一般武将
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 21:07 UTC 版)
無双武将とは違い専用のグラフィックを持たない通常NPCのことである。物語の上で活躍したり、目立った一般武将を紹介する。『4』では目立つ武将は他の一般武将とは違うデザイン(特殊モブ)で描かれており、より個性がでるようになった。五十音順で表記。 朝倉義景 声:山田真一(『2』『2猛将伝』『3』『Chronicle』) 越前の戦国大名朝倉家最後の当主。横柄な性格で盟友の浅井を見下し、家臣のように扱ってくる。口癖は「体たらく」「下郎」。『2』では味方の場合、戦闘中であっても勝手に撤退するが、敵の時は突撃してくることが多い。『2猛将伝』では、蹴鞠をしようと勧める今川義元に対し、豹変をしたかのように蹴鞠を楽しんでくれたが、その姿を見た義元は心配した。『3』では一方的に救援を求め、長政を使用人のように扱うなど、より無能かつ傲慢なイメージが強調されており、朝倉家を「名族」と称す。『3』で無能な将として扱われることが多い一方『Chronicle2nd』では、最後まで自分を支えてくれた長政のために死を覚悟したうえで織田軍の囮を引き受けるなど、男らしさを見せている。最期は長政に「お主と会えて大きな夢を見れた、また会おうぞ!」と言い残した。『4』で特殊モブ化し、『5』で固有武将扱いのプレイアブルキャラとなった。 足利義昭 声:山田真一(『3Empires』) 室町幕府第15代将軍。織田家ストーリーで登場。オカマ口調で喋る。『3Empires』では一般武将として登場。『4』で特殊モブ化。主に織田の章に登場する。普段の口調は普通だが、窮地に陥るとオカマ口調となる。『5』で固有武将扱いのプレイアブルキャラとなった。 朝比奈泰朝 声:江川央生(『1』『1猛将伝』『2猛将伝』)→草尾毅(『3』)→宮崎寛務(『Chronicle』) 今川家の重臣。『1猛将伝』・『2猛将伝』・『3Empires』で今川義元の危機感のなさに対し、「ダメだ…ダメすぎる」とつぶやく。『2猛将伝』で桶狭間の戦いの際、義元が家臣団に対して労いの言葉をかけた時は、感激していた。『3Empires』では義元以上に蹴鞠や貴族趣味に傾倒する今川氏真について「ダメダメだ…ダメすぎる」と嘆く。 井伊直政 声:草尾毅(『2』『2猛将伝』『3』)→宮崎寛務(『Chronicle』) 徳川四天王の一人。井伊直虎のはとこで養子であり、父は直虎の婚約者であった。『Cheronicle 2nd』の直虎の関連イベントでは度々名前が上がる。幼名は虎松。小牧長久手の戦いでは立派に育ったことを直虎が感慨深く喜ぶイベントもある。基本的に徳川家の武将は衣装が青に統一されやすい中で直政は武田や真田と同じ赤い色で登場することも多い。『4-II』で無双武将となった。 飯尾田鶴 今川家の家臣・飯尾連竜の妻。『Chronicle2nd』では直虎とは親友同士という設定で登場。今川を見限って徳川につこうとしたため、今川家や直虎と戦うことになる。家康からは「田鶴の方」、直虎からは「お田鶴ちゃん」と呼ばれており、死後は弔いに椿を植えられた。『4』の流浪演武にも登場する。シリーズでも珍しい女性のモブキャラクター。 一条兼定 『4』で登場。四国の章に登場。かつて長宗我部元親によって追放された、土佐の公家大名である名門一条家の当主。元親から土佐を奪い返そうと、大友家の支援を得て、四万十川の戦いで元親と対峙するが、敗れる。 今川氏真 声:福原耕平(『2Empires』)→神谷浩史(『3Empires』)→宮崎寛務(『Chronicle2nd』) 今川義元の嫡男。