機動戦士Gundam GQuuuuuuX
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機動戦士Gundam GQuuuuuuX | |
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ジャンル | ロボット |
アニメ | |
原作 | 矢立肇、富野由悠季 |
監督 | 鶴巻和哉 |
シリーズ構成 | 榎戸洋司 |
脚本 | 榎戸洋司、庵野秀明 |
キャラクターデザイン | 竹、池田由美、小堀史絵 安彦良和(キャラクターデザイン原案) |
メカニックデザイン | 山下いくと 大河原邦男(モビルスーツ原案) |
音楽 | 照井順政、蓮尾理之 |
アニメーション制作 | スタジオカラー、サンライズ |
製作 | バンダイナムコフィルムワークス、 日本テレビ放送網 |
放送局 | 日本テレビ系列ほか |
放送期間 | 2025年4月9日 - |
映画:機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning- |
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原作 | 矢立肇、富野由悠季 |
監督 | 鶴巻和哉 |
脚本 | 榎戸洋司、庵野秀明 |
キャラクターデザイン | 竹、池田由美、小堀史絵 |
メカニックデザイン | 山下いくと |
音楽 | 照井順政、蓮尾理之 |
制作 | スタジオカラー、サンライズ |
製作 | バンダイナムコフィルムワークス |
配給 | 東宝、バンダイナムコフィルムワークス |
封切日 | 2025年1月17日 |
上映時間 | 81分 |
その他 | TVシリーズを再編集した劇場先行上映版 IMAX同時上映・MX4D・4DX順次上映 |
関連作品 | |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(きどうせんしガンダム ジークアクス)は、2025年4月より日本テレビ系列『火曜プラチナイトアニメ』枠ほかにて放送中の、日本のテレビアニメ[1][2]。「ガンダムシリーズ」の一作品であり、同シリーズを手掛けるサンライズと、「エヴァンゲリオンシリーズ」を手掛けるスタジオカラーが初めて共同で制作する作品となる[3]。
テレビ放送の開始に先駆けて、2025年1月17日から一部のエピソードを再編集した劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』(きどうせんしガンダム ジークアクス ビギニング)が劇場公開された[3]。また、『Beginning』はガンダムシリーズ初となるIMAXでの上映も行われたほか[4][5]、同年2月22日からMX4D・4DXでの上映も実施され[6][7]、同日から全上映形態共通で本編の上映終了後に特別映像が追加された[8][9]。
製作
2024年12月4日にYouTubeでライブ配信された「ガンダムカンファレンス WINTER 2024」内で本作品の制作が発表され、スタッフ・キャストと合わせて公式予告編が公開された[10]。
企画は2018年より始動し、バンダイナムコフィルムワークスの小形尚弘は、「ガンダムシリーズ」の新作を検討するなかで、鶴巻和哉監督による新しいガンダムを作ってみたいとスタジオカラーの杉谷勇樹に話を持ちかけたことが、共同制作のきっかけになったと述べている[10]。一方、杉谷は小形からの意見を汲んだうえで、鶴巻のやりたい映像ができたことを語っている[10]。
物語は多くのガンダム作品の舞台となる「宇宙世紀」であるが、シリーズ第1作『機動戦士ガンダム』(以後『ファースト』)で描かれた一年戦争が異なる経過を辿った末の世界観となっており、『ファースト』における仮想戦記という位置づけとなっている[11]。監督の鶴巻は一年戦争のパートについては当初アバンタイトルのみでの描写を構想していたが、後に1話分として独立することになり、庵野秀明の作り込んだ「シャア・アズナブルが赤いガンダムに搭乗して戦う」というプロットがそのまま採用された[11]。また、このパートはオリジナルの安彦良和のデザインに準拠したキャラクターが使用されており、後半のメインとなるパートのキャラクターとは異なる形となっている[11]。
あらすじ
Beginning
地球からもっとも遠い位置にあるスペースコロニー群サイド3が「ジオン公国」を名乗り、地球連邦政府に対する独立戦争を挑んでから約9か月後の宇宙世紀0079年。ジオン公国軍エースパイロットのシャア・アズナブルは、地球連邦軍のモビルスーツ(MS)開発計画を察知し、みずから部隊を率い潜入したサイド7にて新型MSガンダムと、その母艦となる強襲揚陸艦ペガサスを鹵獲する。ガンダムを手にしたジオン公国のMS開発計画は大幅な見直しが図られると共に飛躍的に発展し、シャアもまたニュータイプの素質を見出されたことで、新たにサイコミュとビットを搭載した赤いガンダムを愛機として、仲間のシャリア・ブルとともにMS戦術「M.A.V.(マヴ)」を確立させる。
戦争終盤、連邦軍は宇宙の拠点であるルナツーをジオン公国軍に総攻撃されるところまで追い詰められるが、その裏で制圧していた宇宙要塞ソロモンをジオン配下の月面都市グラナダに落下させる計画を断行する(第2次ソロモン会戦)。後方待機を命じられていたシャアはこれに対し、ペガサスから改称された強襲揚陸艦ソドンを旗艦とした、4隻の殴り込み艦隊によるソロモンの強襲破砕作戦を立案・決行。作戦を認可したキシリア・ザビも最後までグラナダ基地から退かない姿勢を見せるが、シャアの真の目的は、ザビ家への復讐のため、作戦を故意に失敗させてキシリアをグラナダごと葬り去ることにあった。シャアが自爆用ザクの起爆装置を停止させて彼の目論見が成功するかと思われたその時、ドズルを討ったトリコロール塗装の軽キャノンと会敵する。軽キャノンの放ったビームにより岩盤崩落に巻き込まれ、その直後にガンダムのサイコミュが突如暴走する。のちにゼクノヴァと呼ばれるこの現象が発生したことで、ガンダムとともにソロモンの三分の一が消失して落下軌道が変化し、結果としてソロモンはグラナダへは落ちずに終わる。宇宙での拠点を喪失した地球連邦政府は戦争の継続を断念し、宇宙世紀0080年1月3日に地球連邦政府はジオン公国に休戦を打診した。独立戦争(一年戦争)はジオン側の勝利で終結したものの、ゼクノヴァに巻き込まれたシャアはガンダムとともに行方不明となる[12]。
本編
第1話 - 第3話
一年戦争終結から5年後の宇宙世紀0085年。サイド6のイズマ・コロニーに暮らす女子高生のアマテ・ユズリハは、警察から逃亡中だった戦争難民の少女ニャアンとぶつかった際に、彼女が運んでいた非合法のMS用インストーラデバイスを偶然手に入れる。興味を抱いたアマテは、デバイスを追跡してきたニャアンとともに、届け先であるジャンク屋のカネバン有限公司が拠点とする難民区域にたどり着く。一方、行方不明であるシャアの捜索任務にあたっていたシャリア・ブルは、赤いガンダムがイズマ・コロニーで確認されたことを受けて、オメガ・サイコミュを搭載した最新鋭MSのGQuuuuuuX(ジークアクス)を投入する。しかし機体を託されたエグザべ・オリベは、性能を引き出せずに機体ごとコロニー内部になだれ込み、軍警も介入して事態は混沌と化す。難民区域への被害を物ともしない軍警の横暴に怒ったアマテは、混乱に乗じて乗り込んだジークアクスのオメガ・サイコミュを起動させることに成功し、軍警のMSを撃破する[13]。
戦闘後にそのままジークアクスを奪取したアマテは、カネバン有限公司のリーダーであるアンキーから、翌日行われる非合法の決闘競技クランバトル(クラバ)への参戦を打診される。これに迷いを抱いたアマテは、戦闘中に知覚した「キラキラ」をモチーフとするグラフィティを描いていた少年シュウジ・イトウと邂逅し、彼に荷物を届けに来たニャアンとともに、秘匿されていた赤いガンダムのもとへと案内される。クラバのパートナーを探していたアマテは、エントリーネームマチュを名乗ってシュウジに協力を打診し、ニャアンへの配送支払い料を失っていたシュウジはこれを了承する。ニャアンやシャリアたちが見守るなかで開始されたクラバで、マチュは苦心の末にシュウジのガンダムに感化されながら巧みな連携を取り、勝利を収める[13]。
第4話 - 第6話
マチュは地球に行きたいというシュウジに共感し、カネバンのクラバチーム「ポメラニアンズ」でクラバに連勝するが、シュウジが自身の素性や真意をすべて明かすことはなかった。そんな中、元連邦軍のシイコ・スガイがクラバでシュウジに殺害される光景を目の当たりにしたマチュは、そこまで踏み込まなければ彼を理解できないという考えを抱く。次戦は元黒い三連星のガイアとオルテガという強豪との対戦カードが組まれるが、エグザベの追跡を受けてマチュが試合に間に合わなかったため、ニャアンがジークアクスに代理搭乗する。命がけの戦いのなかでオメガ・サイコミュを起動し、ニャアンとシュウジが共同でガイアたちを撃破する様子を目の当たりにしたマチュは、シュウジと「キラキラ」を共有できるのは自分だけという自信が揺らぎ、帰還したニャアンに当たり散らしてしまい、高校卒業後の進路を巡って母親のタマキとも衝突してしまう。
