NO.
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NO. | |
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ジャンル | 音楽番組 |
出演者 | 日替わり |
ナレーター | 村上遙 |
国・地域 | ![]() |
言語 | 主に![]() |
製作 | |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
放送チャンネル | テレビ朝日 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 1993年4月5日 - 1999年9月24日[1] |
放送時間 | 平日 20:54~20:56 |
放送分 | 2分 |
『NO.』(エヌオー)は、テレビ朝日系列で1993年4月5日から1999年9月24日[1]まで、平日に放送されていた音楽番組・ミニ番組である。
概要
- 音楽制作会社のビーイングに所属する、ビーイング系アーティストの新譜情報などを伝える、ミニ音楽番組。
- ビーイング系アーティストのプロモーションビデオが毎日約1分半放映され、普段、あまり見ることが出来ないアーティストのレコーディング作業や、当番組でしか視聴出来ない別バージョンのプロモーションビデオも放映されていた。
- 当時ヒット曲を多数送り出していたビーイングのマスメディアに対する方針として、1993年春頃からメディアへの露出を極力抑えるイメージ戦略があったとされ、当番組の開始時期はZARDやWANDSがテレビに出演しなくなった時期と重なっている。
- 音楽番組などのテレビに出演しないアーティストの動く映像や、ビデオクリップが多数紹介された。特に金曜日のミュージックステーション終了直後のオンエアでは有力アーティストが配置され、自社がスポンサー提供する帯番組を最大限に活用してアーティスト像のイメージコントロールをするという形での宣伝も担っていた。
- ナレーターは、元・Mi-Keの村上遙が担当し、オープニングの「エヌオーッ!」というタイトルコールの叫びは、ナレーターを務める村上遥が「エヌオーッ!」のタイトルコールを叫ぶ回と、プロモーションビデオに出演するアーティスト自ら「エヌオーッ!」のタイトルコールを叫ぶ回があり、オープニングの「エヌオーッ!」のタイトルコールの声で、今日はどのアーティストのプロモーションビデオが放映されるかが分かる目安にもなっていた。ただし、必ず声とその日に登場するアーティストが一致しているわけではなかった。ちなみに、「エヌオーッ!」のタイトルコールを収録していたアーティストは、B'z・ZARD(坂井泉水)・大黒摩季・宇徳敬子・FIELD OF VIEW(ボーカルの浅岡雄也)・PAMELAH(ボーカルの水原由貴)などであった。
- 1996年から1998年には、年末の1時間スペシャル番組として「NO.スペシャル」が一部系列局を除き放送されていた[2]。司会は村上遥とUJが担当していた回や、テレビ朝日の高井正憲アナ(当時)が担当していた回もあった。
- オープニングや放送中に表示されるタイトルロゴは何度か変遷しており、1993年の放送開始~1998年3月まではオープニングで使用された様々なロゴをそのまま使用し、1998年4月からは、NO.の文字ロゴ、オープニングのタイトルコール、担当ナレーターが一新され、1998年夏から1999年の1月末までは、当時「CD NEWS」のナレーターも担当していた鈴木聖子がナレーターを担当、1999年2月から9月24日の最終回まではHIROMIがナレーターを担当した。
- キー局のテレビ朝日では平日の20:54から20:56までの2分間の放送であったが、放送時間帯は各系列局によって異なっていた。各局の過去の放送時間は、各局の放送時間を参照のこと。
- 1997年1月には、放送1000回を数え、その1000回目に放送されたのは、B'zの稲葉浩志の初のソロアルバム『マグマ』の収録曲「波」のビデオクリップだった。
- 当番組で放送された多数のビデオクリップは、VHSやDVDでの商品化に至っていない映像も多数存在しているが、2003年7月21日に発売された、アニメ『スラムダンク』のコンピレーション・アルバム『THE BEST OF TV ANIMATION SLAM DUNK〜Single Collection〜』に付属している特典DVDに、ZARD「マイ フレンド」や大黒摩季「あなただけ見つめてる」などの、当時放送された映像をそのまま収録しており、「NO.」で放送された映像を、唯一公式にDVD化した作品となっている。