父と同じく雅の道に通じているが大名としては頼りなく、義元からも心配されがちである。『3Empires』では雅の道を追求する高慢なキャラクター、『Chronicle2nd』では義元の影響されてか語尾に「のーぅ」とつけている。『4』で特殊モブ化。今川義元の嫡男で北条氏康の甥にあたる。武田と徳川両軍に侵攻により、北条家に窮地を2回救われる。叔父の氏康からは「義元に似てる」、甲斐姫からは「人畜無害」と評されている。史実では彼の妻である早川殿とは、全く絡みがない。 上杉景勝 声:江川央生(『2』『2猛将伝』)→山田真一(『3』『Chronicle』) 上杉謙信の甥(姉である綾御前の実子)にして養子。謙信亡き後、もう一人の養子である上杉景虎と家督を争った後(御館の乱)、上杉家当主となる。史実通り寡黙で冷静な性格であり、家臣の直江兼続をとても信頼している。『4』から無双武将となる。 上杉景虎(北条三郎) 上杉謙信の養子で、北条氏康の七男で元の名は「北条三郎」。『4』で特殊モブ化。謙信の北条征伐で危機に陥った氏康が、その場しのぎの和睦の代償として上杉に人質にして迎えられるも綾御前に気に入られて、上杉の養子「景虎」に改名して上杉謙信の後継者として同じもう一人の後継者である景勝と功を競い、謙信没後後継者争いのお家騒動に巻き込まれていく。 遠藤直経(声:『Chronicle』宮崎寛務) 浅井家に仕える軍師。金ヶ崎の戦いの前に、浅井長政に朝倉を捨てることを進言する。しかし、長政の覚悟を知った直経は味方武将の首を持って信長に近づき暗殺を企てるが、竹中半兵衛に見破られ姉川の戦いにおいて討死する。直経の死は、浅井軍の将へ大きな影響を与えた。 織田信雄 声:山田真一(『2』『2猛将伝』)→岡本寛志(『3』『Chronicle』) 織田信長の次男。小牧長久手の戦いで織田・徳川連合軍の総大将の立場でありながら、『2』では秀吉の脅しに屈して撤退したり、『3』では家康の言葉に耳を傾けずに出撃し、敵の奇襲を受けてしまったりと無能な武将という印象が強くシリーズ随一のやられ役。父・信長の「で、あるか!」「…、ぞ」を無理をして使っている。『4』で特殊モブ化。天下統一の章に登場。父の信長以上に間延びした口調。頭巾を被っており、紫に銀の鉢金。本作では一般武将のときと同じく無能な武将として描かれている。小牧長久手の戦いで敵として登場。小田原征伐では味方として登場する。 織田信忠 織田信長の嫡男。『4』で特殊モブ化。主に織田の章に登場する。父の信長や弟の信雄とは違い、普通の口調。金色の模様がある兜を身に着けてる。 小野道好 声:宮坂俊蔵(『Chronicle 2nd』) 井伊家家臣。ことあるごとに直虎の背丈が六尺もあることを持ちだして嫌味な小言を吐く。専横を働いて井伊谷城を乗っ取るが、後に徳川方についた直虎に井伊谷城を奪還される。 片倉小十郎 声:江川央生(『2』『2猛将伝』)→山田真一(『3』『Chronicle』)→宮坂俊蔵(『3Empires』) 伊達政宗の側近にして軍師。設定資料集のシナリオ集によると『1』の政宗の章のイベントデモやムービーで政宗を諌めているのは小十郎であるが、戦場とデモとムービーでそれぞれ声と容姿が異なっている。無茶な乱入戦を仕掛ける政宗に振り回されてばかりで、最後には海外進出にも同行している。『4』から無双武将となった。 加藤清正 声:山田真一(『2』『2猛将伝』) 秀吉子飼いの武将。同僚の福島正則とは仲が良いが、石田三成とは仲が悪い。豊臣秀吉、ねねには息子同然に育てられたため、豊臣家のために粉骨砕身して戦う。