特定非営利活動法人風の谷
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風の谷(英:Valley of the Wind)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 04:31 UTC 版)
「風の谷のナウシカ」の記事における「風の谷(英:Valley of the Wind)」の解説
主人公ナウシカの故郷である小国であり、辺境諸国の一つ。上記の原作の地図で、トルメキアのある半島の付け根にある山脈の近くの北東の海岸。映画は原作同様に腐海に近く、海岸にあるが方角は不明 (恐らく東) 。人口は500人程。塩の海 (風の谷から見ると腐海と逆方向) から吹き付ける風を風車で動力としながら、中世レベルの農業と採取活動により成り立っている。「海から吹く風様」と形容される潮風で腐海の胞子や瘴気から守られているが、それでもわずかに届く瘴気は人々を確実に蝕んでおり、死産及び、四肢硬化になる病気にかかり死ぬ者が多い。原作の城に風車はない為不明だが、映画は族長の住む城の大風車で地下500メルテ(作中における長さの単位、1メルテは1m程)から水をくみ上げる井戸の他、谷中に小さな風車があり深さは不明だが地下水くみ上げ (井戸) 。原作でナウシカが「地下100メルテから水をくみ上げる (井戸) 」と言うのは、谷中にある小さな風車の事だと思われる。原作・映画共にくみ上げた水を森 (この森が原作は500年水源 (貯水池) を、映画は300年貯水池を守っていたが、原作・映画共にトルメキアの船に付着した胞子が、原作はこの森の一本の木に、映画はこの森の木々に付着、映画の胞子は瘴気を出し始めていた為、原作はこの木を、映画はこの森を燃やす) の中の原作・映画共に人工の貯水池に引いて寝かせてから、農業用水や沸かして飲料水にする。原作・映画共に堰の下に貯水池がある。原作・映画共に人々は風の神を信じ、風使いという風により運ばれる瘴気や砂塵から人々を守る為、大気の流れや断層等を読み取る能力を持つ者がいて、ナウシカは風使いである。映画は不明だが、原作の風使いは風を目で見る能力がある。
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風の谷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 05:27 UTC 版)
「風の谷のナウシカ (映画)」の記事における「風の谷」の解説
原作はトルメキアとの盟約に従い、ナウシカが城オジ達と共にクシャナの部隊の南下作戦に従軍する。その後は物語にほとんど登場しない。映画はトルメキア軍によって占領され、巨神兵の卵の培養地となった為、ペジテ市の残党により王蟲の暴走の標的とされる。上記の原作の地図で腐海に近く、トルメキアのある半島の付け根の山脈の近くの北東の海岸。映画は原作同様に腐海に近く、海岸にあるが方角は不明 (恐らく東) 。原作・映画共に人口500人。酸の湖 (原作や映画資料集の表記。映画の台詞は「酸のうみ」) は、映画は風の谷と腐海の間の砂漠の中で、原作は辺境諸国と土鬼諸侯連合のほぼ中間に位置する腐海の中。原作・映画共にこの湖は強酸性の水の為、水中も岸も中州もカビ (菌類) も生えず、本来は蟲も近づかない。岸や中州は瘴気マスク (防瘴マスク) なしで呼吸できる。原作で湖岸が一時的にクシャナ軍の宿営地になった。原作は下記の結末の項の通り一匹の王蟲が湖に入って溶けるが、映画はその場面はない。原作は宿営地に向かい酸の湖上を飛ぶ飛行ガメが中州に着地した王蟲の仔により中州に墜落し、土鬼の乗組員二人は湖に投げ出されて死に、飛行ガメの中で前述の二人の足元の外からは見えない所にいる乗組員二人は、飛行ガメの墜落時の衝撃で死ぬが、映画のペジテの乗組員二人は上記のあらすじ通り死なない。