高等部生徒会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 07:07 UTC 版)
「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」の記事における「高等部生徒会」の解説
四宮 かぐや(しのみや かぐや) 声 - 古賀葵 / 演 - 橋本環奈 本作の主人公の一人。高等部2年A組→3年A組の女子。生徒会副会長。弓道部に所属しており、実力は全国大会レベル。合気道初段。柔道二段。1月1日生まれ。AB型。 総資産200兆円を誇る巨大財閥『四宮グループ』の令嬢であり、エリカからは「2年の姫君」と評された容姿端麗な美少女。妾の子で、異母兄が3人いる。一人称は「私」。 長めの黒髪を後ろで纏めており、リボンの色にはバリエーションがある。矯正されているが左利きで、力は左手の方が強い。聴覚過敏で、大きい音が苦手。胸の大きさは控えめで、千花の大きな胸に対しては複雑な心境を抱く。 その血筋の良さから、勉学はもとより、芸事・音楽・武芸など何をやらせても高いレベルでこなせる「万能型の天才」である。かなり嫉妬深い性格をしており、白銀と千花が親しくしているさまを見て、親友のはずの千花と心中で一方的に絶交したこともある。 四宮家の教育の影響で、他者の気持ちが理解できず、無意識に他人を見下したり、利用価値の有無を真っ先に考えたりしているが、本人はそうした自分の性格を嫌っている。中等部から高等部入学当初(秀知院学園は中高一貫校)は人を寄せつけず刺々しい雰囲気を漂わせていたが、生徒会に入ったことを機に「人に好かれる努力」をして社交性を会得した。基本的に利己主義的な考えの持ち主であるが、困っている子供には手を差し伸べてあげるなど心優しい一面も持ち合わせている。また、自分のルールや宣言したことは決して曲げない人間性を持つ。 四宮家の本邸は京都にあるが、泉岳寺にある四宮別邸に住んでいる。普段の身の回りの世話はハウスキーパーが行い、学校への送り迎えには専用車を使用、食事は三ツ星ホテルでスカウトされたプロの料理人が作る、財布には現金10万円とブラックカードを常備など、かなり浮世離れした生活を送る筋金入りの箱入り娘である。そのため、世間知らずで世俗に疎いところがあり、庶民的な物事に憧れる一面もある。基本的にITオンチのアナログ人間で、携帯電話は幼稚園から同一のガラケーを愛用していたが、作中で破損してしまっためスマートフォンに買い替えている。 白銀には好意を抱いているものの、持ち前のプライドの高さから素直になることが出来ず、また白銀の優しい面にコンプレックスがあり、自身の性格の悪さが受け入れられないのではないかという不安から、白銀の方から告白をさせるべく策を講じるようになるが、それが恋愛感情だとは頑として認めていなかった。白銀の受け答えについて、幅広いケースに合わせて想定したマニュアルを作成している。「敗北も処世術のうち」という考えから、勝負事においても本気を出すことはあまりないが、勉学においては全力を尽くしても白銀に勝てず、打倒白銀に執念を燃やしている。白銀への想いが嵩じて倒れ、救急車で運ばれる事態にまで発展したため、右手を左頬に当てることで即座に冷静さを取り戻すというルーティーンを習得した。 恋というものが何であるかはまだよく理解していないが、周囲からは恋愛の達人と見られており、女生徒から恋愛相談を持ちかけられることもある。性に関する情報を極端に制限されて育てられており、「初体験」とはキスの経験の事だと思っていたり、下ネタへの耐性が極端に低かったりしたが、独学や周囲の人間の影響もあり、徐々に性知識を蓄えている。 情緒不安定な面があり、多重人格に近いほど異なった様子をみせることがあるほか、かぐやの脳内ではそれらの面が頭脳(内)戦と称して討議するなど、それぞれがやりとりを行う場面も描かれている。 妾の子であり、その母もかぐやを生んですぐ亡くなったことから、四宮家での立場は弱い。また、この話は幼少期に秘密にするという前提で仲のいい子に話したことがあるがそれが漏れており、以後特定の相手に秘密の話をし、ある期間が空いた後にそれが漏れていなければ友人と認めるという試験を行うようになっている。 