その後、行くあてもなくカネバン有限公司を訪れたマチュは、アンキーがシュウジの隠れ家を特定したことや、彼の居場所を通報することで賞金を得て、その後は会社を畳んでジークアクスも手放そうとしていることを立ち聞きしてしまった。同じ頃、地球連邦軍のバスク・オムが、部下のドゥー・ムラサメとゲーツ・キャパを伴ってイズマ・コロニーに潜入し、同地で会談を行う予定のキシリア・ザビを暗殺するために動き出していた。
第7話 -
最後のクラバの相手「トゥエルブ・オリンピアンズ」とのバトル当日。シュウジを守るために、マチュはアンキーの金庫から現金を盗み出し、事前に購入しておいたスペースグライダーでニャアン、シュウジと共に地球へ逃走する計画を実行に移すが、クラバの相手であるサイコ・ガンダムが破壊行動を開始し、イズマ・コロニーは大混乱に陥る。マチュ、シュウジ、ニャアンは事前に取り決めておいた待ち合わせ場所へ急ぐが、シュウジは赤いガンダムが発生させたゼクノヴァに巻き込まれて消滅。マチュは軍警に見つかりつつも逃走に成功するが、サイコ・ガンダムを駆る一味の容疑者として報道され、クラバに参加していたことも含めて世間に全てを知られてしまう。計画が破綻し、ジークアクス単独で逃走を図ったマチュは、キケロガで出撃したシャリアに拿捕されてソドンに連れ去られる。一人残されたニャアンは、黒い三連星との戦いでジークアクスを代理操縦していた一件からキシリアにニュータイプとしての素養を見出され、彼女の元で保護されることになった。
登場用語
世界観
- ゼクノヴァ
- 一年戦争終盤の第2次ソロモン会戦中、宇宙要塞ソロモンの内部で赤いガンダムのサイコミュが暴走して起こった謎の現象。発光現象と共にガンダムごとソロモンの三分の一が消滅したが、本編の時代でもサイコミュの共振現象が発生の推定原因と関連づけられるだけにとどまり、全貌は解明されずにいる[14]。キシリアは、グラナダ地下の実験施設に保管されていて、発光現象の際に消失したオブジェクト「シャロンの薔薇」の関与をほのめかしている。
- U.C.0085、サイコ・ガンダムによってイズマ・コロニーで発生した大規模テロの最中にも赤いガンダムによって発生し、このときはコロニーの地表の一部分を削り取るように消滅させ、赤いガンダムと搭乗者のシュウジも行方不明になっている。
- クランバトル
- モビルスーツ(MS)同士による非合法の賞金バトル。略称は「クラバ」。裏の元締めはサイド6政府自身であり、場所を提供する胴元としての役割も担っている。マヴの内容を踏襲した2対2のチーム戦で争われ、ミノフスキー粒子が散布された指定のバトル場(基本はコロニー外部の宙域)で、制限時間内に敵機の頭部を破壊したほうが勝者となる。
- 試合内容はゲリラ配信され、コロニーの若者たちの間では賭博の対象として人気の娯楽となっている[14]。第4話時点では9組以上のクランが参戦しており、中にはCRSのように民間企業が宣伝や技術検証を目的として公然の秘密的に運営するクランも存在する。
- 出場する機体やパイロットの変更は試合直前まで認められている一方、2名のうち1名でも出場キャンセルや欠席した場合は「人生が詰む」ほど多額の違約金が課せられるとされている。
- 地位協定
- 一年戦争中は中立の立場であったサイド6が、終戦後の占領時代を経てジオン公国との関係を改めて定義するために結んだ協定。サイド6に対して基本的な自治権などが認められている一方、コロニー内はジオンの管制空域として制空権が掌握されており、赤いガンダムおよびシャアの捜索についてはジオン側に優先権があることも明記されている。ソドンがイズマ・コロニーに強行突入してそのまま中空に居座った際は、住民による反対デモが発生している。
国家・組織・企業
- カネバン有限公司
- アンキーが社長を務める会社。構成員数は4名。イズマ・コロニーのスラム街に拠点を置く。ジャンク屋業務などに携わり、クラバのクラン「ポメラニアンズ」を運営する。
- ワンナヴァル
- サイド6大統領のペルガミノがかつて首席議長を務めていた造船企業連合。ジオニックやアナハイムに次ぐ規模を誇る企業体であるとされている。
地名・施設
- イズマ・コロニー
- サイド6の一角に存在する、マチュたちが居住するスペース・コロニー。形状は円筒形の開放型。U.C.0085時点で「築70年を過ぎた」とされている。日本語がおもな公用語として使用されており、「ジンガミネ」や「オオカンバラ」など日本的な地名も多い。難民区域である「ネノクニ」は中国語およびタイ語の使用も盛んである。通貨はハイト。
- 一年戦争中はサイド6全体が中立であったため、本コロニーも比較的平和であった反面、戦後は大量の難民の流入やそれに伴う違法行為、ジオン公国との政治的関係が大きな社会問題となっている。治安維持は沿岸警備隊(コーストガード)を再編した軍警察が行っているが、難民への取り締まり体制は相当に厳しく、一般市民への被害も顧みないため、住民からの評判は良くない。サイコ・ガンダムによるテロ事件の際は市街地に大きな被害を受け、100人超の死傷者が出る。
- ハイバリー高校
- マチュが在学するイズマ・コロニー内の女子高校。名門お嬢様学校であるとともに、学費の高さでもその名を知られている。
- ソーラ・レイ
- U.C.0085時点でキシリアが「イオマグヌッソ」の計画名で建設を計画している、太陽光増幅装置。「荒廃した地球環境の修復」が目的とされている。
戦術・技術
- M.A.V.(マヴ)
- 一年戦争中にシャアとシャリアが編み出したとされている攻撃戦術。ミノフスキー粒子散布下での有視界戦闘においては、先に相手を発見して攻撃する「初撃」の側が有利だが、攻撃後はその優位性がなくなるというデータから、2機1組のバディを組むことで優位性を保つことを狙いとしている。本編では普遍的な戦術として普及したほか、バディ間では相棒を「マヴ」と呼ぶことが一般化している[14]。
- インストーラデバイス
- MSの戦闘用コンピューターのハードウェア認証式アクティベーションキー。3.5インチハードディスクドライブのような形状をしており、ニャアンが運送中に紛失し、マチュが入手したデバイスの表面ラベルには「3.5」の表記がある。民間に払い下げられたジオン製MSは本デバイスが外されており、非武装のザクに取り付けると、ZEONICのロゴを冠した起動画面が立ち上がり、モノアイの色が水色からピンクに変わるため、外観から武装のロックが解除されていることが識別可能となる。
- マチュが入手したデバイスの表面ラベルには「MOBILE SUIT ACTIVATION KEY」の記載がある。また側面のラベルには「WG-X22120AU-01-76」の型番が記載されており、マチュが検索したオンライン百科事典「FOORYPEDIA」の「WG-X22100」の記事によれば、ジオニック社が開発・製造したモビルスーツのコンピュータ用インストーラデバイスで、元々は地球連邦軍がV作戦においてガンダムに塔載したカートリッジ式の「V-440」をベースとする。
- ガンダムを鹵獲して解析したジオン公国軍でも機体性能の向上が認められたため、ジオニック社がV-440の完全模写の形で「WG-X22100」を製造し、既存のMSに対しても本規格の戦闘コンピュータへの改修を積極的に行った。その結果「WG-X22100」は完成度と汎用性の高さから、ジオン独立戦争で最も多く使用された戦闘用インストーラデバイスとなり、ジオン製・連邦製を問わず、戦後以降のほぼすべてのMSで互換性をもつこととなった。
- 非武装のMSに取り付けると、戦闘用OSがインストールされ、携行武装類へのエネルギー伝達トリガーがオンに切り替わり、重火器などの使用が可能となる。また、モビルスーツに標準搭載されている接触事故回避用の安全装置が解除され、可動域がより広範囲になる。なお、「WG-X22100」は記録回路所持等取締法第2条の規制を受け、登録事業者以外の所持・使用が禁止されているが、闇市場で非合法に取引される密輸品の摘発が後を絶たないとされている。
登場人物
主要人物
- アマテ・ユズリハ(マチュ)
- 声 - 黒沢ともよ[3]
- 本作品の主人公。イズマ・コロニーで母タマキと暮らす普通の女子高生だったが、ジークアクスに乗ったことでパイロットの素質が開花し、カネバン有限公司のクラバチーム「ポメラニアンズ」でエントリーネーム「マチュ」を名乗ってクラバに参戦する[3][13][15]。「マチュ」は幼いころのあだ名。ハイバリー高校2年の17歳で、アンヌ・マテスクラスに在籍、出席番号は25番。
- 将来の進路がハッキリせず、進路希望にクラゲと書いて母親から怒られるなど、閉ざされたコロニーでの平穏な生活にこれといった楽しみを見出せずにいる中で、常に特別な何かに強い憧れを持つ。後先考えず突発的に行動してしまう性格から、真っ先にジークアクスのコックピットに飛び込む、軍警に即座に刃向かうなど、その行動力や運動能力は極めて高い。また、考え事などの際にたびたび逆立ちをする描写がある。母にはクラバに出場していることを隠しつつも、こうして出会ったニャアン、シュウジと協力しつつ、クラバを戦い抜いていく。また、高いニュータイプ資質を持ち、ジークアクスのオメガ・サイコミュ発動時に目撃した「キラキラ」をずっと探し求めていた特別なものと感じており、MS操縦能力も成長させていく。
