山形県 地理・地域

山形県

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/30 09:47 UTC 版)

地理・地域

広袤(こうぼう)

重心
北緯38度26分58秒東経140度05分58秒

北端
北緯39度12分31秒東経139度33分02秒
人口重心
北緯38度25分06.93秒東経140度09分33.79秒
西端
北緯39度11分09秒東経139度31分13秒
山形県庁舎所在地
北緯38度14分26秒東経140度21分48秒
東端
北緯38度46分09秒東経140度38分48秒
 
南端
北緯37度44分02秒東経140度07分33秒
 

地形

山形県の地形図

県の東側一帯で宮城県との境に奥羽山脈、県の西部に朝日連峰がそびえているように、県域の大半 (85%) を山地が占め、総面積に対する森林の割合は 75% 、農業用地の割合は15%である。県の中央には最上川が流れる。県民の多くがこの川の流域に住んでいるため、「母なる川」とも呼ばれている。北西側の日本海上には県唯一の離島、飛島がある。

自然公園

気候

隣県の新潟県秋田県と同様に県内全域が日本海側気候であり、一部例外もあるが隣県の秋田県と同様に県全域のおよそ90%の地域が特別豪雪地帯である。日本海に面する庄内地方が、夏冬ともに県内では最も気温が高く、年間平均気温も北関東東京都の西部内陸部とあまり変わらないほどで、緯度の割に温暖であるかが分かる。夏は熱帯夜になるほど蒸し暑い一方、冬は温暖だが、日照時間が少ない。気温が高いために雪は降っても解けやすく、山形市の場合、積雪量はそれほど多くは無いが、酒田市鶴岡市などでは突発的に豪雪となる年もある。一方、内陸側は内陸性気候で寒暖の差が激しく、置賜地方などでは−15°C近くまで下がることも珍しくない。夏は非常に暑いが比較的乾燥しており、朝晩は涼しくなり、熱帯夜も庄内地方と比べると少ない。

春季から夏季にかけてはフェーン現象が発生しやすく、突発的に猛暑日に見舞われることも決して少なくない。1933年(昭和8年)7月25日に山形市で観測された気温40.8°Cは、2007年(平成19年)8月16日に埼玉県熊谷市岐阜県多治見市で観測された気温40.9°Cに抜かれるまで、74年間にわたって日本最高気温の記録を保持していた。

山形県各地の平年値(統計期間:1971年 - 2000年、出典:気象庁・気象統計情報
平年値
(月単位)
村山地方 置賜地方
尾花沢 村山市
楯岡
村山 東根 山形 大江町
左沢
西川町
大井沢
小国 長井 飯豊町
高峰
高畠 米沢
平均
気温
(°C)
最暖月 23.3
(8月)
24.2
(8月)
24.6
(8月)
23.6
(8月)
21.6
(8月)
23.8
(8月)
23.4
(8月)
22.8
(8月)
23.9
(8月)
24.4
(8月)
最寒月 −1.4
(1月)
−1.0
(1月)
−0.5
(1月)
−1.6
(1月)
−2.5
(1月)
−0.4
(1月)
−1.2
(1月)
−1.4
(1月)
−1.2
(1月)
−0.9
(1月)
降水量
(mm)
最多月 155.7
(7月)
145.9
(7月)
310.9
(1月)
125.7
(9月)
132.2
(9月)
381.7
(12月)
236.9
(7月)
232.1
(12月)
162.5
(7月)
155.1
(7月)
最少月 69.5
(3月)
74.0
(4月)
66.5
(3月)
75.6
(4月)
137.8
(4月)
162.1
(4月)
111.6
(3月)
95.4
(4月)
70.1
(4月)
72.3
(3,4月)
平年値
(月単位)
庄内地方 最上地方
酒田市
飛島
酒田 酒田市
浜中
鶴岡市
鼠ケ関
庄内町
狩川
鶴岡 真室川町
差首鍋
金山 新庄 最上町
向町
大蔵村
肘折
平均
気温
(°C)
最暖月 24.4
(8月)
24.9
(8月)
24.3
(8月)
24.3
(8月)
24.9
(8月)
23.0
(8月)
23.0
(8月)
23.9
(8月)
23.1
(8月)
21.7
(8月)
最寒月 1.8
(1,2月)
1.4
(2月)
1.7
(2月)
0.3
(1月)
1.2
(1月)
−1.4
(1月)
−1.8
(1月)
−1.3
(1月)
−1.6
(1月)
−2.2
(1月)
降水量
(mm)
最多月 163.6
(9月)
223.9
(11月)
245.3
(11月)
237.7
(11月)
268.8
(11月)
309.5
(7月)
224.3
(7月)
210.9
(12月)
197.4
(7月)
397.1
(12月)
最少月 80.5
(3月)
103.5
(3月)
115.5
(3月)
104.5
(3月)
108.2
(4月)
166.8
(4月)
107.5
(3月)
98.3
(4月)
95.5
(3月)
131.6
(5月)

