常連客など
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平政(ヒラマサ) 柳葉家とは長い付き合いである「柳寿司」一番の常連客。基本的には一人で来店するが、時々夫婦そろって来店することがある。家族は妻と息子の一夫、娘の明子がいる。時には厳しくまた優しくアドバイスをし、旬の成長を見守っている。旬は彼を「じっちゃん」と呼び、祖父のように慕っている。銀座の靴店【タイラ靴店】の先代で、他の常連客もご隠居と呼ぶなど近所ではかなりの顔とされている。釣りが趣味。ヒラマサはあだ名で、姓は平(たいら)らしいが本名はめったに出てこない。『寿司魂』にも登場しているが(物語開始時36歳)、白髪や皺が少ない以外は容姿はさほど変わらない。鱒之介には、鮃蔵のように死ぬ直前までツケ場に立っていてほしいと思っている。また、「柳寿司」に四代目が生まれ、鱒之介(二代目)と旬(三代目)と共に、ツケ場に立つ姿を見るまでは何があっても絶対に死なないと鱒之介に誓った。小学校卒業と同時に革靴問屋に丁稚奉公に入った。旬と藍子の結婚式では仲人を務めた。また、旬と藍子が子宝に恵まれるようにと、カツブシ入りの小柴産のシャコで願かけもした。旬と藍子の子供であるみどりの名付け親。『李謐と孔藩』の故事に因んで勤勉さと謙虚さを身に付けてほしいと願い命名した。一時期、心臓発作を起こし意識不明の重体になったが、旬が毎日握ったヒラマサの寿司を食べる夢を見て意識を取り戻した。 圭斗(けいと) 旬の銀座北高等学校の同級生であり親友。月島西仲通商店街にある【もんじゃハウスMIYAKO】でもんじゃ職人として働いている。旬と藍子の結婚式の時には大吾や謙介と一緒に披露宴のサプライズを企画したり、司会も務めた。また、幼少のころに病気で入院した際に、旬に寿司ネタで何を食べたいかと聞かれた際にイクラの軍艦巻きと答えた。それ以来、「柳寿司」では旬の天然ものを扱う中で唯一イクラだけは一年中冷凍物を使っている。一時期、内装を今風にしたり新メニューを考えたりして客を呼ぼうと考えたが、どれも上手くいかず、自暴自棄になっていた。しかし、「手間暇をかけて食材の旨味を引き出す」ことを念頭に置いて仕事をしている旬に対し、「旨味調味料を使った方が効率的」という考え方を持ち、互いの意地をかけて玉子焼き勝負をするが、その結果、手間暇をかけることの大切さを痛感する。彼女がいないことを悩んでいたが、旬と海に行った際に出会った夏子を助けたことがきっかけで交際するようになる。だが後年、いつの間にか別れており、様々な事情から男性不信になった、銀座のキャバクラ嬢の奈央に惚れ込み、いつか心を開いてくれることを信じて追いかけている。 頭(かしら) 本名は不明。鉄骨鳶一番組の頭。モヒカン。鯛(「てえ」と呼ぶ)と河豚が大好物。旬の結婚式の時には、お練りをした。江戸っ子気質の豪快な性格。いつも一番の文字が入った半纏を着ている。『寿司魂』にも登場しているが、その時は父親が頭を務める鉄骨鳶一番組の若頭だった。東京タワーと霞が関ビルの建設に携わっている。また、ヒラマサ同様、容姿の変化はほとんどない。 宇佐美の旦那(うさみのだんな) 工芸和菓子【宇佐美】の親方。余計なものを省くことでより本質的な美しさを引き出せる“引き算”こそが和菓子の美学だという信念を持っている。快気祝いに「柳寿司」を訪れた際に、石本のお茶の淹れ方に感服し、彼を「宇佐美」に引き取った。弟子に対しては厳しいが、反面、素直に耳を傾ける優しさもある。 宮森徹(みやもり とおる) 心臓外科医の世界的権威。ペンキ屋だった父の後を継ぐのが嫌で、誰からも尊敬され、かつ、お金も手に入れられるという理由で医者になった。