- 1999年5月27日にZARDの初のベストアルバム『ZARD BEST The Single Collection 〜軌跡〜』が発売されるにあたり、当番組ではこのベストアルバムの紹介映像が放送される際には、画面左上にテロップで「発売まであと○日」と表示し、カウントダウンを行っていた。
- 1999年8月31日に豪華客船ぱしふぃっくびーなす号で行われた、ZARDの初ライブの映像から、「世界はきっと未来の中」が放送された。
主な放送内容
※特記のない場合は、通常のビデオクリップ放送を指す。
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1993年
- ZARD「揺れる想い」「もう少し あと少し…」「きっと忘れない」
- REV「抱きしめたい」
- 大黒摩季「あなただけ見つめてる」「U.Be Love」「DELIGHT」
- 織田哲郎&大黒摩季「憂鬱は眠らない」
- 前田亘輝「Try Boy,Try Girl」(ジャケットなどの制作の模様を収録した映像が使用されていた)[3]
- KIX-S「もう一度TENDERNESS」
- 宇徳敬子「あなたの夢の中 そっと忍び込みたい」「まぶしい人」
- 柳原愛子「きっとふたり会えてよかった」
- 中原薫「街中の素敵 みんな着飾って」
1994年
- ZARD「この愛に泳ぎ疲れても」「こんなにそばに居るのに」「あなたを感じていたい」
- ZARD「OH MY LOVE」全曲紹介
- B'z「Don't Leave Me」「MOTEL」
- 大黒摩季「白いGradation」「夏が来る」「永遠の夢に向かって」「永遠の夢に向かって」全曲紹介
1995年
- ZARD「Just believe in love」「愛が見えない」「サヨナラは今もこの胸に居ます」
- ZARD「forever you」全曲紹介 「ハイヒール脱ぎ捨てて」
- Barbier「クリスマス タイム」
- B'z「ねがい」「love me, I love you」
- B'z「LOOSE」全曲紹介 「BAD COMMUNICATION(000-18)」
- 大黒摩季「ら・ら・ら」「いちばん近くにいてね」「愛してます」
- 大黒摩季「LA.LA.LA」全曲紹介
- 大黒摩季「BACK BEATs#1」全曲紹介
- 大黒摩季「ROCKs」(ベストアルバム「BACK BEATs #1」発売時に新たに制作されたビデオクリップが放送された。)
- 宇徳敬子「不思議な世界」
- PAMELAH「LOOKING FOR THE TRUTH」
1996年
- B'z「ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜」「Real Thing Shakes」
- ZARD「マイ フレンド」[4]「心を開いて」
- ZARD「TODAY IS ANOTHER DAY」全曲紹介 「LOVE 〜眠れずに君の横顔ずっと見ていた」
- Barbier「Barbier first」全曲紹介
- 大黒摩季「あぁ」「アンバランス」
- 宇徳敬子「氷」全曲紹介「あなたが世界一」「メッセージ」
- PAMELAH「Pure」全曲紹介「純情」
1997年
- ZARD「Don't you see!」「君に逢いたくなったら…」「永遠」「My Baby Grand〜ぬくもりが欲しくて〜」
- ZARD「ZARD BLEND 〜SUN&STONE〜」全曲紹介
- 小松未歩「謎」「輝ける星」
- 小松未歩 アルバム「謎」紹介映像
- B'z「Calling」「FIREBALL」
- 大黒摩季「ゲンキダシテ」「空」
- 大黒摩季「POWER OF DREAMS」全曲紹介Part.1・Part.2
- 大黒摩季「Sunshine」「Afternoon Cafe」(アルバム「POWER OF DREAMS」発売時にビデオクリップが制作され放送された)
- 宇徳敬子「満ち潮の満月」
1998年
- B'z「B'z The Best "Pleasure"」全曲紹介
- B'z「B'z The Best "Treasure"」全曲紹介Part.1・Part2
- ZARD「息もできない」「運命のルーレット廻して」
- 小松未歩「願い事ひとつだけ」「anybody's game」「チャンス」「氷の上に立つように」
- 小松未歩「小松未歩 2nd 〜未来〜」全曲紹介
- 大黒摩季「MOTHER EARTH」全曲紹介Part.1・Part.2
- 宇徳敬子「満月〜rhythm〜」全曲紹介
- PAMELAH「HEARTS」全曲紹介
1999年
- ZARD Cruising&Live「世界はきっと未来の中」ライブ映像