外伝シナリオでは、秀吉やねねには頭が上がらない事がよくわかる。秀吉の息子・秀頼を主君として大事に思っており、家康との二条城会見の際、本多正信の策を見破り、命を投げ打って囮となるなど、秀頼を助けることに尽力する。『3』から無双武将となった。 黒田官兵衛 声:高塚正也(『2』『2猛将伝』) 豊臣秀吉の軍師。『1』では野心旺盛であり、天下取りをするため息子の黒田長政と共に撤退する場面もある。『2』の小田原征伐では、一夜城建設の木材の余りを使い、天梯車を作らせる活躍もみせた。『3』から無双武将となった。 小早川秀秋 声:岡本寛志(『2』『2猛将伝』『3』『Chronicle』) ねねの甥で、小早川隆景の養子。『2』で史実同様関ヶ原の戦いでは西軍を裏切るが、元養父の豊臣秀吉やねねの章の外伝では裏切らない。『3』の西軍シナリオでは戦闘開始早々東軍に寝返り、明智光秀の章では「西軍が有利」と判断し裏切らない。ねねのことは特に恐れている様子で、外伝の関ヶ原の戦いでは自軍を「ねね軍」と呼称し、「叔母上が怖い」という理由で東軍に寝返らない。銃撃や、徳川家康が仕向けた服部半蔵にすら「叔母上の方が恐い」と徹底抗戦する姿を見ることが出来る。『3』のガラシャの章でもねねの説教により明智軍に加勢する。 斎藤龍興 声:山田真一(『3』『Chronicle』) 斎藤家当主。斎藤道三の孫、濃姫の甥に当たる。常に酒色に溺れておりあまり国政を省みようとはしない。そのため自分の城(稲葉山城)を竹中半兵衛に乗っ取られてしまった。有利の時は調子に乗り、不利の時は味方に頼り切り、弱腰。『Chronicle2nd』では浅井の章シナリオの主要人物として登場しており人物描写も掘り下げられている。稲葉山城の戦いで敗れてからは流浪の中で出会った人々を失うなどの経験から世の中を知り、親戚の浅井家に逃れる。信長に対する恨みが家中の派閥に影響してしまい浅井家と織田家の対立、ひいては遠藤直経の死を招く。それに責任を感じて嘆いて以降は龍興なりに成長し、「皆が得意な事を活かせる世(身分にとらわれない世)にしたい」という願いを持つようになった。主人公や高虎とも友誼を交わす。それ以降、長政を叔父上と呼ぶようになる。信長の事は許せないでいるが、妹であるお市に対しては、かつての無礼を謝る場面が存在する。『4』で特殊モブ化。本作では暗愚な主君として描かれず、信長に美濃を奪われたことを恨み、織田の章で幾度も信長の命を狙うため、戦場に乱入してくる。また、『Chronicle』にあったような浅井長政とお市の夫婦と藤堂高虎との絡みはない。 『3empires』の会話イベントでは 濃姫は斎藤の毒気に相応しくないと感じているが、父・義龍は自分が受けたような教育で辛い思いをして欲しくないと考えている。 斎藤道三 声:戸北宗寛(『1』)→藤本たかひろ(『3Empires』) 美濃の戦国大名斎藤家の当主。 蝮と呼ばれた梟雄であり、織田信長の妻・濃姫の父。『激』でのみ登場。『1』ではムービーの濃姫の回想でのみ登場する。『3』の濃姫のシナリオの半兵衛によると、濃姫の教育にかなり影響を与えているらしい。『3Empires』では息子・義龍や濃姫と会話イベントがあり、斎藤家の家風が毒や牙、蛇に例えて語られている。また、宇喜多直家、松永久秀といった梟雄大名と誰が一番悪にふさわしいかを決めるイベントも用意されている。『4』では特殊なデザインで、織田の章における濃姫の回想シーン及び流浪演武に登場する。『5』で固有武将扱いのプレイアブルキャラとなった。 坂崎直盛 声:藤本たかひろ(『Chronicle 2nd』) 徳川家家臣。