ドラゴンボール (アニメ) ドラゴンボール (アニメ)の概要

ドラゴンボール (アニメ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/01 09:21 UTC 版)

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ドラゴンボール

大泉アニメゲートに設置されている「ねりまアニメ年表」の一コマ。
ジャンル 少年向けアニメ冒険ギャグバトル
アニメ
シリーズディレクター 岡崎稔西尾大介
シリーズ構成 小山高生(131-153話)
キャラクターデザイン 前田実(チーフアニメーター)
アニメーション制作 東映動画
製作 フジテレビ、東映
放送局 フジテレビ系列ほか
放送期間 1986年2月26日 - 1989年4月19日
話数 全153話
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメ

作品のDVD化と、それに伴う全巻購入キャンペーンの際には『Z』などとの差別化のために、公式ウェブサイトなどで『元祖ドラゴンボール』や、略称として『元祖』と呼称されている。

概要

原作のうち、連載開始から第23回天下一武道会までの部分のアニメ化に当たる。シリーズ初期は秘宝「ドラゴンボール」を集める冒険活劇だったが、徐々に格闘路線へとシフトしていく。

基本的には原作漫画をそのまま踏襲しているが、一部アニメのみのオリジナルエピソードや設定もある。これは、原作がまだ週刊連載中にアニメ化され、原作をそのままアニメにした場合、アニメ1話分には尺が足らず原作の連載にすぐに追いついてしまうことを防ぐため、アニメスタッフがオリジナルの話を入れて調節したためである[1]。アニメオリジナルのエピソードやキャラクターのアイデア[注 1]をいくつか提供しているが[2]、アニメ制作に原作者の鳥山明は基本的に関わっておらず[1]、鳥山は「ノータッチ」と発言している[3][4]

後の『ドラゴンボールZ』と比較してアニメオリジナルの冒険ストーリーを多く描いており、第22回天下一武道会前の孫悟空の「修行の旅編[5]」、神様の下での「天界修行編[5]」などの他、第23回天下一武道会終了後には5話に渡って悟空とチチをメインとした冒険ストーリー「炎の中のウエディングドレス編[5]」が描かれている。鳥山は「正直言うと始めの頃のアニメは、なんとなくどこかに『Dr.スランプ』的な優しさというか、ちょっと甘さを引きずっていて、あまり好きではなかった覚えがありますが、昔のほうがかわいくてスキって人もけっこう多いみたいですね」と語っている[6]。また鳥山は「アニメ化の際、スタッフに全てお任せするつもりだったので、特に要望は無かった。ただしばらくして、健全な方向に行き過ぎていると感じて、その時だけは注意させていただきました[7]」、「カラフルすぎて『Dr.スランプ アラレちゃん』の色味を引きずりすぎているかな、という話をした[8]」と語っている。

チーフデザイナーの辻忠直以外のスタッフは、 前番組の『Dr.スランプ アラレちゃん』から引き継いだ東映動画のスタッフ陣で、脚本や作画監督、演出、美術なども前番組の『Dr.スランプ アラレちゃん』から引き継いでいるが、原作の人気に反して視聴率は徐々に落ちていった。当時、鳥山の担当編集者だった鳥嶋和彦が悟空がピッコロ大魔王を貫くアニメのシーンを観て、「『Dr.スランプ』の甘い感じを引きずっておりアクションに徹しきれていない」「これは駄目だ」と思ってフジテレビと相談してプロデューサーに降りてもらい、新番組『Z』開始へとつながった[9]

「アラレフィーバー」を起こした前番組の『Dr.スランプ アラレちゃん』と比べると関連商品は不振に終わり、放映途中でバンダイは「(『ドラゴンボール』の)マーチャン(ダイジング)はおしまい」と述べている[10]。当時の東映動画も同時期では『聖闘士星矢』の方が商品化収入が大きいと語っている[10]。ただしファミリーコンピュータソフトのみは売れた。鳥嶋和彦は1作目『ドラゴンボール 神龍の謎』のヒット後、当時の代理店を通じてスポンサーを降りると申し出たバンダイの橋本真司に対し、「じゃあゲームの許諾を取り消すから2本目はないよ」と言ったことで降板を取り消させており、以降はアニメのスポンサードしないゲーム化は全て断るようになった[11]