- ニャアンが代理でジークアクスに搭乗して勝利・帰還した際、「シュウジとのキラキラは私だけのもの」だと激しい感情をむき出しにする。ニャアンとの関係がぎくしゃくする中、アンキーが軍警に赤いガンダムの場所をリークしようしているのを聞き、事務所の金庫から売上金を持ち逃げしようと企み、目撃したアンキーを銃撃し逃亡。市街地に置されたジークアクスを見つけるも軍警に包囲され、機体に乗り込み逃走。シャリアのキケロガに捕獲され、ソドンに収容される。世間からはテロの共犯者として指名手配を受ける。
- ニャアン
- 声 - 石川由依[3]
- 幼少期に戦場と化した故郷のコロニー(サイド2)から単身プチMSに乗って脱出し、家族と生き別れた過去をもち[3]、イズマ・コロニーでは生活苦から非合法な運び屋のアルバイトをしている戦争難民の少女。狭いワンルームのアパートで独り暮らしをしており、生き抜くことを最優先事項としている。ジオン公国の永住権カード獲得に必要となる学士号取得のため、ジオン工科大学への入学を志すが、勉強そのものには興味が無いと語る。シュウジのことは「シュウちゃん」と呼ぶ。
- マチュが黒い三連星とのクラバ戦に間に合わず、代わりにジークアクスに搭乗したものの、シュウジは体調不良で援護できず、単身でドムのジェットストリームアタックに苦戦し追い詰められた結果、オメガ・サイコミュを起動させ勝利を収める。しかし、仲介役のナガワラの逮捕により、自身も捕まれば難民指定が取り消される危機に瀕し、コロニー内でも居場所を失いつつあった。そんな中、マチュの提案したスペースグライダーで三人で地球へ向かう計画を受け入れ、最後のクラバ戦に参加。しかし、戦闘中にジークアクスで不時着し、焦りからシュウジに二人だけで逃げようと懇願するも拒絶され、彼はゼクノヴァにより消失する。その後は行く当てもなく街を彷徨っていたが、エグザベに勧誘され、ジオンへと招かれる。キシリアからはニュータイプとしての資質を見出される。
- シュウジ・イトウ
- 声 - 土屋神葉[3]
- シャアの失踪後、赤いガンダムとともに現れた謎の少年[13]。自身が魔改造した四足歩行型ロボット「コンチ」を連れている[16]。さまざまなコロニーに出没しては外壁にグラフィティを描くため、警察とジオン公国軍から身柄を追われる[15]。「~と、ガンダムが言っている」が口癖であり、個人的な望みは「地球へ行く」こと。クラバのエントリーネームは初回が「AAA」、以降は「HARAHERIMUSHI(ハラヘリムシ)」。
- 普段はおっとりした性格で、所持金は常に少なく、マチュたちからの差し入れに頼りながらなんとか生活を繋いでいる。一方で卓越したパイロット能力を持ち、サイコミュなしのエグザベと渡り合った。ビットを遠隔操作できることなどからニュータイプと考えられる。スティグマを駆使するシイコとの戦いでは当初苦戦するも、最終的にはサーベルでコックピットを貫き、容赦ない一面を見せる。
- 最後のクラバではサイコ・ガンダムとの戦闘中、取り乱したニャアンから「マチュもガンダムも捨てて二人で逃げよう」という願いを拒絶した直後、発生したゼクノヴァの光に飲み込まれて赤いガンダムと共に姿を消す。なお、コンチはその際に取り残されており、以降はニャアンと行動を共にしている。
イズマ・コロニー
カネバン有限公司
- アンキー
- 声 - 伊瀬茉莉也[15]
- カネバン有限公司の社長を務めるジオン出身の女性。クラン「ポメラニアンズ」の運営や、その他の非合法ビジネスも手がける[16]。マチュの高いパイロット適性を見抜いてポメラニアンズに勧誘し[15]、姉御肌な大人としてのアドバイスを送る。
- 自身と同じ非合法ビジネスも手がけているシャリアに対し、自身らの調査で発見した赤いガンダムの所在を密告するとともに、自社事務所の撤収を決断する。マチュが売上金を持ち逃げする姿を目撃した際は、「もう後戻りできないよ」と呟き、軍警の捜査が及ぶ前にナブらと姿を消す。
- ジェジー
- 声 - 徳本恭敏
- カネバン有限公司構成員。クラバのパイロット[15]。ナブやケーンを含め、当初はマチュのクラバ参戦を不安視していたが、のちには彼女の心情を気遣うようになる。
- ナブ
- 声 - 千葉翔也
- カネバン有限公司構成員。実務担当[15]。アンキーが事務所を引き払うと決めた際は、マチュに「クラバは辞めろ、もうここへは来るな」と忠告する。
- ケーン
- 声 - 永野由祐
- カネバン有限公司構成員。メカニック担当[15]。
- ポメラニアン
- 声 - 越後屋コースケ
- ジェジーが飼う黒いポメラニアン[16]。
- ハロ
- 声 - 釘宮理恵[15]
- 「ガンダムシリーズ」作品の多くに登場する球形のロボット。本作ではカネバン有限公司の所有する白い個体が登場し、MS経験の浅いマチュに追随して操縦のサポートをする。
サイド6軍警察
- アラガ、ラゴウチ
- 声 - 丹羽正人(アラガ)、下山吉光(ラゴウチ)[17]
- 互いにマヴを組む軍警ザクのパイロットたち。協力してジークアクスを追うが、退けられる。
- ワード、チャイチ
- 声 - 家中宏(ワード)、福原かつみ(チャイチ)[17]
- ジークアクスを捜索する公安刑事たち。拘束したエグザベを一度釈放しつつ、後に彼の単独行動を目障りに感じて尾行を続け、追い詰めた末に「ジオンへの警告」のために銃撃しようとするも、二人ともシャリアに射殺される。
作中のクラン
- シイコ・スガイ
- 声 - 塙真奈美[18]
- 一年戦争時に軽キャノンで活躍し、100機以上を撃墜して魔女と呼ばれた元連邦軍のスーパーユニカム(エースパイロット)[18]。
- 戦時中に組んでいたマヴをシャアの赤いガンダムに殺されたために、ニュータイプの存在について否定的な感情を抱くと共に仇であるシャアの赤いガンダムを追っていたが、ゼクノヴァでシャアが消息を絶ったために目的を見失い退役した。U.C.0085では結婚して一児の母となり、サイド6のパルダ・コロニーに居住していたが、赤いガンダムがクラバに現れたと知り、家族を置いて民間の警備会社ドミトリーが秘密裏に運営するクランCRSに参加、エントリーネーム「MAMAMAJO(ママ魔女)」を名乗って専用色のゲルググに搭乗する[19]。
- ボカタ
- 声 - 金田愛[20]
- スガイと同じ元連邦軍のパイロット。クラバのエントリーネームは「HAL」。
- モスク・ハン
- 声 - 菊池康弘[21]
- U.C.0085でのドミトリー社で勤務する元・地球連邦軍技術士官。スガイのゲルググにマグネット・コーティングを施した。
- 黒い三連星
- 声 - 上田燿司(ガイア)[22]、浜田賢二(オルテガ)[23]
- ガイア、マッシュ、オルテガの3名で構成される、元ジオンのエースパイロット小隊。先んじて自主退役したマッシュはパイロット時代の名声を生かして政界入りし、U.C.0085時点ではウーセン市の市長にまで上り詰めたものの、同年6月に秘書との不倫を報じられている。
- 軍に残ったガイアとオルテガは戦後にマ・クベに免職され、U.C.0085時点ではサイド6でのスクラップ回収業のかたわら、リック・ドムに乗り、クラン「バイナリーズ」の運営で生計を立てていた。エントリーネームはガイアが「GGG」、オルテガが「OOO」。
その他関係者
- タマキ・ユズリハ
- 声 - 釘宮理恵[15]
- マチュの母親で、サイド6の会計監査局職員(外交3部部長)。夫は別のコロニーに単身赴任中であり、娘の進路などを案じる[15]。三者面談時はマチュに対し塾に行っていない件を叱責する。娘がクラバに出場していたことは全くの予想外であり、その後に職場にてイズマ・コロニーでのテロ事件でマチュが指名手配されたことを知る。
- カムラン・ブルーム
- 声 - 興津和幸[15]
- サイド6の大統領首席補佐官[15]。シャリア・ブルとは旧知の間柄。
- マーコ・ナガワラ
- 声 - 稲田徹
- 非合法な運び屋の元締めを務める戦争難民の男性。ニャアンに仕事の指示をする。仕事に厳しい一方、娘へのプレゼントについて悩む家庭人としての一面も持つ。ポメラニアンズとトゥエルブ・オリンピアンズとのクラバが始まる直前に密輸容疑で逮捕されたことが新聞で報じられた。
サイド6
- ペルガミノ
- 声 - 佐々木祐介
- サイド6の大統領。一年戦争中はサイド6の戦闘禁止領空外で宇宙艦艇用の浮きドックを営み、連邦・ジオン両軍を相手に修理を請け負うことで莫大な利益を上げ、戦後は造船企業連合ワンナヴァルの首席議長、更に現職へと成り上がった。
- U.C.0085時はキシリアから内密に持ちかけられた「イオマグヌッソ建設事業計画」に賛同し、イズマ・コロニーに出向いて彼女と会談を行い、出資を請け負う。キシリアが頭を下げたことを見物だったと語る、クラバでもかなりの利益を得ていることを示唆する面も見せる。
ジオン公国
U.C.0085のソドンクルー
- シャリア・ブル
- 声 - 川田紳司[24]
- 元木星船団所属という経歴から「木星帰りの男」と呼ばれるパイロット[16]。ギレン・ザビの命でキシリア配下のニュータイプ部隊に派遣され、そこで出会ったシャアの相棒となり、「灰色の幽霊」の名で恐れられる[25][15]。
