学模様に彩られている。千年近く前にエルフが建設した城であり、その後は幾度と無く人間側とエルフ側の熾烈な攻防が繰り広げられ、数百年前に人間側が得て以来ガリア領となっている。城の規模が小さいため現在は廃城となっており軍事拠点としては機能していないが、丘の麓にオアシスが存在するため城下町は交易地として栄えている。 第10巻でエルフのビダーシャルに捕らえられたタバサとその母はここに移送・幽閉されたが、ルイズたちによって救出された。 サン・マロン 海沿いの街で、両用艦隊の大規模な基地がある。この基地の内部には製造工房及び実験場(機密保持のため「実験農場」と呼ばれる)が存在し、ヨルムンガントの製造が行われた。 セント・マルガリタ修道院 第17巻で、ルイズが家出した際に身を潜めた場所。岬の突端にあり、周りは海と荒々しい岩で、竜籠などの空路じゃないと行けないので「陸の孤島」と呼ばれた。ここにジョゼットが住んでおり、度々、ジュリオが訪れていた。 カルカソンヌ 首都リュティスから西に40リーグほど離れた中核城塞都市。2リーグほどの橋状の崖の上に位置する。街の家の屋根のほとんどが赤レンガで出来ている。そのため、上から見ると赤い蛇のように見えるため、別名「赤蛇(セルパン・ルージュ)」と呼ばれている。第15巻に登場。 ヴァルハラ チェルノボークと同じく、監獄の町。物語には登場していない。
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ガリア王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 01:35 UTC 版)
森林に囲まれた、猫、虎、獅子の獣牙族の住むラグズの王国。ベグニオン暦355年に獅子の民ソルハウトが樹海ガリアに建国した。熱帯で湿潤な気候。地の利を活かしたゲリラ戦を得意とし、獣牙族の仲間内だけが知る『抜け道』を利用して大国ベグニオン相手に渡り合ってきた。ラグズの国では、1番ベオクとの友好が深い。 カイネギス 声:白熊寛嗣(ヒーローズ) 外見年齢45歳。ラグズ。『蒼炎』および『暁』に登場。クラスは獅子王(キングライオン)。属性は地。 ガリア王国の王。穏和で思慮深く、絶大な戦闘能力を備えると同時に国内外への政治的配慮にも満ちた名君だが、若い頃は甥のスクリミル同様血気盛んな性格だったという。 ベオクとの共存を強く望んでおり、アシュナードに殺害されたクリミア先王ラモンと協力して両国の間に同盟を結んだ。アイクの父グレイルとは過去に傭兵として雇った間柄で、傭兵団のティアマトとも過去のガリア、クリミア両国の交換武官によりガリア国王宮に駐留していた関係から、ベオクの女性の中では別格に信頼している。 『蒼炎』ではクリミアから逃れてきたエリンシアらを保護し、祖国復興の手段としてベグニオンへ向かう支援を行い、またクリミア解放軍にガリア兵を貸し与えるなどできる限りの助力をした。物語中では戦う機会は無いものの、漆黒の騎士も彼との交戦を避けた(ただし、必ずしも勝敗の有無の理由から退いたわけではなかったが)ことから、かなりの戦闘能力を伺うことができた。『暁』では実際に自軍ユニットとして操作可能となり、非常に高いパラメータを持つ。 他多くのラグズ王族と同じように、専用の戦闘BGMを有する。 『暁』の後日談ではスクリミルが生存している場合、王位を退位し王城から去っていくが、スクリミルが死亡していた場合は引き続きスクリミルに代わる後継者が決まるまでの間、獅子王としてガリアを治めることになる。 (※)ジフカ 外見年齢46歳。ラグズ。『蒼炎』および『暁』に登場。クラスは獣牙族/獅子(ビーストトライブ/ライオン)。属性は闇。 漆黒の姿と、表に出ず獅子王を影から補佐する生き方から“獅子王の影”の異名を持つ。