ガリア革命軍
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「戦場のヴァルキュリアシリーズの登場人物」の記事における「ガリア革命軍」の解説
ギルベルト・ガッセナール (Gilbert Gassenarl) 声 - 銀河万丈 ガリア革命軍の総統。50歳。ランドグリーズ大公家に次ぐガリアの名門貴族ガッセナール伯爵家の当主。 ダルクス人排斥を主張するガッセナール伯爵家は、ダルクス人であることを告白したガリア公国大公コーデリア・ギ・ランドグリーズを廃位に追い込むため、ガリア革命軍を創設した。 ガリア革命軍は貴族層やダルクス人難民に頭を悩ませる国境付近のガリア人などを中心に支持を集め、南部ガリアに大きな勢力圏を持ち、ダルクス人狩りを盛んに行っている。だが、わが子のバルドレンやオドレイほどダルクス人を憎悪しているわけではなく、ランドグリーズを占領した後は世論を気にしてダルクス人狩りをあっさり取り止めようとしていた。 ガリア戦役後、軍の上層部と共謀して極秘裏にヴァルキュリア研究機関「アスガルド委員会」を設立。フェルスター博士を招き、ローレンスらと共に人造ヴァルキュリア開発を行っていた。 またギルベルトは連邦に近い立場をとっており、連邦大使のタウンゼントとしばしば接触している。 物語中盤では、ランドグリーズをガリア革命軍の占領下に置き、コーデリアを幽閉して自ら大公の地位に就く。だが、その際嫡男(長男)バルドレンとガリアに対する思想の食い違いが決定的となり、「祖国ガリアを連邦の支配下に置こうと企む逆賊」として彼の手で粛清され、ガリア革命軍の主要メンバーの中で、最初の死亡者となった。 バルドレン・ガッセナール (Baldren Gassenarl) 声 - 緑川光 ガリア革命軍の歩兵部隊指揮官。ガッセナール伯爵家の第1子で長男(嫡男)。26歳。父ギルベルトの死後は革命軍総統も兼任する。 ガリア戦役の際には南部方面軍に所属する中佐として活躍し、無能な南部方面軍総司令官メルツ将軍に代わって帝国軍の南部侵攻を退けた。 ガリア革命軍が結成されたのちは、総統たる父ギルベルトより歩兵部隊を率いる少将に任命された。 以前はガッセナールの人間として、国家元首コーデリア姫を補佐してガリアの正規軍及び政府首脳の刷新を担うことを考えていたが「コーデリアの告白」により、コーデリア姫が被差別民族であるダルクス人である事を知り激怒。ガリアをガリア人の手に取り戻し、そしてガッセナール家こそがそれを統べるに相応しいとして、父ギルベルトらと共にガリア革命軍を起こす。 強い愛国心の持ち主で、真剣にガリア公国の未来を憂えているのだが、独自の文化を持つダルクス人を国を乱す害悪と決め付けて激しく憎悪したり、自分の理念に理解を示さない民間人を巻き込む事を変革のためのやむをえない犠牲として顧みないなど、その意思は独善的で傲慢である。ガリアとガリア人は選ばれた存在だという選民思想を持っており、ガリア革命軍に秘密裏に協力している連邦に対しても、連邦に恭順的な態度を取る父にも不満を感じており、遂に征暦1937年9月14日、思想の食い違いによって父との決裂が決定的となり、父を暗殺。総統と大公の地位を引き継いだ。 兵科は迎撃時は突撃兵で、移動時は爆剣兵をベースに偵察兵科特有の高い移動力を兼ね備えた彼特有のもの。サブマシンガン「イドゥンSpB」 と爆剣「ヴァルホルSpB」 と彼専用の装備を持つ。 最期は革命軍の敗北が決定的となり戦艦ダンダリアスで連邦に亡命を図るが、G組小隊の活躍によって阻まれる。最終的に人造ヴァルキュリア化して、彼らに立ち塞がるが敗れ、ダンダリアスと運命を共にした。彼の死により、ランドグリーズ大公家に次ぐガリアの名門貴族ガッセナール伯爵家の血筋は途絶え、主要メンバーが全滅したガリア革命軍は完全に士気をなくし、コーデリアの降伏勧告を受け入れ、1年近くに渡って続いたガリア内乱は終結した。 『3』では24歳。正規軍の一員として登場。気位は高いが正義感に厚く、軍上層部の腐敗や正規軍の惰弱を嘆く憂国の志を持った軍人。ブリクサム及びネームレスと共闘。グスルグの戦車砲破壊と敵前逃亡に巻き込まれる。だが、グスルグの真意が判明するや証拠となる毒ガス弾を突きつけて上層部を弾劾した。