原作・映画共に風の谷の近くの海は、風の谷から見ると砂漠 (腐海) と逆方向。この海は上記の原作の地図と本文は「塩の海」と表記。原作の城に風車はない為不明だが、映画は城の大風車で地下500メルテ (作中の長さの単位。1メルテは1m程。もっと長いリーグという単位もあり、1リーグは約1.8km) から水をくみ上げる井戸の他、谷中に小さな風車があり深さは不明だが地下水くみ上げ井戸。原作でナウシカが言ったのは、谷中にある小さな風車の事だと思われるが、地下100メルテから水をくみ上げる (井戸) 。原作・映画共にくみ上げた水は森 (この森が原作は500年水源 (貯水池) を、映画は300年貯水池を守っていたが、原作はトルメキアの船に付着した胞子が、この森の一本の木に付着、原作の胞子は瘴気を出す前だったが、この木を、映画は上記のあらすじ通りこの森を燃やす) の中の原作・映画共に人工の貯水池 に寝かせてから、農業用水や沸かして飲料水にする。原作はないが、映画は風の谷と腐海の間の砂漠の中に蟲よけの塔があり、人は登れず、先端の風車の回る音で蟲を近づけさせない。原作はないが、映画は風の谷の入り口に巨大な砂さけ柵があり、谷に瘴気を含む砂煙を吹き込ませない為、石の塔の間の布張りのウィングが風で回り砂を吹き上げる。映画終盤で風の谷の人々が立て籠った宇宙船の残骸は、原作も砂漠の中の辺境で塩の海に近いが、映画と違い周辺に鉱山町 (この町から見ると塩の海は腐海と逆方向) があり、腐海・風の谷・酸の湖から遠い為立て籠らない。原作・映画共に人々は風の神を信じ、風使いという風により運ばれる瘴気や砂塵から人々を守る為、大気の流れや断層等を読み取る能力を持つ者がいて、ナウシカは風使い、メーヴェは風使いの乗り物。原作はないが、映画序盤でナウシカが持つ風使いの杖があり、1m前後で一端が六角レンチでクランクやフックやハンマーにもなる。トルメキア兵に対し武器として使い、折れた (恐らくセラミック製) (映画オープニングと本編序盤とエンディング (恐らく新しい物) でこの杖がメーヴェに長銃と共に収納されている) 。映画は不明だが、原作の風使いは風を目で見る能力がある。原作・映画共に風の谷にチコの実という木の実があり、小粒だがとても栄養があり携帯食や非常食になり気つけにもなる。
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風の谷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 08:26 UTC 版)
「風の谷のナウシカの登場人物」の記事における「風の谷」の解説
主人公ナウシカの故郷である小国「風の谷」の住人と出身者。 ナウシカ(英:Nausicaä) 「:en:Nausicaä (character)」も参照 声 - 島本須美(ナウシカ) 本作の主人公。16歳。風の谷の族長ジルの末娘で、母や10人の兄姉達は腐海 (菌類の森) の毒 (瘴気 (しょうき) (毒ガス) ) による病気で亡くなっている。父には深く愛されていたが、母からは愛情を受けずに育った。谷の子供からは「姫姉様」、大人からは「姫様」と呼ばれ、原作・映画共に苗字は無く「風の谷の (ジルの子) (原) ナウシカ」と名乗っている。原作の彼女のイヤリングは、 (恐らくユパが母にくれた物) 腐海を貫くタリア川の石でできた母の形見 (映画も (原作ワイド判第6巻表紙絵等と映画は赤い) イヤリングをつけているが、母の形見かどうかは不明) 。原作は、他国の人から「魔女」、「女神」、「白い翼の使徒」、「鳥の人」等と様々な呼称で呼ばれる。 愛と優しさで子供達や人々を惹きつけ、強いリーダーシップで人々を導くカリスマ性を持つ少女。 