2010年
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できごと
1月
- 1月1日
- 1月4日 - ドバイに高さ世界一(829.8m)の超高層ビル、ブルジュ・ハリファが開業[3]。
- 1月12日 - ハイチの首都ポルトープランス付近でマグニチュード (M) 7.0の地震が発生。詳細は「ハイチ地震 (2010年)」を参照
- 1月15日 - アフリカ、インド洋などで金環食。
- 1月17日 - 2009年12月13日に実施されたチリ大統領選で1位になった右派野党連合のセバスティアン・ピニェーラ候補と2位になった与党連合のエドゥアルド・フレイ候補との間で決選投票が行われ、その結果ピニェーラ候補が51.6%を獲得し初当選、与党連合のフレイ候補は48.4%で敗れた[4]。
- 1月21日 - シチズンズ・ユナイテッド対FEC裁判
- 1月30日 - 米政府が台湾に64億ドルの武器輸出を決定したことへの報復として、中国政府が、米国との軍事交流を停止し、台湾への武器売却に関与した米企業に制裁を科すと発表[5]。
2月
- 1月31日 - 2月7日 - 任期満了に伴うウクライナ大統領選挙の決選投票が行われた。中央選管によると、開票率約10%の時点で親ロシア派候補のヤヌコビッチ前首相 (59) が52%を得票し優勢で、親欧米派のティモシェンコ首相は得票率43%。ヤヌコビッチは同日夜(日本時間8日未明)、TV番組において「ティモシェンコ氏は敗北を認めて首相職を辞任すべきだ」と述べ、勝利宣言した[6]。詳細は「2010年ウクライナ大統領選挙」を参照
- 2月7日 - コスタリカで大統領選挙が行われ、国民解放党 (PLN) のラウラ・チンチジャ元副大統領が当選し、同国初の女性大統領になった[7]。
- 2月10日 - 宮城県石巻市で少年による殺人事件(殺傷事件)が発生。(石巻3人殺傷事件)
- 2月12日 - 28日 - バンクーバーオリンピック(冬季)開催。
- 2月18日 - ニジェール軍事クーデター :ニジェールで軍事クーデターが起こり、軍部が実権を掌握[8]。
- 2月24日 - アメリカ合衆国下院監督・政府改革委員会公聴会に、トヨタ自動車の豊田章男社長が出席[9]。
- 2月27日 - チリコンセプシオンにおいてマグニチュード (M) 8.8の地震が発生。詳細は「チリ地震 (2010年)」を参照
3月
- 3月12日 - 21日 - 冬季バンクーバーパラリンピック開催。
- 3月18日 - ワシントン条約の議締約国会議の委員会でモナコが提案した大西洋および地中海沖のクロマグロの国際商業取引禁止案を否決、またEUが提案していた猶予期限付き禁止案も否決。[10]
- 3月23日 - アメリカ合衆国オバマ大統領が医療保険改革法案に署名。米史上初、事実上の国民皆保険制度が成立(完全実施は2014年以降)[11]。詳細は「医療保険制度改革 (アメリカ)」を参照
- 3月26日 - 黄海で韓国の哨戒艦「天安 (Cheonan)」が沈没。乗組員104名の内46名死亡。韓国は北朝鮮の魚雷が原因とし、北朝鮮はこれを否定。詳細は「天安沈没事件」を参照
- 3月29日 - モスクワ中心部の地下鉄2駅で連続自爆事件が発生、39人が死亡。詳細は「モスクワ地下鉄爆破テロ (2010年)」を参照
4月
- 4月1日 - アメリカ合衆国で国勢調査実施。
- 4月2日 - タイの首都バンコクなど各都市の中心部をアピシット政権の退陣を求めるタクシン前首相支持派団体が占拠。同10日にはバンコクでタイ政府治安部隊と反政府派が衝突し、現地で取材をしていたロイター通信所属の日本人ジャーナリストを含む20人の死亡が確認された。[12]
- 4月10日 - ポーランド大統領のレフ・カチンスキを始めとするポーランド政府使節団が搭乗した政府専用機がロシア西部のスモレンスクに墜落、乗員乗客96人全員が死亡。詳細は「ポーランド空軍Tu-154墜落事故」を参照
- 4月12日 - 13日
- 4月14日
- 青海地震が発生 :中国青海省玉樹チベット族自治州玉樹県でマグニチュード7.1の地震が起こる。
- 2010年のエイヤフィヤトラヨークトルの噴火が始まる :アイスランド南部のエイヤフィヤトラヨークトル火山が噴火し、この日よりのち、ヨーロッパ上空に火山灰が広がった。その影響で、各国で空港を閉鎖、ヨーロッパを中心に航空機の世界各便が欠航、世界各国の30ヶ国以上の首脳がポーランドの大統領の国葬の出席の辞退を余儀なくされた。
