これまでの記録
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 14:24 UTC 版)
「日本のスーパーコンピュータ」の記事における「これまでの記録」の解説
日本がスーパーコンピュータの開発を開始したのは1980年代初頭の大阪大学の257個のZilog Z8001 マイクロプロセッサを備えたLINKS-1 コンピュータグラフィックスシステムで主に3D コンピュータグラフィックの描画に用いられた 。それは1984年時点で世界で最も強力なコンピュータだった 。NECのSXシリーズは1989年4月に開発が発表された。SX-3/44R は1990年に世界最速のスーパーコンピュータになった。富士通の数値風洞スーパーコンピュータは1993年に一時的に世界最速になった。 京は2004年に日本が世界一の座を明け渡してから7年目に世界一の座を奪還した。NECが海洋研究開発機構(JAMSTEC)のために開発した地球シミュレータは当時世界最速だった。5,120台のNEC SX-6i プロセッサを使用し、28,293,540 MIPS (毎秒百万回の命令セットを実行する)。同様に、最大性能は実用的なベクトル型プロセッサチップを使用して131 TFLOPS (毎秒131 兆回 浮動小数点 )を有し、6万個以上のカスタマイズされたスカラ型プロセッサであるSPARC64 VIIIfxプロセッサを600以上のラックに収容する。地球シミュレータの60倍以上の演算速度で日本の最高性能を高め世界のスーパーコンピュータ技術の向上に影響を与えた。地球シミュレータは最高位の座を明け渡してから7年後に68位にまで後退した。
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