大坂夏の陣後、家康の孫娘である千姫を誘拐し坂崎事件を起こすも、宗矩の無刀取りにより無力化された。 真田信之 声:草尾毅(『2』『2猛将伝』)→山田真一(『3』『Chronicle』) 真田昌幸の長男で真田幸村の兄。父である昌幸蟄居後の真田家当主。稲姫の夫であり、上田城、沼田城の戦いでは台詞が用意されている。『2Empires』では稲姫との結婚イベントが用意された。『chronicle2nd』では真田の章で出番が多く、稲姫と共に大坂の陣にも出陣している。『4』で無双武将となった。 真田昌幸 声:江川央生(『1』『1猛将伝』)→高塚正也(『2』『2猛将伝』)→藤本たかひろ(『3』『Chronicle』) 上野・信濃の戦国大名真田家の当主。真田幸村・信之らの父、稲姫の舅である。上田城、沼田城の戦いで真田軍総大将として登場し、縦横無辺な軍略で徳川軍を脅かす。家を守るため東軍についた信之と義を守るため西軍についた幸村の双方の行動を褒め称えたり、舅として稲姫のことを「良き嫁御」と評したり、懐の深さを見せる場面もあった。家康を「大狸」、秀忠を「小狸」と称しており、徳川軍からは畏敬の念で恐れられている。『4』で特殊モブ化。『真田丸』で無双武将となった。 島津豊久 声:神谷浩史(『2』『2猛将伝』)→宮坂俊蔵(『3』『Chronicle』) 島津家久の子で島津義弘の甥。義弘が非常に期待している若武者で、「父の名に恥じないよう」と教えている。『2』の義弘の章では、常に伯父の義弘と行動を共にしており、後の島津家を託される事になるが、『Chronicle』の関ヶ原の戦いでは、史実通り“捨て奸”で鉄砲隊とともに義弘の退却を援護し討死する。『4』で無双武将となった。 島津義久 声:神谷浩史(『2』『2猛将伝』)→山田真一(『3』) 薩摩の戦国大名島津家の当主であり、四兄弟の長兄。『2』で秀吉の九州征伐では敵大将として家久・歳久・義弘ら四兄弟が一斉に登場する。また、義弘と薩摩兵を率いて島津家の天下争奪戦に乗り出したり、『2Empires』で家康に“大将の鑑”と称されるなど、一般武将ながら存在感があり、野心家の義弘も義久には従順であったりするなど独特な雰囲気をかもし出している。『3』においては、史実の占い好きの側面を取り入れ、占いの結果として豊臣軍に降るなど、一種の運命論者としての描写もなされた。『4』で特殊モブ化。 陶晴賢 声:神谷浩史(『3Empires』)→宮崎寛務(『Chronicle』) 周防大内氏に仕える重臣。大内家内の反対を押し切って窮地の毛利を助けたり、敗退する兵士たちを気遣ったりと正義感が強いが、直情型で独断専行な人物。大寧寺の変で大内義隆を自害させ、毛利元就と対決することになる。元就は「陶坊」と呼んでおり、厳島の戦いで倒れる間際に、かつて晴賢が救援に来た事は今でも感謝していると述べた。『4』で特殊モブ化。 弘中隆包 声:高塚正也(『3Empires』) 周防大内氏に仕える重臣で、「王佐の才」をもって陶晴賢を支える。元就の古い友人であり、「百万一心」の言葉と共に、歴史を心の支えにする大切さを元就に伝える。大寧寺の変の後に元就と敵対することになり、元就の罠を見抜いて陶晴賢に諫言するもその忠義を疑われ、無念のまま厳島に渡り、元就との残酷な運命の対決を迎える。『4』で特殊モブ化。 高橋紹運 声:江川央生(『2Empires』)→宮坂俊蔵(『3Empires』) 大友家家臣。立花宗茂の実父であり、立花誾千代の義父。「雷神」と呼ばれた立花道雪に対し、「風神」と呼ばれた猛将。