自治体

県下には、以下の13市8郡19町3村がある。町は「まち」(河北町では「ちょう」)、村は「むら」と呼んでいる。また、全国的に行われている市町村合併による新規市制の発足において、新しい名称の市が誕生しなかった数少ない都道府県(他に神奈川県大阪府鳥取県宮崎県)である。

村山地方

最上地方

置賜地方

庄内地方

地域圏

県内は村山地方最上地方置賜地方庄内地方の4つの地方に分けられ、それぞれ気候・文化などの面で違いがある。またそれぞれに県の出先機関として総合支庁が置かれている。

国勢調査人口[2]推計人口(単位:人)
(斜体字は県全体に対する百分率)
地方 1920年
大正9年)
1950年
昭和25年)
1975年
(昭和50年)
2005年
平成17年)
推計人口
2020年6月1日
合計 968,925 1,357,347 1,220,302 1,216,116 1,067,772
村山 381,938 39.4 556,593 41.0 534,343 43.8 577,104 47.5 532,564 49.9
最上 88,417 9.1 126,747 9.3 105,253 8.6 90,741 7.5 70,917 6.6
置賜 229,481 23.7 305,526 22.5 253,105 20.7 238,781 19.6 201,195 18.8
庄内 269,089 27.8 368,481 27.1 327,601 26.8 309,490 25.4 263,096 24.6
山形県 地域区分図
橙:村山地方
青:最上地方
緑:置賜地方
紫:庄内地方
国勢調査人口の変遷(単位:万人)
   山形県

5年毎の国勢調査による県人口は、戦前は一貫して増加し、戦後の第一次ベビーブームによって1950年(昭和25年)に最大になった。その後は産業構造の変化で、郡部から都市部へ労働力が移動し、県内各市の都市化と県外諸都市への移住とによって県全体では人口が減少した。第二次ベビーブームに入っても人口減が続き、1975年(昭和50年)に県人口は戦後最低となった。1985年(昭和60年)に1,261,662人まで増加して第二のピークとなった後、人口は減少に転じている。なお、都市別・地域別には県全体の人口増減とは必ずしも同期しておらず、山形市がある村山地方(山形盆地)はほぼ1つの都市圏として機能し、県内における人口比率を上げている。