- ZARD アルバム「永遠」全曲紹介(坂井泉水本人のライナーノーツを紹介しながら放送されたパターンもあった。)
- ZARD「ZARD BEST The Single Collection 〜軌跡〜」発売までのカウントダウン
- ZARD「ZARD BEST 〜Request Memorial〜」全曲紹介(一回で全曲紹介するパターンと、前編・後編の2日に分けて紹介するパターンで放送された。)
- B'z「ギリギリchop」(ビデオクリップのラストの場面で炎をあげて爆発するシーンが一度だけ放送された。CS放送でのフルでのオンエアを除いては、この場面が放送されたのは当番組だけである。)
- B'z「Brotherhood」全曲紹介
- 小松未歩「さよならのかけら」「最短距離で」「風がそよぐ場所」
- ZARD「MIND GAMES」「世界はきっと未来の中」
- New Cinema 蜥蜴「Smashing the good! Smashing the bad!」
- sweet velvet「I JUST FEEL SO LOVE AGAIN 〜そばにいるだけで〜」
- GRASS ARCADE「BRAVE」
- WAG「Free Magic」
各局の放送時間
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放送対象地域 | 放送局 | 放送日時 | 備考 |
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関東広域圏 | テレビ朝日(EX)【制作局】 | 平日 20:54 - 20:56 | |
北海道 | 北海道テレビ放送(HTB) | 平日 18:58 - 19:00 | [5] |
香川県・岡山県 | 瀬戸内海放送(KSB) | 平日 18:57 - 18:59 | [6] |
関西広域圏 | 朝日放送(ABC) | 毎週月曜~木曜 24:25 - 24:30 金曜 24:20 - 24:25 | [7] |
熊本県 | 熊本朝日放送(KAB) | 不明 | |
大分県 | 大分朝日放送(OAB) | 平日 18:57 - 18:59 | |
石川県 | 北陸朝日放送(HAB) | 平日 18:58 - 19:00 |
関連項目
- オンタマ
- CD NEWS 「NO.」と同一時期に放送を開始し、同時期に放送を終了した、ビーイング所属アーティストのビデオクリップが放送されていた、ミニ音楽番組。千葉テレビ放送制作。
- MU-GEN 2004年から2009年まで放送された、音楽番組。千葉テレビ放送制作。
- MUSIC FOCUS 2009年から2012年まで放送された、音楽番組。千葉テレビ放送制作。
- MUSIC LAUNCHER 2012年から現在放送中の音楽番組。千葉テレビ放送制作。
- ヘヴィー・ローテーション
- 世界の車窓から(同じく、同時期のテレ朝の帯番組)
- 都のかほり(同じく、同時期のテレ朝の帯番組)
脚注
- ^ a b c 『朝日新聞 縮刷版』朝日新聞社、1993年4月5日 - 1999年9月24日。ラジオ・テレビ欄
- ^ ABC朝日放送やKSB瀬戸内海放送では、3年間の間、一度も特別番組の放送は実現しなかった。
- ^ 前田亘輝の初のベストアルバム「Single Collection +」の初回限定版にソロ楽曲のビデオクリップを収録したDVDが付属したが、この曲のビデオクリップの収録は見送られている。
- ^ この当時、後に追悼ライブ「What a beautiful memory」で披露される事になる、ミュージックステーションのスタッフと共に制作されたビデオクリップが放送されていた。
- ^ 当時放送されていた「myステーション」→「情報ワイド 夕方Don!Don!」の終了直後に放送。19時台の番組にステブレレスで繋いだ。
- ^ 当時放送されていた「KSBステーションEYE」の終了直後の15秒の番組宣伝の後にCMが30秒流れた後に放送されていた。
- ^ 当時放送されていた「ナイトinナイト」の各曜日放送終了後の「ABCフラッシュニュース」「ABCニュース」の後番組として放送されていた。金曜日は、「探偵!ナイトスクープ」の放送があり、この放送終了後の番組として放送されていたため、開始時間が異なっていた。
テレビ朝日 平日20:54 - 20:56枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
夢の楽園
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NO.