5月
- 5月1日 - 上海国際博覧会の開幕 :中国の上海市にある上海世博園で10月31日まで開催される。
- 5月2日 - ユーロゾーンとIMFはギリシャへの1100億ユーロの財政支援の提供で合意した。この内容はギリシャに厳しい緊縮財政措置を取らせることを含む。
- 5月3日 - 28日 - NPT再検討会議開催
- 5月6日
- イギリス庶民院総選挙が行われ、保守党が306議席で第1党となり、政権与党の労働党は258議席に留まり、第2党になった[14]。
- ダウ平均株価がわずか数分で急激に暴落し、市場が一時パニックに陥った(フラッシュ・クラッシュ、w:2010 Flash Crash)。
- 5月9日 - EUが7500億ユーロのユーロ圏支援策で合意。ユーロ圏諸国による4400億ユーロの融資資金、600億ユーロ規模の緊急安定化基金、国際通貨基金(IMF)からの2500億ユーロが含まれる。
- 5月10日 - フィリピン大統領選挙が実施された。5月10日夜の開票率57%の段階でベニグノ・アキノ上院議員が40.58%を得票し、圧勝が確実。2位のエストラダ前大統領は得票率25.72%、一時は世論調査でアキノに迫った実業家のビリヤール上院議員は13.85%で3位にとどまった[15]。
- 5月11日 - イギリス庶民院総選挙で敗れた労働党のゴードン・ブラウン首相が辞任し、エリザベス女王がデービッド・キャメロン保守党党首を新首相に任命した。これを受けてキャメロン新首相は自由民主党との連立政権を樹立し、1997年にジョン・メージャー政権が総辞職して以来の保守党首班による新政権が発足した。[16]。
- 5月14日 - スペースシャトル・アトランティス号の打ち上げ(STS-132)。
- 5月19日 - タイで反政府派のデモ隊に治安部隊が突入し一部鎮圧、反政府派の幹部がデモ終了を宣言。
- 5月22日 - インド南西部のマンガロール国際空港で、エア・インディア・エクスプレス812便(ボーイング737)が墜落し、乗員乗客158人が死亡。詳細は「エア・インディア・エクスプレス812便墜落事故」を参照
6月
- 6月2日 - 当時デトロイト・タイガースに所属していた投手アーマンド・ガララーガがこの日行われたクリーブランド・インディアンス戦で9回2アウトまでパーフェクトに抑えるが最後のアウトを内野安打と誤審されパーフェクトを逃してしまう出来事が発生する。のち審判が誤審だと認めたため論争になる[17]。
- 6月4日 - 5日 - 韓国・釜山で主要20カ国・地域財務相・中央銀行総裁会議開催。
- 6月11日
- キルギスの南部オシュでキルギス人とウズベク人の民族抗争が激化しキルギス保健省発表で191人、暫定政府発表で2000人超の死者が出た[18]。
- アフリカ大陸で初のワールドカップ、FIFAワールドカップ 南アフリカ大会が開幕。
- 6月13日 - 世界初となる天体に着陸してのサンプルリターンに成功した小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還、機体は大気圏再突入時に燃え尽きた。翌日、小惑星イトカワから採集したサンプルの入ったカプセルが回収された。
- 6月24日 - オーストラリアの緊急両院議員総会で、与党労働党ジュリア・ギラード副首相が新党首に選出された。ギラードはオーストラリア史上初の女性首相となった。[19]
- 6月25日 - 26日 - カナダはオンタリオ州のマスコーカ地域で第36回主要国首脳会議開催。
- 6月26日 - 27日 - カナダはオンタリオ州のトロントで第4回20か国・地域首脳会合開催。
- 6月30日 - フィリピンのグロリア・アロヨ大統領の9年間におよぶ任期満了。
7月
- 7月2日 - クリスティアン・ヴルフがドイツ大統領に就任。
- 7月11日
- 7月13日 - Microsoft Windows 2000の延長サポートが終了[20]。
8月
- 8月1日 - クラスター弾に関する条約発効。主な生産・保有国の米・中・ロなどは未加盟。[21]
- 8月18日 - イラク駐留アメリカ軍の戦闘部隊が全て撤退完了[22]。
- 8月27日 - アメリカ合衆国ワイオミング州ジャクソンホールで国際経済シンポジウムが開催される。
9月