初登場時は大佐だが、二度の失態と上層部への提言が問題視され中佐に降格する。本編クリア後のミッションを攻略すると自軍ユニットとして使用可能になる。自らの不器用さに悩んでいるなど可愛げも見せる。 オドレイ・ガッセナール (Audrey Gassenarl) 声 - 川澄綾子 ガリア革命軍の機甲部隊指揮官。25歳。ガッセナール伯爵家の第2子で長女。36式戦車重量型をベースにした重戦車ゲイレルルに搭乗する。 ガリア戦役の際には南部方面軍の戦車部隊を指揮する少佐として兄とともに活躍し、帝国軍から「鋼馬の戦乙女」と恐れられた。その時乗車していたのは独自の改良を加えた軽量級戦車である「ナーシサス」。 敬虔なユグド教の信者であり、ヴァルキュリア人を崇拝している。そのため、これまでヴァルキュリア人を騙ってきたコーデリアに対して失望している。G組小隊と遭遇した際に、エイリアスに対しては真摯な態度をとっており、彼女を誑かして戦闘に参加させたとしてG組小隊を痛烈に批判した。 終盤でG組が決行した水道橋爆破作戦による洪水に搭乗していたゲイレルルが巻き込まれ、断末魔をあげて爆死する。これにより、ガリア革命軍の主力部隊は壊滅し、追いつめられていくことになる。 『3』では23歳。正規軍の一員として登場、兄バルドレンの冷静沈着な腹心。ブリクサム及びネームレスと共闘している。初登場時は中佐だが、二度の失態と上層部への提言が問題視され少佐に降格される。逃亡したグスルグが作戦に使用しなかった砲弾が毒ガス弾だと確認する。DLC「セルベリア、ナジアルを征く」では、ナジアル平原でセルベリアと交戦しており、自身が初めて見たヴァルキュリア人であるため驚愕しつつも、その姿を目に焼き付けている。本編クリア後のミッションを攻略すると自軍ユニットとして使用可能になり、ナーシサスもパーツが開発可能になる。ただし、戦車兵ではなく歩兵としての参戦であるため潔癖な性格が災いして野戦は苦手とする。 ディルク・ガッセナール (Dirk Gassenarl) 声 - 保志総一朗 ガリア革命軍の特殊部隊(人造ヴァルキュリア部隊)指揮官。 ガッセナール総統の末子とされているが、兄・姉とは異母兄弟と言われる。 人造ヴァルキュリア軍団を率いている。プロトタイプの人造ヴァルキュリア装甲V0を常に装着している。 寡黙で必要な時以外ほとんどしゃべることがない。 彼の正体はヴァルハラ計画の献体で廃人同然になったレオン・ハーデンスである。 最期はG組小隊と交戦時に、エイリアスの攻撃を受けて自我を取り戻し、弟アバンの腕の中で死亡。彼の死により、ガリア革命軍の特殊部隊(人造ヴァルキュリア部隊)は壊滅した。 漫画版では、ラスボスを務めている。レオン・ハーデンス (Leon Hardins) 声 - 保志総一朗 アバンの兄。21歳。ガリア戦役では義勇軍に参加し、義勇軍第3中隊第4小隊に所属。同中隊の対戦車兵でトップの戦果を挙げてランシールに推薦入学。「赤き獅子」の異名を持つ優秀な生徒で、その将来を嘱望されていた。 書類上では、在学中ある「特殊任務」の最中に戦死したとなっているが、ヴァルハラ計画の実験中に自我を失い、経緯は不明だがガッセナール伯爵家が回収していた。 全ての勲章を集めるとミッションで使用可能になる。ユジムとは盟友関係にあった。 『3』にも登場。19歳。「ガリアの赤き獅子」の名を欲しいままに活躍をみせる優秀な対戦車兵。ガリア義勇軍第3中隊第4小隊の隊長補佐としてネームレスとの山岳要塞攻撃任務に挑む。その後、ナジアル南部での戦闘にて隊長が脱走したため、急遽隊長代理となる。ガリア軍の苦境を見かね、近隣で演習中だったランシールの学生ユリアナが指揮官代行を志願したため彼女に指揮を任せ、レオン自身はナジアルに展開した帝国軍相手に暴れ回る。本編クリア後のミッションを攻略すると自軍ユニットとして使用可能になる。勿論、対戦車兵以外の兵種でも運用可能。
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『2』に登場する非合法武装組織で、ガリア公国政府や国民からは「反乱軍」と呼称される。コーデリアの退位と国外追放および純血ガリア人による国体運営を主張する。
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