「お可愛いこと…」と見下すように呟くかぐやの姿が頻繁に登場するが、大部分は白銀の想像である。また、かぐやの側でも、白銀に弱みを見せた場合に「お可愛い奴め」などと言われることを想像する場面がある。かぐや(氷) かぐやのロジカルな面が強調された状態。束縛への従順、感情の抑制、人生への失望、他者への恐怖、攻撃性それらの象徴である。 かつてはこの氷が主に表面化していたが、千花や白銀との出会いによって表面化する事は減り、現在は不安やストレス、悩みごとがあったり、生理不順の時に強くのみ表面化するようになる。普段のかぐやとは外見が大きく異なっており、ロングヘアーで表情の変化に乏しい。中等部時代のあだ名である「氷のかぐや姫」から来ており、四宮家の帝王学を実践する、非情で近づき難い性格のため、氷のかぐや姫時代には千花以外の人間は寄り付かないような状況だった。柏木曰く「普段の100倍賢い」。 その非情さというのも他人との違いから想いを汲み取れない不器用さに起因しており、自身の人間性に強いコンプレックスを抱き、自己嫌悪が非常に強く繊細と、抑え込んでいる感情がストレートに現れている。 かぐや(アホ) 抑圧された環境下で切り捨てていた内面の一部が強調された状態。安心感や嬉しいことがあったときや風邪をひいた時に強く表面化する。知能が低く頭に花を生やしている。本来、人間が健全な成長過程で会得するべきものだが、教育方針の中でいらないものと放棄されていた。生徒会メンバーとの交流を得て再発見され、氷かぐやからは新参者呼ばわりされている。氷かぐやの天才思考の邪魔をする。かぐやちゃん 千花いわくハッピー6割・現実逃避4割・睡眠不足という条件を全て満たしたときにのみ現れる「レアかぐや」。千花も3回しか見たことがない。人格はかぐや(アホ)。作中では極端にデフォルメされた姿で描かれる。 かぐや(幼) 頭脳(内)戦で裁判長を務める。 白銀 御行(しろがね みゆき) 声 - 古川慎、大地葉(幼い白銀) / 演 - 平野紫耀 本作の主人公の一人。高等部2年B組→3年A組の男子。生徒会会長。前生徒会庶務。9月9日生まれ。O型。 父親と妹の三人暮らしで、父は白銀にそっくりの容貌、妹は同学園の中等部に通っている。一人称は「俺」。 髪の色は明るいが単なる漫画的表現であり、純日本人である。長時間の勉強により近眼となっており、極度の睡眠不足のせいで目つきが悪いことをコンプレックスにしている。好物は牡蠣。学園内では少数派である一般階層の出であり、高校からの外部入学。通学(往復二時間)にはママチャリを使っている。周囲に迎合せず、本編開始からしばらくの間はスマホを所持していなかった。「天才であること」を自認し、偏差値77前後と高い学力レベルを誇る学園内で常に成績1位を維持、全国模試でもトップを争う学力を持つ。さらに、その模範的な立ち居振る舞いもあって生徒からの衆望を一身に集め、煩悩も抱いてないと思われるなど実際以上に美化したイメージで見られている。 漢検2級・英検準1級・危険物取扱者(乙4)・ひよこ鑑定士など、多数の資格も取得している。弁当を自作するなど、料理も得意(但し生魚はさばけない)。一見完璧な人間のようだが、なぞなぞを解くのが不得意、自宅の風呂で溺れるほどのカナヅチ、ゴキブリを発見すると立ったまま失神するほどに昆虫類が大の苦手、千花が歌声を「なまこの内臓」と例えるほどの音痴、服飾の美的センスが中学2年生止まりなどと、弱点も多い。しかし、自分のイメージを守るためそれらの弱点克服に並々ならぬ努力を行い、実際にかなりのレベルまで改善しているものもある。運動音痴ではあるもののこれはセンスの悪さが原因であり、前述の自転車通学や、新聞配達や引越業を含むアルバイト経験により、基礎体力および身体能力そのものは非常に高い。 生まれ持って才気煥発なかぐやとは対照的に、いわゆる「努力型の天才」であり、1日10時間の勉強を欠かさず行い、空いた時間でアルバイトもこなしている。努力や仕事といったものについては、好きというのを超えて中毒となっており、それに悪意なく他者を巻き込もうとすることがある。その多忙さから慢性的な睡眠不足に陥っており、カフェインを3時間に一度は摂取しないと電池切れのごとく突然寝てしまう。 