- 9月4日 - 5日 - 主要20カ国・地域 (G20) 財務次官・中央銀行副総裁会議。
- 9月7日 - 尖閣諸島中国漁船衝突事件。
- 9月10日ー 日本振興銀行が破綻。
- 9月18日 - ドイツ、ミュンヘンのオクトーバーフェスト200周年(ドイツ再統一記念日の10月3日まで開催)。
- 9月24日 - 尖閣諸島侵犯の漁船長を放免。
10月
- 10月2日 - 2010年尖閣諸島抗議デモ :数千人規模の反政府・反中国デモが行われ、日本を除く中国など世界中の主要メディアで報じられた[23]。
- 10月8日 - アメリカ合衆国のワシントンD.C.でG7主要国財務相・中央銀行総裁会議。
- 10月3日 - ブラジルでブラジル連邦共和国大統領選挙および国会議員選挙。
- 10月16日 - ロシア連邦で国勢調査を実施[24]。
- 10月17日 - アパパネが中央競馬クラシック牝馬三冠を達成。
- 10月18日 - 29日 - 2010年が国際連合の定める国際生物多様性年であることに当たり、日本の名古屋市で第10回生物多様性条約締約国会議 (COP10) 、開催。
- 10月22日 - G20財務相・中央銀行総裁会議、開催。
- 10月28日 - 29日 - 欧州連合 (EU) 首脳会議、開催。
- 10月31日
11月
- 11月2日 - アメリカ合衆国で中間選挙が行われ、バラク・オバマ大統領率いる与党民主党が惨敗。上院・下院共に共和党が議席数を伸ばし、下院では過半数の議席を得た。上院は民主党が過半数を守った。[26]
- 11月4日 - アメリカ合衆国連邦準備制度理事会 (FRB) が、6000億ドルの追加の国債買い入れを決定[27]。
- 11月6日
- 11月9日 - ミャンマーで20年ぶりに総選挙が実施され、軍事政権が支持する与党「連邦団結発展党 (USDP)」が80%の議席を獲得。野党は不正行為があったと非難。
- 11月11日 - 12日 - 韓国のソウルで第5回G20主要国首脳会議が開催される。
- 11月12日 - 27日 - 中国の広州市で第16回アジア大会が開催される。
- 11月13日 - ミャンマーの民主化指導者アウンサンスーチーが解放され、自宅軟禁が7年半ぶりに解除される。
- 11月13日 - 14日 - 日本の横浜市でアジア太平洋経済協力会議 (APEC) の首脳会議が開催される。
- 11月23日 - 延坪島砲撃事件が勃発 :朝鮮人民軍(北朝鮮軍)が韓国の延坪島に対して122多連装ロケット砲による170余発の砲撃を行う。韓国兵士2人が死亡、4人が重傷。民間人2人が死亡、4人が負傷。民家60件以上が延焼。韓国軍はk-9自走砲により80余発の応射を行った。
- 11月28日
12月
- 12月7日 - 日本の金星探査機「あかつき」が金星周回軌道投入に失敗[30]。(2015年12月に投入に成功[31])
- 12月8日 - 18日 - FIFAクラブワールドカップ2010が開催される。
- 12月25日 - オーストラリア北東部クイーンズランド州に熱帯低気圧が上陸し、1時間に100mmを超える猛烈な雨が降り、洪水や地滑りが発生。翌年1月17日までの間に少なくとも28人が死亡し、家屋1万1900棟や事務所など約2500軒が完全に冠水、1万4700棟と2500軒が部分的に冠水した。市内のビジネス街にある給電施設37ヵ所への送電が停止し、家屋11万8000戸で停電が発生。大多数の地区で携帯電話が利用不可となる。経済被害は1兆円程度とされる。
- ^ 日本で見える(見えた)月食の一覧 - 倉敷科学センター
- ^ “New regional administration model abolishes provinces in 2010”. HELSINGIN SANOMAT. 2012年7月19日閲覧。
- ^ BBC News - World's tallest building opens in Dubai
- ^ “チリ大統領選、右派富豪のピニェラ氏が勝利 20年ぶりの政権交代へ”. AFPBB News. フランス通信社 (2010年1月18日). 2011年1月10日閲覧。
- ^ “中国、米国との軍事交流を停止 台湾への武器輸出問題”. AFPBB News. フランス通信社 (2010年1月31日). 2011年5月20日閲覧。
