スポーツニッポン新聞社の対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 22:59 UTC 版)
「朝乃山英樹」の記事における「スポーツニッポン新聞社の対応」の解説
5月20日、スポーツニッポン広報は、同紙相撲担当記者が同行していたとされる件について調査中であるというコメントを出した。 21日放送のフジテレビの情報番組である『バイキングMORE』に出演したフジテレビの相撲専属レポーターの横野レイコが、朝乃山が相撲協会幹部の怒りを買った要因として「一番の罪は大関であるという立場と、もうひとつは調査に嘘をついていた。それで協会を翻弄させた」とした上で「一緒にいた記者と口裏合わせをしていたので…させられたのかもしれないですけど」という指摘をしている。 27日には調査継続中であり、社内調査のみでなく中立性・公平性を保つため第三者の弁護士にも依頼をしていることや、日本相撲協会からの照会への対応の必要があることがスポーツニッポン新聞社名義で報告された。事実関係が明らかになった段階で公表するとしていたが、朝乃山の処分が決定した6月11日に元記者を同月10日付で諭旨解雇処分、監督責任を負う代表取締役社長と常務取締役編集担当が1ヶ月の役員報酬20%、上司の執行役員東京本社編集局長が1ヶ月の役員報酬30%を返上することを発表した。 発表によると、元記者は5月7日夜、週刊文春取材班の車まで行って恫喝した後、同月19日に上司から同誌からの質問状が届いたことを知らされた。元記者は「トレーナーを紹介され、施術を受けた」とする口裏合わせを考え、内容を朝乃山にメールと電話で伝え、上司にも同様の説明をした。しかし同日夜に朝乃山からLINEで、「ごめんなさい」「全部ばれてます」と連絡を受けたため、上司に事実を認めて謝罪した。同月20日、元記者は編集局長及びスポーツ担当部長から事情聴取を受け、4月26日から29日の間の1日及び30日、5月7日の同行を認めた。このため翌21日からの就業差し止めを通告されていた。 スポーツニッポンは元記者が朝乃山より年長で規則順守を助言する立場にありながら、正反対の行動を取った事実も重く見て処分を決定したという。
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