やる気スイッチグループとは? わかりやすく解説

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やる気スイッチグループ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/08/11 06:23 UTC 版)

株式会社やる気スイッチグループ
YARUKI Switch Group Co., Ltd.
種類 株式会社
略称 やる気スイッチG
本社所在地 日本
〒104-0032
東京都中央区八丁堀二丁目24番2号
(八丁堀第一生命ビル)
北緯35度40分35.0秒 東経139度46分41.5秒 / 北緯35.676389度 東経139.778194度 / 35.676389; 139.778194座標: 北緯35度40分35.0秒 東経139度46分41.5秒 / 北緯35.676389度 東経139.778194度 / 35.676389; 139.778194
設立 1989年11月
(株式会社拓人)
業種 サービス業
法人番号 7010401130925
事業内容 個別指導塾・英会話スクール・幼児教育・民間型託児保育の経営及びそれらのフランチャイズ事業
代表者 高橋直司(代表取締役社長)
資本金 1000万円(2026年2月期)[1]
純資産 68億2908万1000円(2026年2月期)[1]
総資産 167億1225万3000円(2026年2月期)[1]
決算期 2月末日
所有者 TBSホールディングス[注 1]
主要株主 やる気スイッチグループホールディングス 100%
関係する人物 松田正男(創業者)
外部リンク www.yarukiswitch.jp
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株式会社やる気スイッチグループ(やるきスイッチグループ、英: YARUKI Switch Group Co., Ltd.[2])は、学習塾「スクールIE」などを運営している日本の企業である。

概要

個別指導学習塾をはじめ、幼児教室、子ども向け英会話スクール、英語で預かる学童保育、バイリンガル幼児園、キッズスポーツ教室を全国・及び台湾をはじめとした海外で運営する総合教育グループである。2026年2月末時点で国内外の教室数は約2400教室[3]。

社名の由来は、創業者の松田正男の口癖であった「子どものやる気スイッチを入れる」という言葉である。

個人塾としての創業は1973年、その後個別指導学習塾へ転換し、1989年に法人化。2025年2月期のグループ売上高は578億円と業界トップレベルに成長した。

拠点
  • 本社
東京都中央区八丁堀二丁目24-2(八丁堀第一生命ビル)
  • 西日本支社
兵庫県神戸市東灘区森南町一丁目5-1(セルバ甲南山手2階)

展開形態

個別指導学習塾(補習塾)の「スクールIE」を始め、幼児教室の「チャイルド・アイズ」、スポーツ教室の「忍者ナイン」、英会話スクールの「WinBe」、英語で預かる学童保育の[4]「Kids Duo」、バイリンガル幼児園の「Kids Duo International」「i Kids Star」の7つのスクールブランドを運営する(2026年現在)。

2020年には新しく「プログラミング教育 HALLO powered by Playgram x やる気スイッチ™」「思考力ラボ」「英語みらいラボ 能見台」の学習サービスを立ち上げた。

沿革

出典:[5]