しかし、数年ぶりに再会した父に、自分がいかに鼻持ちならない存在であったかを諭された。「柳寿司」には、母のために京ちらしを作ってもらおうと来店したのがきっかけで常連客となった。医療器具が入ったカバンを持ち歩いており、「すし華」の兄弟子たちにリンチを受けた太一や負傷した旬を治療したり、ヒラマサの指を治療した。また、藍子の伯母・高城の心臓の病気を完治させたりしている。また、旬と藍子の結婚披露宴にも出席した。T大の教授となり、他方、白根を弟子にしている模様。2メートル近くの大男。 金子(かねこ) 【AZUMA製作所株式会社】勤務。常連客のサラリーマン。「「柳寿司」の寿司はいわゆる一流店にも負けない」と信頼しており、接待などにもしばしば利用する。 新井雅彦(あらい まさひこ) / 新井良雄 【AZUMA製作所株式会社】勤務。金子の後輩。典型的な体育会系でお調子者の傾向があり、それでミスをしてしまい金子がフォローすることも多い。一時期北海道の支社に転勤していたが東京本社に戻った。年老いた母親を心配するあまり転勤を拒否しかけたり、ただの軽い風邪で、しかも注射一本で全快したにもかかわらず、無理やり入院させたことがある。そのため、マザコンだと言っていた有野に「自分以上。」と評された。しかし、それは母親が41歳の時に自分を産んだことや自分を大学に行かせるために日雇いや新聞配達の仕事などの苦労をして育ててくれたことを知っていたからであり、誕生日になると感謝の念を込めて母と一緒に過ごしていた。柳寿司に訪れた時に、母を偲んで具も山葵もない、寿司飯を海苔で巻いただけの海苔巻きを食べながら、40歳を過ぎても結婚できなかったことや孫を抱かせてやれなかったことを悔い、号泣していた。しかし、有野や金子の計らいで母が良く食べさせてくれた明日葉を使った寿司を食べ元気を取り戻し、また、それが縁で同じく落ち込んでいた畑野洋子と知り合う。 下の名前は途中で変わっており、単行本第8巻では母親から「雅彦」と呼ばれていたが、単行本第53巻で洋子に自己紹介した際は「良雄」と名乗っている。 有野孝昭(ありの たかあき) 【AZUMA製作所株式会社】勤務。金子の後輩。当初は母親が会社についてくるほどのマザコンだったが、一本立ちして後輩に指導するほどになる。接待した社長に一度決まりかけた契約を、社長との信頼関係が築いていないため、しっかりとした信頼を得てから契約してほしいと言ったり、協力してくれた旬や金子に素直に感謝するなど、気骨のある人物。 小野寺(おのでら) 【AZUMA製作所株式会社】勤務。金子の同期。以前は男性に負けまいと仕事に打ち込んでいたが、金子や旬のアドバイスにより生来持っていた才能「人を繋ぐ力」を活かし、心機一転頑張っている。新井の母親の葬儀の時に再登場した。 鹿野昭夫(しかの あきお) 【ムラカミ商事】の営業課長。自称「営業の神様」。 イヤミな性格で食べ物の蘊蓄話が好きで、知識量はかなりのもの。彼の蘊蓄を主軸にした話も多い。蘊蓄が行き過ぎて反感を買うなど失策も多いが、一方で憎めない性格もあって部下や旬たちから助け舟を出されることもしばしば。「柳寿司」で食べ物の蘊蓄話をしては、キャバクラに意気揚々と出かけていく。しかし、風向きが悪くなると用事を思い出したふりをしたり腹痛を訴えたりして、そそくさと退散してしまう。 釣り好きでもあり、釣った魚を柳寿司に持ち込むことも多い。 単行本第13巻「ヒゲダラ」では名前が「大塚」になっている。 八木沢(やぎさわ) 鹿野の部下。鹿野の蘊蓄話に辟易している。しかし、エイプリルフールの時は(それと知らずに)、転勤になると聞いた鹿野のために「柳寿司」で送別会を行ったこともある。