セリカ軍
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「ファイアーエムブレム外伝 (佐野真砂輝&わたなべ京の漫画)」の記事における「セリカ軍」の解説
セリカ ミラ教・赤毛の神官戦士。運命の子のもう1人。大地母神・ミラを救うために旅立つ。真の正体はソフィア王国の王女・アンテーゼ。ノーマ寺院にセリカを預ける時にマイセン卿から真実を知らされる。 「人より神」を重視する為に考え方の相違でアルムと対立して喧嘩別れをするが、傭兵・セーバーからアルムの事でからかわれただけですねたり、皇帝・ルドルフがドーマ神と一体になったと聞かされた後、大賢者・ハルクから「力になることは無いか?」と尋ねた時に、これからルドルフと戦うアルムに力を与えて欲しいと真っ先に願う、健気な所もある。 魔剣士・ディーン、魔女・ソニアとの戦闘中、2人の目を見て魔剣士、魔女とは思えられないと思うほど人の本質を見抜く能力がある。 作品中水門の開け方は『外伝』では、セリカの正体を知る人物からある証をセリカが貰って、身に着けてから水門の管理人に見せると解除するが、この作品では、セリカの正体を知る人物から、魔力のような証を貰ってからその力で解除している設定に変更されている。 戦うスタイルは『外伝』では剣と魔法であるが、この作品においては魔法で戦う。 メイ ミラ教の魔道士。『外伝』と比べて髪が長く描かれている。 ジェニー ミラ教のシスター。『外伝』と比べて髪が長く描かれている。この国の魔女について詳しい。 セーバー セリカに雇われた隻眼の傭兵。 アトラス 『外伝』同様のセリカ軍、唯一の村人。 パオラ 天馬騎士。偵察の役割をはたす。短い登場なので出身地の事については全く記載されていない。『FE漫画』の同キャラクターとは髪の形が全く異なっている(『FE漫画』では『暗黒竜』に近く、この作品では『紋章の謎』に近い)。他の姉妹については作品中全く登場していない。 ソニア 魔女。元はミラ教のシスターであったが、父親のある、ジュダから呪いで魔女にされる。首領・ギースの命令でディーンと対立しながらセリカ達を襲う。しかしセリカ、ディーン込みで抹殺しようとしたギースからの攻撃を逃れた後に、セリカ軍に加入する。 上に姉が2人おり、『外伝』ではある条件を満たすと生存していた事が解るが、この作品では呪いをかけられた後に耐え切れず死亡している。 他にも「魔道士」と呼ばれているだけの男性キャラクターがいる。
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セリカ (Celica) 声 - 東山奈央 初期クラスは神官Lv1。登場は2章。 本作のもう1人の主人公。ソフィア王家の血統を持つ王女。本名はアンテーゼ。ドゼーの魔の手から逃れるために幼い頃にマイセンに預けられていたが、ドゼーの捜索がラムの村にまで及んだことにより、ノーヴァ島の教会に預けられることとなった。心優しく、争いごとを好まない性格。 メイやボーイ、ジェニーと共に教会を守っていたが、ミラ封印による飢饉を食い止めるべく、ミラ神殿に向かうことになった。ソフィア城にてアルムと会うが、その考え方の違いから仲違いをし、別々に行動することになる。その後、ソフィアを荒らし回っている盗賊王ギースを撃破し、ミラ神殿をミカエラから解放するが、ルドルフによってミラが封印されていることを知ると今度はドーマの塔に向かうことになる。しかし、ジュダの罠によってドーマの生贄にされて危機に陥ってしまう。そこにアルムからの救援が来て、2人で共にドーマを討つことになる。 アルムと隣接しながら戦闘を行うと必ず必殺が発生するというシステムが後作品に支援効果として受継がれていくことになる。 初のFE女性主人公。店頭販売したFEソフトの主人公のなかで唯一専用武器が無い主人公でもある。 プリンセスにクラスチェンジすると、顔グラフィックにサークレットが追加される。 篠崎版の『紋章の謎』上巻にジークのエピソードの経緯時に名前のみが登場している。