国鉄HD53形蒸気機関車とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 国鉄HD53形蒸気機関車の意味・解説 

国鉄HD53形蒸気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/27 07:41 UTC 版)

国鉄HD53形蒸気機関車(こくてつHD53がたじょうききかんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省が、昭和時代戦中に展開した弾丸列車計画の一環として旅客用に考案した蒸気機関車[1]。完成すれば世界最大級の蒸気機関車になったが、太平洋戦争の激化により計画が中断され、設計段階に留まり製造されることはなかった。


注釈

  1. ^ 鉄道研究家の斎藤晃は、アメリカ合衆国のユニオン・パシフィック鉄道800形蒸気機関車と構造比較を行い、世界でも前例のない巨大な動輪と流線形のカバーが足かせとなってドイツ国鉄05形蒸気機関車と同じ煙管長が7メートルの細長いボイラーとなり、更に燃焼室を延伸したとしても長距離運転に適した4-8-4の特徴を否定する結果になっただろうと結論を出している。高木宏之も、この機関車ができていれば、関係者は詰め腹を切らされていただろうと断言している。

出典

  1. ^ a b HITNET(ヒットネット)産業技術史資料共通データベース、2020年3月1日閲覧。
  2. ^ 日本蒸気機関車形式図集成 臼井茂信著


「国鉄HD53形蒸気機関車」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  国鉄HD53形蒸気機関車のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「国鉄HD53形蒸気機関車」の関連用語

国鉄HD53形蒸気機関車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



国鉄HD53形蒸気機関車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの国鉄HD53形蒸気機関車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS