衝突以前とは? わかりやすく解説

衝突以前

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 10:05 UTC 版)

チャムドの戦い」の記事における「衝突以前」の解説

1950年3月7日チベット政府代表団新しく成立した中華人民共和国対話行い中国側チベットの特に「領域保全」を尊重し、安全を保障するためにカリンポン訪れた対話開始チベットインド英国中国代表団の間で開催場所についての議論によって遅れたチベットシンガポール香港での開催支持しており、英国インドでの開催支持インド中国北京支持しており、また、インド英国対話を好まなかった。チベット代表団最終的に1950年9月16日デリー中国側大使の袁仲賢(英語版)と会った。袁は「チベット中国一部とみなす」「中国チベット国防担当する」「中国チベット貿易外交担当する三点提案伝え受け入れれば平和的な解放」になり、さもなくば戦争であるとした。チベット法王パトロンとしての中藏関維持考えており、9月19日に代表長のツェポン(蔵相)ワンチュク・デデン・シャカッパ(英語版)は協力推進し実施幾つかの条件をつけた。特に中国軍チベット駐留は、当時チベットには周辺国家に脅威がなく、もしインドネパールから攻撃されれば中国軍事的支援求めることができたため必要ないとされており、これは大きな議論となったラサ議論が行われている間、10月7日中国兵は東チベットへ侵攻し、5地点から「事実上」の国境超えた目的チベット侵攻自体ではなくチベット軍をチャムド包囲殲滅し、ラサ政府思惑をくじき、その圧力下で北京交渉者を送らせて平和的にチベット編入を行う条約署名させることであった10月21日ラサ共産党政府との協議のために北京駐在していた代表団直ちに去るように指示しダライ・ラマ身柄保障されるであれば、他の2項を除く最初要求には合意するとした。 後にマハーカーラ神の前で占い、これらの3点受け入れられず、チベット外国の手落ちるだろうと告げられたため最初要求への合意取り消された。

※この「衝突以前」の解説は、「チャムドの戦い」の解説の一部です。
「衝突以前」を含む「チャムドの戦い」の記事については、「チャムドの戦い」の概要を参照ください。

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