ゴルゴ13 (架空の人物)
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ゴルゴ13は、 さいとう・たかをの劇画『ゴルゴ13』に登場する架空の人物で、同作の主人公でもある。
- ^ a b 「『ゴルゴ13』不死身の400話 分業確立、32年間休まず連載」『朝日新聞』2000年11月1日付朝刊、25頁。
- ^ 『統計解析射撃』
- ^ 『300万通の絵葉書』
- ^ ただし、ヒュームのような行政機関幹部、後述のデイブ・マッカートニーのような長い付き合いの一般人は本人に躊躇なく「ゴルゴ(13)」と呼ぶ者もいる。ちなみに当の本人は自分の呼ばれ方に関してこれと言ったこだわりはないらしく、「ゴルゴ(13)」と呼ばれる事を忌避している明確な描写はないが、「デューク」と呼ばれて「あんたからファーストネームで呼ばれる筋合いはない」と応じた事はある。
- ^ 第27巻のゴルゴ13の特集のデータにある。
- ^ a b 『週刊文春』2014年2月20日号 p.120-「阿川佐和子のこの人に会いたい 第1006回 劇画家 さいとう・たかを」
- ^ しばしば依頼人に日本人扱いされた際は「そう思うのは勝手だが俺の仕事には関係ない」と返している。
- ^ 身体測定の際に、近代五種の選手やスペツナズ隊員に近似し、俊敏性と持久性がバランス良く最高点まで鍛え上げられているというデータを算出されたため。
- ^ ほとんどが相手の公用語(母語)で話しているはずであり、また言語によっては常体・敬体を区別しない場合もあるため、作中で書かれている日本語の台詞は翻訳であると考えられる。従ってゴルゴが敬語表現を使わないのは、和訳の際に元の言葉での会話の雰囲気を伝えるものと解釈されうる。
- ^ 確認の上で抹殺を決定したとき、しばしば「有罪(ギルティ)」とつぶやく。
- ^ 第107巻358話「力は我々にあり」などで相手を挑発するために、意識的に笑うケースはある。また、94巻317話『北の暗殺教官』では笑いながらヘラヘラと話すなど、キャラクターを偽装する目的でジョークを言いながら笑ったり困ったりと、表情を豊かにする場面がある。
- ^ 『ビッグ・セイフ作戦』
- ^ 『殺意の交差』
- ^ 第211話当時の国王エリザベス2世の時代を通じてトイレタリー製品で御用達指定を受けていたヤードレー・オブ・ロンドンは創業当時「オールド・ブラウン・ウインザー」と呼ばれる石鹸を販売していた。また度々御用達指定を受けているD.R.HARRISは「ウィンザー」の商品名の石鹸を販売している。
- ^ 現実にも、飲料に薬品を仕込むのは容易であるが、食物の場合は困難であり、例えば三菱銀行人質事件では犯人への差し入れのステーキのソースに睡眠薬を入れようとしたが、味が変わってしまい断念したという事実がある。
- ^ その大半は依頼人の方が詫びを入れてゴルゴは依頼を受けているが、希に依頼人を殺害することもある。
- ^ 近年の版ではイヌイットに修正されている。
- ^ アメリカ空軍の実験で、常人では10G、鍛えたパイロットでも12~13G、ゴリラは15Gで失神に至る。またジェットコースターでは安全上3Gが上限として設定、設計されている。
- ^ いずれもゴルゴは「依頼遂行に対象の命を奪う必要はない」と判断した。
- ^ 現実世界での狙撃距離記録は、長らくベトナム戦争中に米海兵隊のカルロス・ハスコック軍曹がスコープを装着したブローニングM2機関銃によって行った約2,300mという記録であったが、2002年にアフガニスタンでカナダ軍のロブ・ファーロング兵長が対物ライフルによって2,430mの狙撃に成功したことで破られている。ただし、いずれも12.7mmの大口径で大型の銃であり、ゴルゴの使う銃とは全く違うものである。