『Echoes』 基本的な設定はオリジナルと変化は無いが、ソフィア城及びラムの村における幼少期の出来事が綿密に描かれている。本人も王女としての自覚があるが、父親の事は嫌っている。 顔は母親のリプリカに生き写しという特徴がある。また右手にアルムと同じ聖痕がある。また、肉親に当たる異母兄のコンラートが登場している(後述)。 常に仲間の心配をしたり、親友のメイの相談にも乗る聡明で優しい性格。争いを好まない性格が強調されており、海賊相手に何度も説得を試みてセーバーから注意を受ける場面もある。また物事を独りで抱え込んでしまう傾向が多く、それゆえに重圧に耐えきれず取り乱してしまう場面もあり、周囲から幾度となく心配されている。挙げ句の果てには、アルムや仲間たちを想っての行動だったとはいえ、コンラートから再三注意を受けていたのにも関わらず「魂をドーマに捧げればアルムとミラは助けてやる」というドルクやジュダの詭弁に乗せられ、自身のみならず周囲にも大きな危機を招いてしまうなど彼女生来の心優しさと責任感の強さが大きく裏目に出てしまうシーンもある。その結果魔女と化しアルムに襲いかかってしまい、封印から解放されたファルシオンによって身体を貫かれてしまう。一時は死亡したかに思われたが、ミラの加護によって蘇生し正気を取り戻す。ミラからドーマ封印の信託を受けた後はアルムに対して自らの行動を謝罪した後に彼と完全に和解し、共に最後の戦いへと臨む。 戦いの後は『外伝』と同様アルムと結ばれ、バレンシア統一王国初代王妃としてアルムと共に国の基礎を築いた。国民は彼女をミラの生まれ変わりだと信じ、深く敬愛したという。 『外伝』とは異なりアルムと隣接させても必ず必殺が発生する訳ではなくなったが、その代わり強力な支援効果が発生する(但し、支援会話は存在しない)。 オリジナルでは上述の通り専用武器が無かったが、本作ではセーバーに渡した黄金の短剣を鍛えることで専用武器の宝剣ソフィアが手に入り、その戦技である専用魔法の真ライナロックが扱えるようになっている。 メイ 声 - 稲川英里 初期クラスは魔道士Lv1。登場は2章。 修道院に仕える魔道士。ボーイとは良きコンビで喧嘩友達でもあり、サンダーの魔法が使えることを自慢にしていて、現時点で使うことのできないボーイをからかっていた。 戦後もボーイとの喧嘩が絶えなかったがお互いにその日常を幸福に思っている。『Echoes』 セリカとは親友関係にあり、シナリオ中にセリカとの会話が大幅に追加された。それにより非常に明るく天真爛漫な性格が強調されており、セリカ軍のムードメーカーの役割を果たす。有り余る元気が空回りしたり思ったことを包み隠さず口に出してしまうため、その都度ボーイと言い合いになっている。そのボーイには想いを寄せている描写があり、セリカに遠まわしに相談したりしている。 強制加入のため、クラシックモードでロストした時も基本的に撤退扱いとなる。 エンディングではボーイが生存していた場合彼と結ばれ、多くの子宝に恵まれる。ボーイが死亡していた場合塞ぎ込む日々が続くものの、後に明るさを取り戻しノーヴァ修道院で多くの人々を救い続ける。 ボーイ 声 - 佐々木拓真 初期クラスは魔道士Lv1。登場は2章。 修道院に仕える魔道士。セリカの旅に同行する。メイとはよく喧嘩をしているが、内心密かに慕っている。メイにサンダーを使えないことをからかわれているが、実際習得できるLVは遅い。 公式イラストとゲーム画面では髪の色が全く一致しておらず、前者では緑、後者ではオレンジになっている。『Echoes』 褐色肌の銀髪姿に変わった。メイ同様出番が大幅に増加したことによりセリカやメイよりも冷静な性格をしているが、魔物が苦手など頼り無い一面も見せる。ノーヴァ島の漁師の息子で5人家族。『ヒーローズ』では貧乏育ちの苦労人と紹介されており、その為か嫌いな食べ物が一部を除き存在しない。前述の通りメイの方がボーイに想いを寄せている設定になったが、彼女との支援会話では彼の方からもメイに想いを寄せていることを仄めかす描写も存在する。 