「風使い」として大気の流れを読み、凧(メーヴェ)を自在に乗りこなす。「腐海一の剣士」と評されるユパ・ミラルダに師事した事で、自身も原作でトルメキアの精鋭装甲兵 (親衛隊) や土鬼(ドルク)の僧兵を、一騎討ちで倒す程の剣術の腕前を持ち、身体能力にも優れている。原作・映画共に飛行機の大きな残骸を持ち上げる腕力もある。トリウマのカイに乗り (原) 、キツネリスのテトを連れている。 彼女からすれば腐海の生き物も等しく愛しい存在である。密かに腐海の植物を城の地下で育て、植物が毒を出すのは腐海外の土と水の (表層の) 毒を吸っているからだという事に気付いている。原作・映画共に生き物の心を理解し、原作は超常の力として、テレパシー(念話)の能力や念動力も持ち、幽体離脱もでき、原作・映画共にイメージ映像を人に見せる能力もある。 原作・映画共に彼女は丈の長い平服 (丈の長い女服) の時に、宝石のついた帽子状の冠を被る。 原作ワイド判第2巻見返しイラスト等の出陣時、丈の短い腐海装束の上着 (原作ワイド判第1巻表紙絵は映画の丈の短い腐海装束の上着と同様に水色) の下に、王蟲 (オーム) の甲皮の胴ヨロイと、袖の下に同じ材料でできた手甲 (てこう) と、飛行帽の上に恐らく同じ材料でできた額当て (風の谷の紋章のレリーフ付き) をつける。 原作の風の谷は辺境自治国だが、トルメキアの属領で、族長はトルメキアからの出兵要請に応じて参戦する盟約を結んでいる為 (映画は違う) 、病床の父ジルに代わり風の谷の代表となり、クシャナ率いるトルメキア軍の作戦に、城オジ達と共に従軍、土鬼の戦場に向かう。僧侶の話す神聖語と呼ばれる特別な言葉を除く、挨拶程度の土鬼語は話せる。敵対する土鬼の人々とも手を取り、持ち前の行動力とまっすぐな心で多くの困難に立ち向かい、世界の秘密に迫っていく。母性的な性格で、覚醒した巨神兵 (きょしんへい) をいさめる為に「オーマ」と名付け息子とした。土鬼の聖都シュワの墓所において、墓所の主から世界再生のシナリオを知らされるが、協力を拒み、汚れた大地に生きてゆく決意を示す。その後は土鬼で暮らし、チククの成人後風の谷に戻った、あるいは森の人の元へ去ったとも伝えられる。映画は土鬼は登場しない。風の谷を攻撃したクシャナ率いるトルメキア軍の捕虜として、城オジ達と共にペジテに連れて行かれる。映画中盤の腐海の中でメーヴェで飛行中に後ろから翅蟲 (はむし) の体当たりを受け、ヘルメット (恐らく原作の飛行帽と同じ物) が取れ地面に落ち、流砂により誰も気づかない内にヘルメットは腐海の底に落ちた為、それ以後ヘルメットは被らない。中盤の腐海からの脱出後に会ったペジテの身代わりの少女の丈の長い赤い上着 (元はラステルの物。下記のラステルの項を参照) (後に王蟲の血で青く染まった) と交換した腐海装束の上着とスパッツ (手袋も) とポケット (ポシェットの事) は、エンディングで元に戻っているが、終盤の出来事によりエンディングの長ズボンと靴は新しい物の様子。腐海からの脱出後に会ったペジテ市民に取り上げられたと思われるセラミック刀とメーヴェに収納していた武器も、エンディングで元に戻っている。エンディングで谷とペジテの子供達にエンジンのないメーヴェに似た (布と木と思われる) 凧の乗り方を教えている。その後旅立つユパとアスベルをメーヴェに乗り見送った。映画序盤でユパが谷に入った時はミトと共に谷の小さな風車の1枚の羽根を直していた。原作でミトと共にガンシップで腐海上空を飛行中に遭遇したラステルの乗ったペジテのブリッグ (大型貨物飛行艇) の墜落後、墜落地近くにラステルの墓 (恐らく他の人のも) を作るが、後にその墓はラステルの持つ巨神兵の秘石を探す為クシャナ軍の蟲使いがあばき、谷に来た前述の蟲使いがラステルの冠 (下記のラステルの項を参照) を持っているのを見てその事を知って怒り、親衛隊と戦う事になった。