三流大学卒で同期からバカにされていたが、上司の話を聞いて発奮し、成績を残した。同じ三流大学卒のいずみにその話をして励ます。 斉藤(さいとう) 八木沢の同僚。単行本第51巻「寿司とワイン」では、良二郎に助けを求めた。 綾瀬いずみ(あやせ いずみ) 鹿野や八木沢の部下。千葉県の銚子出身。三流大学卒の自分のことを研修の時からバカにしていた一流大学卒の同期に煙たがられているが、八木沢たちの励ましを受けて、日々奮闘している。 「柳寿司」へは初め「新人研修」として同期二人と共に鹿野に連れられて訪れたが、その後単身でも訪れるようになり、やがてヒラマサ、良二郎に並ぶ「柳寿司」の主要常連客として作中での登場が定着。良二郎からの熱烈なアプローチをあしらい続けている。 桜井淳(さくらい じゅん) 真子が結婚前まで勤めていた出版社【日文書房】勤務。阿部や中手川を担当している。緑内障が完治した祖母の快気祝いを柳寿司でしたり、風邪で入院した阿部から「粥」をテーマにした料理のお題を出されて、ヒントを得るために旬から田麩を教えてもらっていたりする。阿部邸で行われた旬と大吾の寿司勝負にも立ち会った。 西島(にしじま) 【日文書房】編集長。真子の嘗ての上司で、桜井の今の上司。時々、桜井と共に「柳寿司」を訪れる。阿部邸で行われた旬と大吾の寿司勝負にも立ち会った。のちに執行役員に昇格した。 「部下の失敗は上司の責任」という考え方を持つ。 立場上、食に対しての拘りを持ち、「柳寿司」にて天然物と養殖物の違いや蟹の種類を瞬時に見分けた。 中手川晃 俳優でエッセイスト。旬が作った海鮮丼に感動して以来、時々来店する。阿部邸で行われた旬と大吾の寿司勝負にも立ち会った。 東堂巌 【東都デパート】代表取締役会長。以前は納豆売りをしており、柳寿司の納豆巻きに感激して以来、通うようになった。春彦という孫(娘の息子)がいる。両親は鳥取県出身。 山本鈴音(やまもと すずね) 福岡県北九州市小倉出身。登場当初は【club胡蝶】のホステスだったが、事実上の解雇により辞めてしまう。鱒之介の機転により「柳寿司」で東堂会長に巡り合い、文化的な素養の高さを見込まれて【東都デパート】に入社した。決して美人とは言えない顔つきで、ホステス時代は特徴として出っ歯が描写されていたが、「東都デパート」入社以降は一切描写されなくなった。これと見込めば役員たちに強硬に提案を押し通すことも厭わない。「全国握り寿司祭り」では、企画終了後に「東都デパート」を退職しようとしたが、東堂会長の計らいにより、引き続き「東都デパート」で働くことを決意する。「東都デパート」に20代の女性ファッションフロア新設に伴い、売り子の教育担当を東堂から一任される。 二卵性双生児の妹、琴音は鈴音と違って美人だが、教養面では姉に全く及ばない。 淳也(じゅんや) 祖父の代から続く、【bar xyz】の若きオーナー兼バーテンダー。 佐々本拓海(ささもと たくみ) 【東都デパート】社員。再会した小学校の同級生の田口咲と交際するも、彼女の祖母である八千代に色々と難題を出されてしまう。しかし、料理人ではないものの食に関する造詣はかなりのものであり、「絶対に咲と結婚し、幸せにする。」と心に堅く誓っており、八千代の難題にも積極果敢に挑んでいく。「全国握り寿司祭り」を企画。会場での旬の話を通して、江戸前寿司職人の心意気に感動する。「東都デパート」の屋上に造った庭園で咲にプロポーズして快諾された。 田口咲(たぐち さき) 佐々本の小学校の同級生で、初恋の相手。八千代の孫。旬にアプローチをかけていたが、佐々本の真摯な気持ちに惚れ、交際をするようになる。八千代に佐々本との結婚を認めさせようとしている。「東都デパート」の屋上に造られた庭園で佐々本にプロポーズを受けて快諾した。 