サンダーの習得が早めに設定された。強制加入のため、クラシックモードでロストした時も基本的に撤退扱いとなる。 戦後はメイが生存していた場合彼女と結ばれ、彼女との間に生まれた多くの子供達と共にノーヴァ島で暮らした。子沢山故に苦労が絶えず喧嘩ばかりしていたが、お互いそれを幸福に思いながら過ごしていたという。死亡していた場合一度は絶望するも、後にノーマの跡を継いで司祭となり貧しい人々を救い続ける。 ジェニー 声 - 堀中優希 初期クラスはシスターLv1。登場は2章。 セリカと共に修道院に仕えるシスター。メイやボーイと共に同行することになる。戦後、誰もが意外に思う人物と恋仲になったが、それが誰であるかは分からないらしい。『Echoes』 髪型がポニーテールからふわっとしたボブヘアーに変わっている。おっとりとした性格で、読書や物語の空想を好む。母が昔父に貰ったというペンダントを常に身に付けている。メイやボーイと違い強制加入ではないためシナリオでの台詞は少ない。 幼少の頃に母親に修道院に預けられ、そのまま母親が姿を消したことが原因で父性に飢えており、その為か好みのタイプは年上で思いっきり甘えたいと語っている。 母親はノーヴァ島の出身だったが後に王都に移住し、数年後産まれたばかりのジェニーを連れて戻ってきたという。母親の容姿は化粧が濃い美人な女性だったらしく、ソニアを見るとその母親のことを思い出してしまい当初は苦手に思っていた。しかし、会話を重ねる度に徐々に打ち解けあえるようになり、最終的には良好な関係を築く。また父親は不明だが、ジェニー達とは別に妻子ある貴族の男といわれている。 戦後はオリジナル同様誰もが意外に思う人物と結ばれたが、『Echoes』でもそれが誰なのかは明らかにされなかった。 セーバー 声 - 子安武人 初期クラスは傭兵Lv1。登場は2章。 ノーヴァの港で傭兵業を営む男。目に眼帯をしている。酒場で飲んだくれているところを海を渡ろうとするセリカに対して無茶だと思いつつも、セリカに雇われる。戦後、妻を娶る。また、ジェシーの生死によって彼も王国建設に関わるかどうかが変わってくる。ジェシーが死亡した場合はバレンシア王国騎士団に参加する。 ある条件を満たすと、女性魔法系ユニットが全員習得できる魔法・エンジェルが使える唯一の男性キャラクターでもある。 小説版では最初セリカに雇われたのは「持ち主を不死身にする」と言われる「聖なる剣」獲得のため彼女らを利用しているにすぎなかったが、死竜(ドラゴンゾンビ)との戦いでカムイが犠牲となった事を機にその考えを捨て、セリカに無私の忠誠を尽くす事になる。『Echoes』 オリジナルではやや横柄な性格だったが、本作では面倒見がよく比較的穏和な性格に変更されている。強制的に加入するキャラクターであるため、クラシックモードでロストした時も基本的に撤退扱いとなり、セリカ軍の中ではセリカ・ボーイ・メイと並んで会話イベントが多い。 傭兵の間では腕は確かと評判。セリカに「黄金の短剣」を報酬に航海の護衛を頼まれ、以降は最後までセリカたちと行動を共にする。妹がいるがしばらく会っていないという。 本編終盤で元リゲル軍人だったことをセリカに明かす。『設定資料集』によると、リゲル軍人時代に平民の彼が活躍することを疎んだ貴族の罠にかかり戦場で右目を失い、親友だと思っていた同僚に裏切られ激高し決闘する。しかし、私闘の末に相手を殺害してしまい、尚且つリゲルでは私闘が死罪にもなることからソフィアに亡命した経歴を持つ。 戦後はオリジナル同様、ジェシーが生存していれば彼の王国建設に助力し、死亡していればバレンシア統一王国の復興に尽力する。いずれの場合にも最終的に美しい妻を迎えるが、『Echoes』でもそれが誰なのかは明らかにされなかった。 バルボ 声 - 藤原貴弘 初期クラスはアーマーLv1。登場は2章。 海賊ダッハに家族を殺され敵討ちに出た戦士。敵討ちに協力してくれたセリカと対面をし、恩返しとばかりにセリカ軍に参加、戦後はアルムの頼みによりバレンシア王国にて新兵を教育する教官になる。 