腐海とは? わかりやすく解説

腐海(英:Toxic Jungle、NWP:Toxic Jungle)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 04:31 UTC 版)

風の谷のナウシカ」の記事における「腐海(英:Toxic JungleNWPToxic Jungle)」の解説

巨大な菌類からなる樹海で、(むし)と呼ばれる異形動物達が棲んでいる。 (映画位置不明) 大陸の西及び北端中心に広がっている。木々空気中に瘴気呼ばれる毒ガス放出する防毒マスクをつけねば人間や一般の動物立ち入る事はできない植物粘菌といった種のすら超えた生物群集をなし、腐海ではいかなる菌類単独では存在せず互いに共生寄生しあって複雑な生態系構成しているとされる。「火の七日間」の終結直後地上出現した語られており、徐々に面積拡大し従来生態系人類生存を脅かす存在となっている。

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腐海

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風の谷のナウシカ」の記事における「腐海」の解説

腐海(英:Toxic JungleNWPToxic Jungle巨大な菌類からなる樹海で、(むし)と呼ばれる異形動物達が棲んでいる。 (映画位置不明) 大陸の西及び北端中心に広がっている。木々空気中に瘴気呼ばれる毒ガス放出する防毒マスクをつけねば人間や一般の動物立ち入る事はできない植物粘菌といった種のすら超えた生物群集をなし、腐海ではいかなる菌類単独では存在せず互いに共生寄生しあって複雑な生態系構成しているとされる。「火の七日間」の終結直後地上出現した語られており、徐々に面積拡大し従来生態系人類生存を脅かす存在となっている。 外部からの刺激により、、特に王蟲オーム)の大群が腐海の外へと暴走し津波のように押し寄せる現象大海嘯(だいかいしょう)と呼ぶ。大海嘯の後は蟲死骸から新たな腐海が誕生する為、膨大な面積一度に腐海と化す事になる。 原作では腐海は自然発生した環境ではなく千年前の人類が創り出した人工的な汚染浄化システムで、数千年かけて世界浄化する目的がある。全ての毒を無毒化したとき腐海は役目終え老化して崩れて清浄な大地復活する物語時点で既にこのような土地生まれているが、この事を「森の人」は秘密としている。また腐海外の人間を含む生物汚染され環境適合するように旧世界技術改造されており、浄化され土地生きていく事はできない原作伝承の「青き清浄の地」(つまり緑色を持つ草木生えた清浄な大地の事) は、腐海の尽きる所の先だが (大陸西端) 、映画ラストシーンで、腐海の底でチコ実の木の芽生え始めているのが映る事から、映画では腐海の底が将来は「青き清浄の地」になる事を示唆している。 (原作の腐海の底は、マスクいらない瘴気のない所と (上記生物改造され設定の為、厳密に言うとわずかに瘴気残っていると思われる) 、マスク必要な瘴気のある所があるが、映画生物改造され設定がない為、腐海の底は瘴気がない) 腐海の植物 植物呼ばれているが、実態巨大化した菌類である。菌糸を体の構成単位とする糸状菌が主であるが、植物体の構造生態従来真菌類とは大きく異なっている。顕微鏡サイズ微小な種から種子植物並みそれ以上巨大生長する種まで、その大きさ多種多様で、大型の種は一般に地中深く張った菌糸の根と幹、分化した地上部を持つ巨大な樹木となる。 成木がつける「花」呼ばれる胞子嚢や、発芽するから胞子飛ばして繁殖する原作ワイド判第5巻第6巻見返しイラスト (ムシゴヤシ解説) によると (映画も) 、腐海植物瘴気を出すのは、発芽し胞子を飛ばす時と、花が胞子を飛ばす時である。原作ナウシカ胞子の飛ぶ様子例えている事や、上記原作見返しイラスト映画から胞子が白い事が分かる胞子から発芽してしばらくは大地人間動植物死体 (生きた植物付着する事もある) を苗床として養分を得る従属栄養性であるが、生長後は葉緑素を持つ展開し光合成によって養分を得る独立栄養生活を営むようになるものもある。胞子生命力強く、腐海ではない場所にわずかでも胞子入り込めばたちまち繁殖して (生きた植物 (恐らく王蟲以外の生物死体も同様。王蟲については下記王蟲の項を参照) に付着する2、3日で菌糸伸ばし、その植物内側か枯らしその後発芽する) 、一帯は腐海に飲み込まれてしまう。