赤坂二・六丁目地区開発計画とは? わかりやすく解説

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赤坂二・六丁目地区開発計画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/13 04:12 UTC 版)

赤坂二・六丁目地区開発計画(あかさかに・ろくちょうめちくかいはつけいかく)は、2025年現在、東京都港区赤坂で進められている再開発計画である。従来の国際新赤坂ビルを取り壊し、その跡地に地上41階建の東棟と地上19階建の西棟の2棟の高層ビルを建設する再開発計画である。都市再生特別地区に認定され、デベロッパー三菱地所TBSホールディングスである[1]。施行者は東棟が鹿島、西棟が大林組[2]

概要

東京放送ホールディングス(現・TBSホールディングス)は、「グループ中期経営計画2020」に「赤坂エンタテインメント・シティ構想」を計画し、三菱地所と共同事業協定を締結した。協定内容は、国際新赤坂ビルの敷地を再開発し、オフィスビルホール劇場ホテルなどを含めた総合施設を建設することである。計画は二棟の高層ビルを含め、東棟は41階建のオフィスを主体とした高層ビル、西棟は19階建のホテル・エンターテインメント施設を主体とした超高層ビルである。いずれも東京メトロ千代田線赤坂駅に直結する[3]

2021年令和3年)11月15日にこの都市計画告示された[4]

2023年(令和5年)1月4日にTBSホールディングス社長の佐々木卓が新年挨拶の中で、その再開発の完成イメージが披露された[5]。それによれば、東棟の建物のラインは「あでやかな和服の袖模様」をイメージしており、その東棟の地下1階の「駅まち」内には、テレビ・ラジオなどが活用できるオープンスタジオが設けられると共に、インキュベーション施設も構える[5]。また、西棟の1階には、赤坂ACTシアターよりも座席数を増やした新しいホールが設けられることになり、プロジェクションができる壁も備える[5]

2024年(令和6年)2月9日国土交通大臣民間都市再生事業計画として認定を受け、同年3月13日起工式を行い、2028年(令和10年)の完成を目指してこの開発の新築工事に着手した[6]

2025年(令和7年)4月25日、ホテルのブランドについてヒルトンのライフスタイルブランド「キャノピーbyヒルトン東京赤坂」(関東初進出、2028年開業予定)と発表された[7]

脚注

  1. ^ 赤坂二・六丁目地区は2028年完成。三菱地所とTBSによる高さ約230mの超高層ビル整備”. 2021年11月2日閲覧。
  2. ^ 三菱地所、TBSHD/赤坂二・六丁目地区開発(東京都港区)、施工は鹿島と大林組に」『建設工業新聞』2023年1月5日。2023年1月9日閲覧。
  3. ^ AKASAKA ENTERTAINMENT CITY”. 2021年11月2日閲覧。
  4. ^ 『赤坂二・六丁目地区』開発計画 国家戦略特別区域計画認定 開発計画に合わせ、東京メトロ赤坂駅で“駅・まち一体”の開発を実現 デベロッパー×総合メディア企業×鉄道事業者による、まちづくり×エンタメ×駅の取組が始動” (PDF). 三菱地所・TBSホールディングス・東京地下鉄 (2021年11月18日). 2021年11月20日閲覧。
  5. ^ a b c 2023年 佐々木卓社長新年挨拶” (PDF). TBSホールディングス (2022年1月5日). 2023年1月8日閲覧。
  6. ^ 赤坂エリアの新たなランドマークとなる2棟の建物が2028年に誕生 赤坂二・六丁目地区開発計画新築工事着手/民間都市再生事業計画に認定 ~あらゆる世界を揺さぶる、エンタテインメントの街へ。Shake the World.AKASAKA~” (PDF). 三菱地所・TBSホールディングス (2024年3月13日). 2024年3月13日閲覧。
  7. ^ ~ヒルトンのライフスタイルブランドが関東初進出~ 「キャノピーbyヒルトン東京赤坂」 2028年開業予定”. 三菱地所・TBSホールディングス・ヒルトン (2025年4月25日). 2025年9月13日閲覧。

関連項目




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