スポーツニッポン 記者による問題行動

スポーツニッポン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/28 17:16 UTC 版)

記者による問題行動

  • 2012年5月18日、38歳の女性記者が無免許運転で人身事故を起こし、自動車運転過失傷害と道交法違反(無免許運転)の現行犯で4月に逮捕されていた事が判明する[57]
  • 日本国内で新型コロナウイルス(COVID-19)への感染が拡大している2021年には、COVID-19対策をめぐる不正な行為によって、記者が社内処分を受ける事例が相次いでいる。
    • 日本中央競馬会に所属する調教助手や厩務員などの厩舎関係者が、日本政府がCOVID-19対策の一環で創設した持続化給付金を不正に受給したとされる問題が2月に浮上。その際に、大阪本社編集局レース部に所属していた競馬担当の男性記者が、申請を指南していた大阪市の男性税理士を厩舎関係者に仲介していたことが判明している。スポーツニッポンでは、2月25日付紙面で上記の事実を認め「本来の業務と関係のない行為で記者としての倫理を逸脱した」として謝罪文を掲載した。当該記者は同日付でレース部から異動、4月28日付で出勤停止の懲戒処分を受けた。また、所属していた関西競馬記者クラブからの退会も公表された[58][59][60]
    • 日本政府が新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言を東京都内へ発出していた4月30日・5月7日に、大相撲力士朝乃山(当時は大関)が日本相撲協会の申し合わせ(COVID-19対策のガイドライン)に反して都内「接待を伴う飲食店」へ出入りしていたことを『週刊文春』が5月27日号(同月19日発売)で報道。同誌の記者が当該店舗の前で朝乃山への取材を試みようと待機していたところ、朝乃山を待ち受けていた東京本社勤務の相撲担当記者が「お前ら週刊誌(の記者)なんだろ? こっちは素人じゃねぇんだよ」などと威圧しながら取材を妨げた模様も伝えた[61]。東京本社では、当該記者からの事情聴取や社外の弁護士を交えた調査[62]を経て、6月11日に関係者の処分を発表。当該記者を東京本社付へ異動させたうえで諭旨解雇、直属の上司に当たる部長を減給に処した(いずれも同月10日付)。さらに、東京本社の役員(代表取締役社長の河野俊史など3人)が役員報酬の一部を返上することも発表している[63]
      • 当該記者は中途採用で東京本社へ入社。相撲担当に配属されてからは、取材で知り合った現役力士(朝乃山や貴景勝など)を誘っては飲食や遊興を繰り返していたとされる[64]。朝乃山とは緊急事態宣言の発出中に「接待を伴う飲食店」を10回訪れていたが、『週刊文春』の編集部から東京本社宛てに質問状が届いた旨をスポーツ担当部長から聞いた[65]直後には、事実を隠蔽するための「口裏合わせ」を朝乃山に提案。朝乃山は日本相撲協会、当該記者は東京本社社内の事情聴取に対して、緊急事態宣言下での「不要な外出」自体を否定していた[66]
      • 日本相撲協会では、緊急事態宣言発出中の5月9日からCOVID-19の感染拡大に対する防止策を徹底させながら本場所(令和3年大相撲夏場所)を両国国技館(東京都墨田区)で開催していた。朝乃山はこの場所に「東の正大関」として臨んでおり、週刊文春の報道が出る前日の10日目(18日目)に尾車コンプライアンス部長から聴取を受けたときは「事実無根です」と報道内容を否定していた。しかし、11日目(19日)の打ち出し後に日本相撲協会からの再度の事情聴取に対して、相撲担当記者と共に「接待を伴う飲食店」への出入りを繰り返していたことを認めた。1回目の聴取における虚偽報告や、当該記者との出入りの事実を示す証拠の隠滅(私用のスマートフォンに残っていたLINE上のメッセージの削除など)も認めたうえで、翌12日目(20日)から本場所を休場した[66][67]。さらに、場所後の5月21日付で、日本相撲協会へ引退届を提出している。
      • これに対して、相撲協会は引退届を預かったうえで、6月11日開催の臨時理事会で朝乃山への懲戒処分を決定。直近(7月)場所から6場所連続出場停止と、6ヶ月間の報酬半減(50%減額)に処した。「朝乃山にはもう一度チャンスを与える」との姿勢を示しながら、協会への虚偽報告を重く見た末の決定で、朝乃山の行為で協会に再び迷惑が掛かった場合には引退届を正式に受理する方針も打ち出している[68]。東京本社による一連の処分は、朝乃山への懲戒処分を受けての措置で、(関連会社からの発行分を含む)6月12日付の紙面では、上記の処分、経緯、今後の対策に関する説明に1ページを割いた。