田口八千代(たぐち やちよ) 料亭【京料理 美山】の女将で咲の祖母。料理人に対してしばしば難題を出し、旬も度々悩ませるほどだが、決して理不尽な振る舞いはしない。料亭の後継者にするため咲の夫には一流の料理人をと考え、旬こそが咲の夫として相応しいと考えていたが、藍子と結婚したため諦めた。佐々本に対しては「従業員としては欲しいが、咲の夫にはできない」とし、最後まで結婚に反対していた。 咲の結婚後、不景気を契機として東都デパートで営んでいたおにぎり屋以外の自身の営んでいた事業の大半を断捨離として整理した。 池内正二郎(いけうち しょうじろう) 編集者時代の真子が担当していた食通の大作家。登場人物の中で唯一、毎回和服を着ている。旬と大吾が生涯の好敵手、そして勝負を通じての最高の親友となるきっかけを作った人物。初めて「柳寿司」に来店した際に、鱒之介の出した「五味五色の寿司」に感動して以来、常連客となる。阿部邸で行われた旬と大吾の寿司勝負にも立ち会った。旬と真子の結婚披露宴にも出席した。 昔は新聞記者をしながら執筆活動をしていたが、当時師事していた作家が泊まっていた宿の仲居をしていた八千代に叱咤激励されて本格的に小説家の道を歩み始めた。 阿部如雲(あべ じょうん) 女性に人気の「癒しのカリスマ」といわれる画家であり詩人。しかしその作風とはギャップのある風貌で茶目っ気のある人物。四代続く江戸っ子。毎年、自宅の茶室で翌年の仕事をどの出版社とするかを決めるため、茶会を開き、その場でお題を出して真意を汲み取った編集者とのみ仕事をしている。旬と真子の結婚披露宴にも出席した。旬と大吾の寿司勝負の際には、能舞台に似た舞台を自宅の敷地内に宮大工に作らせた。後に、好きな時間に好きなモノを書きたいと思い、引退した(単行本第61巻)。 海原慎太郎(うなばら しんたろう) 祖父(本編では故人)の代からの蒔絵師。鈴音とは微妙な関係。蒔絵に魅せられ、その魅力を表したいと思うも十全に発揮できず悩んでいたが、父・誠一郎から「蒔絵は心で描くものだ。物事に感動し、その感動を蒔絵を通して人々に広く伝えたいという想いと木地師と塗師が込めた想いを深く感じ取らねばならない。」との助言を受け、一流の蒔絵師として成長していく。祖父が晩年認知症を患い、母親に「下の世話」などの介護を押し付けて外出することが多かったのを後々まで後悔している。なお、祖父と父は『寿司魂』にも登場。同作中では祖父が叙勲を受賞することが決まるも、職人の矜持が大事と断り、鱒之介と君江の結婚の際に、二人のために特別に拵えた蒔絵の調度品を贈った。 坂本翔子(さかもと しょうこ) 愛称は「ショッコ」。元は【料亭 𠮷川】の仲居。旬とはいい雰囲気になったが、擦れ違いが多くあまり仲が進展しなかった。その後結婚し一男をもうける(名前は、旬の人柄に惹かれたという夫により「旬太郎」と命名)(初登場時は三崎姓)。 麻生夏海(あそう なつみ) 旬の高校時代の同級生。旬に淡い恋心を抱いていたが、本心を打ち明けられずにいた。画家を目指してフランスに留学するも、自分の能力の限界を感じて帰国した。 マイク プロレスラーのようないかつい風貌だが実はアメリカの貿易商。小夜子という着物姿が似合う恋人がいる。小夜子とは十五夜のお月見を共にしたが、その後連絡が取れなくなったことで嫌われたと思っていた。しかし、実際には小夜子がマイクと結婚できるか悩んでいただけだった。大の日本通。旬と藍子の披露宴では、小夜子と共に出席した。アメリカでは“悪魔の魚”と言われているタコが苦手だったが、旬が握ったタコの握り寿司に感動し考えを改める。後に、日本嫌いの母親を、自ら心を開いて説得し、共に「柳寿司」を訪れた。