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M's
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.no
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/03 04:53 UTC 版)
.no | |
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![]() |
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施行 | 1987年 |
TLDの種類 | 国別コードトップレベルドメイン |
現在の状態 | 利用可 |
管理団体 | UNINETT Norid |
後援組織 | UNINETT Norid |
利用地域 | ノルウェーに関連のある団体 |
使用状況 | ノルウェーでは一般的。利用可能な第3レベルより、第2レベルでの登録が多い。 |
登録の制限 | ノルウェーで登録されている団体か、ノルウェーに住所を持つ18歳以上の個人である必要有。ただし、.priv.noの下は除く。これは、個人による登録が許されている。特定のサブドメインは様々な用件が必要。組織1つに付き第2レベルの登録は100個、個人は1人に付き第2レベルの登録は5個と制限されている。 |
階層構造 | 登録は第2レベル、もしくは、多様に存在する様々な第2レベルの下の第3レベルに直接行うことができる。 |
関連文書 | Domain name policy for .no |
紛争解決方針 | Complaint procedure |
ウェブサイト | Norid |
.noはノルウェーに割り当てられている国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)。登録は所定の機関により審査され、国際化ドメイン名も同時に登録することができる(詳細参照)
外部リンク
N.O.
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/25 18:30 UTC 版)
「N.O.」 | ||||
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電気グルーヴ の シングル | ||||
初出アルバム『VITAMIN』 | ||||
B面 | 「4U Rack And Roll」 | |||
リリース | ||||
規格 | 8センチCD | |||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | Ki/oon Sony Records | |||
作詞・作曲 | 石野卓球 | |||
プロデュース | 電気グルーヴ | |||
チャート最高順位 | ||||
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電気グルーヴ シングル 年表 | ||||
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EANコード | ||||
JAN 4988009104706 |
「N.O.」(エヌ・オー)は、日本の音楽ユニットである電気グルーヴの楽曲。
1994年2月2日にKi/oon Sony Recordsより3枚目のシングルとしてリリースされた[1]。4枚目のオリジナル・アルバム『VITAMIN』(1993年)からリカットとして、前作「SNAKEFINGER」(1992年)よりおよそ1年4か月振りにリリースされた。作詞および作曲は石野卓球が担当、電気グルーヴによるセルフ・プロデュースとなっている。
1枚目のアルバム『662 BPM BY DG』(1990年)収録曲であった「無能の人 (LESS THAN ZERO)」をスタッフの要望によりリメイクした楽曲。しかし当時の石野はアルバム全体の音楽性と異なる本作の収録に対して否定的であったため、「N.O.」という仮タイトルのままリリースされることとなった。
本作のシングル盤はオリコンシングルチャートにおいては最高位第21位となったものの登場週数は12回で売り上げ枚数は13.6万枚となり、当時の電気グルーヴとしては最も高い売り上げを記録したシングルとなった。特に表記はされていないがシングル・バージョンはアルバム・バージョンよりもイントロが数秒省略されている。シングル・バージョンは後にベスト・アルバム『電気グルーヴのゴールデンヒッツ〜Due To Contract』(2011年)に収録された。
背景
本作はインディーズレーベルからリリースされた電気グルーヴの1枚目のアルバム『662 BPM BY DG』(1990年)において「無能の人 (LESS THAN ZERO)」のタイトルで収録されていた楽曲であり、メジャーレーベルからリリースされた初のアルバム『FLASH PAPA』(1991年)に収録する案もあったが、当時のディレクターによる「これはいい曲だから、ココぞってときに出すジョーカーでとっておこう」という発案により収録が見送られた[2]。