都市圏

都市雇用圏(10 % 通勤圏)の変遷

  • 山形新幹線の駅が設置された都市圏太字
    • 1992年 - 山形新幹線 (東京 - )福島 - 山形 開業
    • 1999年 - 山形新幹線 山形 - 新庄 開業
1980年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年
山形 都市圏
415965人
山形 都市圏
432463人
山形 都市圏
464103人
山形 都市圏
475546人
山形 都市圏
547641人
山形 都市圏
544518人
山形 都市圏
534571人
酒田 都市圏
165515人
酒田 都市圏
161456人
酒田 都市圏
167682人
酒田 都市圏
165127人
米沢 都市圏
173163人
米沢 都市圏
165397人
米沢 都市圏
157871人
鶴岡 都市圏
147758人
鶴岡 都市圏
159095人
鶴岡 都市圏
157693人
鶴岡 都市圏
155356人
酒田 都市圏
159106人
酒田 都市圏
149789人
酒田 都市圏
142117人
米沢 都市圏
142686人
米沢 都市圏
143816人
米沢 都市圏
143315人
米沢 都市圏
141889人
鶴岡 都市圏
150387人
鶴岡 都市圏
144354人
鶴岡 都市圏
137380人
新庄 都市圏
91411人
新庄 都市圏
89673人
新庄 都市圏
87592人
新庄 都市圏
83909人
新庄 都市圏
90740人
新庄 都市圏
84319人
新庄 都市圏
77895人
長井 都市圏
62325人
東根 都市圏
74318人
東根 都市圏
73714人
東根 都市圏
74364人
長井 都市圏
55883人
長井 都市圏
52730人
長井 都市圏
49236人
東根 都市圏
40559人
長井 都市圏
61252人
長井 都市圏
59971人
長井 都市圏
58340人
南陽 都市圏
36682人
南陽 都市圏
36971人
南陽 都市圏
36810人
南陽 都市圏
36189人
橙:村山地方
青:最上地方
緑:置賜地方
紫:庄内地方



注釈

  1. ^ 1997年に同社がパッシブ駆動方式有機ELディスプレイに量産成功して以来、最近では有機ELを核とした有機エレクトロニクス関連産業集積による産業おこしを行っている。これは、有機EL研究の世界的権威である山形大学工学部城戸教授の基盤研究を活用するためである。
  2. ^ 山形県の民放TVが4局出揃ったのはさくらんぼテレビが開局した1997年4月1日で、日本国内で最後に民放TV4局化が完了した(東北6県では宮城・福島・岩手に次いで4番目)。

出典

  1. ^ 全国都道府県市区町村別面積調 国土地理院 2013年11月28日閲覧
  2. ^ 平成27年 山形県の人口と世帯数について(山形県)
  3. ^ 横山昭男・誉田慶信・伊藤清郎・渡辺信『山形県の歴史』p.21-22
  4. ^ 横山昭男・誉田慶信・伊藤清郎・渡辺信『山形県の歴史』p.26
  5. ^ 誉田慶喜「山形の夜明け」28-30ページ(横山昭男・誉田慶信・伊藤清郎・渡辺信『山形県の歴史』山川出版社 2003年2月)
  6. ^ 『続日本紀』
  7. ^ 誉田慶喜「出羽国のはじまり」38-40ページ(横山昭男・誉田慶信・伊藤清郎・渡辺信『山形県の歴史』山川出版社 2003年2月)
  8. ^ 保角里志『東北の歴史』
  9. ^ 5429世帯断水、復旧めどたたず 尾花沢と大石田”. 山形新聞 (2020年7月30日). 2020年7月20日閲覧。
  10. ^ 令和2年7月3日からの大雨による災害にかかる災害救助法の適用について【第11報】”. 内閣府 (2020年7月29日). 2020年7月20日閲覧。
  11. ^ 東北運輸局『管内高速バス輸送実績』
  12. ^ 総務省『国勢調査』(平成17年)
  13. ^ 厚生労働省『病院報告』(2006年)
  14. ^ 平成28年度学校基本調査 - 文部科学省、平成28年12月22日発表。
  15. ^ 全国方言一覧辞典 学研
  16. ^ 『47都道府県うんちく事典』263頁出版社-PHP文庫・執筆者-八幡和郎
  17. ^ おらほの自慢【蒟蒻(こんにゃく)】 山形県ホームページ
  18. ^ 山形県のインバウンド需要” (日本語). 訪日ラボ. 2020年6月26日閲覧。
  19. ^ 山形県観光振興課『山形県観光者数調査』
  20. ^ a b c 山形県名誉県民条例 (PDF) - 山形県、2019年7月28日閲覧。
  21. ^ 山形県の名誉県民・県民栄誉賞制度について - 山形県、2019年7月28日閲覧。
  22. ^ a b c d e f g h i j k 山形県名誉県民・山形県県民栄誉賞 - 山形県、2019年7月28日閲覧。
  23. ^ a b 山形県県民栄誉賞規則 (PDF) - 山形県、2019年7月28日閲覧。





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