化身した姿も影の名の通り黒い。王がまだ若く血気盛んな時代から長きに渡って補佐してきた。 『蒼炎』では、諸事情により動きがとれないカイネギスに代わり参戦し、終章終盤でのみ自軍ユニットとして操作可能。王族ラグズではないがそれに匹敵する実力を有し、自軍最高峰の力ステータス(40)を持つ。 スクリミル 外見年齢25歳。ラグズ。『暁』に登場。クラスは獣牙族/獅子(ビーストトライブ/ライオン)。属性は炎。 現国王カイネギスの甥。世襲ではなく実力で次期ガリア国王と目される。 獣牙族最強である獅子としての誇りと力を過信し、ベオクの知恵や魔道を軽視している。良くも悪くも猪突猛進な性格で先を見ないところも多いが、次期ガリア国王としての実力と器はある。上記の通り、カイネギスも若い頃はスクリミルのようであったという。 暁でガリア軍の大将として登場し、始めはベオクの策略を卑怯と蔑み軍議にも真面目に参加せず、ライを困らせセネリオからは呆れられていた。だがセネリオの策により進撃率が遥かに上昇したことから、ベオクの知恵を甘く見すぎていたと考えを改め、参謀としてセネリオの実力を高く評価し、気に入っていた。 ゼルギウスとの一騎討ちに破れガリアに帰還した際には、自分だけでは何もできなかったと自らを省みるなど、カイネギス王の目論見は功を成し、物語の中で精神面が大きく成長した。 (※)ライ 声:鈴木達央 外見年齢23歳。ラグズ。『蒼炎』および『暁』に登場。クラスは獣牙族/猫(ビーストトライブ/キャット)。属性は風。 明るく人懐こい性格からベオクとの交渉事も任されることが多いガリア軍の忠臣。お調子者だが、基本的に真面目で職務には忠実。頭も切れる方。グレイル傭兵団のアイクとは親交が深い。自身を巡ってリィレとキサが争っていることに頭を悩ませている。 ミストほどではないが、ラグズの中でも特に【正】の気が強く、負の気が多い場所の付近や戦場では体調を崩したりもする。左右の目の色が違うオッドアイ。 『蒼炎』では国境警備中に亡命してきたエリンシア王女の要請で、ラグズ国境付近のメリネテ砦で戦っていたグレイル傭兵団の救援に向かったことが縁でアイクと知り合う。後にクリミア解放軍に参陣した際には、しばしば無謀な強行突破を繰り返すアイクとその策を講じるセネリオに呆れるなど、以降会話の端々でツッコミ役を担う。 『暁』では猪突猛進型のスクリミルを諫める補佐役兼、軍の副官として活躍する。相変わらずのアイク達の無謀ぶりや戦局、情勢など様々な面で気苦労が絶えなかった。 漆黒の騎士とは浅はかならぬ縁があり、『蒼炎』『暁』を通して幾度も相まみえる機会が多かったため、誰よりも早く漆黒の騎士の正体に気付き、アイクにその事実を伝えた。 『暁』の支援次第で彼はガリアに残らず、友と慕ったアイクと共にテリウスから離れる。 (※)レテ 声:大空直美(ヒーローズ) 外見年齢18歳。ラグズ。『蒼炎』および『暁』に登場。クラスは獣牙族/猫(ビーストトライブ/キャット)。属性は天。 誇り高い女戦士。好戦的だが、ライも評価するほどの冷静な判断力と強い勘の持ち主である。『蒼炎』ではベオクへの嫌悪を露わにしていたが、アイク達との出会いによってその心情にも変化が現れるようになった。『暁』ではクリミア、ガリア両国に協力しており、第2部ではモゥディとともにクリミア王宮に駐留していた。ライ曰く、動揺すると尻尾に出るらしい。 口調はぶっきらぼうだが、仲間と妹に対する思いやりは強い。『暁』では、血気に逸る部下の獣牙族を抑える指揮官としての自覚を持ちつつ、無理に制止することで彼らの絆を失う可能性を避けるために無茶を承知でミカヤ率いるデイン軍との戦闘を許可するという行動にでたこともあった。 