- ^ “ウクライナ大統領選、ヤヌコビッチ前首相が勝利宣言”. ロイター (2010年2月8日). 2011年1月10日閲覧。
- ^ “コスタリカで初の女性大統領が誕生へ”. ロイター (2010年2月8日). 2011年1月10日閲覧。
- ^ “ニジェールでクーデター、「民主主義の回復を」”. AFPBB News. フランス通信社 (2010年2月19日). 2020年5月10日閲覧。
- ^ “トヨタ問題めぐる米公聴会、豊田社長は電子制御の問題否定”. ロイター (2010年2月25日). 2020年5月10日閲覧。
- ^ “クロマグロ国際取引禁止案を否決、ワシントン条約締約国会議委員会”. AFPBB News. フランス通信社 (2010年3月18日). 2020年5月10日閲覧。
- ^ “米医療保険改革法案を下院も可決、成立へ”. AFPBB News. フランス通信社 (2010年3月22日). 2020年5月10日閲覧。
- ^ “タイ騒乱で死者20人に、外務省がロイター記者死亡で調査要請”. ロイター (2010年4月11日). 2020年5月10日閲覧。
- ^ “アメリカ合衆国訪問 -2日目-”. 首相官邸(公式ウェブサイト). 内閣官房内閣広報室 (2010年4月14日). 2011年1月10日閲覧。
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- ^ “豪、初の女性首相が誕生 支持率低下でラッド首相辞任”. AFPBB News. フランス通信社 (2010年6月24日). 2020年5月10日閲覧。
- ^ Windows Vista RTM / Windows XP Service Pack 2 (SP2) / Windows 2000 製品のサポート終了についてのご案内
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- ^ “ブラジル、初の女性大統領誕生へ 与党ルセフ氏当選”. AFPBB News. フランス通信社 (2010年11月1日). 2020年5月10日閲覧。
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- ^ “EU、市場・市民を両にらみ 不安解消へ結束演出”. 日本経済新聞 (2010年11月29日). 2020年5月10日閲覧。
- ^ “ウィキリークス入手の米外交電文を公開、米紙”. AFPBB News. フランス通信社 (2010年11月29日). 2020年5月10日閲覧。
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- ^ “北野武監督、仏芸術文化勲章の最高章コマンドゥールを授与 フランスは北野ブーム”. シネマトゥディ (ウエルバ). (2010年3月10日) 2011年7月25日閲覧。
- ^ ホビー編集部編『東のエデン 完全設定資料集』エンターブレイン、2010年、3頁。ISBN 978-4-04-726450-2。
- ^ アーサー・C・クラーク『2010年宇宙の旅』早川書房、1994年、19,40-43,49-51,56-71,176,197頁。ISBN 978-4-15-011052-9。
- ^ アーサー・C・クラーク『2010年宇宙の旅』早川書房、1994年、19,77,82-114,123,124頁。ISBN 978-4-15-011052-9。
- ^ アーサー・C・クラーク『2010年宇宙の旅』早川書房、1994年、19,176,346-354,366-370,387-394,402頁。ISBN 978-4-15-011052-9。
- ^ エドモンド・ハミルトン『キャプテン・フューチャー全集1 恐怖の宇宙帝王/暗黒星大接近!』東京創元社、2004年、29-43頁。ISBN 978-4-488-63711-8。
- ^ キャプテンフューチャーコン2010/星涯の会2010 - 宇宙軍参謀本部、2010年12月25日、2018年10月22日閲覧。
- ^ 著:ジョージ・ポットマン、日本語版著者:高橋弘樹・伊藤正宏『ジョージ・ポットマンの平成史』 大和書房、2012年、282頁。ISBN 978-4-479-39225-5。
固有名詞の分類
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