この為、腐海周辺の人々居住地胞子持ち込まないように注意を払っており、胞子発見され次第焼却処理される。腐海植物燃えやすく熱に弱い (上記風の谷の項及び後述胞子を燃やす場面だけではなく、腐海から帰ってきた後、ナウシカミトが服等から胞子払い落し焼却した上、ガンシップを熱い水蒸気消毒する場面もある。また、蟲使いが腐海内の火山の火口中にあり、には地中噴気利用した空気浄化装置がある) 。上記原作見返しイラスト映画中には白っぽい色のものがある事も分かる映画枯れて石化した植物も白い。原作ワイド判第1巻ユパ台詞によると、腐海植物 (恐らくムシゴヤシ) の中には樹高100メルテを超すものもある。 「瘴気」と呼ばれる猛毒ガス状の物質大気中に放出する為、腐海では従来動植物一切生息できず、瘴気は腐海の周辺に住む人間の健康や作物生育にも深刻な影響及ぼしている。人間家畜が腐海に入る際は瘴気マスク呼ばれる器具を身につけなければ、5分で肺が腐り死に至る。原作映画共に瘴気重く原作で (恐らく映画も) 瘴気届きマスク必要なのは10リーグまでである。 瘴気毒素腐海の植物地中有毒物質無毒化する過程生じた二次代謝物であり、数百年かけて無毒結晶になっていく。したがって汚染されていない土壌清浄な空気だけで育ったものは瘴気出さず、また大きくならない原作瘴気土中の毒を無毒化する前に活性化させる腐海の植物はその土地無毒化しきると下層から枯れて石化しになっていき、上層との間には空洞生まれる。この空洞は約300年経つと瘴気結晶化しきって清浄になり、瘴気マスクなしで腐海の外の生き物活動できるうになる。また腐海の植物に「食われた人工物も砂になり、やがて崩れてしまう。 石化崩壊繰り返すうち空洞は上へと登っていき、登り切って腐海が役目終えた後は小型植物群となる (原作人工の腐海生物現生人類及び腐海外の生物改造設定により、小型植物群にもわずかに毒が残っている模様) 。原作で腐海の木々午後胞子 (下記ムシゴヤシの項を参照) を飛ばす時に気流生まれ、その風にメーヴェ乗せてナウシカアスベルが腐海の底から脱出する為に上空飛び上がる場面がある。(映画映ってはいないが、同じ方法ナウシカアスベルは腐海から脱出した模様) 原作ナウシカ達は前述風にメーヴェ乗せて飛ぶ前に少しでも重量軽くする為、ナウシカ上着の下に着ていた胴ヨロイ等を脱ぎ捨てアスベル上着等を脱いだメーヴェ収納していた武器置いてきた。アスベル武器置いてきた (アスベルの上着等のその後不明) 。これより前にナウシカは腐海の底で、メーヴェ飛行中に翅達に襲われマスク等を失った上に、上着破れベルト外れ、腰に下げていたポケット (ポシェットの事) とセラミック刀が地面落ちたが、後にポケット発見し拾ったが、マスク等は発見できなかった。映画は腐海の中で、メーヴェアスベルと共に飛行中後ろから翅体当たりを受け、ナウシカマスク等が外れ地面落ち、彼女が気絶し墜落後二人流砂飲み込まれ腐海の底に落ち直前に、アスベルマスクだけ発見し拾った (アスベル気づかない内に飛行帽流砂により腐海の底に落ちた) 。 (二人マスク下記瘴気マスクの項を参照) ムシゴヤシ 代表的な腐海植物王蟲好んで食べる事からこう呼ばれる (恐らく漢字平仮名表記は「肥やし」) 。新しい腐海ができる時はムシゴヤシ先駆的成長しその後小型多様な植物群がゆっくりと育って多様な腐海の生態系形成していく。成木光合成行い上記原作見返しイラストによると、最大樹高50メルテ(作中単位)に達する。原作映画共に、ナウシカが「午後胞子飛ばしている」と言っており、1日の間に胞子を飛ばす時間決まっている事が分かるヒソクサリ 猛毒の腐海植物土鬼軍が生物兵器として利用試みたが、凍結保存されていた種苗粘菌状に突然変異して暴走大海嘯の引き金となった粘菌 この世界における粘菌は、腐海に生息する移動能力持った細胞群体である。群で生活し老化したり餌がなくなると球状集まって休眠する。この球は時が経つと弾け胞子放出する粘菌感情持っている描写がある。原作のみ登場変異体の粘菌 土鬼軍が兵器として培養したヒソクサリ突然変異起こして生まれた粘菌爆発的な増殖速度極めて短い寿命持ち繁殖しないように改造突然変異株選出)されている。変異体瘴気中でも他の腐海植物成長する上、通常よりも成長速い変異体意志知能感情持っている描写がある。原作のみ登場マスクが効かずさえも死に至らしめる猛毒瘴気まき散らしながら巨大なアメーバ状の体(変形体)で周囲の物を飲み込みさらには大海嘯の直接的な引き金となった事で土鬼国土壊滅的被害もたらした最終的に飲み込んだ王蟲の群に付着していた腐海植物の苗床としてその大部分吸収され、腐海生態系一部として取り込まれる形で安定化した。 (英:Bug) 腐海に生息する動物総称作中における用字「蟲」であり、腐海以外に生息する昆虫などは「虫」表記され区別されている。 王蟲オーム)のように巨大なものから微小なものまで、多種多様な大きさ形態のものが存在する。その多く体節制をとる外骨格の体に多数関節肢具えた現生節足動物似た形態をしているが、顎は横開きではなく脊椎動物のような開きである。 生息空間基準に「地蟲(じむし)」「翅(はむし)」「管(くだむし)」と3種類に大別される。翅は2対以上の翅を具えた飛翔性であり、地蟲と管地上棲か地中棲である。水中活動できるものもいる。瘴気の無い所では長く生きられない基本的に卵生である。体の成長合わせて脱皮繰り返すが、変態に関して完全変態するものから不変態型まで様々なタイプがいる。食性に関しては、他の対象とした狩りをしない種、すなわち捕食性の低い種が多いが、中には高い種もいて、作中にも狩り描写がある。は強い光や高い音に敏感で、閃光弾 (光弾) や蟲笛や鏑弾といった道具で、一時的に活動停止させたり、行動ある程度誘導する事もできる。 腐海の植物並んでは腐海生態系主要な構成要素であると共に人々容易に腐海に踏み込めないよう配置され守護者でもあり、個体や種をも超えた超個体意識集合精神)を形成している。大型の種は一般に攻撃性強く種類問わず他の外敵(主に人間)によって傷付けられると群をなして攻撃加える為、腐海のほとりで暮らす人々の間では蟲を殺す事はタブーとされている。一方で危害さえ加えられなければ人間が腐海に侵入しても全く意に介さない王蟲別表記オーム、英:Ohmu、NWPGiant Gorgon最大現実世界等脚類ワラジムシ目動物)を巨大化たような外見をしているが、整然と並んだドーム状(半円形状)の複眼第三節第四節具えている点では大きく異なる。水中でも活動できる地上棲で、卵生で、無変態型の脱皮をし、捕食性の低い部類に入る。腐海の“大木”であるムシゴヤシ好んで食べる。 卵から孵化した50cm程の幼生 (例:幼いナウシカ遊んでいた幼生 (赤ん坊) ) は脱皮繰り返して成長し成体体長70mを超える十数節の体節からなる濃緑色の体に14個の眼と多数歩脚を持つ。眼の色普段は青いが、怒ると赤くなり、また気絶する灰色になる。体液の色は青。口腔内には直径cm糸状金色触手無数にある。原作消化管内壁からは酸素を含む「漿液 (しょうえき) 」と呼ばれる液体分泌し人間は肺に漿液満たす事で液体呼吸が可能となる。原作王蟲の血には蟲怒り鎮める力がある。原作王蟲死体付着した腐海植物の胞子が、1日大木成長した事から、王蟲の血の中に植物の成長促す成分入っている事を示唆する場面がある。 表皮は非常に堅牢かつ弾性富み脱皮抜け殻装甲板刃物甲冑加工される原作映画共に、ナウシカ王蟲抜け殻一部持ち帰る為にセラミック刀を突き刺そうとしたが、刃先欠けただけで抜け殻に傷はつかなかった。その後、1個の抜け殻眼の周りに1個の銃弾火薬をまいて爆破しセラミック刀を使い取り外して持ち帰った王蟲抜け殻から削りだした刀剣セラミックの物よりも軽くトルメキア装甲兵 (親衛隊) とクシャナセラミック甲冑 (クシャナ鱗状甲冑は、原作ワイド判第3巻表紙絵等は映画装甲兵同様銀色映画金色) さえも貫通する切れ味を持つ。抜け殻の眼は透明なドーム状で、ゴーグルレンズガンシップ風防利用される原作300年前大海嘯は、古代エフタル王国王位継承を巡る内乱によって増大した武器需要応える為に王蟲乱獲された事が原因だった。狩猟方法不明原作映画共に、王蟲の皮の剣を使用する場面があるのは、ナウシカ (原作長剣は元々彼女の物。映画で彼女が使った長剣は父の物) とユパ (長剣短剣) 。原作ワイド判第1巻表紙絵等でナウシカが、出陣時に身につける恐らく王蟲甲皮額当て (風の谷紋章レリーフ付き) は銀色なので、上着の下につける王蟲甲皮の胴ヨロイ袖の下につける手甲 (ちなみに原作ユパ手袋(袖)の下に同じ材料の手甲をつけている) も同じ色だと思われるムシゴヤシ食べ進んだ跡は中にトンネル状空間となって残り、「王蟲の道」と呼ばれる。 種のレベルでの超個体意識具えており、比較的高度な知性をも具えている為、思いやり慈しみ等といった精神文化有している。その慈しみは蟲攻撃した人間にも及ぶ為、憎しみ駆られその人間を殺してしまった事を悲しむ。