主要キャラクターではないにも関わらず、アルムやセリカと共にパッケージイラストに描かれていた。 公式イラスト、パッケージ、ゲーム画面で配色が全く一致しておらず、公式イラストでは白髪に黄土色の鎧、パッケージでは青髪に黄色の鎧、ゲーム画面では茶髪に赤い鎧となっている。また、髪型も一致していない。『Echoes』 基本的な設定は同じ。港近くの村に両親や妻子と共に暮らしていた。豪快ながら面倒見がいい性格でレオには深く信頼されている。家族が殺されて以来復讐のことしか考えていなかったため、新たな目標を与えてくれたセリカに感謝している。以降は過去を引きずることなく常に周囲の人間に気を配る男気を幾度となく見せる。 戦後はオリジナル同様新兵の教官を務めることとなる。その豪快で面倒見のよい性格から多くの人々に慕われ続け、幸福な晩年を迎えたという。 エイプリルフール企画の「ファイアーエムブレム維新大乱」では「馬流暴」の名で主役を務め、期間中恋男(レオ)や暇武猪(カムイ)とともに公式サイトのトップページに掲載されていた。 カムイ 声 - 松田修平 初期クラスは傭兵Lv3。登場は2章。 バルボに金で雇われた傭兵。セリカとの共闘後、そのままセリカ軍に参加する。戦後はジェシーと共に王国建設に参加している。ジェシーが死亡している場合は彼の遺志を継いだのか、彼に代わって王国を建設し砂漠の傭兵王となる。 小説版では「聖なる剣」に目のくらんだセーバーを諭すが聞き入れられず、ドラゴンゾンビからセーバーを守るために戦死。その姿は「誰かのために死ぬ」という傭兵というユニティの純粋を貫いた姿として描かれている。『Echoes』 元は遠方の移住民族の出身。のんきでおおらかな性格で、束縛を嫌い自由を愛する根っからの流れ者。 ややお調子者な一面もあり、セリカ軍に加入する際は何よりもまず賃金の話から進めようとしてバルボに咎められることもあった。また、レオに対して自身のことを「いい男」だとアピールしたこともあり、レオに自身も同性愛者だと勘違いされた挙げ句困惑され、自身も逆に困惑することとなった。 他の部族との小競り合いに負けて町に定住することになったのだが、性格が性格である為かなかなか慣れる事が出来ず傭兵になった。 人の死に対して達観している節があり、他者の死に対しての反応は他キャラクターと比べて薄く、自身が戦死してしまった場合にも今際の際に「どこで死んでも土に還るだけ」と割り切った思いで語っている。 小説版の設定を拾ったのかドラゴンゾンビを嫌っており、海のほこらに行く前にセリカに忠告してくる。 戦後は『外伝』同様ジェシーの王国建設に参加し暫くそこで暮らしていたが、その後流れ者の血が騒いだのか何処かへと旅立ち、そのまま消息不明となる。ジェシーが死亡していた場合はオリジナル同様彼に代わって砂漠の傭兵王となる。 エイプリルフール企画の「ファイアーエムブレム維新大乱」では「暇武猪」の名で登場し、バルボ同様期間中公式サイトのトップページに掲載されていた。 レオ 声 - 高橋孝治 初期クラスはアーチャーLv4。登場は2章。 バルボを兄貴と慕う弓兵。セリカとの共闘後、そのままセリカ軍に参加する。 小説版ではエストに気があったらしく、彼女のために「竜の盾」を取ってくるが敵の妖術で瀕死となり、「戦の中で死ねるなら本望」と言い残しかけるが死んでいなかったという役柄である。『Echoes』 元軍人の美青年。さばさばした性格で、思ったことははっきり言うが嘘はつけない正直者。女性的な口調で話す。大らかな土地柄と両親の元で育った。男性らしからぬその美しい容姿をからかわれることもあったが、そんな相手に真っ向から立ち向かった結果腕っ節が強くなったという。 明確な同性愛者でバルボへの想いが強調されており、彼に対して恋心を抱いている。バルボを慕うのはかつて好きな人がおりその人を追いなりたくもない軍人になったものの、その相手はすぐに戦死してしまい落ち込んでいたところを励まされた為である。一方カムイは決して嫌っている訳ではないもののタイプではないらしく、彼に対してはやや冷ややかな態度をとり、意見が合うことも少ない。 