国鉄D51形蒸気機関車とは?

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国鉄D51形蒸気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 06:34 UTC 版)

D51形蒸気機関車(D51がたじょうききかんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省が設計、製造した、単式2気筒で過熱式テンダー式蒸気機関車である。




注釈

  1. ^ 一時的に籍を置いた1162 - 1166号機(→台湾鉄路管理局DT678 - 682)を含めると1,120両になるが、この5両については通常はカウントの対象外とされる。
  2. ^ ただし、彼が設計を担当した初期車は特に深刻な問題点が多々あり、以後の増備時に他の設計者によって大きく設計が変更されている。これらから判断する限り、本人の項目で述べられているように客観的に見ると評価の分かれる機関車である。
  3. ^ 本形式以降の新形式蒸機のうち、B20D60はスポーク動輪を使用しているが、このうち後者はD50の改造形式である。
  4. ^ また山岳路線の多い中部地方の機関区所属車を中心に、撒砂管を3本とも前進用に並べ替えたものが多々ある(本来は最後尾の1本は逆行用で第3動輪の直後に付いていたが、これを第4動輪の前に向け直した)。
  5. ^ ただし日立製の12両は普通型ドームで製作されている。
  6. ^ 量産型(標準型)・準戦時型共々200両超のボイラー交換車が存在し、この結果準戦時型・戦時型由来であっても1098号機のように好調機として重用された車両がある。
  7. ^ 自動給炭機を取り付けた2両が該当する。
  8. ^ 石炭12 t 、水20 m 3であるがD51が従来用いていた8-20B形の炭庫を増量したものではなく、C57が用いていた12-17D形炭水車の前後長・水槽容積を増加させた新設計のもので、炭水車単体の運転整備重量も52.10 t に大型化されている。[15]
  9. ^ これらは常磐線電化後は分散配置となっている。
  10. ^ 吹田操車場で使用された車両では、入換時の見通しを改善する目的から除煙板を撤去した。当時使用されていた51号機は保存の際に除煙板を復元。
  11. ^ 殊に初期生産車は動軸の軸ばね機構が揺動特性の点で有利な下ばね式となっており、良好な乗り心地で乗務員からは好評を博した。
  12. ^ 本来本形式を置き換えるために開発されたはずのDD51形ディーゼル機関車が本形式が単機でまかなえていた貨物列車を置き換える際に重連での牽引を要するという例が、無煙化後、全国で多く見られた。これは、マスコンノッチ刻みの制御では重量級列車の牽き出しで多用されていた圧縮牽き出しの実施が困難であり、貨車の軸受が平軸受で牽き出し抵抗の大きかった時代には、たとえ動輪周牽引力が同等でもDD51形のほうが牽き出しに限れば不利だったためである。
  13. ^ この際、所要時間は牽引機が変更されるたびに短縮されており、牽き出しを除けばD51形よりもC62形、C62形よりもDD51形のほうが安定して強力だった。

出典

  1. ^ [蒸気機関車D51大辞典 P12]
  2. ^ JR東日本公式サイト車両図鑑 D51498
  3. ^ 梅小路蒸気機関車館公式サイト 蒸気機関車群D51200号機/1号機
  4. ^ 「第18章 日本の代表的SL D51」『日本の鉄道史セミナー』 (p.143)
  5. ^ 臼井茂信「機関車の系譜図 4」1972年 交友社刊 pp.581
  6. ^ a b 『鉄道ピクトリアル』No.633 p.102
  7. ^ 鉄道技術発達史 第4篇P335
  8. ^ 高木宏之「改稿 国鉄蒸機発達史」、『RailMagazine 2008年9月号』 ネコ・パブリッシング
  9. ^ 【SL乗務員OBトーク #1】弁当が腐らない蒸機、闇添、ゴサンと生きる
  10. ^ 蒸気機関車のすべて p.193
  11. ^ 続・滋賀の技術小史
  12. ^ 杉山淳一の時事日想 鉄道のトンネルは、安全なのか
  13. ^ a b 現役技術者「SLは生き物」
  14. ^ 集39号 海南島鉄道関係調書提出の件」 アジア歴史資料センター Ref.C08010749200 
  15. ^ 日本蒸気機関車史p.31
  16. ^ 渡辺肇「D51形式の分類と形状」 『SL No.2 1969』 交友社 1969年 pp.84 - 105
  17. ^ 「栄光の日本の蒸気機関車」
  18. ^ 『Rail Magazine 2008年12月号』 ネコ・パブリッシング p.59
  19. ^ 日本の蒸気機関車のすべて 交通博物館監修 p.69
  20. ^ 『国鉄・JR悲運の車両たち』p.28
  21. ^ 栄光の日本の蒸気機関車p.196
  22. ^ 「栄光の日本の蒸気機関車」
  23. ^ a b D51形200号機/1号機(梅小路蒸気機関車館)
    D51形蒸気機関車(交通科学博物館)
  24. ^ 「栄光の日本の蒸気機関車」
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  26. ^ 「なつかしの蒸気機関車 : 鉄路の抒情」P.57
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  31. ^ SLホテル終着 小岩井農場 開業32年、閉鎖へ - 河北新報、2009年2月26日(インターネット・アーカイブ)
  32. ^ 大森山公園”. 秋田市 2020年5月7日更新. 2020年11月29日閲覧。
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  43. ^ “直江津駅でSLに乗れます トキ鉄、11月にも導入 圧縮空気で走行”. 新潟日報. (2020年9月26日). オリジナルの2020年10月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201004104936/https://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20200926570426.html 2020年11月14日閲覧。 
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  50. ^ a b 交友社鉄道ファン』1996年10月号 通巻426号 p.102 - 103
  51. ^ 交友社鉄道ファン』1996年8月号 通巻424号 p.120
  52. ^ 「今年50歳を迎えたデコイチ」『鉄道ファン』、交友社、1986年12月。 若林泰之「木曽のデコイチ」『鉄道ファン 臨時増刊号』、交友社、1969年12月。
  53. ^ 『鉄道ピクトリアル』2008年6月号 (No.804) 「特集・SLブーム」 p.40
  54. ^ 『鉄道ジャーナル』1973年11月号「こちらジャーナル編集室」 p.112
  55. ^ 鉄道教育研究会 編『絵とき鉄道科学』交友社、1946年、82頁国立国会図書館デジタルコレクション
  56. ^ 内田百閒「区間阿房列車」 『第一阿房列車』福武文庫 1991年 47頁 この文章が1951年2月から4月に書かれていることは、同書271頁参照。


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