      • 日刊スポーツのデスクである佐々木一郎は、当該記者の問題点について「食事をしたりキャバクラに行ったこと自体ではないんですよ。平時では問題ない。でも、まず時期がよくなかったことと、口裏合わせを主導していたこと。それが大きな問題です」と指摘している。佐々木も力士や親方と食事をすることはあるが、(2021年7月時点で)最後に食事をしたのは2020年2月。コロナ禍以前から、誘うときは相手に迷惑をかけないよう気を使っているという。「私服で外出している」などと通報されたり写真を撮られたりしないよう、力士を誘うときは「必ずゆかたか着物で来てくれ」と念押ししている[69]。プロスポーツ選手や五輪を狙うレベルのアマチュア選手は所属しているスポーツマネジメント事務所が取材の窓口となって選手を守っているため、携帯番号を聞くのも難しい現状があるが、事務所に所属している力士は少ないため、雑談しながら「今度一杯行こうよ~」と言えてしまうと話している[70]

  1. ^ 会社が統合される前にも旧題字を全国統一で使用していたが、2002年(平成14年)頃から大阪本社以外のエリアで現在使用している新題字を使うようになった。
  2. ^ 毎日新聞の友好紙。
  3. ^ おかげさまでスポニチ20000号、スポニチアネックス。(2004年11月保存)(インターネットアーカイブのキャッシュ)
  4. ^ 組織再編後もこれは変わらず。
  5. ^ このビル名にちなみ、同所でのイベント開催の模様が「スポニチPlaza鰻谷通信」として時折掲載されている。
  6. ^ スポプリ スポニチプリント販売開始”. newscast.jp. 2021年7月18日閲覧。
  7. ^ 「スポプリ」に見せる号外&2軍情報登場”. newscast.jp. 2021年7月18日閲覧。
  8. ^ 爆笑問題 スポニチ本紙特別編集長就任、本社訪れ訓示「会長のバッハ」「この会社乗っ取ります」(スポニチアネックス)” (日本語). Yahoo!ニュース. 2021年7月18日閲覧。
  9. ^ 旧・大阪本社が発行したものについては、1999年3月に改訂版が発行されている
  10. ^ a b 株式会社スポーツニッポン新聞社 第61期決算公告
  11. ^ 西部版の1面と裏1面の内容が基本的に東京本社版と同一であるため(一部例外あり)。一方、大阪本社版は1面に阪神タイガース関連の記事を載せることが多く、紙面構成上での独自性が強い。
  12. ^ 発行元表記は単に「西部」。
  13. ^ 旧西部本社は2009年(平成21年)6月まで、毎日西部会館(北九州市小倉北区紺屋町13-1)にあった。その後組織上は福岡総局を吸収しつつ場所をここに移転。だが本社としては約1年と短命であった。
  14. ^ 発行・販売委託
  15. ^ 元は名古屋市中村区名駅4丁目の毎日新聞中部本社(毎日名古屋会館)内にあったが、2003年(平成15年)から2007年(平成19年)まで毎日新聞中部本社等再開発工事により、同じ中村区名駅の三井ビル北館に暫定移転、後に旧毎日新聞中部本社跡地に建設されたミッドランドスクエアに事務所を置いていた。
  16. ^ 弊社工場操業停止の社員説明会を行いました。(2020年4月1日・毎日新聞中四国印刷)・毎日、四国新聞に印刷委託 スポニチは山陽に―中四国6県(2020年3月18日・時事通信社)
  17. ^ NHK総合 - どーもくん、NHK Eテレ - ななみちゃん、MBS - らいよんチャン、ABC - エビシー、カンテレ - ハチエモン、読売 - シノビー、大阪 - たこるくん、サン - おっ!サン
  18. ^ 高田高 奥村部長あらためて自らに問う 教師として被災した意味 - 復興へのプレーボール~陸前高田市・高田高校野球部の1年(2016年3月10日)
  19. ^ 3月11日は『東日本大震災から○年 スポニチは復興の「今」と「これから」を伝え続けます』。3月12日は『震災から○年 スポニチは復興への歩みを伝え続けます』。(いずれも○には震災発生からの年数)