- U.C.0085時では中佐に昇進し、ソドンを母艦する部隊を率いて、行方不明となったシャアの捜索を継続している[25]。エグザベがサイド6で軍警察に拘束された際は、地位協定を盾にソドンごとサイド6に乗り込み、カムランとの交渉によって釈放させることに成功する。ジークアクスと赤いガンダムの出場するクラバは毎回欠かさず観戦し、戦闘を考察している。
- 最後のクラバの前には用心のためシムスとキケロガを呼び寄せた他、アンキーと密談を行っている。サイコ・ガンダム出現時はキケロガを操り、身を挺してキシリアの暗殺を阻止したことでギレンのスパイという疑いは晴れたが、内心では情勢が不安定化しているジオンの均衡を保ち、再び戦争が始まるのを防ぐため、ギレンとキシリアの両者を排除しようと目論んでいる。
- エグザべ・オリベ
- 声 - 山下誠一郎[15]
- ジオン公国軍のパイロット養成機関「フラナガンスクール」を首席で卒業した青年パイロット[16]。ルウムの難民出身。ニュータイプ能力があると目されてジークアクスを託されるものの、オメガ・サイコミュを起動できず赤いガンダムを取り逃がし、さらにジークアクスもマチュに奪われる[15]。その後はサイド6の軍警察に不法入国の現行犯として身柄を拘束されるものの、シャリアとカムランとの交渉の結果、釈放される。後々には独自にジークアクスのパイロット(マチュ)を探すべく動き、軍警に追われていた彼女を助けるが、本人かどうかまでは確認できずに終わる。
- 政治的にはキシリア派に属しており、ギレンのスパイとの疑いがかけられていたシャリアの動向を逐一報告する任務を担っていた。しかし、シャリアがサイコ・ガンダムを撃破してキシリアの暗殺を未然に防いだことを受け、シャリアの監視任務を解かれソドンを離れる。その直前にも公安刑事たちに追い詰められ、窮地に陥ったところをシャリアに救われた事から、もしシャリアが敵対する立場になったときに討つことができるのかと迷いが心をよぎっていた。以後はジオンに来たニャアンのために世話を焼くが、同期のミゲルがギレン派のスパイであったことにはショックを受ける。
- コモリ・ハーコート
- 声 - 藤田茜[15]
- シャリアに付き従う女性軍人。士官学校出身のエリートだが、ニュータイプの存在には懐疑的な考えを抱く[15]。シャリアののらりくらりとした態度には疑念を持つこともある。
- ラシット
- 声 - 広瀬さや[26]
- U.C.0085時のソドン艦長。階級は中佐。サイコ・ガンダム出現時はそれに対処すべく艦砲(メガ粒子砲)で攻撃し、敵にIフィールドがあると見るや、最後は艦自体をぶつけてでもキシリア暗殺を防ごうと奮闘する。
- コワル
- 声 - 村井雄治[17]
- ソドンの技術士官。階級は中尉。
- タンギ[17]
- ソドン操舵士。階級は曹長。
- オシロ
- 声 - 中村源太[17]
- ソドンのオペレーター。階級は軍曹。
- セファ
- 声 - 渡辺理沙[17]
- ソドンのオペレーター。階級は伍長。
- ベノワ
- 声 - 江越彬紀[17]
- ソドンの通信士。階級は伍長。
U.C.0079のソドンクルー
- シャア・アズナブル
- 声 - 新祐樹[24][25]
- 「赤い彗星」の異名をもつジオン公国軍のエースパイロット。サイド7潜入時の階級は少佐だったが、第1次ソロモン会戦前は大佐に昇進している。月面都市グラナダでフラナガン博士の接触を受け、「シャア・アズナブルにおけるニュータイプの発生形態」というキシリア宛ての報告書のコピーにより、自身にニュータイプの素質があることを知る。同じニュータイプであるシャリア・ブルと組み、奪取したガンダムを駆って第一線で戦果を上げ続け、シャリアとともにマヴを確立させるなどさまざまな功績を積む。第2次ソロモン会戦の最中にゼクノヴァに巻き込まれ、「刻(とき)が見える」の言葉を残して消息不明となる[25]。
- 戦後、シャアの素性が「ジオン・ダイクンの忘れ形見」との噂が流布されているが、コモリは都市伝説と否定している。
- デニム
- 声 - 後藤光祐[16]
- シャアの部下で軍曹長。ザクのパイロット。
- ドレン
- 声 - 武田太一[16]
- シャアの副官。中尉→大尉。ペガサスから改修されたソドンの初代艦長となる。
その他のジオン関係者
- キシリア・ザビ
- 声 - 名塚佳織[24]
- ザビ家長女でギレン・ザビの妹[25]。ジオン公国軍突撃機動軍司令。シャアを「キャスバル坊や」と呟くなどシャアの正体を知る人物の一人。ソロモン落下時はグラナダから退避せず、肝の据わった姿を見せる。
- 戦後は、ギレンに対する最大の政敵、またジオンのサイコミュ技術を独占する立場となり、ギレンとは互いに暗殺を警戒して一度も対面していない。U.C.0085時はペルガミノと「イオマグヌッソ建設計画」についての非公式会談を行うため、5年ぶりにグラナダを離れイズマ・コロニーを訪れる。その際、ギレン派からの情報リークを受けたバスク派によるサイコ・ガンダムのテロ事件により暗殺されそうになるも、シャリアとエグザベの活躍で無事に生還する。その出来事により、シャリアに対するギレンのスパイ容疑の疑念は晴れ、エグザベを監視の任から解く。ニャアンとの対面時には手製のアップルパイを振る舞って歓迎するとともに、毒殺を警戒するがゆえに食事も自身で調理しているという境遇と、ミゲルの毒入りケーキに対する警告を同時に示唆している。
- アサーヴ
- 声 - 内山昴輝
- U.C.0085時のキシリアの側近。中尉。実はギレン派のスパイで、キシリアの見立てではミゲルに毒薬を与えていた人物とされる。キシリアに正体を暴かれても右往左往せず、彼女が「イオマグヌッソ」を使うことに対して強い懸念を述べるものの、そのまま射殺される。
- ミゲル・セルベート
- 声 - 八代拓
- フラナガンスクール出身のエグザベの同期。ケーキ作りが得意で、エグザべがジークアクスのパイロットに選抜された際の送別会では、手製のケーキで彼を祝福していた。その後、同期の仲間がジフレドのパイロットに選抜されたことについても表向きは喜んでいたが、内心ではジフレドの存在を危険視。「大切な仲間をディアブロにするわけにはいかない」と考え、祝福を装い振舞った毒入りケーキによって同期2人を立て続けに殺害した。これにより、ジフレドは「搭乗者が心臓発作を起こして死亡する曰く付きの機体」という風説が広まることとなった。この妨害工作は利害の一致したギレン派の協力を受けてのものだが、同期の殺害は彼自身の意志であると明言している。ニャアンが3人目のパイロット候補となった際も同様の手口で殺そうとするが、正体を暴かれ、最後はニャアンが起動させたジフレドのビット攻撃で死亡する。
- マ・クベ
- 声 - 杉田智和[24]
- キシリア配下の軍人。一年戦争時は大佐で、ルナツー攻略戦の指揮を執る[25]。U.C.0085時では中将に昇進している。
- ウラガン
- 声 - 山下タイキ
- マ・クベの副官。少尉。
- トクワン
- 声 - 佐々木啓夫
- MSパイロット。大尉。
- マリガン
- 声 - 斉藤壮馬
- キシリアの配下。中尉。
- フラナガン
- 声 - 白熊寛嗣
- ニュータイプを研究する科学者。フラナガン機関を設立した。シャアに接触し、彼のニュータイプとしての素養について言及する。
- シムス・アル・バハロフ
- 声 - 庄司宇芽香[27]
- サイコミュ兵器の開発に携わる技術大尉。月面のグラナダ市で勤務している[27]。シャリアの要請を受け、禁止条約兵器であるキケロガ持ち出しのための便宜を図る。
地球連邦軍
- パオロ・カシアス
- 声 - 中博史
- ソドンの原型となった強襲揚陸艦ペガサスの艦長。中佐。サイド7・1バンチからの出港準備中、シャアのガンダムによってブリッジごとビーム・サーベルで貫かれ、死亡する。
- テム・レイ
- 声 - 越後屋コースケ
- 技術士官で、V作戦の中心人物(技師長)。ザクの強襲を受けたサイド7・1バンチ内を作業車で移動中、シャアに奪われたガンダムがガンキャノンと交戦している姿を目にし、誰が操縦しているのかと困惑する。
- セイラ・マス(アルテイシア・ソム・ダイクン)
- シャアの妹。一年戦争中は連邦軍のMSパイロットとしてトリコロール塗装の軽キャノンに搭乗し、第1次ソロモン会戦ではドズルのビグ・ザムを撃破、第2次ソロモン会戦ではソロモン内部でシャアと邂逅し撃破されそうになるも、シャアと共にゼクノヴァに巻き込まれたとされる。
- ドゥー・ムラサメ
- 声 - 金元寿子[28]
- ニュータイプ研究機関のムラサメ研究所に所属する少尉[28]。乗機のサイコ・ガンダムを「自身の体」、パイロットである自身を「機体の心臓」と称し、サイコミュの感応によって知覚される極彩色の空間をマチュと同様「キラキラ」と呼称する。「自らの意志で進化したボクらこそ、ニュータイプにふさわしい」と人工ニュータイプの存在を強く肯定する。通常は特殊マスクで口を覆っているが、コロニー内でのサイコ・ガンダム搭乗時はマスクを外している。キシリアの命を狙って進軍するが、シュウジが発生させたゼクノヴァの影響で精神が不安定となり、機体を暴走させてイズマ・コロニーや民間人に多大な被害をもたらす。キシリア殺害まであと一歩のところまで迫るが、エグザべのギャンに妨害され、加勢したシャリアのキケロガによって機体を撃破され、戦死する。サイコ・ガンダムとは神経接続されているのか、左腕を損傷した際にドゥー自身も左腕を押さえながら苦しむ様子が描かれた。
- ゲーツ・キャパ
- 声 - 村瀬歩[29]
- 連邦側が勝利した世界線上にある『機動戦士Ζガンダム』を初出とする人物で、ニュータイプ研究機関のオーガスタ研究所に所属する中尉[29]。同研究所が開発したハンブラビに搭乗し、ドゥー・ムラサメのサイコ・ガンダムと共にキシリア暗殺計画を決行するが、キケロガのオールレンジ攻撃で撃墜され、戦死する。
- バスク・オム
- 声 - 安元洋貴[30]
- 『Ζガンダム』を初出とする人物。本作での階級は少佐で、「極右の特殊部隊創設を準備している」とされる[30]。キシリアが5年ぶりにグラナダを出てイズマ・コロニーを訪れるという情報をギレン派からのリークによって入手し、彼女を暗殺すべくクランバトルを利用。日本の廃ビル内にある「アマラカマラ商会」の名義で強豪クラン「トゥエルブ・オリンピアンズ」のスポンサー権を買い取り、ゲーツやドゥーをイズマ・コロニーに潜入させる。
登場兵器
ジオン公国軍の兵器
ジオン公国軍のMS
ジークアクス GQuuuuuuX |
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型式番号 | gMS-Ω |
頭頂高 | 18.0m(通常時) 18.2m(オメガ・サイコミュ起動時) |
本体重量 | 42.4t |
全備重量 | 48.8t |
武装 | 頸部バルカン砲×2 ビーム・ライフル×1 ビーム・サーベル×2 トメノスケ・ヒート・ホーク×1(現地調達) シールド×1 |
特殊装備 | オメガ・サイコミュ |
搭乗者 | エグザベ・オリベ アマテ・ユズリハ(マチュ) ニャアン |
- gMS-Ω GQuuuuuuX(ジークアクス)
- ガンダムを捜索するジオン公国軍によって持ち出された最新鋭試作MS。別名は「ガンダム・クァックス」。当初はエグザベ・オリベに与えられるが、イズマ・コロニーでの戦闘の混乱に乗じてアマテ・ユズリハによって奪取され、以降はポメラニアンズの機体として運用される。
- 「オメガ・サイコミュ」と呼ばれる特殊システムを搭載しており、起動時は拘束具を兼ねる頭部ブレードアンテナが解放されてツインアイが露わとなり、コックピット内の脳波コントロール用のインターフェースが出現して、サイコミュによる機体制御が可能となる[31]。作中ではアマテのほかに、黒い三連星とのクラバに代理で出撃したニャアンが起動に成功する。
- 制式武装は頸部バルカン砲2門、ビーム・ライフル、環状の刃を発生するビーム・サーベル2基、シールド。エグザベ搭乗時の戦闘でライフルとサーベルは喪失しており、アマテによって奪取された後は、ジェジーのザクが装備していた民生品のトメノスケ・ヒート・ホークを主武装とする。このほかに、両肩内部から発射されるスモーク・ディスチャージャーや、かく乱用のダミーバルーンが搭載されている。
ジフレド GFreD |
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型式番号 | gMS-κ |
- gMS-κ GFreD(ジフレド)
- ジークアクスの2号機。別名は「ガンダム・フレド」。月面のグラナダで開発が行われた。機体色は紫を基調とし、機体を見たニャアンからは「顔がキシリアに似ている」という印象を抱かれる。オメガと並ぶ特殊なサイコミュを搭載しているとされ、頭部両側面の突起部分は分離してビット兵器として機能する。
- 完成以降、パイロット候補者が二人続けて訓練中の心臓発作で死亡しているため、「搭乗者を殺す曰く付きの機体」とされていたが、実際は本機を危険視するミゲルと本機の獲得を狙うギレン派の工作によって仕組まれた風評被害であった。
ガンダム GUNDAM |
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型式番号 | RX-78-02 |
頭頂高 | 18.0m |
本体重量 | 43.4t |
出力 | 1,400kW (推定)[注 1]。 |
推力 | 55,000kg (推定)[注 1] |
センサー 有効半径 |
5,700m[注 1] |
武装 | 頭部バルカン砲×2 ビーム・ライフル×1 ビーム・サーベル×2 ほか |
搭乗者 | シャア・アズナブル |
赤いガンダム RED GUNDAM[32] |
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型式番号 | gMS-α[32] |
頭頂高 | 18.0m[32] |
本体重量 | 44.4t[32] |
全備重量 | 48.8t[32] |
武装 | [U.C.0079時] 頭部バルカン砲×2 ビーム・サーベル×2 ビット×6 シールド×1 [U.C.0085時] 頭部バルカン砲×2 ビーム・サーベル×2 ビット×2 シールド×1 ガンダム・ハンマー×1 |
搭乗者 | シャア・アズナブル(U.C.0079) シュウジ・イトウ(U.C.0085) |
- RX-78-02 ガンダム[注 2]
-
連邦軍がMS開発計画「RX計画」の一環で開発した高汎用型MS。胸部のコア・ファイターを中心とする「コア・ブロック・システム」、ビーム・ライフルやビーム・サーベルなど最新技術を有している。サイド7での最終テスト中にシャア・アズナブルによって奪取され[33]、同じく奪取されたペガサス(ジオン正式所属時は「ソドン)」で整備と補給を受けながらジオン軍の戦力として活躍していく。
- gMS-α 赤いガンダム
- シャア専用機としての塗装変更や改修を受けた姿。別の専用モビルアーマー(MA)に搭載予定だった「アルファ・サイコミュ」による運動性向上と、6基のサイコミュ連動型無線無線誘導端末「ビット」によるオールレンジ攻撃能力の付与がなされている[32]。マチュが検索したオンライン百科事典「FOOLYPEDIA」の記事によると、撃墜したMSは60機以上とされる。第2次ソロモン会戦の際に「ゼクノヴァ」と呼ばれる異常現象を起こし、シャアとともに消息不明となる。
- U.C.0085時ではシュウジ・イトウの乗機として再び出現する[3]。この時点では2基のビットを装備していたが、エグザベの乗るジークアクスとの戦闘で破壊され、その他の武装も戦闘を重ねるごとに損傷・消耗していく。その後はマチュやニャアンたちが操るジークアクスとともにクラバで数々の戦闘を勝ち抜いていく。サイコ・ガンダムとの戦闘の最中に小規模のゼクノヴァを発生させ、シュウジもろとも消失する。
ザク ZAKU |
|
---|---|
型式番号 | MS-06 MS-06S(指揮官用 / シャア専用機) |
頭頂高 | 17.5m |
本体重量 | 56.2t |
武装 | ヒート・ホーク×1 ザク・マシンガン×1 ザク・バズーカ×1 クラッカー×1 |
搭乗者 | ジオン公国軍MSパイロット シャア・アズナブル(S型) デニム スレンダー 地球連邦軍MSパイロット(鹵獲機) 民間人 クランバトル参加者 |
軍警ザク POLICE ZAKU[34] |
|
型式番号 | MS-06SSP MS-06SSPEX(特殊部隊仕様機)[34] |
頭頂高 | 17.5m[34] |
本体重量 | 56.2t[34] |
全備重量 | 71.3t[34] |
武装 | ザク・マシンガン×1 ヒート・ホーク×1 電磁警棒×1 刺又×1 ザク・マシンガン改×1(特殊部隊仕様機) |
搭乗者 | ラゴウチ アラガ |
- MS-06 ザク
- 一年戦争時のジオン公国軍汎用主力MS。シャアも赤いガンダムに乗り換えるまでは、指揮官用のS型を赤く塗装して運用していた。RX計画を推進していた連邦軍も鹵獲機体を運用している[33]。
-
戦後は戦闘用のインストーラデバイスを排したうえで民間や他サイドに払い下げられ、建設作業の現場ではマニピュレーターの変更や警告灯およびカバーパーツを追加したうえで使用される。また、クラバ用に改造された機体も存在する[31]。
- 民間ザク
- 民間企業などで運用されるザク。黒潮建設等では、作業に適した独自改造をしている。
- ザク ポメラニアンズ仕様
- カネバン有限公司所属のザク。胸部には倒福、脚部にはポメラニアンズのマーキングが施されている。
- ザク フォースネークアイズ仕様
- クラン「フォースネークアイズ」仕様のザク。青色のイエティ機と赤紫色のパイロ機が存在。
- ザク ファットマヴ仕様
- クラン「ファットマヴ」仕様のザク。左肩部が赤いオーバーウェイト機と青いラブハンドル機が存在。
- MS-06SSP 軍警ザク
- サイド6の「沿岸警備隊」(コーストガード)を前身とする軍警察に配備された改修機[31][34]。特徴として、膝一体型と軍警ロゴが描かれた手甲型の防衛用シールド、警報機と連動した肩部用非常回転灯を装備する。また、高機動用ブースターを装備した特殊部隊仕様機も存在する。武装は、通常型と特殊仕様機用の改型を合わせた新旧両世代のザク・マシンガンとヒート・ホーク、左腕シールドに懸架された電磁警棒や刺股など[34]。
ゲルググ GELGOOG[35] |
|
---|---|
型式番号 | gMS-01[19][36][35] |
全高 | 18.0m(アンテナ含む)[35] |
頭頂高 | 17.5m[35] |
本体重量 | 42.2t[35] |
武装 | バルカン砲×2 ビーム・ライフル×2 ビーム・サーベル×1 |
