日本思想
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/01 16:47 UTC 版)
日本思想(にほんしそう、英: Japanese philosophy)は、日本の哲学・思想のこと。日本哲学とも言う[注 1]。太古にはアニミズム・シャーマニズムとしての神道があったが、仏教、儒教、西洋思想の伝来[注 2]によって習合・混合し、日本特有の思想風土が出来上がっていった。
注釈
- ^ この場合は「近現代の日本人による哲学」を指すことが多い。
- ^ 和辻哲郎はこのことを、日本思想の歴史は単線的ではなく、いくつかの山が重なった形で表現されると述べている[1]。
- ^ この山崎闇斎観はヘルマン・オームスが『徳川イデオロギー』と呼んだことに繋がる。
- ^ 三経義疏と十七条憲法を参照。
- ^ 「心や意識を向けたり祈る対象となる仏や仏典を選ぶ段階ですでに問題がある」という意味。
- ^ 「法華経に帰依します」という意味を含む言葉。「題目」。それまでの仏教用語で言えば「マントラ」に当たるようなもの。例えば真言密教では、祈る対象となる仏が非常に多数あり、その時々に意識を向ける仏ごとにマントラが設定されていて、それを繰り返し唱えることで唱える者に結果として様々なことが起きることを意図している。それに対して、日蓮の題目はただひとつで、法華経に焦点を当てている言葉であり、(ちょうど密教の「マントラ」が繰り返し唱えることで行者に様々なことが起きることを意図しているように)題目を繰り返し唱えることで、結果として、それを唱える人の心や行動に様々なことが起きることを意図している。
- ^ 例えば、地の下に「地獄」を描いたり、はるかかなたに「清らかな浄土」があると思い描かせること
- ^ 「あなたが自分の安泰を願っているのなら、まず周囲(世界)の平安・平和を祈るべきです」ということ。
- ^ 例えば日蓮の『開目抄』は、旧約聖書の『ヨブ記』と並ぶ、受難思想を記した作品の白眉と言われることがある。
- ^ 日蓮の受難とその思想の関係に言及している文献は非常に多数あるが、一例を挙げるとたとえば『法華經と日蓮聖人』大東出版社、1985、「仏教の思想」 第2巻 梅原猛執筆記事 等々でも受難に対する日蓮の考え方に関する記述がある。
- ^ 全面戦争と汎アジア主義も参照。
- ^ 二・二六事件を参照。
- ^ フランス現代思想の翻訳・研究者として、今村仁司(ルイ・アルチュセール、ボードリヤール)、塚原史(ジャン・ボードリヤール)、宇波彰(ジル・ドゥルーズ、ボードリヤール)、足立和浩(ジャック・デリダ)、渡辺一民(ミシェル・フーコー)、沢崎浩平(ロラン・バルト)らが知られていた。
- ^ 大澤真幸や宮台真司は社会学的にオウム事件の分析を行っている。
出典
「Japanese philosophy」の例文・使い方・用例・文例
- 外国系米人 《Irish‐Americans (アイルランド系米人), Japanese‐Americans (日系米人)など》.
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