その後4枚目のアルバム『VITAMIN』(1993年)制作時に同作がインストゥルメンタルを中心に構成されていたため、同アルバムの内容に危機感をもったレコード会社側が急遽本作をアルバムに収録することを提案、しかしそれに対し石野はすでに過去の曲であり青春ソングのような内容であったことから収録に反対、ピエール瀧は後に「周囲は『VITAMIN』のときがジョーカーを切るときだと思ってたんだけど、俺らはそれに反対だった」と述べている[2]。
アルバム制作時にメンバーは本作を収録する意図は全くなく、アルバム完成後に最終曲として収録する案をレコード会社側が提案、しかし当時の石野卓球は表現したい音に対するプランが明確に存在しており、そのプランとかけ離れた過去の曲を収録することに抵抗があったためレコード会社側と衝突することになった[2]。結果として本作はアルバム『VITAMIN』の最終曲として、曲間を空けた上でボーナス・トラックのような形で収録されることとなった[2]。瀧は後に当時のことを「ジョーカーを出さざるをえないほどの状況にあった」と述べている[2]。
録音
トラックのコンセプトは、子門'z名義の「トランジスタラジオ」(1993年)に続いて“完全居酒屋対応チューン”として制作された。本曲はメジャーデビュー後もファンからのリメイクの要望が強く、石野もそれを望んではいたが、正統派ポップス歌謡的なその内容は『VITAMIN』制作時の同グループにとって目指していた方向性と正反対に位置する楽曲でもあった。
曲中の「We like the music, we like the disco sound, hey!!」と歌う声は、石野が敬愛するイギリスのユニットポップ・ウィル・イート・イットセルフのシングル「キャン・ユー・ディグ・イット」(1989年)の中からサンプリングしたものである。『662 BPM BY DG』制作時の電気グルーヴのスタイルは、サンプリングを売り物にしていたポップ・ウィル・イート・イットセルフの手法を参考に確立されたものであるが、ポップ・ウィル・イート・イットセルフは、元々ベル・エポックのシングル「ブラック・イズ・ブラック」(1977年)から同フレーズをサンプリングしているため[注釈 1]、電気グルーヴの引用は孫引きということになる。
歌詞と曲タイトル
アルバム『VITAMIN』への収録に当たり、打ち込みを砂原良徳が担当する形でトラックも新規に制作しリメイクされた。歌詞の内容は電気グルーヴの前身である人生が解散した当時の石野の心情を歌ったもので、一部歌詞を書き直している。歌詞中に「カーテンもないし」という一節が存在するが、当時の石野の自宅には実際にカーテンがなく、代わりにブルース・リーのポスターを窓に貼っていたと述べている[2]。また、リメイクした当時を振り返り石野は「その頃はもうカーテンもあったし」と述べている[2]。
石野が通学していた高校は校則が厳しかったため、当時落ち込んでいた石野にとって心の癒しであったのがイギリスのバンド「ニュー・オーダー」であった。そのため「ニュー・オーダー」の略である「N.O.」と「無」を意味する英語「NO」との掛詞として通称「N.O.」とされていた。しかし石野は後に意に添わぬ形でアルバムに収録されたことから本来のタイトルである「無能の人 (LESS THAN ZERO)」を使用せず、通称である「N.O.」として収録したことに対して後悔していると発言している[2]。また、セルフ・トリビュート・アルバム『The Last Supper』(2001年)収録時には「Nord Ost」(ドイツ語で北東)というタイトルが改めて付け加えられている。
石野はカラオケに行った際に人から依頼された場合は本作を歌唱すると述べており、本作歌唱時の肝は歌詞中の「学校ないし」の部分の導入部分で「んが!(っこうないし)」と歌唱することであると述べたほか、サビ部分に振り付けを付ければ「20〜30万枚は上乗せできたかもしれない」と笑いながらコメントしている[2]。
アートワーク
本作のシングル盤ジャケットは裏側にのみメンバーの顔写真が使用されており、折りたたまれた部分を広げることで表側の身体部分と顔が繋がって見える構成となっている。この身体部分はメンバーとは別人のものであり、シングルCDの棚から客が手に取って見たくなるような仕掛けが検討された結果、身体のみが写っているジャケットになったと瀧は述べている[3]。また瀧は縦長のジャケットはデザインが困難であり、イメージを表現することに苦心することも多かったと述べている[3]。さらに、本作のシングル盤より電気グルーヴのロゴが以前の「電気GROOVE」からスージー甘金がデザインした「電気グルーヴ」表記のロゴに変更された[3]。
チャート成績
本作のシングル盤はオリコンシングルチャートにおいて最高位第21位の登場回数12回で売り上げ枚数は13万枚となった[4]。本作のリリースに否定的であった石野であったが、ラジオ番組などで頻繁に放送されたことなどもあり、本作の売上に関しては「電気始まって以来のスマッシュヒット」になったと述べている[2]。またそれを受けて瀧は「いま振り返ると、結果オーライだった」と述べている[2]。
