文明論之概略とは?

ぶんめいろんのがいりゃく【文明論之概略】

福沢諭吉著書。6巻。明治8年1875)刊。西洋日本文明特徴を論じ、日本のとるべき道を示し明治初期啓蒙思想代表作


ぶんめいろんのがいりゃく【文明論之概略】


文明論之概略

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 03:59 UTC 版)

文明論之概略』(ぶんめいろんのがいりゃく)は、福澤諭吉の著書。初版は1875年(明治8年)8月20日に刊行され、全6巻10章より成る。


注釈

  1. ^ 福澤は『福澤全集緒言』において『文明論之概略』について以下のように説明をしている。
    文明論之概略
    従前じゆうぜん著訳ちよやくもつぱ西洋新事物せいようしんじぶつ輸入ゆにゆうと共に我国旧弊習きゆうへいしゆう排斥はいせき目的もくてきにして、わば文明一節ぶんめいゝつせつずつの切売きりうりことならず。加之しかのみならず、明治七、八年の頃に至りては世態せたいようやさだまりて人の思案しあんようやじゆくする時なれば、このときに当り西洋文明せいようぶんめい概略がいりやくを記して世人せじんに示し、就中なかんずく儒教流じゆきようりゆう故老ころうに訴えてその賛成さんせいを得ることもあらんにはもつともみようなりと思い、之をてきにせずして今はかえつて之を味方みかたにせんとの腹案ふくあんもつあらわしたるは文明論ぶんめいろん概略がいりやく六巻なり。読者どくしやいずれ五十歳以上、視力しりよくも漸くおとろつその少年時代しようねんじだいより粗大そだいなる版本はんぽんれたるなればとて、文明論ぶんめいろん版本はんぽんとく文字もんじを大にして古本こほん太平記たいへいき同様どうよう体裁ていさい印刷いんさつせしめたり。本書の発行はつこうすこぶひろくして何万部なんまんぶ大数たいすうに達したりしが、果して著者ちよしやの思う通りに故老学者ころうがくしや熟読通覧じゆくどくつうらんを得たるやいなや知るべからざれども、発行後はつこうご意外いがいの老先生より手書しゆしよ到来とうらいして好評こうひようを得たること多し。有名ゆうめいなる故西郷さいごう翁なども通読つうどくしたることゝ見え、少年子弟しようねんしていにこの著書ちよしよは読むがよろしと語りしことありとう。

出典

  1. ^ この章は、ベン・アミー・シロニー Ben‐Ami Shillony『母なる天皇―女性的君主制の過去・現在・未来』、30-32頁。「第8章の冒頭『日本王朝の太古的古さ』」を参照(大谷堅志郎訳、講談社、2003年)。


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