学園トップの成績の維持においては、王者として筆舌に尽くしがたいプレッシャーを抱えている。1年次の順位は9→4→1位。また万能型のかぐやに対して自分の武器が勉強一本であることも強く自覚し、勉強でまでかぐやに負けるとかぐやが遠い世界に行ってしまうと考え、かぐやにだけは負けない成績を取り続けるよう努力し続けている。しかしそれらの心理的圧迫は、決して他者には見せないようにしている。 プライドが高くやや思い込みが激しい点を除けば、極めて善良な人間性の持ち主であり、人からの相談や悩み事には誠心誠意付き合うなど面倒見が良い。困っている人間を放っておくことはせず、そういう人間を見つけ出す能力にも長けている。天体観測好きのロマンティストな一面もあり、芸術家気質でもある。キザな台詞を吐くことがあるが、昂揚した精神状態に由来するもので、冷静になっては「黒歴史」だと後悔する。 秀知院学園に入学して1週間の頃、前生徒会長に勧められて池の清掃ボランティア活動した際、池に落ちた女生徒を助けたかぐやに惚れて、生徒会長を目指すようになる。それ以降、かぐやに好意を抱いているが、家柄や才能の差を気にして自分から告白すると対等にはなれないと思っていることもあり、何とかかぐやの方から告白させようと腐心している。恋愛については百戦錬磨であると周囲から誤解されており、実際に女子からはモテているものの、その相手が奇人ばかりであったため交際には至らず、ナレーションで「モンスター童貞」と形容されるほど経験がないまま自信ばかりが肥大化した状態にあり、その恋愛観はかぐやが呆れるほど頓珍漢である。 かぐやから「お可愛いこと…」と侮蔑の目で見られるさまを想像することが多々あるが、このイメージは氷のかぐや時代からきているようで、作中では第132話(単行本15巻、第142話)まで実際に「お可愛いこと…」と罵倒の意味で言われたことは無かった。 作中で引っ越すまでの自宅環境は貧しく、自室は妹とカーテンで仕切りを作って共用していた。 実写版では平野紫耀が演じているが、作中ではミコに「(白銀の)顔が全然タイプではない」「好みの顔は平野●耀〔ママ〕」と言われていた(後述)。 一流の大学で経営を学び、四宮グループに騙し取られた父の会社を奪還するのが夢。 藤原 千花(ふじわら ちか) 声 - 小原好美 / 演 - 浅川梨奈 本作のヒロイン。高等部2年B組→3年A組の女子。生徒会書記。テーブルゲーム部に所属。三姉妹の次女。3月3日生まれ。O型。 テーブルゲーム部では「不治ワラちゃん」と呼ばれている。海外旅行とラーメンが好き。ラーメンに関してメニューの選択や食べ方をラーメン通から称賛されたこともあるが、食べた料理に対して的外れな考察を述べて恥をかいた場面もある。トマトが苦手。一人称は「私」。 ゆるくウェーブのかかったセミロングヘアーで、前頭部に「極黒リボン」と名付けた蝶リボン を付けている。胸が大きく、度々かぐやに嫉妬される。天真爛漫で心優しい性格だが、かなりの天然で非常識かつ厚顔無恥な面があり、周りからも「空気が読めない」と言われているが全く気にしていない。人が悔しがる姿を見るのが好きだったり、怯えている相手を煽ったり、性格の悪さを見せることも多い。しかし曽祖父が元総理大臣、叔父が現職の省大臣を務めているなど政治家一族の血統というだけあって、頭が回らないということもなく生徒会選挙編では率先して公約のでっちあげなどをした。元外交官である母親の影響で5カ国語を操るマルチリンガルである一方、国語は苦手としている。現在は引退しているが、小学生の頃にピアノコンペで全国大会金賞を獲得するなど音楽も得意分野であり、伊井野も「本物の天才」と評している。校内試験の順位は平均レベルで、やればできる優等生だが、かぐやと白銀の心理戦に巻き込まれて次第に順位を落としている。 かぐやとは中等部からの友人であり、孤立するかぐやにただ一人寄り添っていた。よくお泊り会をするなど、その関係は良好だが、周囲からはあまりそう見られていない。好感度を聞いた際は白銀、石上よりも低かったり、かぐやが新生徒会のメンバーを見据えて考察する際にも除外されていた。「別にどう思われてもいい相手」として白銀の弱点克服に付き合わされるようになり、度重なる特訓指導のはてにおかしな母性を発揮するようになった。