腐植とは? わかりやすく解説

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ふ‐しょく【腐植】

読み方:ふしょく

土壌中で動植物不完全に分解してできる黒褐色有機質


腐植土

(腐植 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/07 08:21 UTC 版)

腐植土(ふしょくど、: humic/humus soil[1])とは、腐植を豊かに含む、黒く軽鬆な土壌のことである。


  1. ^ 地盤工学表記法委員会”. 地盤工学会. 2016年10月31日閲覧。
  2. ^ 堆肥の色や形状、臭いなどから腐熟度を判断する方法”. 畜産環境整備機構. 2016年11月6日閲覧。
  3. ^ 畜産環境関連Q&A”. 畜産環境整備機構. 2016年11月6日閲覧。
  4. ^ 北海道立総合研究機構農業研究本部 & 2012-08, p. 20.
  5. ^ 日本土壌肥料学会 & 2015-08, p. 61.
  6. ^ 大辞典. 22. 平凡社. (1934-1936). p. 228. NDLJP:1873556/120 
  7. ^ 土壌情報閲覧システム”. 農業環境技術研究所. 2016年10月31日閲覧。
  8. ^ “Histosols”. Lecture Notes on the Major Soils of the World. Food and Agriculture Organization of the United Nations. (2001). ISBN 925-104637-9. http://www.fao.org/docrep/003/y1899e/y1899e04.htm 2016年10月31日閲覧。 
  9. ^ a b 金子美登『有機・無農薬でできる野菜づくり大事典』成美堂出版、2012年4月1日、228頁。ISBN 978-4-415-30998-9 
  10. ^ 剪定枝葉のリサイクル: 堆肥化・マルチングの手引き』国土交通省近畿技術事務所 監修(第2版)、近畿建設協会、2001年5月https://www.kkr.mlit.go.jp/kingi/kensetsu/bcu0ke0000000ahr-att/sentei.pdf2024年1月28日閲覧 
  11. ^ a b 深町加津枝、柳幸広登、堀靖人「腐葉土の生産・流通構造と里山利用: 栃木県を事例として」『日本林学会誌』第77巻第6号、日本森林学会、1995年、553-562頁、doi:10.11519/jjfs1953.77.6_553 
  12. ^ 「腐葉土セシウム汚染なぜ…」朝日新聞2011年7月30日付夕刊、14面、3版
  13. ^ レジオネラ症 Q&A”. 厚生労働省. 2021年10月26日閲覧。
  14. ^ レジオネラ症 2008.1〜2012.12」『IASR』第34巻第6号、国立感染症研究所、2013年、155-157頁。 


「腐植土」の続きの解説一覧

腐植

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 04:50 UTC 版)

腐植土」の記事における「腐植」の解説

腐植(ふしょく、英: humus)とは、土壌微生物活動により動植物遺体分解変質した物質総称である。広義には単に土壌有機物としてのそれを指し狭義には腐植化作用呼ばれる分解重合繰り返し経て生成された、暗褐色コロイド状の無定形高分子化合物群(腐植物質)を指す。 腐植のおおまかな構成下記のようになっている広義の腐植(土壌有機物部分)非腐植物質(英: non-humic substances腐植化されていない糖やタンパク質など) 腐植物質(英: humic substances腐植化された高分子化合物群、狭義の腐植)フミン酸(「腐植酸」、pH2以下で非水溶性の画分、暗褐色呈するフルボ酸すべてのpH域で水溶性の画分、黄褐色呈する) ヒューミン(英語版)(非水溶性の画分、黒色呈する自然環境において腐植は、単に生き物栄養源となる以外にも様々に重要な働き持ち土壌保水性や団粒化を促進したり、土壌陽イオン交換容量pH緩衝能を増加させたり、リン酸土壌固定抑制したり、植物の生理活性物質として振る舞ったり、河川・海洋フルボ酸錯体)を移動させたり、土壌ポドゾル化作用に関わったりしている。 土壌における腐植の量は、土質や、腐植の分解供給速度降雨による流出土壌動物による耕耘撹拌など、様々な要因関わり時に相互に影響する。腐植の多い土壌黒ずみ土色は腐植含有量主観的な判別目安にされる。また人工的な堆肥腐熟によっても腐植物質生成し堆肥黒ずませる。ただし通気不良による硫化鉄生成でも堆肥黒ずむため、堆肥の色による腐熟度の判別難しい。

※この「腐植」の解説は、「腐植土」の解説の一部です。
「腐植」を含む「腐植土」の記事については、「腐植土」の概要を参照ください。

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腐植

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 05:34 UTC 版)

名詞

ふしょく

  1. 有機物が土の中で微生物作用により不完全分解されてできた暗褐色物質

発音(?)

ふ↗しょく

関連語


「腐植」の例文・使い方・用例・文例

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