国鉄C52形蒸気機関車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/27 08:22 UTC 版)
C52形蒸気機関車(C52がたじょうききかんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省が輸入した旅客用テンダー式蒸気機関車である。
注釈
- ^ これは同じくサンプル目的で1911年に発注・輸入された8700形・8800形・8850形、それに8900形の各形式でも同様であった。
- ^ バイパス弁はピストンの前後を短絡して抵抗を減らすものである。
アメリカ型蒸気機関車が適する北米・中国・ロシア等では冬場-30 - -40 ℃が前提で、こうした極低温下でのバイパス弁の使用はシリンダー内を冷やし蒸気を凝結させ不具合を起こす。
不具合回避のためアメリカ等では惰行状態でもバイパス弁は用いず、加温の為出力を出さぬ程度に蒸気を流す。
そのためバイパス弁の必要がなく、そもそも設置しない。 - ^ C52 1、3、6号機が12-17形、C52 2、4号機が17立方米形に交換され、C52 5号機は20立方米形のまま残された。
- ^ オリジナルのキャップは、銅製であったとされる[4]。
- ^ 1は一時期広島機関区に配置され、同区のC51形と共通運用で山陽本線の旅客列車を牽引した時期があった。
出典
- ^ 今村潔「国鉄蒸気機関車素描VII 8200/C52」交友社『鉄道ファン』1964年2月号 No.32 p.15
- ^ 庄田秀「山陽西部のC52・C53」プレス・アイゼンバーン『C52・C53』pp.308 - 310
- ^ 荒井文治「C52はこんな機関車だった」電気車研究会『鉄道ピクトリアル』1958年7月号 No.84 pp.14 - 17、成田松次郎「プロの見たC52形機関車」同左 pp.18 - 19
- ^ 高田隆雄「8200形の追憶」『鉄道ファン』1964年2月号 p.7
- ^ 前里孝「C52の形態雑考」プレス・アイゼンバーン『C52・C53』pp.346 - 347
- ^ 庄田秀「山陽西部のC52・C53」プレス・アイゼンバーン『C52・C53』pp.308 - 309
- ^ 高橋正雄「瀬野機関区物語」交友社『鉄道ファン』1963年7月号 No.23 pp.16 - 19
- ^ 今村潔「国鉄蒸気機関車素描VII 8200/C52」交友社『鉄道ファン』1964年2月号 No.32 p.15
- ^ 藤井浩三「C52・C53の思い出」プレス・アイゼンバーン『C52・C53』pp.302 - 303
- ^ 三宅俊彦「一枚の運用表から 山口線管理所D60」ネコ・パブリッシング『国鉄時代』2007年11月号 No.11 pp.121 - 123
- 1 国鉄C52形蒸気機関車とは
- 2 国鉄C52形蒸気機関車の概要
- 3 経歴
- 4 脚注
固有名詞の分類
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