念話テレパシー)で人間対話したり (一度だけテレパシー能力持たないアスベル話しかける場面があった) 、他種指令下して行動制御する事もできる。怒った際の攻撃性強く、群をなして暴走し人間の居住地に甚大な被害をもたらすエフタル土鬼土着の宗教には、畏敬の念籠め王蟲神聖視する思想みられる原作王蟲自然発生した生物ではなく1000年前人工的に造り出され浄化為の人工生物であり、ナウシカ墓所 (の主) の血液王蟲体液同じだった独白している。原作王蟲の群を酸の湖岸クシャナ軍宿営地誘導する為の囮 (おとり) の王蟲の仔を、ナウシカが群に帰した後、彼女が「私が知る限り12回は脱皮する王蟲の子捕らえる事は不可能。腐海の中では」と言った。後に蟲使いが腐海で手に入れた王蟲卵の殻のかけらを使い墓所技術眠らせたまま培養した仔を囮にした事が判明する原作映画共に夢の中回想場面で、幼いナウシカと腐海の外で遊んでいたが、彼女の前で大人達に捕まった幼生 (その後この幼生は彼女のいない所で殺され模様) と同様に幼生は、成虫のいない所では簡単に捕まえた殺したりできるし、テレパシー成虫を呼ぶ事もない模様映画の腐海の中でペジテ市民が囮の仔を捕まえた方法不明原作で後にナウシカは囮になった仔と腐海の中で再会その時この仔は少し大きくなっていて、セルムがこの仔に頼みナウシカとミラルパとセルムを乗せて彼女が行った事のない腐海の尽きる所の近くまで運んでもらう。この時ミラルパは死んで霊体になっており、ナウシカとセルムは幽体離脱をしている。その後3人はセルムの案内により、腐海の尽きる所及び、その先の青き清浄の地に行き、そこからミラルパは彼岸旅立った。 なお、アニメ描かれ王蟲抜け殻について、本体抜け出た形跡がどこにも見当たらないという(庵野秀明らの)意見があるが、脱皮の際に正中線沿って入る亀裂しっかりと描かれており、特に真上から描いたシーンでははっきりと見えている実際(せみ)等で、本体抜け出た後に乾燥が進む事により、内側巻き込み気味である程度元の位置まで戻る例が割とあるのを、むしろ忠実に再現して見せている。 映画における王蟲鳴き声布袋寅泰演奏するエレキギターの音が使われている。 大王ヤンマ 人の身長同程度体長の翅で、細身の体に同形同大の翅を持つ。青緑色の体に2対の翅を持ち、脚は4対で、赤い眼は頭部側面大きな1対の他、頭部側面小さなものを1対持つ個体と、茶色がかった緑色の体に4対の翅を持ち、脚は多数で、赤い眼は頭部側面大きな1対の他、頭部前面に横一列に並ぶ小さなものを5つ持つ個体がいる (体色どちらも映画版) 。クチバシ状の口器持ち口腔内には舌のようなピンク色器官がある。活動の際には、身体から軋むような音を発する。「見張り役」と呼ばれ、腐海に何らかの異常が起こった時、他の呼び集める働きを持つ。人間攻撃する王蟲等に随伴する事が多いが、自ら人間を襲う描写ほとんどないヤンマ似ているウシアブ一種赤茶色ないし紫色の丸い体に2対の翅を持ち (紫の体色映画版) 、翅を広げた幅はメーヴェ全幅の倍程。縦に開く大きな顎を持つ。赤い眼は頭部側面のやや大きな1対の他、頭部前面に横二列に並ぶ小さなものを7つ持つ。8本の脚を持つ。水辺産卵し親が卵を守る習性がある。また危機感じるとスズメバチのように顎を噛み鳴らし触角震わせて仲間呼ぼうとする。牛と同程度体長である。 映画は腐海に侵入襲われ風の谷落下したトルメキア大型船潜んでいたが、ナウシカ蟲笛使って帰した。 なお、実在するハエ目アブ科アブ属(英語版)の昆虫1種であるウシアブ学名Tabanus trigonus)とは無関係ヘビケラ 竜や蛇のように細長く上下に平たい体(背中は紫で腹は白)に2対の翅を具えた大型の翅で、全長数十mに達する。脚はなく、赤紫色頭部昆虫の大腮(おおあごのような巨大な赤紫色の鎌状の器官具え尾端にはオレンジ色の剣状の突起がある。オレンジ色の眼は頭部側面大きな1対の他、頭部前面に横一列に並ぶ小さなものを3つ持つ (体色映画版) 。飛翔速度航空機であるバカガラスより速い。群で移動する前に大量の卵を産み残す習性がある。ミノネズミ成虫ミノネズミ 地蟲一種で、ヘビケラ幼生。「鼠」というその名の「」は、頭に密生している黒い毛に由来する頭部白くて小さいが、ヘビケラ同様に鎌状の器官具えている。赤い眼は、ヘビケラ同様に頭部側面大きな1対の他、頭部前面に横一列に並ぶ小さなものを3つ持つ。焦げ茶色の体 (毛と体の色は映画版) 。脚は5対。群で行動し外敵に対して跳び掛って攻撃する映画のみの登場