映画もラステルが乗せられていたトルメキアの大型船 (超大型輸送機) の炎上後、谷の大人達と共にラステル達の墓 (トルメキア兵のも) を、 (谷の隅の) 谷の入り口が見下ろせる丘の上の林の中の墓地に作る。原作で土鬼のシュワの庭園の中に入り、庭園の主の精神操作により死んだ母以外の外の世界の記憶を失くすが、彼女と共に庭園の中に入ったトルメキアの皇子達の楽器演奏を聴いている内に記憶を取り戻し庭園を一人で出ようとするが、中にいる動物達と主に邪魔された後主から冷酷な言葉を投げかけられ、心が折れかけた時テレパシーでセルムを呼び、幽体離脱をしたセルムの支えで立ち直った後主との会話で世界の真実を知り、主に名前を告げ庭園を出て行く。原作の腐海の底で、メーヴェで飛行中に翅蟲達に襲われ腐海装束の上着が破れ、片方の二の腕が傷つき気絶し着地後、腐海の底で会ったアスベルが、包帯代わりに細長く裂いた彼の (上着の) シャツ (の裾) を下着の袖の上から腕に巻いた。後に会った土鬼の老婆の死んだ娘の青くない丈の長い上着をもらい、包帯代わりのシャツの上に着る。その上着が王蟲の血で青く染まり、傷が治り、その青い上着を丈の短い腐海装束に仕立て直し、包帯代わりのシャツを上着の袖の上から腕に巻いた。上着を仕立て直した余り布で飛行帽も作った。原作でクシャナ軍と共に土鬼での戦闘時、自分を銃撃した (銃弾は額当てに当たった為無傷だったが、気絶しそうになった) 土鬼の少年兵を見て、アスベルに似ていると思った。 作中では強調されていないが胸が大きいという設定である。監督の宮崎駿はロマンアルバム『風の谷のナウシカ』のインタビュー内で「城オジやお婆さんたちなど、死んでいく人をその胸の上で抱きとめてあげるために大きい」と語っている。 『ルパン三世』のテレビアニメ第2シリーズ第155話(最終話)には、ナウシカに酷似しているキャラクター「小山田真希」が登場している。声優も同じ。 ジル(英:Jihl、King Jihl) 声 - 辻村真人 風の谷の族長でナウシカの父。50歳。谷の人は彼を「ジル様」と呼ぶ。妻とナウシカ以外の10人の子に先立たれている。原作・映画共に、かつては風使いとして名を馳せたが、現在は腐海の毒に侵され病にかかり、床に伏せている。原作でナウシカが男だったら良かったと言っていた。原作はナウシカに谷の行く末を託して病死するが、映画は谷に侵攻したトルメキアのコマンドによって銃殺される。 原作・映画共に宝石が1個ついた飛行帽状の冠を被る。 ユパ・ミラルダ(英:Yupa) 声 - 納谷悟朗 ジルの旧友でナウシカの師。45歳。腐海一と称される剣豪ながら争いや殺生を好まない人格者で、風の谷ではジルやナウシカと並ぶ尊敬を受ける等人望も厚い。腐海の謎を解く為、トリウマのカイとクイを連れて旅を続けており、各国の文化や歴史、自然科学、神聖語を除く土鬼語の深い知識もある教養人。映画の大ババの台詞によると、彼が旅をしている理由はもう一つあり、定めにより風の谷の伝説の「青き衣の者」を探す為だという。 原作・映画共に風の谷に久々に帰還する途中 (原作・映画共にナウシカの発言によると一年半ぶり) 、翅蟲にさらわれたキツネリスを人間の子供と見間違え救助の為に発砲、それに怒った王蟲に追われていた所をナウシカに助け出された。原作でナウシカがクシャナと共に土鬼へ出陣すると彼女を追って旅立ち、アスベルらと行動を共にし、土鬼に行った。原作で彼は若い頃、一度だけ腐海の底に迷い込み、その地の無毒の砂を持ち帰り、ナウシカの出陣後にジルに見せた (彼からこの砂を前に見せてもらったとナウシカが言った) 。映画のエンディングで、今まで行った事がなかった腐海の底に、アスベルと共に向かった。原作で手袋 (上着の袖とも言える) の下に王蟲の甲皮でできた手甲をつけている。