ガリア正規軍
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「戦場のヴァルキュリアシリーズの登場人物」の記事における「ガリア正規軍」の解説
ラムゼイ・クロウ (Ramsey Crowe) 声 - 石川英郎 ガリア軍諜報部所属の中佐。422部隊の上官である正規軍軍人。34歳。トレードマークはヒゲと開いた胸襟から覗いた濃い胸毛。 ガリア辺境に領地を持つ三流貴族出身であるため、出世を諦めており、上層部への忠誠心もまったくない。酒と女にだらしない放蕩者で、面倒なことは部下に丸投げのいい加減な性格である。しかし軍の役目は国土と国民とその財産を守ることであると、軍人としての矜持や愛国心はしっかりと持ち合わせている。優れた軍略家の面もあり、ここぞというときに422部隊を投入して戦局を支えている が、反面売り言葉に買い言葉で余計な軍務を引き受けることもある。優秀な事を知られると警戒され、余計なトラブルに巻き込まれたり、いざという時に動きづらいという理由から、わざとボンクラ軍人を演じているらしいが、酒と女が大好きというのは素の性格らしい。寒さで行き倒れていたイムカを助け、ネームレスにスカウトした張本人。一人称は「俺さん」。イムカの人当たりを柔らかくし、上官の命令を悉く無視してきた彼女を上手に使いこなすクルトの手腕は認めている。 ラムゼイの部下という立場からクルトは大抵のことには免疫を持ち、彼に対して遠回しな皮肉を言えるようにまでなる。前述通りクルトをウェルキンにも匹敵するガリア軍でも抜きんでた英雄として評価することになった。 ガリア戦役後、退役を考えていたが、ダモンやアイスラーなどの戦死または失脚による上層部の深刻な人材不足のためこれを認められず、やむなく後進の指導に力を入れている。その際、アイツ(おそらくクルト)がいればとぼやいているらしい。 カリサ・コンツェン (Carisa Contzen) 声 - 佐々木愛 正規軍兵站部→ネームレスNo.63。調達屋。年齢不詳(本人曰く「20歳以降はカウントしていません」)。マルギット分隊隊員でもある。 ネームレスへの物資調達を担当する正規軍兵站部所属の女性軍人。ゲームにおいては彼女から武器や戦車パーツを買うことになる。 愛らしい容貌に反して凄まじい毒舌家で金銭が絡むことに厳しい。そのため、レイラからは陣中日誌で「守銭奴」と陰口を叩かれているとおり「神様はお客様じゃなくお金様ですよね」と言って憚らない。この異常な金銭欲は、父親が事業に失敗して消えたため残された母とカリサが無一文になった後、商人の意地で「盗まない」「自分は売らない」ために他人が口にしないような物で食いつなぐ極貧生活により培われていき、「砂漠では僅かな水が貴重資源のラグナイトにも勝る価値を持つ」という需要と供給の真理に辿り着いた結果、再び事業に成功して財を成した。外見は少女のようであるが、約20年前の第一次大戦では(学生では無いが)学生の募兵に紛れ込んで戦車兵として戦っており、物資不足で苦しむ最前線に補給部隊が到着した時に閃いた「あるべき物をあるべき場所に」という言葉を現在でもモットーとしている。 10章まではネームレス部隊に物資を提供する異質な存在だったが、10章における条約違反の毒ガス砲弾の製造と配備の責任を押し付けられ、11章からはネームレス送りとなり、直前に脱走したグスルグに代わって戦車長となる。グスルグに劣らない有能な戦車長だが花粉症持ちという弱点 も持つ。 ネームレスの隊員それぞれの軍服が個性的なのは彼女の趣味である。 解散後は、売買がある所が自分の居場所と考えており、多彩な商品を携えて各国の商業地を渡り歩いている。 カール・アイスラー (Carl Eisler) 声 - 掛川裕彦 ガリア正規軍少将。42歳。ランドグリーズ国立大学とランシール王立士官学校を出たエリートであり、優秀な実績を残す将軍。その態度は一見紳士的であるが、裏では策謀を巡らし、ユグド教枢機卿ボルジアと通じている。 クルトを高く評価していたが、彼が偶然にも手にしてその実中身は見なかった書簡を巡り、「ボルジアと自分との密書を読まれたのではないか?」という猜疑心から国家反逆罪をでっち上げてネームレス送りにして始末しようとした。しかし、それまで戦死者を出し続けていたネームレスがクルトという有能な指揮官を得た途端に犠牲を出さずに難題をやり遂げるようになり、意に反してネームレスもクルトも生存し続けたため、密かに毒ガス砲弾を新兵器と偽ってネームレスに提供。その巻き添えを食ってしまったバルドレンから毒ガス砲弾の件を追及されたため、ネームレスを造反部隊に仕立て上げ、作戦と偽って砂漠の直中におびき寄せ正規軍を差し向けて包囲攻撃しての抹殺を図る。だが、クルトさえも冷静さを失う絶体絶命の状況がヴァルキュリア人というリエラの覚醒を促してしまい、彼女が隊を守るためその能力を使った結果、恐れをなした正規軍部隊が遁走、包囲が崩れネームレスの逃亡を許してしまう。 正規軍と帝国軍のいずれも不在というガリア南部に逃れたネームレスを孤立無援に陥れ、補給を絶ち干上がらせるため、その上司であるクロウを自宅謹慎に追い込んで軟禁する。だが、その行為が放蕩者を装うクロウがいよいよ追い込まれ、諜報部を使って本気で上層部の追及に及ばざるを得ない状況にしてしまい、元々隊の運営に熱心と言えず上層部からの命令を丸投げしていたクロウが彼自身の逆転の切り札としてネームレスを援助することになる。結果、職務柄最も大戦の事情に精通する諜報部がネームレスを物資、情報、連邦とのコネクションといったあらゆる面でサポート。また、正規軍に追い回されるかわりに軍上層部の理不尽かつ人道に反する作戦命令から解放されたネームレスが隊を率いるクルト自身の正義感に基づいてガリア各地を転戦した結果、賞賛に値する数々の功績を積み上げることになってしまい、アイスラーに不都合な部隊の目撃者や協力者を増やしてしまう。ネームレス追撃のため共闘関係にあった帝国軍部隊カラミティ・レーヴェンと頻繁に情報交換するため連絡員を増員した結果、そこに諜報部の密偵が紛れ込んでしまい、軍の機密事項に相当するネームレスの情報を敵国に提供したという動かぬ証拠を握られる。子飼いの正規軍精鋭部隊でクロウのランドグリーズ到達を阻止する悪あがきをしたが、帝国軍の精鋭と死闘を重ねて成長したネームレスの敵ではなく、クロウの軍法会議出席により糾弾されて失脚した。 彼もまたガリアの行く末を案じていたという。ただ、彼のやり口は公国軍人としては甚だしく逸脱しており、挙げ句にファウゼン攻略に戦力を集中しすぎて空き屋も同然と化していた首都ランドグリーズに帝国軍のカラミティ・レーヴェン部隊を招き入れて危機に陥れ、その意図を見抜き危険を冒して撃退に尽力したネームレスを正規軍部隊で追い払うといったあるまじき行為をクロウからとりわけ厳しく糾弾された。 紛れもない悪役ではあるが、やることなすこと裏目裏目に出る憐れな人物。その末路も自身に都合の悪い様々な事実を知ることから信頼していたボルジアの消去対象となり、その実施に尽力したグスルグが失敗して戦死したことで、彼自身の数々の謀略を徹底的に追及され、芋づる式にボルジアまでもが失脚に至ることとなった。 パウル (Paul) ネームレスの前隊長。階級、ナンバー、フルネームは不明。 物語冒頭で、帝国軍の機甲部隊の足止めする時にリエラと行動していたが、彼女を庇って戦死した模様。
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ガリア公国の常備軍。征歴1935年のガリア戦役開戦当初は陸軍8万人・海軍1万人・軍事警察2千人で構成されていたが、戦争により陸軍は4万人まで消耗した。
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