- ^ 『海神が目覚める』。高低差と強風を逆手に取ったものと思われる。
- ^ デイブ・マッカートニーによる特別製の狙撃銃と弾丸を使用。『AT PIN-HOLE』
- ^ ダイヤモンドが割ることが困難な(銃弾でも砕けない)物質だという作中の描写は考証ミスであり、依頼人の手にしていたダイヤモンドを拳銃で狙撃した際、全く傷付けずに弾き飛ばしている描写もあるが、現実にはダイヤモンドは摩擦やひっかき傷に対する強さ(モース硬度)や押込み硬さ(ヌープ硬度)は自然鉱物では最強クラスである一方で、衝撃(靱性)には弱く、金槌で叩けば簡単に割れる鉱物である。ダイヤモンドの物質特性に関しては「当該項目」を参照のこと。
- ^ 『禁忌のスコープ』では事故により輸送途中で紛失したスコープが発見されたとの連絡を受けて動いている。
- ^ 現実にもシークレットサービスなど、確実性を重視する職種では現代でもリボルバーを使用することが多い。
- ^ 作者が狙撃銃ではないM16をゴルゴ13に持たせたのは、銃器に対する知識不足などが主な要因であったと作者本人が認めており、敢えてM16を使用し続けている理由についての作中の説明は、その設定ミスのフォローのためである。リュングマン式を採用したM16は、構造上その後継・省力/省資源型のAR-18などのアサルトライフルより命中精度は良好であるため、M16を狙撃銃に改造した派生品も存在し、実際の使用例もある。またベストセラーであるため潤沢な補修部品や多数のオプションパーツが市場に存在する。さらにほとんど同じ外観で民間向けのスポーツ射撃モデルがあるため、アメリカのような規制が緩い国では運搬時に見つかっても(偽造した)許可証があれば言い訳ができるという利点もある。
使用弾薬である5.56mm NATO弾は、AKなどに使用される7.62x39弾に比べて弾道特性が優れているため、優れた命中精度を持つ銃と評価されている。ただし命中率を競う競技と異なり、狙撃の要は殺傷力にあるため、近年では7.62mm NATO弾を用いるM14が再利用(M16の登場で退役していた)されたり、同弾を用いるHK417などが登場している。 - ^ 通常、軍の狙撃手は狙撃を補助する観測手と二人か、周りを警戒する歩兵も含めた三人程度の小グループで行動するのが基本だが、ゴルゴは単独行動の暗殺者であるため、不意の襲撃にも対応できるアサルトライフルは合理的な選択肢の一つである。ネイビー・シールズなど特殊部隊では単独狙撃も行うが、予備の弾や自衛用のアサルトライフルを一人で運搬する必要があり負担が大きい。ネイビー・シールズの狙撃手だったクリス・カイルは著書『アメリカン・スナイパー』において、イラク戦争に従軍した際、セミオートのSR-25は作動不良が多かったものの、自衛用としてフルオートのアサルトライフルを携行せずに済む点を評価している。
- ^ ツルベロとは南アフリカの銃器メーカーで対物ライフルを製造した実績のある「ツルベロ・アーモリー社」、14.5mmとは第2次大戦中に旧ソ連が対戦車ライフル用の弾薬として開発し、戦後も重機関銃や対物ライフルの弾薬として用いられている「14.5x114mm弾」と思われる。
- ^ クリス・カイルはイラク戦争に従軍した際、12.7x99mm NATO弾を使用する対物ライフルも装備に含まれていたが、運搬に手間かがかかることや、車両を狙撃する場合にも運転手を直接狙った方が効果が高いため、結局は対物ライフルを使用せずに少し距離を詰めて.300や.338を使用するライフルを使ったと著書『アメリカン・スナイパー』に記している。