白銀に対して恋愛感情は抱いていないどころか「(付き合うくらいなら)死んだほうがマシ」というほどだが、これは前述の特訓によるマイナスイメージに依るところが大きく、理想の男性像は白銀の特性と一致する。自分の非常識な行動に容赦なく突っ込みを入れてくる石上は天敵で「正論で殴るDV男」「心が狭くてすぐ揚げ足を取る」などと評しているが嫌ってはいない。自分のことを尊敬しているミコのことは「適当に褒めておけばすぐ上機嫌になるチョロい子」と評し、扱いはかぐや曰く「新しい玩具」で、石上曰く「なにしても許されると思ってる」。 かぐやと白銀との“恋愛頭脳戦”にはまるで気が付いていないが、何気ない一言が膠着した状況を一気に収束に導いたり、逆にさらなる混沌を呼び込んだりと、トリックスター的な役回りをする。また、カード系の対人ゲームをする際にはブラフ(はったり)やイカサマを積極的に仕掛けてきたりと腹黒い面もよく見せるが、白銀やかぐやに度々見破られている。しかし、生徒会役員選挙の場面で反白銀派の近くへ教師を誘導し、白銀に不利な私語を封殺するなど、強かな面を見せることもある。生徒会で腕相撲大会が開かれた際に白銀とかぐやが手を繋ぎ続けたくて引き伸ばしているだけの状態を「アドレナリンの過剰分泌…今二人の筋力は限界を超えているんです。このままじゃ腕が使い物にならなく……」と的外れな解説を行ったが、特につっこまれなかった。 過保護ともいえる家庭の方針によりゲーム機や俗な娯楽を禁じられているため、抜け道を探した結果として他人からはあまり理解されないようなディープな趣味を持っている。そのせいか、かぐやに時折送る写メールも珍妙なものが多い。本人曰く恋愛経験は皆無だが、「ラブ探偵チカ」を自称し、他人の恋愛話には強い興味を持って積極的に加わる。しかし、白銀たちが略奪愛の理非などを論じている場面に行き合った際は、逃げるように立ち去って聞かなかったことにした。本人の嗜好としては「ちょっと強引なのが好き」「無理やり唇を奪われたいという気持ちもある」などと語っている。 「低糖質系ロカボガール」を自称し、寝る前の30分間の筋トレを欠かさなかったり、ランニングや電動アシスト自転車でのダイエットに勤しんでいるが、ラーメンやタピオカなどの甘いものを好んでいることから摂取カロリーの多さについて石上にツッコまれ、「うるさいなぁぶっころすよ?」と返答している。 石上 優(いしがみ ゆう) 声 - 鈴木崚汰 / 演 - 佐野勇斗 本作の裏主人公。高等部1年B組→2年A組の男子。生徒会会計。3月3日生まれ。O型。 零細玩具メーカーの次男であり、その会社の経理を見ている。母の影響を受け、花好きで、花言葉などに詳しい。常に気だるげな表情を浮かべ、髪は目が隠れるほど長い。首元にはヘッドフォンをぶら下げている。一人称は「僕」。 本編初期は(生徒会活動において皆勤ではあるものの)打ち合わせ程度でしか顔を出さず、普段の仕事は持ち帰りで行なっている。高卒で苦労をした父親の見栄で秀知院学園に入学させられ、ある事件がきっかけで不登校になっていた。しかし白銀に連れ出され、高等部進学後間もなく生徒会にスカウトされる。データ処理の面で生徒会に大きく貢献しており、白銀は「石上抜きでは生徒会は破綻する」と考えている。ゲーム好きで、地頭はいいが学習意欲は低いため、校内試験では赤点が多く成績は最下位に近かったが、かぐやのサポートのおかげですこしずつ学年順位は上がってきている。連載初期において、かぐやと白銀の関係については一度かぐやに否定されてひどい目にあったので考えないようにしている。 中等部時代に起こした暴行事件から、多くの生徒からは白眼視されているが、事件の真相を見抜き手を差し伸べた白銀には恩義を感じており、休日に一緒に遊ぶなど非常に仲がいい。 人間観察力が高く、余計なことに気づいて人の地雷を踏むことが多い。特にかぐやの負の側面を度々目撃するため異常に恐れていたが、かぐやのほうは親近感を持ち、大事な後輩として正しく導こうと困ったことがあると強引ながらも助けているため、案外優しいと認識を改めている。体育会系の生徒とカップルに異様なまでの憎悪を抱く。