史実通りに岩屋城で玉砕し、豊臣軍の到着までの時を命を捨てて稼ぐことに成功したことが語られた。『2猛将伝』では、PCに昇格した柴田勝家に代わり、特殊護衛武将として登場していた。『4』で特殊モブ化。九州の章で登場。大友家の重臣。立花宗茂の実父で雷神と呼ばれた誾千代の父立花道雪と並び「風神」と呼ばれる。鳥を模した銀色の兜を被っている。耳川の戦いで主君の大友宗麟の命を受け、九州南部攻略を目指して島津と戦うが、敗れた。 滝川一益 織田家の重臣。『4』で特殊モブ化。主に織田の章に登場する。長篠の戦いの後、信長に甲信支配を任せられるが、北条に攻められる。 史実では慶次の父については諸説あるが、一益の一族とされていることから、本作では慶次の伯父となっており、慶次から「滝川伯父」と呼ばれている。 武田信虎 声:藤本たかひろ(『3Empires』) 武田信玄の父で先代当主。信玄を軟弱と罵り痛めつけ、横暴に振る舞う。家臣団からも見放されて信玄に追放されるが、今川や織田を動かして信玄の命を狙った。 武田勝頼 声:草尾毅(『2』『2猛将伝』『3』)→宮崎寛務(『Chronicle』) 信玄亡き後の武田家当主。『1』では真田幸村に頼りきりで、状況を顧みない行動を取ったり指示をしたりする。『2』では短気かつ単純な猪武者で、武田騎馬軍団を最強と疑わず、織田軍の策略により家臣を失い、最後は天目山の戦いで討死する。『3』でも血迷って全軍に突撃を指示し、自らを追い詰めてしまう。『chronicle』では戦に勝利することによって信玄死後の武田家を統制しているという描写になり、『Chronicle2nd』の武田の章では主人公の薫陶を受けて必死に武田家を治める姿が描かれている。『4』で特殊モブ化。主に武田の章に登場。武田信玄の四男でその後継者。本作では単純な暗愚な主君としては描かれず、父である信玄死後の武田家を懸命に守ろうとするが、長篠の戦いで織田・徳川連合軍に大敗し、撤退を余儀なくされた。『真田丸』で無双武将となった。 立花道雪 声:草尾毅(『2Empires』)→藤本たかひろ(『3Empires』) 大友家家臣の名家立花家の前当主。立花誾千代の実父であり、立花宗茂の義父。「雷神」と呼ばれた猛将であり、「風神」と呼ばれた高橋紹運とは対をなしている。『2』、『3』ともに作中では故人であるが、半ば伝説の武将として本多忠勝や毛利元就の口からその勇武を語られ、称賛されている。『3Empires』では誾千代との会話イベントで親馬鹿な一面が明かされた。『Chronicle2nd』では四万十川の戦いで高橋紹運と共に大友家から一条軍の救援に娘夫婦を連れて登場。 長宗我部信親 声:草尾毅(『2』『2猛将伝』)→宮坂俊蔵(『3』) 長宗我部元親の息子。秀吉の四国征伐軍に対し、反骨精神むき出しの四国兵を率いる元親を支えていた。長宗我部家が秀吉に降った後、九州征伐で島津軍との戦いで元親をかばって討死する。 元親のことを『2』では「元親様」と呼んでいたが、『3』では「父上」に変更された。 豊臣秀頼 声:笹田貴之(『1』『1猛将伝』)→岡本寛志(『2』『2猛将伝』)→神谷浩史(『3』)→宮崎寛務(『Chronicle』) / 小野賢章(『アニメ』) 豊臣秀吉と茶々の間の子。秀吉亡き後の豊臣家当主。『1』では大野治長の言いなりになり、くのいちに尻を叩かれる軟弱者であった。『3』の幸村の章では服部半蔵に討たれるイベントがある。『2Empiers』では祖父母の浅井長政やお市と対面を果たすイベントや、『3Empires』では乳兄弟の木村重成との会話イベントがある。『4』で特殊モブ化。