本作の売り上げ枚数は電気グルーヴのシングル売上ランキングにおいて第2位となっている[5]。また、「みんなのランキング」における投票結果では「おすすめ曲」として第1位に選定された[6]。
ミュージック・ビデオ
本作のミュージック・ビデオは、白い空間の中でメンバーが白色の衣装を着て演奏を行う内容となっている。監督は塩坂芳樹。瀧は、特殊メイクによりフランケンシュタインのコスプレをしてステージ上を徘徊するという動きを見せた。このビデオは後にミュージック・ビデオ集『電気グルーヴのゴールデンクリップス〜Stocktaking』(2011年)に収録されている[7]。
ライブ・パフォーマンス
テレビ出演時に本作を披露する際、途中の歌パート以外に担当ポジションの無い瀧は様々なパフォーマンスを行っていた。1994年1月15日放送のテレビ東京系バラエティ番組『タモリの音楽は世界だ』(1990年 - 1996年)において「テクノ特集」でゲスト出演した際、本作披露時に瀧はおもちゃのギターを振り回していた。途中、勢い余って遠くに飛んでいき、慌てて拾いに行く姿も見られた。同年2月23日放送のフジテレビ系音楽番組『MJ -MUSIC JOURNAL-』(1992年 - 1994年)に出演した際、瀧はローランドのロゴのついたサンドバッグを殴ったり、数羽のニワトリを逃がして捕まえるというパフォーマンスを行っている。途中逃げ回ったニワトリが思ったよりもスタジオ中に散らばってしまい、瀧が画面からフェイドアウトする場面も見受けられた。さらに同年3月放送の日本テレビ系バラエティ番組『スーパージョッキー』(1983年 - 1999年)にゲスト出演した際、司会の細川ふみえが「今回は特別な楽器で演奏します」と発表したものの、実際は瀧が後ろで轆轤(ろくろ)を回転させた上で陶芸粘土で形を作っただけであった。演奏終了後、司会のビートたけしは「何をやっていたんでしょうか」と苦笑した。その他にも、わたあめを作る、ギターを振り回す、琵琶を弾く、おにぎりを握るなどの「演奏(パフォーマンス)」を行っている。瀧は後に当時のことを振り返り、「この曲でテレビに出るときは、やること何もないからロクロ回してたんだから。しかもリハまでやって」と述べている[2]。
その他、2015年12月14日放送のフジテレビ系バラエティ番組『SMAP×SMAP』(1996年 - 2016年)に電気グルーヴは初出演し、「N.O. 2016」と題した新バージョンでSMAPとともに歌唱を行った[8][9][10]。
メディアでの使用
ハドソンのスーパーファミコン用ソフト『桃太郎電鉄HAPPY』(1996年)では、ゲーム中に登場する「シードーム」でのコンサートイベントにおいて、電気グルーヴをモチーフにした「電グル」なるバンドが登場し、「MOMOOH」[注釈 2]と言う「N.O.」に似た曲が流れる。
別バージョン
同時収録の「N.O. (Ken Ishii Reproduction)」はケン・イシイとしては初のリミックス提供作品。このシングルが発売された当時、既にイシイはR&Sや+8といった当時のテクノ主力レーベルから作品を発表してはいたが、日本ではその情報がほとんど皆無に等しかった時代であり、石野も渡英した際に現地のテクノファンからその名を知らされた程であった。帰国後、すぐさまニッポン放送ラジオ番組『電気グルーヴのオールナイトニッポン』(1991年 - 1994年)においてイシイのアルバム『Garden On The Palm』の収録曲が放送された。イシイが日本居住者であることがわかるとすぐさま石野は接触を図り、本リミックスの制作が実現した。初対面の際には石野とイシイ、お互いの当時の恋人が同席して紹介しあったという。一部ノイズが入っているが、このリミックス制作当時、ギタリストの友人がケン・イシイ自宅スタジオを訪れた際に、ミキサーにギターをつなぎ全開で音を出して以降、ノイズが入るようになってしまったとのこと。
電気グルーヴのドキュメンタリー映画『DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球とピエール瀧~』(2015年)のサウンドトラックとしてリリースされたコンピレーションアルバム『DENKI GROOVE THE MOVIE? -THE MUSIC SELECTION-』では、新録バージョンが収録されている[11]。
カバー
- 衛藤利恵 - 『The Last Supper』にて、ドイツ語歌詞ヴァージョンカバー。NHK教育語学番組『ドイツ語会話』(1990年 - 2008年)の2001年度オープニングテーマとして使用された。
- POLYSICS - 『The Last Supper』初回限定盤付属のボーナスディスクに収録。
- CUBE JUICE - ビクターオムニバスアルバム『X THE STREET』(2004年)に収録。
- ワッツシーゾンビ - 同バンドオリジナルアルバム『W.Z.』(2013年)に収録[12]。
- ハンバート ハンバート - 同デュオオリジナルアルバム『FOLK』(2016年)に収録[13]。