ラブコメ由来の偏った知識を持っており、セクハラめいた発言も目立つ。白銀と二人の時は饒舌で毒舌になるが、舌禍によるしっぺ返しにより心にダメージを負って帰ることも多い。容赦ない突っ込みで、次第に千花に対しては優位に立つようになり、白銀から「藤原(千花)に対抗できる唯一の存在」と言われる。同学年のミコとは仲が悪いが、中学時代に匿名で励ましのメッセージと花を送ったり、「頑張っている奴が笑われるのはイラつく」と生徒会選挙の演説の際に白銀たちにミコを笑わせない勝ち方をしてほしいと頼むなど何かと助けている。なお、ミコが自分を嫌いな理由が「不登校の件や校則違反などで何かとフォローしているにもかかわらず、上から目線で対応されること」だとは気づいていない。 体育祭の実行委員になったのをきっかけに子安つばめに好意を寄せるようになり、文化祭ではつばめに対して学生間で告白と看做される行為をそうと知らないまま行い、クリスマスパーティの後明確に告白した。冬休み後は白銀の経験談から、つばめに告白されるような男を目指すようになる。つばめの卒業式に際し再度告白をするが、断られ失恋。 伊井野 ミコ(いいの みこ) 声 - 富田美憂 / 演 - 影山優佳 本作の裏ヒロイン。高等部1年B組→2年A組の女子。5月5日生まれ。O型。身長は147cmで、先端を短く縛ったおさげをしている。父親は高等裁判所裁判官、母親は国際人道支援団体職員。 入学時から学年1位をキープする秀才であるが、真面目で融通の利かない性格で上がり症。オタク趣味を持つ夢女子で、加えて坊主頭フェチだったり、男性にひたすら肯定されるものや、心音といった特殊な音声データをBGMとして愛用するなど、おかしな性癖も有する。両親が家にほとんど居らず「痛いと安心する」と言ったり、タオルケット症候群だったりと心に闇を感じさせる言動も多い。当初、白銀、かぐや、石上には反感を覚えていたが、ピアノつながりで幼い頃から憧れていた千花の事は高く評価している。しかし、千花からの扱いはかぐやいわく「新しい玩具」で、酷い目に合わされても尊敬することをやめず、DV被害者のような精神状態になっている。石上のことは不登校だったころから教員に抗議したりと助けているが、逆に石上から助けられていることには気づいていないうえに、周りが見えないことを上から目線で注意されるため非常に嫌っている。そのため「お互い嫌い合いながらも相手の知らないところで助け合う」という奇妙な関係を築いている。しかし文化祭以降は石上に好意を抱いているような素振りも見せ、石上とつばめの仲が進展していくごとに懊悩している。中等部時代に匿名で励ましてくれた人を慕っており、同封されていた花を大切にしている(石上だとは気づいてない)。石上から興味を引くためにFPSゲームを始めている。 生徒会長選の対立候補として立候補し、生徒会長選挙の演説時、上がり症が災いして失笑の的となっている最中、対立候補であるはずの白銀の助力もあり、40票差まで詰め寄るが落選。白銀に感謝の意を示そうとするも、素直になれずに膨れ面になる。その後、白銀に勧誘されて白銀二期目生徒会の会計監査を務める。風紀委員との兼任のため、生徒会には遅れてやって来ることが多い。その結果かぐや達が生徒会室で起こしたドタバタの「起」の部分を知らないことが多く、そのまま白銀らについても誤解している部分もかなり多い。 承認欲求が非常に強く、褒められるなどすると対応が甘くなる。ナンパされそのまま「ちょっとだけなら」とついて行こうとしたこともあり、石上からは「ホストなどに行ったらいいカモにされる」等と指摘されている。 見た目に反して大食いで、かぐやが白銀に食べさせるつもりだった料理を完食してしまうというようなことを何度か行っている。 上記のように堅物な性格だが、LINEのトーク上では普段の姿からは想像できないほど多くの絵文字や顔文字を使う一面がある。 「平野●耀〔ママ〕」という芸能人の大ファン。白銀のことを「顔が全然タイプではない」と発言したことがあるが、石上から「平野が会長に似ている」と指摘されると「言われてみれば」と答えている。好きなアニメはマイメロ。
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