搭乗者 | ジオン公国軍MSパイロット シイコ・スガイ ボカタ |
- gMS-01 ゲルググ
- 連邦軍から鹵獲したガンダムのデータをもとに開発された、ジオン公国軍の制式採用機[19]。本来の「MS-14 ゲルググ」となるはずだった機体は、ガンダムの鹵獲に成功したことで開発が中断されており、ガンダムの技術を用いた本機は本来の連邦軍量産機となるはずだった「ジム」に酷似している。通常機の機体色はザクと同様の緑。
- U.C.0085時点におけるジオン正規軍の現役主力機である一方で、密かに民間へと流出した機体も存在し、クランCRS所属のカスタム仕様であるスガイ機は白、赤、黄[19]、同じくボカタ機はライトグレー、緑、白[36]に塗り分けられている。これらCRS所属機は、モスク・ハンが駆動部分に施したマグネット・コーティング処理によって反応速度が高められている。スガイ機のマニピュレーターには小型のワイヤー・フックが内蔵され、スガイが得意とするスティグマ攻撃の起点として用いられている。
リック・ドム RICK DOM |
|
---|---|
型式番号 | MS-09[37] |
武装 | ジャイアント・バズーカ×1 ヒート・サーベル×1(最大×2) 電磁ハーケン×1 胸部拡散ビーム砲×1 |
搭乗者 | ジオン公国軍MSパイロット 黒い三連星 トクワン シャリア・ブル |
- MS-09 リック・ドム
- 陸戦用重MSであるドムの宇宙改装型[37]。本作では、腰背部にも脚部を追加した「3本脚」の姿となっている。3本目の脚は、通常時は大推力スラスター[37]搭載バックパックとして機能し、関節部を伸ばして底面に推力を集中させることで高機動形態となる。腕部には電磁ハーケンを搭載し、ワイヤーによって敵機の動きを封じつつ、電流を流すことでパイロットに直接ダメージを与えることができる。
- 通常機は緑、三連星機は紫、シャリア機は青を基調に塗られている[37]。
- MS-15/H エグザベ専用ギャン(ハクジ装備)
- 白兵戦用MSのギャンに、エグザベの専用色である白地と金縁塗装を施した機体。イズマ・コロニーにおけるキシリアの護衛とサイコ・ガンダムの迎撃任務では、推進器兼用の大型複合装備「ハクジ」を装着する[38]。
ジオン公国軍のMA
キケロガ | |
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型式番号 | MAN-03 |
頭頂高 | 32.0m(MA) 不明(MS) |
本体重量 | 868.7t |
武装 | 有線制御式メガ粒子砲 (連装型 / 単装型)×各2 |
搭乗者 | シャリア・ブル |
- MAN-03 キケロガ
- 一年戦争末期にシャリア・ブルが搭乗したサイコミュ搭載型MA。U.C.0085では可変型に改修されている。『ファースト』のブラウ・ブロと外形や武装・形式番号は同じだが、全高・本体重量は半分程度[33][39]。U.C.0085時点ではサイコミュ搭載機であることが公式に明言されており、禁止条約兵器扱いとなっており、連邦側から「灰色の幽霊」と称される。4門の有線制御式メガ粒子砲塔の遠隔操作によるオールレンジ戦闘を目の当たりにしたエグザべは「一人でM.A.V.をやっているのか?」ともらしている。
- 戦後に戦術的多様性への対応を目的とした改修によってMS形態への変形機能を搭載した。機体中核部を分離させ、一度パージしたブースター部をまとめ直して背面に再装着させ、有線制御式メガ粒子砲塔が両手両足となる。
ビグ・ザム | |
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型式番号 | MA-08 |
全高 | 約60m |
搭乗者 | ドズル・ザビ |
- MA-08 ビグ・ザム
- 対要塞攻略用の大型MA。一年戦争末期にはドズル・ザビが1号機に搭乗して第1次ソロモン会戦に出陣するものの、トリコロール塗装の軽キャノンに敗北したことが語られる[12]。後に量産化され、ルナツー攻略戦ではマ・クベ大佐が率いるビグ・ザム1個戦隊が出撃している。
ジオン公国軍の艦船
- LMSD-70 ペガサス
- 連邦軍がMS開発計画「RX計画」の運用母艦として開発した強襲揚陸艦(艦籍番号:LMSD-70[注 3])。船体中央に回転式の重力ブロックをもつ。サイド7で最終テスト中のガンダムを受領するためサイド7へ入港。シャアに奪取されたガンダムによって艦橋(メインブリッジ)を破壊され、ジオン公国軍に鹵獲される。
- ムサイ級軽巡洋艦
-
ジオン公国軍の宇宙巡洋艦。
- ファルメル
- シャアの部隊がソドン以前に旗艦として運用していた。指揮官はドレン。
- スワメル、トクメル、キャメル
- 第2次ソロモン会戦にて、ソドンとともにソロモン破砕作戦のための殴り込み艦隊を編成。3隻ともソドンのソロモン突入を援護するための盾となり、轟沈している。
- チベ級重巡洋艦
-
ジオン公国軍の宇宙巡洋艦。
- パープルウィドウ
- キシリアの座乗艦。船体は紫に塗られ、目のようなマーキングが施されている。
- グワジン級戦艦
-
ジオン公国軍の宇宙戦艦。
- グワジン
- キシリアの座乗艦。
地球連邦軍の兵器
地球連邦軍のMS
01ガンダム | |
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型式番号 | RX-78-01 |
頭頂高 | 18.0m |
本体重量 | 43.4t |
武装 | ビーム・サーベル×2 ハイパー・バズーカ×1 シールド×1 |
搭乗者 | 地球連邦軍MSパイロット |
- RX-78-01 01ガンダム(ゼロヒトガンダム)
- ガンダムのバリエーション機。白黒の機体色や、ガンキャノンと同じバイザー型カメラアイを装備するなどの相違があるが、装備品や運動性能は同等である[33]。
- ルナツーでの完熟訓練中、奪取されたガンダムを取り戻すべく投入され、射撃戦では高い回避性能を見せたものの、格闘戦に持ち込んだところでシャアに一蹴され、破壊される[12]。
- 制作上では、後述の軽キャノン同様、『Beginning』制作のスケジュールや予算が切迫する中で、既存のデータを流用して新たな機体を登場させようという工夫から生み出されたものである[40]。
ガンキャノン | |
---|---|
型式番号 | RX-77-02 |
頭頂高 | 18.0m |
本体重量 | 51.0t |
武装 | 背部ビーム・キャノン×2 ビーム・ライフル×1 シールド×1 |
搭乗者 | 地球連邦軍MSパイロット |
- RX-77-02 ガンキャノン
- ビームキャノンを標準装備した試作型重MS[33]。サイド7でのテスト中にザクの強襲を受けた際、大半の機体がパーツ状態であったため一方的に破壊されるが、唯一機動状態にあった1機が出撃し、シャアに強奪されたガンダムと交戦、ビーム・サーベルでコックピットを貫かれて撃破される。これがこの世界における歴史上、初めてのMS戦となったが、シャアには意外にあっけないと語られる。正史では実体弾であったキヤノン砲がビーム兵器となっており破壊力が大きい分、一度の発射で砲身の冷却が必要なため連射が出来ない。
ガンタンク | |
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型式番号 | RX-75 |
武装 | 肩部レールガン×2 腕部4連速射砲×2 |
- RX-75 ガンタンク
- 地球連邦軍試作MS。原典と異なり、両肩の主砲はレールガンを搭載しており、その砲身下部に懸架された腕部が前後へのスライド機能を有している。サイド7でのテスト中、上半身と下半身が分離された状態のままザクの強襲を受け、破壊される。
- U.C.0085では、右腕をショベルアーム、左手をフォークに換装した重機仕様が、イズマ・コロニー内の再開発地区にて運用されている。
軽キャノン | |
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型式番号 | RGM-79 |
頭頂高 | 18.0m |
本体重量 | 49.9t |
武装 | 背部ビーム・キャノン×1 ビーム・ライフル×1 ビーム・サーベル×1 ハイパー・ハンマー×1(セイラ機) 小型ワイヤーフック(スガイ機) |
搭乗者 | 地球連邦軍MSパイロット セイラ・マス(トリコロール塗装機) シイコ・スガイ |
- RGM-79 軽キャノン(ライトタイプ・ガンキャノン)
- 量産計画が頓挫したガンダムに替わり、ガンダムの白兵戦能力とガンキャノンの砲撃能力を掛け合わせた機体として開発されたMS[33]。頭部と胸部はガンキャノン、腕部と脚部はガンダムの設計がそれぞれ流用されている。通常機の機体色はガンキャノンと同様の赤。
- 第1次ソロモン会戦ではセイラ・マスが搭乗するトリコロール塗装の機体がドズル・ザビ搭乗のMAビグ・ザムを撃破しており[33]、第2次ソロモン会戦でもシャアの赤いガンダムと交戦、その際シャアは搭乗者が生き別れの妹アルテイシアであることを直感している。プラモデル化に際してセイラ機であることが明言された[41]と同時に本作世界ではアムロ・レイの功績はセイラ・マスの功績となっていることが暗にほのめかされている。