『アニメ』では掴み所のない性格をしていると評され、二条城での対面の場では対話で家康を圧倒した。大阪の陣では自らを「豊富の業を背負う者」として、戦国乱世に終止符を打つために大阪城本丸に火を放って自害し、自らの死をもって戦いに幕を下ろした。『真田丸』では全く登場しないものの存在はしているようで、名前だけ終章に登場する。 徳川秀忠 声:岡本寛志(『2』『2猛将伝』『3』『Chronicle』) / 海老名翔太(『アニメ』) 徳川家康の子。後の徳川家当主・幕府二代将軍。主に上田城の戦いや大坂の陣などで登場。家康の代理で総大将になることが多いが、基本的にはやられ役が多い。『4-II』で特殊モブ化し、『アニメ』もそれに準拠したデザインで登場。性格はゲームとは全く異なり、大の真田嫌いかつ、混沌を好む小太郎にいいように扱われる小物として描かれている。『真田丸』で無双武将となった。 鳥居元忠 声:宮坂俊蔵(『3』) 徳川家の重臣。伏見城の守将を元忠に任せた家康は西軍の標的となっても伏見に兵を残せないと泣いて詫びるが、元忠は「主たる者、家臣には死ねと言うべき」と家康を叱り、徳川家康に仕えていたことが幸せだったと今生の別れを遂げた。徳川家の家臣から「三河武士の鑑」と称され、慕われている。 成田長親 声:山田真一(『3』『Chronicle』) 北条家家臣。甲斐姫の従兄で忍城の城代。北条征伐における忍城攻めでは甲斐姫と共に豊臣の大軍を僅かな兵で凌ぎ切った。滅亡後は蒲生氏郷のところへ身を寄せ、政宗が嗾けた一揆の鎮圧に向かう。のんびりとした性格らしく、台詞もおっとりしている。 福島正則 声:草尾毅(『2』『2猛将伝』) 秀吉子飼いの武将。同僚の加藤清正と同じく石田三成と対立する。豊臣秀吉、ねねに息子のように育てられたため恩義を感じており、外伝シナリオでは、豊臣秀吉やねねに叱られることを非常に恐れている事がよくわかる。 三成を敵対視した台詞が多いが、『2猛将伝』では徳川家康を「狸」呼ばわりして秀頼暗殺を阻んだり、その死に際に「すまん、三成」と後悔の念をあらわにするなど、ただ三成を否定しているわけではなく、豊臣家を守るための彼なりの意志に基づき行動している。『3』より特殊NPC化、デザインが一新され、『3猛将伝』で無双武将となった。 北条氏政 声:江川央生(『1』『1猛将伝』)→高塚正也(『2』『2猛将伝』『2Empires』)→山田真一(『3』『Chronicle』) 相模の戦国大名北条家の四代目当主。氏政と彼の息子で五代目当主の北条氏直が強気な発言をして、氏政の弟である北条氏照が「やったな、兄者!」で返すのが定番となっている。『3』は氏康が当主として生存している展開が多いため、総大将としての出番は少ない。戦国史モードでは前作同様に総大将として登場し、最終局面では秀吉に決死の突撃をかけるなど、『2』の活躍を彷彿とさせる場面がある。『Chronicle2nd』は甲相駿三国同盟で武田から嫁いできた黄梅院を心底愛していた。氏康は汁掛け飯の逸話からできれば自分の代で乱世を終わらせることを考え、小太郎からは「ぬるま湯に浸かっている」と酷評されているが、北条幻庵は家族思いの優しい子だと評している。主人公を実の弟/妹のように可愛がり、切腹間際に豊臣軍に捕まった主人公のために書状を書き、北条とは関係がないので助命して欲しいとの願い(文の中では主人公と北条家との関係を隠すため、彼(彼女)と一緒に切腹するのは自身の恥だと書いた)を秀吉に残すなど、大名として領土も民も全てを失ってなお、兄として最後まで庇い通した。『4』で特殊モブ化。 細川忠興 声:宮坂俊蔵(『3』) ガラシャの夫。細川藤孝の子。