また、アメリカやフランスなどの仕事上の付き合いのある外国人に寿司と日本文化の素晴らしさを伝えるため、共に「柳寿司」を訪れることがある。 湊家じゃこ平 たまに「柳寿司」に訪れる湊家一門会の落語家。旬にすごい顔と言われるほど泣き顔がひどい。旬と藍子の披露宴に出席した。落語「時そば」を稽古した時は、そばとうどんの違いを音だけで演じ分けるため、一日三食全てそばを食べ続けた。そのため、久しぶりに「柳寿司」を訪れた時には、物凄い勢いで旬の握ったすしを食べ続けた。その甲斐もあり、落語は大いに大盛況となった。 昔は、テレビのバラエティ番組ばかり出ていたが、後に父親を超える芸を身につけるために落語家一本で生きることを決意する。 春日(かすが) 銀座で腕を上げた料理人を試し、厳しい評価を行うことで知られた人物。「柳寿司」でツケ場に立ちはじめた和彦の情報を聞きつけてかっぱ寿司を作らせたことで和彦にとって大きな試練となった。 与田良二郎(よた りょうじろう) / 丸山良二郎 鱒之介の幼馴染である良太郎の息子。良太郎は、以前は貸しビル業を営んでいたが、詐欺によって借金を抱え、一家そろって祖母の実家の大分に夜逃げした。しかし、そこにも借金取りが現れ、耐えかねて松の木で首つり自殺をしようとしたが松の枝が折れてしまい、しかも根元から温泉がわき出たため、それを基に、3件の温泉旅館を経営することに。良二郎は柳寿司にトイレを借りに来店した後、旬達に上記の話をする。さらには、『寿司魂』にも描かれている鱒之介の若かりしころの武勇伝を話した。また、ワインにも詳しく、常連客がワインと寿司のセットでの接待をした際に、色々と知恵を授けた。銀座一丁目に住んでおり、銀座のビジネススクールに通っていた。そのビジネススクールに通っている同級生の畑野洋子が里心がついて故郷の八丈島に帰りたいと落ち込んでいた時、八丈島産の明日葉を使った寿司を旬に依頼、元気を取り戻してもらって良い所を見せようとしたが同じく落ち込んでいた新井と洋子が意気投合してしまったため、想いは伝えられなかった。ソムリエ試験合格のために勉強をしていたが、【東都デパート】の外商部に就職する。バイヤーとしての才能の片鱗を見せる一面がある。 初登場から間もなく「柳寿司」の主要常連客として作中での登場が定着。いずみに熱烈にアプローチしているが、その度に軽くあしらわれている。 単行本第54巻「梅雨アナゴ」では、初対面したいずみに「丸山良二郎です」と挨拶している。 大沢(おおさわ) 昔気質の老人で、銀座の寿司屋の変貌に失望していた。代替わりしてもかつての味が残る柳寿司を気に入っている。 永井(ながい) 蝶ネクタイ姿の老人。大沢と共に江戸前の古い技法の寿司が扱われるときに登場することが多い。 かつて鮃蔵の代に柳寿司に助けられたことがあった。 丸高(まるだか) 「スーパー丸高屋」の社長。好物はイクラ。祖母からの教えで客・売り手・世間の「三方よし」をモットーとする経営者で、売り上げを徐々に伸ばしている。客として柳寿司に訪れていた縁で、誠はスーパー丸高屋に就職した。 高遠(たかとお) 探究心の強い若い食通。友人に連れてこられたのがきっかけで旬の寿司に感動して以降、ヒラマサ、良二郎、いずみに並ぶ「柳寿司」の主要常連客として作中での登場が定着。感情表現が明瞭で、美味しいものを食べると感動を露にする性格。 回転寿司社長と専務 二人とも本名は不明だが、現れるときは二人セット。山田からの紹介で柳寿司に通うようになる。柳寿司にしばしば現れて、回転寿司にも使える寿司の考え方を吸収しようとする。
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