墜落後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 12:15 UTC 版)
「ユナイテッド航空93便テロ事件」の記事における「墜落後」の解説
93便は墜落によって激しく破壊された。残骸の多くが地面との衝突で生じたクレーターの近くで発見された。捜査員らは墜落地点から8マイル(13 km)ほど離れたニューボルチモアでも散らばった紙やナイロンなどの非常に軽い破片を発見した。これ以外にも飛行機の小さな破片が1.5マイル (2.4 km)離れたインディアンレイクからも発見された。遺体はすべて墜落地点の周囲70エーカー(28ヘクタール)の範囲内で発見された。サマセット郡の検視官であるウォーリー・ミラーは遺体の捜査と特定に参加することになった。残骸の調査でミラーが判別できた遺体は背骨の一部のみであった 。ミラーはその後、約600ポンド (272 kg) にも及ぶ1500個余りの遺体の一部を発見し身元を特定した。残りの部分は墜落によって焼損していた。捜査官らは9月22日までに4人の犠牲者の身元を、9月24日までに11人の身元を特定した。9月29日までに別の1人の身元を特定した。10月27日までに34人の搭乗者の身元が特定された。搭乗者全員の身元は12月21日までに特定された。遺体はかなり断片的であったためどの被害者も衝突以前に死亡したかどうかすら判別することは不可能であった。死亡診断書には犠牲者40人の死因は殺人と記載され、ハイジャック犯4人の死因は自殺と記載された。犠牲者の遺体と所持品は遺族に返還された。ハイジャック犯の遺体は消去法で特定され、連邦捜査局(FBI)に証拠として引き渡された。
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