第56話・第57話は、『Dr.スランプ アラレちゃん』のキャラクターが登場し、本作の主人公である孫悟空ブルー将軍以外の『ドラゴンボール』のキャラクターは登場しない[注 2]。原作とアニメではペンギン村の季節や登場する住民が一部異なり、『Dr.スランプ アラレちゃん』のBGMが使用されている。第56話『うほほーい!アラレ雲にのる』は29.2%で、本作で2番目に高い視聴率だった[注 3]

平均視聴率:21.2%(関東地区)、最高視聴率:29.5%(1987年1月21日放送 第47話「KAME HOUSE発見さる!!」・関東地区)[12]。{全シリーズ中最高視聴率}。

登場人物




注釈

  1. ^ 終盤に登場する牛魔王の私服や火喰い鳥のデザイン、設定など。
  2. ^ エンディングの声の出演のテロップも孫悟空とブルー将軍以外は、『Dr.スランプ アラレちゃん』のキャラクターとなっている。
  3. ^ ビデオリサーチ 関東地区調べ
  4. ^ 七条敬三のペンネーム。DVDBOX「DRAGON BOX」同梱ブックレットインタビュー記事(元東映動画プロデューサー)
  5. ^ この日の放送で、開始から9秒間『スパイ大作戦』のオープニング映像が流れる放送事故が発生。その後、アニメ開始後お詫びのテロップが流され、オープニングの音声がサウンドトラックでの放送になるなど、異例の事態になった。
  6. ^ この回のみ18:30からの放送。
  7. ^ 1991年に再放送していたが、OPの時は旧フジテレビのロゴを表示していた。
  8. ^ 一時期時差ネットだった時期あり
  9. ^ 1987年3月31日まではテレビ朝日系列とのクロスネット
  10. ^ 1987年9月30日までフジテレビ系列とのクロスネット

出典

  1. ^ a b 週刊少年ジャンプ特別編集「超豪華3大マル秘特集 鳥山明スペシャル (2)マンガ「わしとアニメ」」『ドラゴンボールZ アニメ・スペシャル』集英社、雑誌29939-10/18、9頁。
  2. ^ 渡辺彰則編「ANIMATION'S GLEANINGS DBアニメの舞台裏 Planning PART1・TVアニメ編」『ドラゴンボール大全集 補巻』集英社、1996年8月18日、ISBN 4-08-102019-1、67頁。
  3. ^ 鳥山 明先生からのコメント”. 映画ドラゴンボール超. 2018年3月31日閲覧。
  4. ^ DB30thの2018年3月15日のツイート2018年3月31日閲覧。
  5. ^ a b c d Vジャンプ編集部編「『ドラゴンボール』1986-1989」『30th Anniversary ドラゴンボール超史集』集英社、平成28年(2016年)1月26日、ISBN 978-4-08-792505-0、106・111頁。
  6. ^ 渡辺彰則編『ドラゴンボール大全集 3巻』集英社、1995年9月9日、ISBN 4-08-782753-4、13頁。
  7. ^ ジャンプ・コミック出版編集部編「特別コラム 鳥山明 わしが お答えしまっせ」『テレビアニメ究極ガイド DRAGON BALL 極限バトルコレクション ラウンド02 セル編〜魔人ブウ編』集英社、2010年8月9日、ISBN 4-08-874841-7、89頁。
  8. ^ ジャンプ・コミック出版編集部編「鳥山明×中鶴勝祥対談」『テレビアニメ完全ガイド「DRAGON BALL Z」孫悟空伝説』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2003年10月8日、ISBN 4-08-873546-3、95頁。
  9. ^ 「鳥嶋和彦 鳥山先生と築いたヒストリー」『サンケイスポーツ特別版 ドラゴンボールZ復活の「F」新聞』サンケイスポーツ、2015年4月18日、28面。
  10. ^ a b マーチャンダイジングライツレポート1988年1月号
  11. ^ 『週刊少年ジャンプ秘録!! ファミコン神拳!!!』集英社、2016年5月25日、76頁。
  12. ^ 『日本TVアニメーション全史』(2014年12月30日、世界文化社発行)201ページ。
  13. ^ Library. “魔訶不思議アドベンチャー!”. 池 毅 オフィシャルウェブサイト. 2018年1月8日閲覧。
  14. ^ a b c d e f g h i アニメージュ』1987年11月号(徳間書店)全国縦断放映リスト(110頁)


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