昌平坂学問所とは? わかりやすく解説

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しょうへいざか‐がくもんじょ〔シヤウヘイざか‐〕【昌平坂学問所】

読み方:しょうへいざかがくもんじょ

江戸幕府学問所寛永7年(1630)林羅山設立した私塾始まり元禄3年(1690)将軍徳川綱吉の命により湯島移転寛政の改革のとき幕府直轄学問所となった朱子学を正学として幕臣藩士などの教育あたった明治維新後に昌平学校次いで大学校改称したが、明治4年(1871)閉鎖昌平黌(こう)。


昌平坂学問所

読み方:ショウヘイザカガクモンジョ(shouheizakagakumonjo)

江戸湯島にあった江戸幕府直轄学問所

別名 昌平黌


昌平坂学問所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/18 23:24 UTC 版)

昌平坂学問所(しょうへいざかがくもんじょ)は、1790年寛政2年)、神田湯島[注釈 1]に設立された江戸幕府直轄の教学機関・施設。正式の名称は「学問所」であり「昌平黌」(しょうへいこう)とも称される。


注釈

  1. ^ 「湯島」は古代の豊島郡湯島郷に由来する地名で、「本郷」という地名も湯島郷の本郷に由来するという説もある。一方、「神田」は神田明神もしくは伊勢神宮の神田に由来する地名であったことから、由来の異なる両方の地名が被る地域も存在した。そのため、湯島聖堂・昌平坂学問所とその周辺地域は「神田」とも「湯島」とも称されたが、1887年神田区本郷区の境界が確定した際に湯島聖堂・昌平坂学問所のあった神田区宮本町は本郷区に編入されて湯島二丁目(現在の湯島二丁目とは境域が異なる)と改称された(参照:『日本歴史地名大系 13 東京都の地名』(平凡社、2002年) P509-511)。
  2. ^ すぐに旧岸和田藩邸(現在の東京都立日比谷高等学校の場所)にて開校したが、文部省設置と共に引き取られた。
  3. ^ 現在の東京国立博物館国立科学博物館のそれぞれの前身にあたる。
  4. ^ 及び、のちに設立されたそれらの附属学校である練習小学校(現筑波大学附属小学校)、お茶の水女子大学附属幼稚園、さらにお茶の水女子大学附属小学校筑波大学附属中学校・高等学校お茶の水女子大学附属中学校お茶の水女子大学附属高等学校などの前身諸校も含む。
  5. ^ 1978年から1980年にかけて八王子多摩キャンパスに移転した。跡地一部には現在、中央大学駿河台記念館が建っている。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j 名倉英三郎「江戸府内の諸学校と諸藩邸内学校」『東京女子大學附屬比較文化研究所紀要』第45巻、東京女子大学附属比較文化研究所、1984年、71-80頁、ISSN 05638186CRID 1050845762587738624 


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