  20. ^ 外部リンク写真の1頁の記事が1979年日本シリーズ第4戦、広島が近鉄に勝利した試合の記事が掲載されていることでわかる)新関西最終号の1面(右は1991年に廃刊した関西新聞の最終号。新関西との関係はない)
  21. ^ 主要全国発売レースと近畿圏の全てのレースに対応
  22. ^ 「元・回文芸人記者」が見るキャンプ、ソフトバンク編「うそ!?工藤独走!?」 (スポニチアネックス2015年2月2日付記事)
  23. ^ 『新版競馬歴史新聞』 p236 「スポニチがエイトの記事を無断転用」(競馬歴史新聞編集委員会編、日本文芸社、2004年、ISBN 4-537-25205-7
  24. ^ 星野仙一著、夢 命を懸けたV達成への647日、2003年、角川書店、P175-P176
  25. ^ 岡田ジャパンの高地トレーニングは無意味!? サポティスタ2010年5月28日
  26. ^ 小出監督「今回の日本代表の練習日程は丁度いい」 サポティスタ 2010年6月9日
  27. ^ ユーベ幹部“全力獲り”明言「近日中に発表も」スポニチAnnex 2011年6月29日
  28. ^ La Juve vuole Honda e tratta con il Cska Corriere dello sport.it 6月28日
  29. ^ Dal Giappone sicuri: «La Juve vuole Honda» Tuttosport6月28日
  30. ^ Juve, Aguero si avvicina L'idea nuova è Honda La Gazzetta dello Sport 6月28日
  31. ^ “ユベントス本田”地元イタリア各紙も一斉報道 スポニチAnnex 2011年6月30日
  32. ^ 本田がユーベ移籍報道を否定「誰が?」 nikkansports.com 2011年6月29日
  33. ^ 本田「トンネルを抜けた」移籍情報には苦笑い サンスポ 2011年6月29日
  34. ^ 本田の代理人がユヴェントスやアーセナル移籍を否定「オファーはない」 本田の代理人がユヴェントスやアーセナル移籍を否定「オファーはない」 SOCCER KING 2011年6月29日
  35. ^ 本田にユーベ接触「ない」GM断言! サンスポ.com 2011年7月1日
  36. ^ a b ユーベGMが断言「本田には興味がない」 スポーツ報知 2011年7月2日
  37. ^ 名門幹部がベタボレ「本田はまさにユベントスに値する選手」 スポニチAnnex 2011年6月29日
  38. ^ CSKAモスクワ 本田移籍でユベントスに破格の要求!スポニチAnnex2011年7月7日
  39. ^ 本田 背番号は「10」 14億円で完全移籍 スポニチannex 2012年1月29日
  40. ^ Per i giapponesi ormai è fatta: "Honda è della Lazio!"...Tare: "Stiamo trattando con i russi...Il QPR ci ha chiesto Cisse" lalaziosiamonoi 2012年1月29日
  41. ^ В Японии уверены: Хонда перейдет в "Лацио" Спорт-Экспрес 2012年1月29日
  42. ^ Stampa giapponese: Honda è della Lazio calciomercato.com 2012年1月29日
  43. ^ ラツィオ側「本田合意まだ」日刊スポーツ 2012年1月29日
  44. ^ 本田、ラツィオ移籍破談も スポーツ報知 1月30日
  45. ^ ラツィオ指揮官 本田を歓迎「国際レベルの選手」 スポニチAnnex 2012年1月30日
  46. ^ 日刊スポーツ 2012年2月1日
  47. ^ 本田移籍破談の背景に…安売り拒むCSKAと欧州クラブの懐具合 スポニチAnnex 2012年2月1日
  48. ^ U23に秘密兵器 次戦マレーシア戦で京都・久保招集へ スポニチAnnex 2012年2月6日
  49. ^ 本田 2戦連続アシストも途中交代…無言で立ち去る スポニチアネックス 2012年3月10日
  50. ^ Слуцкий: Хонда не смог оправиться от повреждения, полученного в игре с "Зенитом" Чемпионат.com 2012年3月9日
  51. ^ 嵐会見「無責任」質問を「グッディ!」で激論…三田友梨佳アナ「とっても失礼」伊藤洋一氏「あの質問は必要」スポーツ報知 2019年1月28日配信・1月29日閲覧
  52. ^ 櫻井翔、「無責任」質問で「思いの丈が温度を乗せて伝えることができた」SANSPO.COM 2018年1月28日配信・1月29日閲覧
  53. ^ 加藤紗里さんに関する記事についてのおわびスポニチアネックス 2020年2月21日配信・閲覧
  54. ^ コロナ感染で死去の羽田雄一郎氏「当日に会合」の真偽 スポニチ「誤情報であったため削除」Jcastニュース、2020年12月29日
  55. ^ Jリーグ 来季ホームタウン制撤廃へ 創設時の理念「地域密着」から新様式に 今月中にも正式決定スポニチアネックス 2021年10月17日配信・閲覧。
  56. ^ Jリーグが声明「ホームタウン制度について撤廃の事実ない」一部報道を否定日刊スポーツ 2021年10月17日配信・閲覧。
  57. ^ スポニチの女性記者が無免許で73歳女性はねる 4月に逮捕、すでに釈放 MSN産経 2012年5月18日[リンク切れ]によると、平成15年に違反点数の累積で免許を取り消されており、9年以上無免許のまま車を運転していたとのこと。
  58. ^ 給付金不正受給問題、スポニチ記者が仲介役 関係者に送ったLINE画面も発覚 - デイリースポーツ online 2021年2月26日
  59. ^ スポニチ記者、申請に関与 競馬調教助手ら不正受給問題 - 時事ドットコム 2021年2月25日
  60. ^ スポニチ、記者を出勤停止 JRA騎手らの不適切受給関与 - 日本経済新聞 2021年4月29日
  61. ^ 「週刊文春」編集部 (2021年5月19日). “大関・朝乃山 緊急事態宣言中に神楽坂キャバクラ通い”. 文春オンライン. 2021年6月5日閲覧。
  62. ^ 週刊文春報道について”. Sponichi Annex (2021年5月27日). 2021年6月5日閲覧。
  63. ^ “本紙元記者を諭旨解雇 力士との深夜会食で” (プレスリリース), 株式会社スポーツニッポン新聞社, (2021年6月11日), https://sponichi.jp/%e6%9c%ac%e7%b4%99%e5%85%83%e8%a8%98%e8%80%85%e3%82%92%e8%ab%ad%e6%97%a8%e8%a7%a3%e9%9b%87%e3%80%80%e5%8a%9b%e5%a3%ab%e3%81%a8%e3%81%ae%e6%b7%b1%e5%a4%9c%e4%bc%9a%e9%a3%9f%e3%81%a7/ 2021年6月11日閲覧。 
  64. ^ 朝乃山と共にキャバ 相撲記者は力士顔負けごっつあん気質 |日刊ゲンダイDIGITAL”. 日刊ゲンダイDIGITAL (2021年5月28日). 2021年6月5日閲覧。
  65. ^ 前述の「本紙元記者を諭旨解雇~」中「外部弁護士による内部調査・5月18日の状況」参照。
  66. ^ a b 朝乃山がコロナ対策違反で休場へ 外出禁止期間に接待伴う飲食店訪問 協会は処分検討”. Sponichi Annex (2021年5月20日). 2021年6月5日閲覧。
  67. ^ キャバクラ通い疑惑の朝乃山「日馬富士が激怒した高校からの悪癖」”. FRIDAYデジタル (2021年5月21日). 2021年6月5日閲覧。
  68. ^ 朝乃山6場所出場停止 新型コロナ対策ガイドライン違反”. Sponichi Annex (2021年6月11日). 2021年6月12日閲覧。
  69. ^ 大関・朝乃山と番記者が一緒に“深夜外出した”問題…他紙デスクに聞く「番記者の関係は近すぎたのか?」(佐藤祥子)” (日本語). Number Web - ナンバー(2021年7月10日). 2021年8月26日閲覧。
  70. ^ 大関・朝乃山と番記者が一緒に“深夜外出した”問題…他紙デスクに聞く「番記者の関係は近すぎたのか?」(佐藤祥子) 4/4” (日本語). Number Web - ナンバー(2021年7月10日). 2021年8月30日閲覧。






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