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腐海

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 05:27 UTC 版)

風の谷のナウシカ (映画)」の記事における「腐海」の解説

人類によって汚染され大地浄化する為にこの星が生みだした生態系という仮説は、原作序盤語られている。しかし、原作終盤に、腐海は自然発生したものではなく旧文明科学力により創出され浄化装置一種である事が明かされる詳細漫画の腐海の項を参照原作映画共にナウシカが、人間家畜マスクなしで腐海に入ると、瘴気により5分で肺が腐り死ぬと言った原作映画共に瘴気重く原作で (恐らく映画も) 瘴気届きマスク必要なのは10リーグまでの近距離原作映画共に生きた植物に腐海植物の胞子付着する2、3日で菌糸伸び (恐らく生物死体胞子付着した時も同様) 、その植物内側か枯らしその後発芽する原作ワイド判第5巻第6巻見返しイラスト映画で、腐海植物発芽し胞子を飛ばす時と、成木がつける花と呼ばれる胞子嚢から胞子を飛ばす時に (原作映画共にナウシカが「ムシゴヤシ午後胞子飛ばしている」と言っており、腐海植物胞子を飛ばす時間決まっている事が分かる) 、瘴気を出す。上記風の谷の項の通り原作映画共に腐海植物燃えやすく熱に弱い。原作映画共に腐海の周辺に住む人や家畜作物は、わずかに届く瘴気死産及び、ジルと城オジ同様病気にかかり、死ぬ事が多い。平均寿命も短い模様 (登場人物年齢設定によると成人後早く年を取る模様) 。映画ラストシーンの腐海の底でチコ実の木の芽生え始めているのが映る事から、腐海の底が将来は「青き清浄の地 (つまり緑色を持つ草木生えた清浄な大地の事) 」になる事を示唆しているが、原作も腐海は「青き清浄の地」と関係があるが、原作の「青き清浄の地」の場所は違う。 王蟲の仔 原作映画共に王蟲の仔 (王蟲詳細漫画の腐海の項を参照) を捕まえて傷つけ飛行ガメ (飛行ポッド) から吊り下げて王蟲の群をおびき寄せる事は共通しているが、原作の囮 (おとり) の王蟲の仔は、ナウシカが「私が知る限り12回は脱皮する王蟲の子捕らえる事は不可能。腐海の中では」と言っており、腐海の中では人間捕まえる事はできない為 (原作映画共に夢の中回想場面で、幼いナウシカと腐海の外で遊んでいたが、大人達に捕まった幼生 (この幼生は彼女のいない所で殺され模様) と同様に幼生成虫のいない所では簡単に捕まえた殺したりできるし、テレパシー成虫を呼ぶ事もない模様) 、以降の展開への伏線となる。映画の腐海の中でペジテ市民が囮の仔を捕まえた方法不明原作映画の囮の仔の大きさはほぼ同じに見える。

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