原作で彼は硬貨を持たず、硬貨の代わりにタリア川の石を使う。 漫画は、大海嘯 (だいかいしょう) (過去に起きたものは下記の大ババの項を参照) の後トルメキアと土鬼の生き残り同士の争いを止める為に仲介に入り、トルメキアへの復讐に燃える土鬼の女性が放った手投げ弾で左腕を失う。直後に土鬼の戦士の刃からクシャナを庇って壮絶な最期を遂げ、命を持って両者和解のきっかけを作る。チククの発言によると、離れた所にいるナウシカが超常の力で彼の死を知り、チククにテレパシーで土鬼で埋葬して欲しいと伝えたという。 城オジ(しろおじ) 原作・映画共に、腐海の毒に侵され病気にかかった事による四肢硬化で農作業ができなくなり、城で働いている、年配の男性達。ミトを除いてゴル以下の4人は見た目も言動もくたびれた爺さんのそれ。ミト以外の城オジは原作には固有名称がない。ちなみに、原作は「城ババ」と呼ばれる固有名称のない年配の女性達もいて (恐らく城オジ同様に腐海の毒による病気で農作業ができなくなっていると思われる) 、城で家事をしたり、薬草で (赤子用の) 薬 (ユパから薬草を渡される) を作ったり、出陣前のナウシカの髪を切ったり、王蟲の甲皮の小札 (こざね) に一枚ずつ敵の弾から守るまじないをかけて胴ヨロイを作り、手甲と共にナウシカに着せたりした。 ミト(英:Mito)声 - 永井一郎(ミト) 右眼に眼帯をした厳つい風貌の男。40歳。城オジのリーダー格で、ナウシカの忠臣。漫画はジルの遺言でユパとナウシカを探して土鬼へ行き、聖都シュワに向かうナウシカを追った。神聖語を除く片言の土鬼語を話せるものの上手くは無く、ムズと思われる男性からは「毛長牛が唸っているのかと思った」と言われている。映画は状況に応じてナウシカやユパと行動を共にし、主に風の谷のガンシップ (小型戦闘機) の砲手や操縦を担当した。漫画は残された寿命の長くない事を示唆する場面があるが、映画はミトではなくゴルがそのような境遇に立たされている。 ゴル(映|英:Goru、Gol)声 - 宮内幸平(ゴル) 漫画でギックリ、ニガ、ムズ、ミトと共に、ナウシカの初陣に同行していると思われる。上述の通り漫画と違って映画は寿命が残り少ない。映画は人質として彼と、ギックリ、ニガ、ムズ、ミトの5人が同行する。トルメキア軍の混乱に乗じて風の谷へ帰還した5人は、ミトとムズを除く3人でトルメキア軍の自走砲 (戦車) を奪い反乱を起こす。映画は城の大風車が1つずつ付いた2つの巨塔の手前に中庭を挟んで風見の小塔 (頂上にナウシカのメーヴェが設置されメーヴェの発射装置もある) があり、一度だけこの塔からナウシカが、メーヴェで飛び立つ時「ゴル (メーヴェを) 上げて」と言って、彼に発射装置を操作させている。この塔で彼は、風の向きや風力を見る風見 (彼は風使いではないので (恐らく後述の風見の男性も) 、原作のナウシカや下記のテパのように、風を線の状態で目で見る事はできない様子) の仕事をしている。城の見張りもしていると思われる。原作の風の谷の城の塔の側面にも風見の小塔があり、頂上にエンジンのないメーヴェに似た、ワイヤー付きの凧の発射装置がある。原作のメーヴェは発射装置を使わない。原作の風見の塔にも風見の男性がいて見張りもしている。一度だけ腐海から帰って来たナウシカが、この塔のそばを城に向かって走りながら彼に「風見のじい、見張りを固めて」と言った。テパが前述の凧で飛び立つ時、前述の発射装置を操作している様子。下記のテパの項にある土鬼の飛行船の墜落後、風見の男性と思われる男性が、土鬼のナレ族の僧正に神聖語ではない土鬼語で話しかけた (ちなみに僧正は片言のエフタル語で返事をした) 。 ギックリ(映|英:Gikkuri)声 - 八奈見乗児(ギックリ) 漫画でゴル、ニガ、ムズ、ミトと共に、ナウシカの初陣に同行していると思われる。城オジの中で一番長身。映画は腰痛持ち。 