シングル収録曲
全作詞: 石野卓球。 | ||||
# | タイトル | 作曲 | リミックス | 時間 |
---|---|---|---|---|
1. | 「N.O.」 | 石野卓球 | ||
2. | 「4U Rack And Roll」 | 砂原良徳、石野卓球 | ||
3. | 「N.O.」(Ken Ishii Reproduction) | 石野卓球 | Ken Ishii | |
合計時間:
|
参加ミュージシャン
脚注
注釈
出典
- ^ “電気グルーヴ / N.O.”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2022年5月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l SINGLES and STRIKES 2004, p. 6.
- ^ a b c 電気グルーヴ×アイデア 2013, p. 192- 「Denki Groove, N.O.」より
- ^ オリコンチャート・ブック アーティスト編 1997, p. 22.
- ^ “電気グルーヴのシングル売上ランキング”. オリコンニュース. オリコン. 2022年6月19日閲覧。
- ^ “【人気投票 1~20位】電気グルーヴ曲ランキング!みんながおすすめする曲は?”. みんなのランキング. HANABISHI (2022年6月13日). 2022年6月19日閲覧。
- ^ “電気ベスト盤リマスターを砂原良徳が、PV集には瀧の解説も”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2011年2月22日). 2022年5月27日閲覧。
- ^ “電気グルーヴ、12月14日放送の『SMAP×SMAP』に出演”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク (2015年12月11日). 2022年6月19日閲覧。
- ^ “電気グルーヴ、結成26年目にして「SMAP×SMAP」初出演”. OKMusic. ジャパンミュージックネットワーク (2015年12月11日). 2019年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月19日閲覧。
- ^ “電気グルーヴが『SMAP×SMAP』に出演! 新曲“N.O. 2016”を初披露”. rockin'on.com. ロッキング・オン (2015年12月11日). 2022年6月19日閲覧。
- ^ “電気グルーヴ、大根仁選曲の映画サントラ盤に「N.O.」新録バージョンも”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2015年11月5日). 2024年3月9日閲覧。
- ^ “ワッツーシゾンビが電気グルーヴ「N.O.」カバーのPV公開”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2016年3月30日). 2022年6月19日閲覧。
- ^ “ハンバートハンバート、ふたりきりの弾き語りAL発売&東阪でデビュー15周年ライヴ開催”. rockin'on.com. ロッキング・オン (2016年3月30日). 2022年6月19日閲覧。
参考文献
- 『オリコンチャート・ブック アーティスト編 全シングル作品 昭和43年 - 平成9年<30年>』オリコン、1997年12月11日、22頁。 ISBN 9784871310413。
- 『SINGLES and STRIKES』(CDライナーノーツ)電気グルーヴ、キューンレコード、2004年、6頁。KSCL 672-3。
- 『電気グルーヴ×アイデア 電気グルーヴ、石野卓球とその周辺。』誠文堂新光社、2013年3月22日、192頁。 ISBN 9784416113165。
外部リンク
NO
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ナビゲーションに移動 検索に移動NO(ノー、ノ)
- No - 英語の否定の副詞、間投詞
- NO. - 1993年4月〜1999年9月までテレビ朝日系で放送されていた、ビーイング系の音楽情報ミニ番組
- N.O. - 電気グルーヴのシングル曲
- NO (少年カミカゼのアルバム) - 少年カミカゼの3枚目のアルバム。
- ニューオーリンズ - アメリカ合衆国ルイジアナ州の都市
- ニューオーリンズ・セインツ - NFLチーム
- ニューオーリンズ・ペリカンズ - NBAチーム
- ノルウェーのISO 3166-1国名コード
- ノルウェー語のISO 639-1言語コード
- .no - ノルウェーの国名コードトップレベルドメイン
- 一酸化窒素の化学式
- ノヴァーラ県の略号およびISO 3166-2:IT県名コード - イタリアの県
- NO (映画) - 2012年のチリの映画作品。
No
- ノーベリウムの元素記号
- No (塩野健士のアルバム) - 塩野健士の1stアルバム。
no
No.
