癖とは? わかりやすく解説

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くせ【癖】

読み方:くせ

《「曲(くせ)」と同語源》

無意識に出てしまうような、偏った好み傾向習慣化している、あまり好ましくない言行。「爪をかむ—」「なくて七—」「怠け—(ぐせ)がつく」

習慣ならわし。「早起きの—をつける」

一般的でないそのもの特有の性質傾向。「—のある味」「—のある文章

折れ曲がったりしわになったりしたまま、元に戻りにくくなっていること。「髪の—をとる」「着物畳み—(ぐせ)」→癖にその癖

[下接語] 足癖髪癖・噛(か)み癖・酒癖・尻(しり)癖・其(そ)の癖・手癖難癖一癖筆癖読み癖(ぐせ)歌癖・着癖口癖抱き癖出癖寝癖話し


へき【癖】

読み方:へき

常用漢字] [音]ヘキ(漢) [訓]くせ

[一]ヘキかたよった習性。くせ。「悪癖奇癖潔癖酒癖習癖書癖性癖盗癖病癖

[二]〈くせ(ぐせ)〉「口癖酒癖手癖難癖(なんくせ)」


へき【癖】

読み方:へき

かたよった好み習性。くせ。「放言の—がある」「煙霞(えんか)の—」


癖 クセ


作者神吉拓郎

収載図書明日という日
出版社文芸春秋
刊行年月1986.10

収載図書明日という日
出版社文芸春秋
刊行年月1989.11
シリーズ名文春文庫


作者阿刀田高

収載図書他人同士
出版社新潮社
刊行年月1989.8

収載図書他人同士
出版社新潮社
刊行年月1993.1
シリーズ名新潮文庫


作者神田

収載図書ウイニングポイント物語―愛と哀しみ競馬劇場
出版社光栄
刊行年月1995.4


作者二村邦章

収載図書フーコー短編小説傑作選 5(上)
出版社フーコー
刊行年月2000.9


収載図書ミステリー・チャレンジシリーズ 2 犯人はだれだ?
出版社白石書店
刊行年月2001.4
シリーズ名白石ノベルス


作者塩貝敏夫

収載図書逗留
出版社東京図書出版会
刊行年月2003.8


作者来戸廉

収載図書僕たちの夏
出版社新風舎
刊行年月2005.1


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/14 15:24 UTC 版)

(くせ、クセ)とは、人が無意識のうちに、あるいは特に強く意識することなく行う習慣的な行動のことである。手足や体の動かし方、話し方などで同様な状況のもとで常に自動的に繰り返される傾向。広い意味では習慣の一種とみられるが、極端な場合には通常よりも不必要に偏向した反応として現れる。

自分は気づいていないという場合が多い。また、気づいていたとしても、特に強く意識せずに行っている行動も含む。一般に、高齢になるほど習慣で行動する傾向が強まり、そのため癖が付くとなかなか直らない傾向になる事が多い。

呼吸排泄など、生命活動を維持するために必要となる習慣的な行動については、「癖」とは言わない。

なお、ここでは、「口癖」についても表記する。

習慣と癖

一般に同じ状況下で繰り返される行動がその状況に適切な仕方で安定し、滞りなく進行することが習慣と呼ばれる。習慣は状況に適応するだけではなく、類似の状況に転移する積極的な意味を持つ一方、状況が実際には変化しても同じ行動を固執し、不適切な結果をきたすという消極的な意味を持つことがある。狭い意味では癖はこの後者を指すが、この場合は新しい行動の習得を妨げることになる。たとえば、ドアのハンドルを引いて開けることに慣れていると、押して開けねばならないときにも引く動作が先行する場合である。このような動作の固定はどのようにして習得されたかが、必ずしも明らかでないこともある。

幼児の指しゃぶり、児童の夜尿症、成人の吃音貧乏揺すり赤面恐怖なども癖といわれるが、これらは適切な動作の固定とはみられない。これらの癖(悪癖ともいう)は成熟によって自然に消滅することもあるが、病的症状として強固に持続することもある。これらは常同反応(stereotype response)ともいわれ、欲求不満のもとに多く発生する。また、常同反応の禁止が欲求不満を引き起こすこともある。癖は単なる身体運動についてだけではなく、広く、食事や他人に対する嗜好虚言盗み浮浪偏見、先入見などにもいわれる。癖となった晩酌、食後の喫煙などは、これらを禁止することによって心的ストレスを発生させるし、生活の糧のためとは関係のない盗癖は、心的ストレスの結果ともみられる。

集団と癖

人それぞれに癖があると言う点で、癖は人間一般に共通の現象であるが、癖のレパートリーは文化によって非常に異なると言う点では、癖は個別的であると同時に集団的現象でもある。癖のレパートリーは、年齢職業階層などによっても異なる。癖のレパートリーの文化的相違は、癖としてのしぐさや姿勢などの面で顕著である。通常は無意識に自動的に出現する癖としてのしぐさは、集団内で認知される一定の明確な意味を持つ身振りとは区別される。ある集団では癖とみなされるしぐさも、他の集団では身振りとして理解されるばあいがあり、ときにはその意味ゆえに人前ではタブーとされたりもする。立つ、座る、寝るといった姿勢にも、その身体技法としての側面と関連して、個別的変異(=癖)を超えた文化的な型が認められる。

口癖

口癖とは、発言する際無意識に出てしまう言葉、または意識的に好んで使う言葉。前者の例としては、「ちなみに」「ある意味」などで、本来の意味は特に含まない場合が多い。後者はその人物が好む言葉であれば何でも口癖となりうる。例としては「これからはITだね」「だから日本はダメなんだよ」など。

近年では、フィクション作品において、個人の性格付け・類型を分かりやすくするための手段(いわゆる「キャラ立て」)として、およそ通常ではありえないような口癖を持つ登場人物が配置されることがある。ストックキャラクターおよび語尾の項目のキャラ語尾の節なども参照のこと。

癖の例

その他

  • 癖に関連した日本のことわざとして、「癖あるに乗りあり」(取り扱いによっては大人しい)、「癖なき馬は行かず」(一癖ある馬の方が役に立つ)がある(『北条氏直諺留』)。

関連項目


癖(へき)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/08 01:34 UTC 版)

マニア」の記事における「癖(へき)」の解説

「癖」は「偏りのある好み習性となったもの」を意味する語。精神疾患としてのmania訳語クレプトマニア→「盗癖」など)にも用いられているが、漢語文脈趣味嗜好についても用いた蘭癖書癖考証癖など。

※この「癖(へき)」の解説は、「マニア」の解説の一部です。
「癖(へき)」を含む「マニア」の記事については、「マニア」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2021/07/22 16:38 UTC 版)

発音(?)



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