ニガ(英:Niga)声 - 矢田稔(ニガ) 漫画でゴル、ギックリ、ムズ、ミトと共に、ナウシカの初陣に同行していると思われる。土鬼へ行った時にはニガと思われる男性がミトに同行した。映画でバージ (小型貨物グライダー) の操縦をした。自走砲も操縦した。 ムズ(英:Muzu)声 - 無し 漫画でゴル、ギックリ、ニガ、ミトと共に、ナウシカの初陣に同行していると思われる。ジルの遺言でユパの捜索をしていた時はムズと思われる男性がミトに同行した。映画で谷の人を酸の湖の近くの廃船に誘導したが、その後は姿が見えなくなる。 大ババ(おおばば、英:Oh-Baba、Gram) 声 - 京田尚子(大ババ) 100歳を超える辺境一の年寄り。固有名称がない。映画は盲目だが歩いて谷の近くの廃船まで行く場面がある。原作は目が見えるがほとんど立ち上がる場面が無い。原作の過去に起きた「大海嘯」 (映画の過去に起きたものは王蟲の群れが大きな波となって押し寄せてきたと表現した) や映画の「青き衣の者」の伝承を語る。村一番の知恵者であり、村民から敬愛を受けている。映画ではトルメキア兵やクシャナの前でも毅然とした態度を取り、腐海を焼く事の愚かさを警鐘する等剛毅さを持ち合わせている。ジル・ナウシカ・ユパを呼び捨てで呼べる程立場の高い人物。映画はジルの部屋で薬草から薬を作っている。映画は王蟲の心を感じ取る事ができる。 トエト 声 - 吉田理保子(トエト) 映画は母親になったばかりの若い女性で、ユパに自分の子供の名付け親になってくれるよう頼む。映画の「風の谷」に住む一般人の中では劇中で唯一、名前が登場する人物である。原作は、彼女とネカリ (原作のみ) は、成人したばかりの未婚の女性で、前述の二人にユパが、花嫁衣裳の飾りにする為に、タリア川の石をくれて、二人はお礼を言った。 テパ(原) ナウシカの次の風使いとなるナウシカより年下の少女。ナウシカを慕っている。幼い頃に、ナウシカとメーヴェの二人乗りをしながら、風を目で見る方法を教わった。 命の危機にも動じない豪胆な面を持ち (一人の男性が「豪胆な子だ」と言い、そばにいた別の男性が「まるで姫様のようだ」と言った) 村民からも大切にされる一方、彼女の成長はナウシカが谷に戻らない予兆と村民を不安がらせる事になった。ナウシカが出陣しジルの死亡後、嵐 (風が砂漠、つまり腐海や土鬼のある方向から吹いていて、谷の人は陸風 (おかかぜ) と呼んだ) の夜、彼女は風に乗り飛んでくる翅蟲を見張る為、発射装置にワイヤーで繋がれエンジンのないメーヴェに似た、布と木の凧で飛行中、外国の飛行船が蟲に襲われ、風の谷近辺の砂漠に墜落したのを発見直後、凧に蟲が接触し、片方の翼がちぎれ畑に墜落しかけ、恐怖で目を閉じた時に上記のメーヴェの二人乗りを回想し、目を開けた時に初めて風を目で見た。外で小さな風車に上り作業をしながら男性達が、彼女を見守っていて、彼女が畑の上で凧を立て直し着陸したのを見て、彼女が風を目で見た事に気づき、その後一人の男性が「テパが初めて風を見た」と言い、そばにいた別の男性が「まるで姫様の再来のようだ」と言った。墜落したのは土鬼から避難してきたナレ族の船で、その後彼らは谷に移住した。彼女が大ババを含む大人達に外国の船の墜落の事を報告した時、大ババが「土鬼の船ではないかと思う」と言った。その後一人の男性が彼女に「メーヴェに乗る日も近い」と言い、そばにいた別の男性が彼女に「ジル様の (メーヴェの) エンジンでいい凧 (メーヴェ) を作ってあげるからな」と言った。 テト(英:Teto) 声 - 吉田理保子(テト) 小獣キツネリスの一個体。原作・映画共にナウシカにだけなついており、常に行動を共にしている。 「風の谷のナウシカ#動物」も参照
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