登竜門
とう‐りゅうもん【登竜門】
とうりゅうもん 【登竜門】
登龍門
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/06 14:45 UTC 版)
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登龍門(とうりゅうもん)は、成功へといたる難しい関門を突破したことをいうことわざ。「登竜門」とも書かれる。
特に立身出世のための関門、あるいはただ単にその糸口という意味で用いられる。鯉の滝登りともいわれ、鯉幟という風習の元になっている。
「膺は声明をもって自らを高しとす。士有り、その容接を被る者は、名付けて登龍門となす」。
この諺は『後漢書』李膺伝に語られた故事に由来する。それによると、李膺は宦官の横暴に憤りこれを粛正しようと試みるなど公明正大な人物であり、司隷校尉に任じられるなど宮廷の実力者でもあった(党錮の禁を参照)。もし若い官吏の中で彼に才能を認められた者があったならば、それはすなわち将来の出世が約束されたということであった。このため彼に選ばれた人のことを、流れの急な龍門という河を登りきった鯉は龍になるという伝説になぞらえて、「龍門に登った」と形容したという。
なお「龍門」とは夏朝の君主・禹がその治水事業において山西省の黄河上流にある龍門山を切り開いてできたとの伝説がある陝西省韓城市と山西省河津市の間を流れる急流のことである。
名詞化した「登龍門」
日本では「登龍門」は関門そのものを示す言葉としてしばしば名詞化し[1]、例えば「芥川賞は文壇への登竜門だ」[2]のように使われることがある。
評論家の呉智英は、関門を表すのは「龍門」であり、「登龍門」はその関門を通り抜ける行為を意味するのだから、先のような文例であれば「芥川賞の受賞は文壇への登龍門だ」と書くべきだと述べている[3][注釈 1]。
関連項目
脚注
注釈
- ^ 呉は同書で、こうした漢文本来の用法を無視した誤用の背景として、日本人から漢文の素養が失われていることを指摘している。ただし呉は「盲導犬」のように熟語として定着した言葉が漢文の用法から逸脱していることに対しては「漢字の組み合わせや解釈はかなり自由でいいのではないだろうか」と容認しているが、「登龍門」については「背後に故事や原典がある場合」は別であるとしてその誤用を咎めている。
登龍門
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/06 08:54 UTC 版)
新しい才能をより多くの読者に届けたいという想いから編集長が企画、同誌2012年11月号よりスタートした投票型新人発掘企画。各編集者が担当するイチ押し新人作家たちの読み切り作品を別冊付録で掲載。読者と書店員・外部のエンターテインメント業界関係者による人気投票で1位を競う。 規定 参加条件:単体でコミックス刊行未経験者(過去の龍神賞受賞者を除く)。 賞典:同誌にて連載・コミックス1冊刊行を確約。 投票はポイント制を採用。基準は以下。 読者・WEB投票 - 持ち点1点・1作品のみ投票可能 読者・ハガキ投票 - 持ち点5点・3作品まで投票可・点数の割り振りは自由 特別審査員の投票 - 持ち点20点・ 3作品まで投票可 回開催号発表号エントリー数1位作品連載開始作品1 2012年11月 2013年1月 8作品 倉金篤史「ぷらしぃぼ」 「PiNKS」(2012.04 - 2013.11) 2 2013年5月 2013年7月 6作品 八丸真幸「夢☆恋」 「夢☆恋-ドリコイ-」(2013.10) 3 2013年11月 2014年1月 6作品 梅木泰祐「あせびと空世界の秘宝」 「あせびと空世界の冒険者」(2014.04) 4 2014年6月 2014年8月 6作品 ノブヨシ侍「とりきっさ」 「とりきっさ!」(2014.12) 5 2015年4月 2015年6月 5作品 靴下ぬぎ子「恋のおわりに」 「ソワレ学級」(2015.11) 6 2016年4月 2016年6月 5作品 西島黎「スケーターズ・ハイ」 「スケーターズアクト」(2016.11) 7 2017年5月 2017年7月 6作品 なおいまい「カレーをたべる♥ふぁむふぁたる♥」 「ゆりでなる♥えすぽわーる」(2019.3) 別冊付録のタイトルは、第1弾は『登龍門first impact』、第2弾と第3弾も『登竜門○○impact』の形式で○○の部分には英語の序数詞が入る。第4弾以降は『登龍門○』の形式で○の部分に漢数字が入る。
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登龍門 - ことわざ 登龍門 (フジテレビ) - フジテレビの深夜番組のレーベル。登龍門F - 上記の若手育成型の深夜番組。
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登竜門 (ウェブサイト) - 小説投稿掲示板ウェブサイト。 登竜門 (コンペポータルサイト) - コンペ(公募・コンテスト・アワード)情報を集約したウェブサイト。
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