美容に気を遣っており、街での会話では誰もが認める美人であるセリカに対抗心を露わにしている。 戦後は『外伝』同様バレンシア統一王国騎士団に参加し、常にバルボと行動を共にする。しかし、とある戦いでの負傷をきっかけに軍人を引退し、その後は貿易商を営む。常に明るく、人生を大いに謳歌していたという。バルボが死亡していた場合は深い悲しみに囚われ一時は消息不明となるも、後に王国騎士団に参加して一騎当千の働きを見せ、騎士団及び王国の発展に大いに貢献するという内容になっている。 エイプリルフール企画の「ファイアーエムブレム維新大乱」では「恋男」の名で登場し、バルボ、カムイ同様期間中公式サイトのトップページに掲載されていた。 パオラ 声 - 種田梨沙 初期クラスはペガサスナイトLv8。登場は3章。 前作で仲間になったペガサスナイト3姉妹の長女。海賊にさらわれたエストを助けるためにカチュアと共に参戦する。『Echoes』 「アベルへの想い」がクローズアップされており、エストとの支援会話の中でアベルの話題が出ると明らかに動揺を見せる場面が見られる。 セリカとの拠点会話では好きな人はいるが生涯それを明かすことはないと語っている。 後日談は「その後の活躍についてはアカネイア大陸史に詳しく語られている」と簡潔に纏められており、これは妹であるカチュアとエストも同様である。 カチュア 声 - 生天目仁美 初期クラスはペガサスナイトLv5。登場は3章。 ペガサスナイト3姉妹の次女。パオラと共に参戦する。 公式イラストとゲーム画面では髪の色が全く一致しておらず、前者では茶色、後者では前作と同じく青となっている。『Echoes』 過去のシリーズに比べるとより落ち着いた性格になっており、パオラやエストとの支援会話でも苦労性な一面を覗かせる。 アトラス 声 - 櫻井トオル 初期クラスは村人Lv10。登場は3章。 山村に住む村人。弟と妹をギースにさらわれており、ギースを倒すため仲間になる。戦後は山に帰りきこりをしている。 小説版では傭兵になり、ギースに暗黒の剣を振るおうとするがジェシーに止められ、それを戒めとしてジェシーの王国建設に助力する。『Echoes』 別人の如き屈強な体格に変わり、ビジュアルはボーイ同様褐色肌で銀髪というデザインになった。口調はぶっきらぼうで乱暴だが、性根は情に厚い好青年。先祖代々から木こりとして生活しており、「山の表情」を感じ取ることが出来るという。『設定資料集』によると、動物に好かれるらしい。 元軍属で辺境での戦いに参加していたという設定が追加され、仲間になる流れは同じだがギースを倒す前にミラの神殿に向かおうとすると離脱してしまう(再び村に行くと仲間にできる)。これはパオラとカチュアも同様。ただし、パオラやカチュアと異なり加入する前にギースを倒してしまうと村から消えてしまい仲間にすることができなくなる。 ミラの神殿へ向かう事を厭わずギース討伐に協力してくれたセリカに恩を感じている。その為セリカとの支援効果がある。 戦後は『外伝』同様木こりに戻るが、有事の際王妃に請われると誰よりも早く駆けつけたという。 ジェシー 声 - 四宮豪 初期クラスは傭兵Lv6。登場は3章。 エストを助けようとしてギースに捕らえられた傭兵。捕らえられた後、砂漠の砦にて監禁されるが、セリカ軍に救出される。エストを救出するためにそのまま参加し、ギースを討つことになる。戦後、砂漠に王国を建てて、砂漠の傭兵王となる。 小説版ではディーンを倒した後、ソニアを説得するため単身使者となるが帰ってこなかったため「ソニアの傀儡」と疑われるも、ギースの砦攻防の際にソニアの援軍を連れて帰還、ギースに暗黒の剣を振るおうとしたアトラスを自ら止め、その姿にこれまで疑っていたセリカ軍の皆が彼を真の仲間と認めることになる。『Echoes』 明るい性格の傭兵。 やや軟派な一面もありかわいい女性に目がない。「記憶の欠片」で見られる回想では盗賊に絡まれたシルクを助けている。その為支援会話こそないもののシルクと支援効果がある。