『蒼炎』『暁』共に、獣牙族ユニットとしてはモウディ共々最も出撃可能回数が多い。 (※)モゥディ 声:江越彬紀(ヒーローズ) 外見年齢20歳。ラグズ。『蒼炎』および『暁』に登場。クラスは獣牙族/虎(ビーストトライブ/タイガー)。属性は水。 レテの部下。大柄で強面な外見だが、とても穏やかで心優しい性格。獣牙族の中にあって珍しく戦いを好まないが、怒ると理性を失う面もある。その性分から心内では戦争であっても命を奪うことを躊躇っている節があり、敵の痛がる様子を見たくないがために攻撃する際時々目を瞑る。 元々獣牙族内では言葉があまり必要なかった関係で、他種族との交流のために現代語を練習しているが上手く話せない。『暁』でも未だ完璧には習得出来ていない模様。訛っているが(文中では片仮名混じりで表記される)、十分通じるレベルではある。発音が難しいらしく、ツイハークの名前を正確に言い表せない。 ベオクに友好的で、『蒼炎』の戦役後クリミア復興に手を尽くしたことから領民達の信頼を得ており、子供達にも慕われている。 リィレ 外見年齢18歳。ラグズ。『暁』に登場。クラスは獣牙族/猫(ビーストトライブ/キャット)。属性は雷。 ライとキサの部下で、レテの双子の妹。『蒼炎』でもキサと共にレテとライの支援会話中にて名前だけ登場している。 双子でありながら姉とは違い甘えん坊で子供っぽい性格。あまり戦いを好む性格では無いが、大好きな姉のレテと居たい一心でガリア軍の戦士になった。しかし戦いには不真面目らしく、ライによれば戦場でも隙あらば毛づくろいをしたり爪を磨いたりしているらしい。 上官のライに恋しており、キサとはその関係でいつも争っている。ラグズを毛嫌いしているシノンとは犬猿の仲だが、ガトリーに一目惚れされる。 キサ 外見年齢19歳。ラグズ。『暁』に登場。クラスは獣牙族/虎(ビーストトライブ/タイガー)。属性は光。 ライの有能な部下で、リィレの上官。 ベオクの前では丁寧な口調で話し、毅然とした態度をとるが、親しい者の前では本来の姿が出る。 シリーズではおそらく初のオカマキャラ。普段は真面目に職務をこなし、ベオクに対しても礼節を重んじている。男か女かよく分からない存在。 ライを上官として尊敬する以上に愛している。リィレとはライのことでよく言い合いになっている。 ケジダ ラグズ。『暁』に登場。クラスは獣牙族/猫(ビーストトライブ/キャット)。属性は雷。 ガリア軍部隊長、隻眼の黒猫。ベグニオン帝国領リバン河畔にてデイン軍に待ち伏せされ、強行突破を掛けた。 レテが死亡または特定の章以前で撤退している場合のみ、彼女に代わり指揮官として登場する代役。ある意味隠しキャラと言える。
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ガリア王国
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「ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡」の記事における「ガリア王国」の解説
獅子王とよばれる国王カイネギスが治めるラグズの国。ベグニオン暦355年のとき、ゴルドアの援助のもと、獅子の民ソルハウトを長としてベグニオンから独立しガリアの地に建国された。自然が豊かで、国土全体が樹海で覆われている。クリミアと友好関係を築き、ベオクとの関係を円滑化したいと考えている、しかしこれもクリミアと同じく国が目指す政策であり、クリミアほどではないがすべての国民が友好的であるわけではない。人口は獣牙族が大半を占めるが、少数ながらもベオクも暮らしている。
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