- スガイ機はマヴの他に指関節に仕込んだ小型のワイヤー・フックを使った戦術「スティグマ攻撃」により100以上のキル数を稼いだことが語られている。
- 制作上では、『Beginning』で庵野が自身の脚本担当パートに連邦軍の量産機を出したいと希望したところ、「完全新規のデザインやCGモデルを発注するのはスケジュール的に難しいが、既成のガンキャノンとガンダムのパーツを組み合わせたニコイチならば行けるのでは」という主・プロデューサーからの提案を受けて誕生した機体であり、作中の開発経緯ともメタ的にリンクする結果となった[42]。
ハンブラビ HAMBRABI |
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型式番号 | ORX-139[38] |
武装 | 肩部ビーム砲×2 |
搭乗者 | ゲーツ・キャパ |
- ORX-139 ハンブラビ
- オーガスタ研究所製の試作型可変MS。所要時間は長いながらも、長距離移動用のMA形態に変形する[38]。キシリア抹殺任務において、クラバの参加機体という体裁でイズマ・コロニーに持ち込まれる。
- 『正史』上では旧ア・バオア・クーであったゼダンの門の工廠で開発された機体であるが当作品世界では地球のオーガスタ研究所での開発となっており、型番もRXナンバーではなく同研究所製を表すORXナンバーとなっている。また、パプテマス・シロッコが開発に関わっているが、本作世界における開発上での関連性は不明。
地球連邦軍のMA
サイコ・ガンダム PSYCHO GUNDAM |
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型式番号 | MRX-010[38] |
頭頂高 | 50.0m[38] |
武装 | 腕部5連装ビーム砲×2 胴体部メガ粒子砲×4 リフレクタービット×多数 |
搭乗者 | ドゥー・ムラサメ |
- MRX-010 サイコ・ガンダム
- ムラサメ研究所製のサイコミュ搭載型可変MA。顔面は12個のカメラをシャッターで覆った異形の形状となっている。マニピュレーターの各指や全身各所に内蔵された多数のビーム砲、艦砲射撃を無効化するIフィールド・バリアのほか、全身の装甲を質量打撃兵器やビームの屈曲装置(リフレクタービット)として分離・遠隔操作する機能を備える。キシリア抹殺任務ではモビル・フォートレス(飛行要塞)形態にカバーをかけた姿でイズマ・コロニーに搬入され、コロニー公社が発注した「正宗空調有限公司」製の空気清浄機「マサムネエアコン」と偽ってコロニーの税関を通過する。
地球連邦軍の艦船
- ペガサス級
- 地球連邦軍のMS強襲揚陸艦。鹵獲されたペガサス以外の同型艦がソロモン攻防戦に参戦していた。
スタッフ
- 原作 - 富野由悠季、矢立肇
- キャラクターデザイン原案 - 安彦良和
- モビルスーツ原案 - 大河原邦男
- シリーズ構成 - 榎戸洋司
- キャラクターデザイン - 竹
- メカニカルデザイン - 山下いくと
- アニメーションキャラクターデザイン、キャラクター総作画監督 - 池田由美、小堀史絵
- アニメーションメカニカルデザイン、メカニカル総作画監督 - 金世俊
- デザインワークス - 渭原敏明、前田真宏、阿部慎吾、松原秀典
- コンセプトアート - 上田創
- 美術設定・美術監督 - 加藤浩(ととにゃん)
- 色彩設計 - 井上あきこ(Wish)
- CGI監督 - 鈴木貴志
- CGIアートディレクター - 小林浩康
- 特技監督 - 矢辺洋章
- 撮影監督 - 塩川智幸(T2 studio)
- 編集 - 辻󠄀田恵美
- 音楽 - 照井順政、蓮尾理之[注 4]
- 音楽プロデューサー - 山田智子、舩橋宗寛、大浜拓哉
- 音響監督・整音 - 山田陽(サウンドチーム・ドンファン)
- 音響効果 - 山谷尚人(サウンドボックス)
- プロデューサー - 笠井圭介、伴在正行
- エグゼクティブ・プロデューサー - 小形尚弘
- 制作 - スタジオカラー、サンライズ
- 製作 - バンダイナムコフィルムワークス 浅沼誠、日本テレビ放送網 桑原勇蔵
- 主・プロデューサー - 杉谷勇樹
- 監督 - 鶴巻和哉
主題歌・挿入歌
- 「Plazma」[45][44]
- 米津玄師による劇場先行版およびテレビアニメ版の主題歌で、オープニングテーマ。作詞・作曲・編曲は米津玄師。
- 「もうどうなってもいいや」[46][44][47]
- 星街すいせいによる劇場先行版の挿入歌およびテレビアニメ版のエンディングテーマ。作詞はYuki Tsujimura、作曲はNaoki ItaiとYuki Tsujimura、編曲はNaoki Itai。
- 「ミッドナイト・リフレクション」[44]
- NOMELON NOLEMONによる劇場先行版およびテレビアニメ版第1・6話の挿入歌。作詞・作曲・編曲はツミキ。
- 「夜に咲く」[48]
- 星街すいせいによるテレビアニメ版第3話の挿入歌。作詞はsakuma.、作曲はsakuma.と野口大志、編曲は野口大志。
- 「欲しいものすべて」
- 岡地織花によるテレビアニメ版第4話の挿入歌。作曲は照井順政、編曲は徳澤青弦。
- 「夏の現在地」
- 岡地織花によるテレビアニメ版第5話の挿入歌。作詞・作曲・編曲は照井順政。
- 「水槽の街から」
- みきまりあによるテレビアニメ版第5話の挿入歌。作詞・作曲・編曲は照井順政。
- ティザー映像のBGM「コロニーの彼女(I_006A)」のボーカル曲バージョン
- 「きえない」
- NOMELON NOLEMONによるテレビアニメ版第6・7話の挿入歌。作詞・作曲・編曲はツミキ。
- 「HALO」
- NOMELON NOLEMONによるテレビアニメ版第7話の挿入歌。作詞・作曲・編曲はツミキ。
各話リスト
話数 | エピソードタイトル | マルチタイトル | 脚本 | 画コンテ | 演出 | キャラクター |
メカニック |
初放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 赤いガンダム | 榎戸洋司 | 鶴巻和哉 |
|
金世俊 | 2025年 4月9日 |
||
第2話 | 白いガンダム | 庵野秀明 |
|
小松田大全 | 松原秀典 | 阿部慎吾 | 4月16日 | |
第3話 | クランバトルのマチュ | 榎戸洋司 |
|
谷田部透湖 | 中村真由美 | 浅野元 | 4月23日 | |
第4話 | 魔女の戦争 |
|
荒木哲郎 | 井関修一 | 4月30日 | |||
第5話 | ニャアンはキラキラを知らない |
|
倉富康平 |
|
|
5月7日 | ||
第6話 | キシリア暗殺計画 |
|
中西基樹 | 山口葵 | 中島竹流 | 5月14日 | ||
第7話 | マチュのリベリオン |
|
伊藤慎之助 |
|
小松英司 | 5月21日 | ||
第8話 | 月に墜(堕)ちる | 月に墜ちる
月に堕ちる |
庵野秀明
榎戸洋司 |
鶴巻和哉 | 小松田大全
谷田部透湖 |
松原秀典
中村真由美 |
阿部慎吾 | 5月28日 |
放送局
本作はガンダムシリーズで初めて日本テレビ系列での放送となり、また本作の放送開始を以て、民放地上波5系列すべてにおいてそれぞれ完全新作のガンダムシリーズTVアニメ作品が放映されたことになる[49]。
直前に放送されるバラエティ番組『上田と女がDEEPに吠える夜』とセットになっており、Gガイドなどの番組表ではまとめて1時間番組扱いとなっている[50]。23時59分からの放送枠だが[51]、その理由は広告料金が23時開始だとゴールデンタイムに次ぐプランなため、スポンサー収入を考えて多少の無理をしての編成だとみられる[52]。これによりテレビや録画機によってはタイトルが正しく表示されなかったり放送時間の不明瞭さ、録画しにくさも生じている[52]。
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [54] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2025年4月9日 - | 水曜 0:29 - 0:59(火曜深夜) | 日本テレビ(製作局) ほか系列全30局[注 5] |
日本国内[注 6] | 字幕放送[55] / 『火曜プラチナイトアニメ』枠[2][注 7] |
2025年4月12日 - | 土曜 19:00 - 19:30[注 8] | BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『アニメ+』内『BS11ガンダムアワー』枠 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 |
---|---|---|---|
2025年4月9日 | 水曜 1:00(火曜深夜) 更新[56][57] | Amazon Prime Video | [注 9] |
2025年4月11日 | 金曜 22:00 以降順次更新 | 見放題配信 | |
2025年4月12日 | 土曜 0:00(金曜深夜) 以降順次更新 |
|
見放題配信 |
2025年4月13日 | 日曜 22:00 以降順次更新 |
|
広告付き無料配信 |
評価
批評
