境野哲とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 宗教家 > 宗教家 > 日本の僧 > 境野哲の意味・解説 

境野哲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/19 13:12 UTC 版)

境野哲

境野 哲(さかいの さとる/さとし、明治4年8月12日1871年9月26日) - 昭和8年(1933年11月11日)は、日本の仏教史学者・仏教運動家。宗教家真宗大谷派僧侶)。文学博士。専門は中国仏教史。号は黄洋(こうよう)。境野黄洋の通称で知られる。

来歴

宮城県名取郡(現在の仙台市太白区)出身。哲学館(東洋大学の前身)出身。東洋大学教授を務める傍ら、曹洞宗大学駒澤大学の前身)にも出講。新仏教同志会の中心メンバーであり、雑誌『新仏教』(1900-1915年)発刊に尽力。禁酒・禁煙・廃娼運動を展開。また、明治27年(1894年)には鷲尾順敬村上専精らと雑誌『仏教史林』を創刊。大正7年(1918年)、東洋大学(哲学館)出身者として初めて、同大学の学長に就任。大正12年(1923年)、学内で起きた紛擾事件(境野事件)の責任を問われ、文部省による認可取消処分を受け学長を辞任。1926年に駒澤大学教授に就任[1]。1930年『随唐以前ニ於ケル仏教ノ変遷』で博士号(文学、駒澤大学)を取得した[2]。墓所は文京区真浄寺

主著・監修

  • 『支那佛教精史』
  • 『支那佛教史講話』
  • 『支那の佛教』
  • 『印度支那佛教小史』
  • 『日本佛教小史』
  • 『日本佛教発達概観』
  • 『天台四教儀講話』
  • 仏教信仰実話全集『宗教の門』
  • 『佛教論理學』(村上専精との共著)
  • 『宗教の本性』
  • 『アメリカより日本の女へ』
  • 『模範佛教辞典』監修(他に井上哲次郎ら4名)
  • 『境野黄洋選集』

出典

関連文献

関連項目

外部リンク




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「境野哲」の関連用語

境野哲のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



境野哲のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
中経出版中経出版
Copyright (C) 2025 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの境野哲 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS