こくさいか‐ドメインめい〔コクサイクワ‐〕【国際化ドメイン名】
読み方:こくさいかどめいんめい
国際化ドメイン名
別名:国際化ドメイン,多言語ドメイン名,多言語ドメイン
【英】Internationalized Domain Name, IDN
国際化ドメイン名とは、ドメイン名を表す文字として、当初より用いられているASCII文字(アルファベット、数字、ハイフン)以外に、漢字やギリシア文字といった多種多様な言語で表されるドメイン名のことである。
国際化ドメイン名では、従来のASCII文字だけでなく、Unicodeを用いた世界各国の言語を使用できる。これによって、より多種多様なドメイン名を利用することが可能になる。
国際化ドメイン名を用いる場合も、DNSへの問い合わせやWebへの実際のアクセスには、正規化、およびPunycodeを用いた文字列の変換によって、ASCII文字と互換性のあるACE(ASCII Compatible Enocoding)形式で扱われている。このため、サーバーなどのシステムは従来のままで運用できる。なお、変換された国際化ドメイン名には、先頭に「xn--」という文字列が付けられており、国際化ドメイン名であると判別できるようになっている。
国際化ドメイン名のうち、日本語(漢字、カタカナなど)を用いるドメイン名は、特に日本語ドメイン名とも呼ばれる。
参照リンク
国際化ドメイン名 - (社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)
国際化ドメイン名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/28 14:17 UTC 版)
国際化ドメイン名(こくさいかドメインめい)、IDN (Internationalized Domain Name)、多言語ドメインは、インターネットで使われるドメイン名にアルファベットや数字以外に漢字、アラビア文字、キリル文字、ギリシア文字なども使えるようにする仕組み。日本語であれば日本語ドメイン名とも呼ばれる。
- ^ 4.4.節に「This document does not update or alter the Punycode algorithm specified in RFC 3492 in any way.」と見える。
- ^ Internet Explorerはバージョン7から対応した。それ以前のバージョンは i-Nav をインストールして参照が可能。または、JWordプラグインでも .jp ドメインに限り対応している。
- ^ 国際化ドメイン対応のIEコンポーネントブラウザに関してはIE側でなくアプリケーション側で処理を行い、http://xn--eckwd4c7cu47r2wf.jp/ (http://ドメイン名例.jp/) のように日本語部分を自動的に半角文字列に変換してアクセスするため、IE6以前のブラウザエンジンでも国際化ドメインが利用可能である。
- ^ WILLCOMのPHS端末「WX310K」に搭載されているものでは日本語でURIを直接入力することは出来ない。
- ^ マイクロソフト「Internet Explorer 7 での国際ドメイン名のサポート」2006年3月16日
- ^ The Chromium Projects 'IDN in Google Chrome' 2013年6月2日閲覧
- ^ https://www.xudongz.com/blog/2017/idn-phishing/
- ^ Bugzilla 'Bug 283016 - Make it possible to blacklist characters in domain names' 2005年2月21日
- ^ mozilla.org 'IDN-enabled TLDs' 2010年3月18日閲覧
- ^ Opera Software 'Advisory: Internationalized domain names (IDN) can be used for spoofing.' 2005年2月25日
- ^ アップル「Safari の国際化ドメイン名のサポートについて」2008年10月4日
- 1 国際化ドメイン名とは
- 2 国際化ドメイン名の概要
- 3 関連項目
国際化ドメイン名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/25 15:31 UTC 版)
.orgドメインレジストリでは、セカンドレベルドメインに国際化ドメイン名(IDN)を登録できる。ドイツ語、デンマーク語、ハンガリー語、アイスランド語、韓国語、ラトビア語、リトアニア語、ポーランド語、スウェーデン語のIDNは、2005年から登録可能となった。スペイン語のIDN登録は2007年から可能となった。
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国際化ドメイン名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 07:01 UTC 版)
中国語の国際化ドメイン名は .cn ドメインの下のセカンドレベルドメインとして登録される。 2010年6月25日、ICANNはCNNICによる .中国(簡体字、Punycode: xn--fiqs8s)と .中國(繁体字、Punycode xn--fiqz9s)の2つの国際化ccTLDの使用を承認した。これらのccTLDは2010年7月にルートDNSに登録された。
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国際化ドメイン名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/08 15:02 UTC 版)
「セカンドレベルドメイン」の記事における「国際化ドメイン名」の解説
このセカンドレベルドメインには、国際化ドメイン名と言って、英数字以外の文字列を登録することも出来る。例えば味の素の場合、国際化ドメイン名を使わない通常のドメイン名の場合 http://www.ajinomoto.co.jp/ となるが、国際化ドメイン名を使って http://味の素.jp/ と入力しても表示される。この国際化ドメイン名は.jp以外にも、.cnや.hkなどですでに実用化されている。ただし、国際化ドメイン名を利用する際には対応したブラウザを使用する必要がある(→国際化ドメイン名#対応しているブラウザ等参照)。 日本では、特に日本語でのセカンドレベルドメインのことを「日本語ドメイン名」と呼ぶ。
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