自称こそ「ケチな傭兵」だがそれとは裏腹に人付き合いが良く、傭兵達の間で話題を集めていたセーバーや、他者との関わり合いを避けていたディーンにも積極的に声をかけていた。 『設定資料集』によると、もとはソフィアの上流貴族出身で、同世代のクレーベらと親交があったという。母親は身分の低い愛妾。正妻と父との間に産まれた腹違いの弟がおり、彼との間に後継者問題が発生した。家臣の殆どは剣の腕が立つジェシーを跡継ぎに推薦したが、ジェシー自身は身体の弱かった弟の事を想い家名を捨てて出奔したという経歴を持つ。彼本人はそのことをセリカたちに正確には話すことが出来ず、「しつけが厳しい家庭で育ち、決まり事に嫌気が差して家から飛び出した」と語っている。 戦後は『外伝』同様砂漠の傭兵王として名声を上げており、有事の際にはアルムの治めるバレンシア統一王国に積極的に協力していったことが語られている。 ディーン 声 - 最上嗣生 初期クラスは剣士Lv5。登場は3章。 右目に傷を負った剣士。ギースの部下だが、ギースのことを嫌っている。ソニアとの選択になる。勇者の剣を所持している。戦後忽然と姿を消したが、新たな戦いを求め南の大陸に渡ったという噂が流れている。 諸事情により、後述のブライと顔グラフィックが同じである。 公式イラストとゲーム画面では髪の色が全く一致しておらず、前者では金髪、後ではピンクとオレンジの2色になっている。 佐野&わたなべ版ではギースの攻撃からソニアを庇って死亡している。ソニアとは仲が悪いようだが、実は好感を持っている表現がある。 『トラキア776』に同名キャラがおり(クラスはドラゴンマスター)、『聖戦の系譜』のストーリー中に登場するトラキア王国の「竜騎士ダイン」も書籍による表記違いの同名である。『Echoes』 オリジナルとは違い左目に傷を負ったクールな剣士の風貌に変わり、後述のブライと差別化された。性格は冷酷で、基本的に他者との関わりを避けている。 狂気に囚われたドーマが望む「力と恐怖が支配する世界」に対して仲間の多くが強く反発する中、彼のみはその世界に僅かに関心をもつなど戦闘狂の一面も覗かせている。 『設定資料集』によるとその正体は元ソフィア軍人で、代々軍人の家庭に生まれ、父の厳しい指導を受けて育ってきた。後に領主の娘と結婚するが、彼が任務で領地を離れた時に屋敷が何者かに襲撃され、急遽舞い戻る際に彼も何者かに襲われて左目を失う。屋敷に戻ったときに妻の変わり果てた姿を目にし、復讐を胸に家に代々伝わる勇者の剣を胸に旅だったという。そのため、セリカがソフィア王家の王女だったと知ると一瞬やや仰々しい態度をとる他、ソフィア王家の腐敗が招いた数々の悲劇を忘れないようにと王女であるセリカに頼んでいた。 自らの過去について「過去を他人にひけらかす趣味はない。」として他人には明かそうとしなかったが、ジェシーとの支援会話の中で、彼の過去を話すことと引き換えに自分も話すことを提案したことがある(ジェシーは自分の過去は大した話ではないとしてその提案を断った)。 戦後はオリジナル同様消息不明となっており、その後の足取りは記録にも一切残っていない。 ソニア 声 - 下田レイ 初期クラスは魔道士Lv5。登場は3章。 ギースの部下だが、ディーンと同じくギースの事をよく思っていない。エクスカリバーを操ることができる。ディーンとの選択になる。実は父親はジュダであり、マーラとヘステは彼女の姉である。そのため、父親であるジュダを酷く憎んで出奔。ギースの片腕となるが、ギースにも失望していた。 佐野&わたなべ版では、元はシスターだったが呪いで姉2人と共に魔女になったという設定になっている。 小説版では姉妹たちと「魂の連鎖」が起こっており、マーラがアルム軍に討たれた時にはその名を叫び、父ジュダと相討ちになり戦死した際にはヘステはソニアの名を叫び、リゲルの滝に向かい自殺した。『Echoes』 前述の佐野&わたなべ版の設定が一部流用され、元は修道院育ちと言う設定になった。勝ち気で美意識が高い。 