  • 1989年(平成元年)
    • 11月:創業者の松田正男が千葉県君津市東坂田二丁目9番5号に、株式会社拓人を設立。完全個別指導塾「スクールIE」を開設[6]。
  • 1997年(平成9年)
  • 2000年(平成12年)
    • 6月:ネイティブ英会話スクール「WinBe」を開設。「スクールIE」と組み合わせた複合スクール「IEスクエア」を設置。
  • 2001年(平成13年)
    • 3月:幼児教育「チャイルド・アイズ」を開設、「IEスクエア」に「チャイルド・アイズ」を追加。
  • 2006年(平成18年)
  • 2008年(平成20年)
    • 5月28日 - 台湾現地企業と合弁で、台灣拓人教育事業股份有限公司(英: Taiwan Tact Education Co., Ltd.)を設立。
    • 6月:「拓人スクールIE」開校。
    • 9月:英語専門の学童保育・幼児保育「Kids Duo」を開設。
  • 2009年(平成21年)
    • 6月:アルティコを子会社化。
  • 2010年(平成22年)
  • 2011年(平成23年)
    • 9月:持ち株会社の株式会社拓人ホールディングスに改組。
  • 2012年(平成24年)
    • 9月:スポーツ事業部を開設。幼児向け運動プログラム「やる気ゆめスポ」を開発。
  • 2013年(平成25年)
    • 2月:国内・海外の合計教室数が1000校に到達。
    • 4月:バイリンガル幼児園「Kids Duo International」を開園。
    • 9月:個別指導部門を2代目拓人、語学・幼児部門を拓人こども未来にそれぞれ新設分割。
  • 2014年(平成26年)
    • 3月:旧社名の拓人ホールディングスから、株式会社やる気スイッチグループホールディングスに変更。
  • 2015年(平成27年)
    • 8月:一般社団法人ジャパンフォニックス協会と、一般社団法人日本こどもスペリングビー協会を設立。
  • 2016年(平成28年)
    • 1月:やる気ゆめスポが「忍者ナイン」にリブランド。
  • 2017年(平成29年)
  • 2018年(平成30年)
    • 2月:社内シンクタンクの「自分力開発研究所」を、「やる気の科学研究所」に改称。
    • 2月27日:大手百貨店のJ.フロント リテイリングが、Kids Duo Internationalと提携[8]。
    • 4月:バイリンガル×アクティブ幼児園「i Kids Star」を開園。
    • 9月:やる気スイッチキャリアを設立。
  • 2019年(平成31年)
    • 3月1日:
  1. 子会社の2代目拓人・拓人こども未来の両社を吸収合併
  2. 旧社名のやる気スイッチグループホールディングスから、株式会社やる気スイッチグループに変更[9]。
  • 3月:個性診断テスト「ETS」と、学力診断「PCS」のデジタル版を販売。
  • 3月:調剤薬局チェーンのフロンティアとFC契約を締結し、Kids Duo Internationalが関西に進出[10]。

不祥事等

Kids Duoでの不適切行為問題
京都府警は2025年2月21日、「Kids Duo」(キッズデュオ)の元教室長の男(30代。当時)を、児童買春・児童ポルノ禁止法(製造等)と性的姿態撮影処罰法違反の疑いで京都地検に書類送検[注 3]したことを公表した[15]。これによると、男の罪状は2024年1月から同年10月までの間、勤務先[注 4]の男女兼用の洋式トイレに市販の小型カメラを設置し、児童や同僚の女性を盗撮のうえ動画をパソコンやタブレット端末に保存した疑い[注 5]。同僚の男性職員が2024年10月に、問題のトイレで小型カメラを発見、元教室長の男は盗撮への関与を認め、京都府警に出頭した。男は京都府警の調べに対し、「ストレスを発散したかった」などと容疑を認めているという[16]。
これらを受けて「キッズデュオ」のフランチャイズ本部であるやる気スイッチグループは京都府警の発表日と同日に、被害にあった女性など関係者各位に謝罪するとともに、問題のあった加盟校の運営会社[注 6]は男をただちに懲戒解雇処分とした旨の声明を発表した[17]。
京都地裁は2025年3月25日、元教室長の男を児童買春・児童ポルノ禁止法(撮影)と性的姿態撮影処罰法違反(製造)の罪で略式起訴した。同年4月1日、京都簡裁は男に対し、罰金80万円の略式命令を出した[18]。
スクールIEでの不適切行為問題
警視庁は2025年9月16日、「スクールIE」の元教室長の男(45歳。当時)を、不同意わいせつの容疑で逮捕(逮捕日は2025年9月14日)したことを発表[19]。これによると、男の罪状は2025年の3月と5月に都内の塾[注 7]で指導中、当時、塾生であった女子中学生(15歳)の胸部を下着の上から触るなどわいせつな行為をした疑いであり、被害を受けた女性から相談を受けたカウンセラーが同年6月、警視庁に通報したことで発覚した。なお、男は警視庁の調べに対し、概ねの容疑を認めている一方で、「下着の上からは触っていない」と一部否認している。
これを受けて「スクールIE」を運営するやる気スイッチグループは警視庁の発表日と同日に、被害にあった女性をはじめとする関係者各位に深く陳謝するとともに、元教室長の男を2025年9月12日付で懲戒解雇処分とした旨の声明を発表した[20]。
警視庁生活安全部少年育成課は2025年10月3日までに、別の女子生徒にも同様の行為をしたとして、上記の元教室長の男を再逮捕した。再逮捕の容疑は同年1月下旬、女子中学生(13歳。当時)を「プレゼントを渡したい」などと休講中で誰もいない都内の塾校舎に呼び出し、数時間雑談した帰り際に抱き付いた疑い。男は、「やり過ぎてしまった」と容疑を認めている[21]。