- ^ 当作ではそんなゴルゴの弾丸の中から不発弾が発生。これが偶発的に出た物ならば良いが、もし人為的な物であれば自らに対する挑戦であると考え、ゴルゴは一時仕事を中止して徹底した調査に乗り出した。
- ^ ただし、これは「3時間で作れ」というゴルゴの無茶な要求のためであり、ゴルゴも依頼時に「銃弾は1発あればいい。2発目を撃つことはありえない。」と述べている。
- ^ 試し撃ち用が1発、本番に4発(そのうち焼夷弾仕様が2発)で余裕が全くない。
- ^ 標的は直後、別の殺し屋に殺害されたため、中止後の扱いは不明。ただし、依頼人の知らなかった「本来の標的」に対しゴルゴは手出ししていない。
- ^ 人工心臓で生命を長らえた標的に他殺の証拠を残さないようにするため、足元に銃弾を撃ち込むことで脅かし、人工心臓の許容を超える激しい運動をさせて死亡させた。
- ^ ただし、『スキャンダルの未払い金』など前金と成功報酬の分割払いにした例もある。
- ^ 『300万通の絵葉書』や『死刑執行0:01AM』など、特別な事情がある場合は入金される前から任務を開始し、依頼達成後の入金を認めたこともある。この場合でも報酬額は前もって決められている。
- ^ 依頼を受諾した時点では約100万米ドルの価値があったが、任務の遂行後に米ドルへ換金した際は10万米ドルにまで下落した。
- ^ 標的とビジネスジェットのパイロットに、社内の関係者2名の計4名がバードストライクによるコントロールの喪失と衝突事故に巻き込まれ、死亡した。
- ^ 依頼人が恨みを抱いている標的は刑務所内の囚人1人だけなので、他の囚人や刑務所職員の命は保証してほしい(殺さないでほしい)、という依頼に応えた。
- ^ 一例として『鄧小平のXデー』ではベッドに寝ていた鄧小平に殺害を目撃されているが、そのまま放置している。
- ^ 他にも『ブラックジャイアント』など目撃者が依頼人の側近の場合は不問とすることはある。
- ^ このエピソードで依頼人は最初「目撃者を知っているので、報酬と共に狙撃を果たせば教える」という条件でゴルゴに狙撃を依頼した。その後、依頼人はゴルゴとは無関係に致命傷を受け、自分が目撃者だと告白するが、ゴルゴは末期のタバコに火をつけその死を看取った。
- ^ 標的の女性が妊娠していることから、依頼に嘘や隠しごとがあると見抜き、狙撃しなかった。
- ^ このエピソードでは依頼を果たすため、過激派が誘拐した研究者の飼っていた犬を用いて標的までたどり着き、その研究者の訴えを読唇術で読み取って当人ごとアジトを破壊していることから「命を対価とした依頼」とゴルゴが認識した可能性がある。
- ^ 敵の手に落ち、「不名誉な死」(「犯罪者」としての絞首刑)を与えられそうになった場合、先に「名誉ある死」(「軍人」としての銃殺刑)を与えてほしいという依頼に応えた。
- ^ これについて父親は「彼も人間だった」「隠しごとをしなかったことが彼の評価を受けたのだろう」と語っている。
- ^ この時は目撃者が依頼人の弟であり、依頼人が盾になってかばい、弟が自分は目撃者では無く「兄弟2人の依頼」だと主張したのでゴルゴは引き下がった。
- ^ 『マークのリクエスト』ではマーカス・モンゴメリーに手を出したため制裁されている。
- ^ 後者は警官の思い込みで、ゴルゴは無関係な殺人であったにもかかわらず、証言をでっち上げようとした警官には手を出していない。
- ^ 原作では殺害に至る経緯は明示されていないが、「プロ同士なんだから……へたな同情はかえって相手に対して失礼」という無関係の人物の会話が挿入されている。
- ^ 石ノ森章太郎ほか著『漫画超進化論』河出書房新社、1989年、107-108p。
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