関連項目
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No.
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/13 15:08 UTC 版)
No. は、番号を示す数字の前に置かれる記号であり、英語では numero sign と呼ぶ。日本語では「ナンバー(英語: number)」と読まれる。番号記号の # と意味はほぼ同じで、たとえば「No. 5」なら5番の意である。番号を意味する語の省略形 no. の最初の文字を大文字とし記号化された。
元々ラテン語で「数えると」という意味の numero(numerus の単数奪格)の最初と最後の文字を取って no. となった。ロマンス語圏では、各国語で相当する語(スペイン語: número、ポルトガル語: número、フランス語: numéro、イタリア語: numero など)の略とも解釈される。英語でも number の省略形は no. である[1]。
表記
No の「o」を上部に書く(No)、「o」の下にアンダーバーを引く(No、No)、「o」でなく「°」を使用する (N°)など、いろいろな表記があるが、共通して同じ意味である。
各言語での違い
スペイン語
スペイン語では記号というより、単に número(番号)という単語の省略形である。スペイン語で単語を省略形にする時には、末尾の何文字かを下線付きの上付き小文字で表記する(voladitas と呼ぶ)。したがって número を省略形にすると単数ならば no、複数ならば nos となる。同様な省略形として、たとえば Fco は Francisco(人名)、Ma は María(人名)の省略形である。
否定詞の no と紛らわしいため、No. という表記はしない。
フランス語
フランス語では numéro(番号)という単語とほぼ対応しており、表記法は様々である(No. · no. · No · no など)。複数形では s がつき nos などとなる。
英語・イタリア語・スペイン語などとは違って、フランス語には no という単語はないため、混乱することはない。
ロシア語
キリル文字には「N」という字はないのだが、ロシア語では記号として「№」が使われており、コンピュータやタイプライタのキーボードにもこの記号がある(数字の3と同じキー・JISキーボードでは#の位置)。ロシア語ではこの記号を「Знак номера」と呼ぶ。
その他のヨーロッパ言語
この表記を使わない言語もある。ドイツ語では、代わりに Nr.(独: Nummer の省略形)が使われる。
コンピュータでの表現
Unicodeにはこの記号が文字様記号ブロックに U+2116 として収録されている。コードチャートのグリフは「№」となっている(ただしこのグリフに強制力はない)。
しかしこの文字は、レガシー標準との互換性のために導入された互換文字であり、互換性維持以外の目的での使用は推奨されない。分解マッピングは「<compat> 004E 006F」(004E = N、006F = o)なので、「No」と(必要ならばこれにマークアップを施して)書くことが推奨される。
キリル文字や東アジアの文字集合にはこの文字が含まれているものもある。たとえば、JIS X 0208(JIS第1・第2水準)には含まれていないが、JIS X 0213(JIS第3・第4水準)には含まれている。
8ビット文字集合では、「No」のほか、「N°」(2文字目が度記号)[2]、「No.」(最後にピリオド)、「Nº」(2文字目が序数標識)などとも書かれる。
符号位置
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
№ | U+2116 |
1-13-66 |
№ № |
脚注
関連項目
NO.と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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