閃光手榴弾
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閃光手榴弾(せんこうしゅりゅうだん)またはスタングレネード(stun grenade)、フラッシュバン(flashbang)は大音量や閃光を発する非致死性兵器。手榴弾の一種であり、屋内での近接戦闘や人質救出作戦、さらには暴動鎮圧等に用いられる。
特に屋内等の閉所に突入する際に用いられ、閃光と180デシベル以上の大音量により[1]、効果範囲内の人物に対して眩暈やショック状態を引き起こさせ、その混乱に乗じて作戦を実行する。
1960年代にイギリス陸軍特殊部隊SASのORW(作戦調査中隊/新しい機器、武器、技術等の評価および開発を担う部門)がSASの訓練用に開発したのが始まりである[2]。1970年代から対テロ作戦用としてSASのCRW Wing(対革命戦中隊/現CTW〈対テロ中隊〉)が実戦で運用して以降、世界各国の軍・警察で採用され[3][4]、ハイジャック事件、人質救出作戦等に使用された。日本では2000年の西鉄バスジャック事件の犯人制圧の際、初めて使用された。
非致死性兵器ではあるが、難聴や火傷の発生についての報告がある[5]。
脚注
- ^ “SAS - Weapons - Flash Bang | Stun Grenade”. Eliteukforces.info. 2022年12月14日閲覧。
- ^ “DISORIENTATION DEVICES FLASH-BANG/STUN GRENADES”. American Civil Liberties Union. 2025年2月11日閲覧。
- ^ “SAS - Weapons - Flash Bang | Stun Grenade”. www.eliteukforces.info. 2025年2月11日閲覧。
- ^ “SAS: The UK Army Special Air Service” (英語). Grey Dynamics. 2025年2月11日閲覧。
- ^ Hambling, David (August 6, 2009). “Military Still Trying to Replace Dangerous Stun Grenades”. Wired 2022年12月14日閲覧。.
関連項目
- SAS(特殊空挺部隊)
- M84スタングレネード - アメリカ製の閃光手榴弾
- 音響兵器
閃光弾
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「仮面ライダーカブトの登場仮面ライダー」の記事における「閃光弾」の解説
精鋭部隊シャドウが使用し、ワームの脱皮を一時的にだが阻止した。
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