これまでの研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/10 19:44 UTC 版)
「比推力可変型プラズマ推進機」の記事における「これまでの研究」の解説
フランクリン・チャン=ディアスの開発したVASIMRは、彼自身の会社であるAd Astraロケット社およびNASA・ジョンソン宇宙センターのASPL (Advanced Space Propulsion Laboratory) で研究されている。これまでVX-10、VX-50、VX-100、VX-200といったシリーズが開発(数字は電力kWを示す)されてきた。彼らの最終的な目標は、4MWクラスのVASIMRにより有人火星飛行を達成することだが、はじめのマイルストーンは国際宇宙ステーションでVF-200(200kWクラス)の技術実証を行うことである。これは2015年の実現を予定している。200kWという出力はステーションの供給電力をはるかに上回るため、15分程度の駆動時間になると見込まれている。 日本の東北大学ではVASIMRと同様の、高速プラズマ流をRF放電によって再加熱する手法について研究がされている。これは物理現象の解明という目的も含んでいる。東北大学のシステムは、イオン生成にMPDアークジェットを使い、磁場ノズルとヘリカル・アンテナによって生じる複雑な現象を計測している。
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