ガラシャからは「婿殿」と呼ばれている。『1』では史実とは異なり、父とともに本能寺の変で明智軍に名を連ねている。『2猛将伝』ではガラシャと直接会話する場面はないものの、彼女が西軍に捕まるようならば殺すよう家臣に指示していた。『3猛将伝』ではガラシャへ妄執的な愛を抱く人物として描かれ、ガラシャと会話するたびに「私は、私はアア!」などと絶叫する。彼女を手元に置いておこうと幽閉したり、家出したのを連れ戻そうとしたりするなど、敵としての登場もあるが、最終的には彼女への本当の愛に目覚める。 前田利家 声:草尾毅(『2』) 織田家家臣。前田慶次の義理の叔父。『1』では慶次の上杉軍への寝返りを阻止する場面がある。『激』では自らの屋敷で慶次に攻められ、敗北すると「わしも昔は傾奇者だった」としみじみと語っている。『2』では柴田勝家を「親父殿」と呼んで慕い、恩義を感じていたが、賤ヶ岳で秀吉との友情を重んじ、合戦中に撤退する。『2猛将伝』で無双武将となった。 毛利隆元 声:岡本寛志(『3Empires』)→宮崎寛務(『Chronicle』) 毛利元就の長男。『Chronicle』の厳島の戦いでは、陶晴賢の撤退を全力で食い止める場面や吉川元春・小早川隆景で三本の矢として毛利家を支えることを誓うイベントが用意されている。また、厳島神社に元就の無病息災のためなら自身の命を捧げても構わないと祈願するが、皮肉にも彼の死を持ってその祈願は叶うことになる。元就の会話イベントの中では隆元の苦労やそれによる胃痛なども描かれている。 毛利輝元 声:岡本寛志(『3』) 安芸の戦国大名毛利家の当主。毛利元就の孫で祖父である元就のことを「大殿」と呼んでいる。元就シナリオでは毛利軍の総大将を任されていることが多いが、判断力が乏しいらしく、戦略方針から戦闘指揮に至るまで元就を頼りにするので、その一国の主としての貫禄のなさを元就から心配されている。当の本人も「大殿は頼りない私を支える務めがある」と語っている。『3猛将伝』や『3Empires』でもその性格付けは健在であり、元就に三本の矢の教えが伝わっていないのではと心配されている。「大津城の戦い」では総大将ではあるが、左近から頼りにされていない。『5』で固有武将扱いのプレイアブルキャラとなった。 最上義光 出羽の戦国大名。伊達政宗の母義姫の兄で伯父にあたる。出羽探題を自称し、「羽州の狐」、「出羽の驍将」などとあだ名された。『4』で特殊モブ化。東北の章に登場し、史実と同じく甥の政宗と争うが後に和睦する。 山中鹿介 声:神谷浩史(『3Empires』) 毛利家と相対する尼子家臣。主家再興のために織田と結び、毛利と戦い続ける。『3Empires』のムービーでは孤独に戦うことを誓う鹿介と、三本の矢の誓いで団結を強める毛利家が対比された。『5』で無双武将となった。 山本勘助 声:江川央生(『1』『1猛将伝』)→高塚正也(『2』『2猛将伝』)→藤本たかひろ(『3』『Chronicle』) 武田信玄の軍師。川中島の戦いで、信玄に『啄木鳥戦法』を献策するが、上杉軍に見破られ失敗に終わる。全ての作品において史実同様に責任を取ろうと突出、討死するイベントが用意されている。『Chronicle』では眼帯を装着した特殊な外見が設定されている。 龍造寺隆信 「肥前の熊」と恐れられた九州・肥前の戦国大名。『4』で特殊モブ化。典型的な猛将として描かれており、熊を模した兜を被っている。沖田畷の戦いで有馬を攻め、援軍として来た島津と対峙するが、敗れる。
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