ポスト京都議定書
英語:Post Kyoto Protocol
COP3で採択された京都議定書が定める第一約束期間の終了後の、第二約束期間以降における、目標ならびに諸問題のこと。
第一約束期間は2008年から2012年と定められており、その間の先進諸国における排ガス規制に関する目標が定められている。しかし、最大の排出国である米国は京都議定書から離脱しており、昨今急速な経済成長により排出量を増加させている中国やインドなどの新興国は、先進国に数えられていなかったより削減義務を負っていない。そうした中で、どのような枠組みでポスト京都議定書を進めていくかが争点となっている。
第一約束期間の終了も迫る2010年12月に開催されたCOP16では、京都議定書延長を巡り各国間で意見が対立、ポスト京都議定書の具体的内容は合意が得られず閉幕した。
関連サイト:
ポスト京都議定書に向けた取り組み - 政府広報オンライン
ポスト‐きょうとぎていしょ〔‐キヤウトギテイシヨ〕【ポスト京都議定書】
ポスト京都議定書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/28 19:30 UTC 版)
ポスト京都議定書(ポストきょうとぎていしょ、英: Post-Kyoto Protocol)とは、京都議定書の第一約束期間である2008年~2012年以降の、世界の温室効果ガス削減の枠組みとして議論されていた、気候変動枠組条約の「新たなる目標」の通称。
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- 1 ポスト京都議定書とは
- 2 ポスト京都議定書の概要
- 3 主要国の削減目標・削減行動
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