脚注

注
  1. ↑ やる気スイッチグループホールディングスの発行済み株式80.7%を所有する親会社
  2. ↑ 映画スタジオを模した没入型教室の中で提供する、映画製作になぞらえた「教育×エンターテインメント」の英会話スクール
  3. ↑ 起訴を求める「厳重処分」の意見付き
  4. ↑ 男の勤務先はやる気スイッチグループの直営校ではなく、京都市内にある「キッズデュオ」のフランチャイズ加盟校であった。
  5. ↑ 捜査関係者によると、男のPCやタブレットからは、計1000本以上の動画が見つかったという。
  6. ↑ 運営会社名や教室名は非公表
  7. ↑ 具体的な教室名は非公表
出典
  1. 1 2 3 “2026年2月期 決算公告”. (株)やる気スイッチグループ (2026年5月28日). 2026年6月29日閲覧。
  2. ↑ やる気スイッチグループホールディングス公式サイト※英語表記
  3. ↑ 事業概要 - (株)やる気スイッチグループ公式ホームページ
  4. ↑ ネオ学童で放課後留学も 「小1の壁」崩せ(日経MJ)
  5. ↑ “沿革”. (株)やる気スイッチグループ. 2026年6月29日閲覧。
  6. ↑ “松田正男(人名事典)”. PHP研究所 (2014年). 2019年10月12日閲覧。
  7. ↑ 平松さわみ (2017年6月2日). “個別指導塾が投資ファンドに身売りしたワケ”. 東洋経済. 2019年10月12日閲覧。
  8. ↑ 昆清徳 (2018年2月28日). “J.フロントリテイリングが「英才」保育事業に参入、狙いは?”. ITmediaビジネスONLINE. 2019年10月12日閲覧。
  9. ↑ “子会社統合と社名変更のお知らせ”. 株式会社やる気スイッチグループ. 2019年3月2日閲覧。
  10. ↑ “やる気スイッチのバイリンガル幼稚園、関西に進出”. 日本経済新聞 (2019年3月29日). 2019年12月4日閲覧。
  11. ↑ “株式移転による純粋持株会社設立に関するお知らせ”. 株式会社やる気スイッチグループ. 2020年1月8日閲覧。
  12. ↑ “やる気スイッチグループと学研塾ホールディングスが次世代型学習モデルの開発・展開に向けて合弁会社を設立”. 株式会社やる気スイッチグループ、株式会社学研塾ホールディングス(二社連名). 2022年10月27日閲覧。
  13. ↑ 「学習塾・寺小屋Gが「やる気スイッチG」(東京)の連結子会社に」『愛媛新聞』愛媛新聞社、2024年12月2日、朝刊。
  14. ↑ (株)サンリオ (2025年10月24日). “やる気スイッチグループとサンリオの共同出資により設立した、合弁会社「株式会社サンリオやる気エデュテイリング」にて、没入型エデュテイメント英会話スクール「We Act!」の全国フランチャイズ展開を開始”. PR TIMES. 2026年6月29日閲覧。
  15. ↑ 「学童保育施設『キッズデュオ』で児童や女性職員を盗撮容疑、京都市内の元教室長の男を書類送検」『讀賣新聞』読売新聞東京本社、2025年2月22日、朝刊。
  16. ↑ 「学童保育トイレで児童らを盗撮疑い、元職員の男を書類送検 1000本超の動画見つかる」『京都新聞』京都新聞社、2025年2月22日、朝刊。
  17. ↑ “一部報道に関しまして”. (株)やる気スイッチグループ (2025年2月22日). 2026年6月30日閲覧。
  18. ↑ 「学童保育トイレで児童らを盗撮、元職員の30代男に罰金80万円命令」『京都新聞』京都新聞社、2025年4月11日、夕刊。
  19. ↑ 「『スクールIE』元教室長、教え子への不同意わいせつ容疑で逮捕『何も言わなかったので…』」『讀賣新聞』読売新聞東京本社、2025年9月16日、朝刊。
  20. ↑ “一部報道に関しまして”. (株)やる気スイッチグループ (2025年9月16日). 2026年6月29日閲覧。
  21. ↑ 時事通信 経済部「別の生徒にもわいせつ行為か 『スクールIE』元教室長を再逮捕 - 警視庁」『時事ドットコムニュース』時事通信社、2025年10月3日、電子版。

関連項目

  • 森谷昭仁 - 「忍者ナイン」インストラクターを務める元プロ野球選手

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