ジェニーからはかつて自分を置いていった母親と雰囲気が似てると苦手意識を持たれていたが、会話を重ねるうちに打ち解けるようになる。 なお、オリジナルと違いディーンかソニアの片方を倒すともう片方がフィールドから消える為両方倒すことはできない。 「ドーマの沼」に登場するジュダとは戦闘時に特殊会話が発生し、姉であるマーラとヘステの仇を討つ機会をずっと待っていたことが彼女の口から語られる。 魔女の転移の能力を意識してか、オリジナルになかった白魔法のリワープやドローを新たに習得するが、代わりにオリジナルで習得することができたエンジェルとアローが習得できなくなっている。これにより女性魔道士の中では唯一エンジェルが使えないキャラクターとなった。 戦後は魔女にされた女性達の治療法を求めるために各地を旅するが、とある地方で消息が途絶えてしまう。その出来事と前後してかつてのヌイババ館に新たな魔女が住み着いたという噂が流れるようになり、彼女の身に不穏な出来事が起こったことを示唆するかのような内容となっているが、詳細な関連性は明らかにされていない。 エスト 声 - 村川梨衣 初期クラスはPナイトLv3。登場は3章。 ペガサスナイト3姉妹の三女。海賊から助け出すと参戦する。 公式イラストとゲーム画面では髪の色が全く一致しておらず、前者では青、後者では前作と同じく赤となっている。『Echoes』 『暗黒竜』『紋章』の設定が掘り下げられ、パオラやカチュアとの支援会話の中で、アベルと共に経営する雑貨屋の商品を紹介する場面が見られる。 ノーマ 声 - 稲葉実 初期クラスは賢者Lv7。登場は4章。 ミラ教団の偉大なる最高司祭。ドゼーの暗殺からセリカを守るために教会にて保護していたが、セリカが出発するときに心配はしていたがそのまま見送っていった。その後、心配になり、自らも追いかけていくが、その途中でミスを犯し、とある場所で立ち往生する羽目に。マイセンと同じく、老人のためか成長率が絶望的に低い。 戦後ミラとドーマの二つの教団を統合し最高司祭となっている。『Echoes』 基本的な設定および仲間になる経緯は同じ。少々お茶目な人物として描かれており、腰痛や肩こりが起こった時にセリカにマッサージをしてもらっている場面もあった。マイセンとも面識がある。 妻や子はおらず生涯をミラの教えに捧げており、そのためセリカたちの成長を見守ることを楽しみにしている。 戦後はオリジナル同様ミラとドーマの二つの教団を統合し最高司祭になる。何万人もの信者に崇められる存在になってもお茶目な性格は相変わらずだったという。 仮面の騎士 声 - 佐藤拓也 / 小平有希(幼少期) 初期クラスはパラディンLv7。『Echoes』に登場。 セリカの前に突如現れ、彼女の危機を救い、それ以降も彼女たちをサポートする謎の騎士。強制加入のため、クラシックモードでロストした時も基本的に撤退扱いとなる。 その正体は既に死んでいたと思われていたセリカの異母兄であるコンラート。普段は温和かつ心配性な性格で一人称も「僕」だが、仮面を付けているときは人が変わったかのように厳格かつ寡黙な性格に変わり一人称も「私」に変わる。セリカ曰く「兄が二人いるみたい」との事だが、本人はあくまでも兄は自分一人だと言い張っている。幼い頃はお化けを怖がる臆病な性格だった。 アルムを守るためにドーマに魂をささげようとしたセリカに平手打ちを喰らわせる場面もあったが、それはセリカを思いやってこその行為であり、命を投げ出すようなことはしないようにと優しく教えた。 母親がリゲルの貴族出身である為他の兄弟姉妹や王妃からは疎まれていたが、唯一セリカとその母リプリカは親しく接していた。セリカの身を案じるのもその為である。離宮の火事の際、侍女の手引きで脱出しリゲルへと逃れ賢者ハルクの下に身を寄せていた。 戦後は槍を置き文官としての才能を開花させ、宰相を引退したマイセンの後を引き継いだ。多くの女性から人気を集めたものの、生涯独身を貫き通したという。
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