うり‐こ【売(り)子】
売り子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/02 23:56 UTC 版)
売り子(うりこ)とは、商品を売る人のことを指す[1]。本項では野球場のスタンドにおいて、歩きながら観客に対してビールなどを販売している販売員(通称・ビール売り子[2][3])について説明する[4]。
概要
野球場のスタンドでの売り子による販売が開始されたのは1948年(昭和23年)頃の阪神甲子園球場からで当初はサイダーなどを販売していた。1950年代になってから、この売り子による販売が全国の野球場に拡大し、併せてビールも取り扱うようになった[4]。
この頃のビール販売は瓶ビール[注釈 1]或いは缶ビールを売り子から購入する形式を取っていたが、安全上[注釈 2]やゴミ回収の問題などから、平成に入ると、売り子が生ビールの樽を背負いながら販売する形態が定着した[4]。
ビール販売の売り子は1試合で平均100杯販売しており、仮に1試合が3時間(180分)だとすると、2分弱で1杯のビールを売っている計算になる。トップレベルの売り子だと、150から200杯販売しているため、1分前後で1杯のビールを売っていることになる[5]。
売り子の採用は球場によって異なり、ビールの銘柄ごとにそれぞれ雇用するケースがあれば、販売エリア[注釈 3]ごとに雇用するケースもある[6][7]。給与は基本歩合制で一般的な売り子は1日(1試合)9000円前後であるが、トップレベルの売り子となると、2万から3万円も稼ぐことがある[8]。
売り子を担当しているのは女性が大半であるが、男性の売り子についても少数ではあるが存在している[9][10]。
2010年代に入ると、売り子そのものが「芸能界への登竜門」にもなっており、実際に東京ドームの売り子を担当していたおのののかや池谷実悠、横浜スタジアムの売り子を担当していたほのかのように、売り子を辞めた後にタレントやアナウンサーなどに転身した事例も少なくない[2][11][12]。
脚注
注釈
出典
- ↑ “百貨店の売り子”. ホームメイト. 東建コーポレーション株式会社. 2025年7月20日閲覧。
- 1 2 ““東京ドームの元ビール売り子アナ”が明かす、体育会系な売り子の世界”. announcer park (アナウンサーパーク). 株式会社テレビ東京 (2019年10月4日). 2025年9月21日閲覧。
- ↑ “ビール売り子キャッシュレス決済導入テストについてのお知らせ”. バンテリンドーム ナゴヤ. 株式会社ナゴヤドーム (2025年9月3日). 2025年9月21日閲覧。
- 1 2 3 “レジャーとビール (6)野球とビール”. キリン歴史ミュージアム. キリンホールディングス株式会社. 2025年7月20日閲覧。
- ↑ 原佳弘 (2015年6月5日). “一流の「ビール売り子」が体現する商売の鉄則”. 東洋経済オンライン. 株式会社東洋経済新報社. p. 1. 2025年7月20日閲覧。
- ↑ 広尾晃 (2023年8月7日). “「ビールの売り子さん」の知らない世界…「女性のお客様を大事に」「タンクを背負って20回は上り下り」“殿堂入り”菜々さんのプロ意識がスゴい”. Number Web. 株式会社文藝春秋. p. 2. 2025年7月20日閲覧。
- ↑ セールス森田 (2025年4月23日). “1日300杯売った“ビールの売り子”が暴露する「女の戦い」の舞台裏。客の目につかない裏で“嫌がらせ”されることも”. 日刊SPA!. 株式会社扶桑社. 2025年7月20日閲覧。
- ↑ 原佳弘 (2015年5月16日). “時給8000円を稼ぐ「ビール売り子」の超仕事術”. 東洋経済オンライン. 株式会社東洋経済新報社. p. 2. 2025年7月20日閲覧。
- ↑ 梶原紀章 (2018年9月16日). “マリンスタジアム唯一の男性売り子・田中くん「憧れの福浦さんを追いかけて」”. 文春オンライン. 株式会社文藝春秋. 2025年9月16日閲覧。
- ↑ “【WBC優勝の裏で】「ビールの売り子が女性ばかりは異様」ツイートに賛否両論!「女性のほうが向いている」球場広報の見解、男性売り子に聞いた「自分にしかないメリット」”. 週刊女性PRIME. 株式会社主婦と生活社 (2023年3月26日). 2025年9月16日閲覧。
- ↑ ブレーメン大島 (2024年3月30日). “おのののかだけじゃない! アイドル化が加速する「ビールの売り子」は今や隠れた“登竜門””. 日刊ゲンダイDIGITAL. 株式会社日刊現代. 2025年7月20日閲覧。
- ↑ “おのののかだけじゃない! “元ビールの売り子”美女たちの、可愛すぎる当時の“売り子姿””. クランクイン!. 株式会社ローソンエンタテインメント (2024年8月14日). 2025年7月20日閲覧。
- ↑ 田中雄也 (2025年8月25日). “NPB“売り子”文化が絶滅の危機!? 東京ドームは8月から撮影禁止、インバウンド客に対応苦慮”. AERA DIGTAL. 朝日新聞社. 2025年8月25日閲覧。
関連項目
- 物売り
- ボールパークでつかまえて! - 売り子を主人公とした漫画及びテレビアニメ
売り子(うりこ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/04/03 16:13 UTC 版)
ブース内で、実際に同人誌等の頒布を行う者。同人サークルのメンバーの役割の一つ。単に売り子と言えば、サークル代表や執筆者に代わって、特に頒布のみを行う・手伝う者のことをさすことが多い。
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「売り子」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は売り子だったことを秘密にしていた。
- 彼は、ダックスフント・ソーセージを売っている売り子を見た時、漫画にできそうなアイデアが浮かんだ。
- 売り子が観客の列をあちこちと売り歩くとき、「ダックスフント・ソーセージはいかが」と叫んだ。
- 試合時には、お湯の入ったタンクの中に入れて冷えないようにして、売り子によって販売された。
- 今日、野球の試合を見に行くと、売り子がお湯の入ったタンクを持って、そこいらを歩き回っている。
- 民族衣装を着ていることが多い街頭の売り子が,粘る材料をかき混ぜる実演をしながらドンドルマを売っています。
- この男性はロジャース・センターで人気の売り子です。
- 売り子は飲み物,アイスクリーム,ピーナッツ,ポップコーンやチョコレートなどを売ります。
- 以前は試合中の売り子は男性しかいませんでしたが,今は女性の売り子も見られます。
売り子と同じ種類の言葉
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