2025年5月4日、公式サイトは番組のEPG(電子番組ガイド)を巡る表記について謝罪し、説明した。番組ガイドには「上田と女がDEEPに吠える夜」と抱き合わせの1枠で表示されている。「上田と女―」が先に表示されるため、ガイドの表示枠が少ないと、「GQuuuuuuX」の表示がほとんどされないケースがあったり、放送開始時間が分かりづらいと、SNSなどで視聴者から不評の声が上がっていた。こうした事態を受け、公式サイトは「『機動戦士Gundam GQuuuuuuXジークアクス』のEPG表示につきまして「正しく番組タイトルが表示されない」「放送開始時間の表示が不明瞭」「録画が不便」といったお問い合わせをいただいております。皆様には、ご不便とご面倒をおかけしており申し訳ございません」と謝罪した[59]。
また、5月13日放送の第6話においてメインキャラであるニャアンの自宅本棚が、元乃木坂46の西野七瀬の本棚とそっくりであると賛否の声が寄せられている[60]。それ以外にも、西野のあだ名が「にゃー」であることや、アニメ主人公・マチュの名前が、元乃木坂46の松村沙友里のあだ名だとも指摘されている[60]。
興行成績 (Beginning)
「全国映画動員ランキングトップ10」(興行通信社)では、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』が2025年1月17日から19日の週末観客動員ランキングで初登場1位であった[61]。第2週目は、前週対比で興行収入107.6%、観客動員数106.8%を記録し、2週連続で週末観客動員ランキング1位となった[62]。
2025年2月9日までの興行収入は22.5億円を突破しており、観客動員数も138万人を突破している[63]。
3月2日までの興行収入は29.6億円、観客動員数は180万人を突破した[64]。
3月30日までの興行収入は33.4億円、観客動員数202万人を突破するヒットを記録している[65]。
北米映画興行ランキング(2月28日~3月2日)では第11位に初登場。北米784館での週末興収は91万6,664ドルで、『ガンダム』シリーズの北米記録を更新した[66]。
キャストトーク
- 『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』キャストトーク - YouTube「ガンダムチャンネル」でプレミア公開。
# | 配信日 | 出演 |
---|---|---|
1 | 2025年 4月12日 |
黒沢ともよ、川田紳司[67] |
2 | 5月3日 | 黒沢ともよ、土屋神葉 、塙真奈美[68] |
3 | 5月24日 | 黒沢ともよ、土屋神葉 、金元寿子 |
オリジナルサウンドトラック
- 『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』オリジナルサウンドトラック (音楽:照井順政 蓮尾理之)[69]
- 初回限定盤(3CD) 品番:SRML-1122 - 4、2025年8月27日発売予定
- 通常盤(2CD)SRML-1125 - 6、2025年8月27日発売予定
脚注
注釈
- ^ a b c アニメ3話 オンライン百科事典「FOOLYPEDIA」で記載された数値。
- ^ 制作上の名称は「白いガンダム」[33]。
- ^ 劇中の画面表示、船体マーキングなど
- ^ 第2話と第8話では『機動戦士ガンダム』の音楽(作曲:渡辺岳夫、松山祐士)が、第7話では『機動戦士Ζガンダム』の音楽(作曲:三枝成章)が使用された。
- ^ このうち福井放送はNNS/ANN、テレビ大分はNNS/FNS、テレビ宮崎はFNS/NNN/ANNのクロスネット局である。ただし、福井放送に関しては大半の時間帯がNNN/NNS系列主体の番組編成となっている。
- ^ 日本テレビ系列局が所在しない佐賀県・沖縄県を除く(遠距離受信および区域外再放送は含めず)。
- ^ 『上田と女がDEEPに吠える夜』とのセット[50]。
- ^ 初回は特別番組の影響により21:00 - 21:30の時間帯での放送。
- ^ 日本国内では最速配信。また、日本とベトナムを除く世界240以上の国と地域で独占配信となる[58]。
出典
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- ^ “ガンダム新作『GQuuuuuuX』シリーズ初のIMAX上映決定!ビジュアル&予告編公開”. シネマトゥデイ. シネマトゥデイ (2024年12月13日). 2025年1月23日閲覧。
- ^ “IMAX上映も同日公開『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』キービジュアル&予告がお披露目”. MOVIE WALKER PRESS. ムービーウォーカー (2024年12月16日). 2025年1月23日閲覧。
- ^ “2月22日(土)よりラージフォーマット MX4D™、4DX®上映決定!”. GUNDAM.INFO. バンダイナムコフィルムワークス (2025年2月11日). 2025年2月23日閲覧。
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- ^ “『ジークアクス』本編上映後に“特別映像”追加!入場者特典第5弾配布決定”. アニメイトタイムズ. アニメイト (2025年2月17日). 2025年2月23日閲覧。
- ^ “劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) -Beginning-』2月22日(土)より 本編映像の上映後に“特別映像”追加決定&入場者プレゼント第5弾「アニメーションキャラクターデザイン・キャラクター総作画監督 池田由美による描き下ろしイラストカード」配布決定!”. V-STORAGE. バンダイナムコフィルムワークス (2025年2月17日). 2025年2月23日閲覧。
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- ^ “ガンプラ『HG 1/144セイラ専用軽キャノン(GQ)』が『ガンダム ジークアクス』より登場。やはりあのシーンの軽キャノンにはセイラさんが乗っていた!?【静岡ホビーショー】”. 電撃オンライン (2025年5月14日). 2025年5月23日閲覧。
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- ^ 酒井隆文 (2025年3月3日). “劇場先行版「機動戦士 Gundam GQuuuuuuX -Beginning-」動員180万人突破。興収は30億目前”. AV Watch. インプレス. 2025年3月4日閲覧。
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- ^ 『ガンダム ジークアクス』第1話のキャストトークが4/12(土)22時よりプレミア公開。黒沢ともよ(マチュ役)&川田紳司(シャリア役)が《赤いガンダム》を語る【機動戦士Gundam GQuuuuuuX】( 2025年04月11日)
- ^ 「ガンダム ジークアクス」のキャストトーク第2回が公開。マチュ役の黒沢ともよさんら3名による1時間超えの映像(2025年5月5日)
- ^ 「『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』オリジナルサウンドトラック」8月27日発売決定!初回限定盤には本編未使用楽曲を収録!(2025年5月24日)
参考文献
- 機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning- 豪華版パンフレット バンダイナムコフィルムワークス
外部リンク
- 機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)公式サイト
- 機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) (@G_GQuuuuuuX) - X(旧Twitter)
日本テレビ系列 水曜 0:29 - 0:59(火曜深夜)(火曜プラチナイト) | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
いきなり婚
(2025年1月8日 - 3月26日)
|
機動戦士Gundam GQuuuuuuX
(2025年4月9日 - )
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-
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日本テレビ 水曜 0:54 - 0:59(火曜深夜) | ||
一行ポップ
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機動戦士Gundam GQuuuuuuX
(2025年4月9日 - )
|
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- 機動戦士Gundam GQuuuuuuXのページへのリンク