バビル2世
(バビル2世 ザ・リターナー から転送)
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『バビル2世』(バビルにせい)は、横山光輝の作による漫画。および、それを原作としたアニメ作品である。
注釈
- ^ 初期に矢田が演じた際は普通の淡々とした声音であったが、中盤以降のカン高い声はウルトラセブンで演じたゴーロン星人に近いものであった。
- ^ 『マジンガーZ』のパイルダー号のような小型ジェット機。本編ではバビル2世号、またはバビルカーと呼称。27話で墜落大破した後、自己修復能力でグレートマジンガーのブレーンコンドルに似た機首の尖った機体として再生している。
- ^ ただし部下を見殺しにする羽目になった場合には後味の悪い表情をする場合も多く、被害を抑えるためにバビル諸共攻撃せざるを得なくなった部下を攻撃せずに済んだ時には安心から油断を見せてしまったこともある。
- ^ 第6話でヨミの部下に化けた際、正体がばれてヨミに電撃を浴びせられた時は、原作同様に不定形生命体の姿になって捕まる描写はあったが、どのような形で囚われていたかは不明で、解放後は黒豹の姿でバビル2世と共に脱出している。
- ^ ただし4番の歌詞では「衝撃波」と歌われている。無料歌詞検索サイトUtaTenの歌詞を参照
- ^ しもべたちはアメリカ政府により基地に閉じ込められ、終盤、浩一により解放されるが、その際に基地の一部を破壊したのみで全く活躍していない。そのため超能力者どうしのバトルが中心の展開となっているが、これは編集部の要望によるものであった。また、ヨミも最終回に復活した姿で登場するが、浩一に撃たれ生死は不明となっている。
- ^ 実際には平井和正・石森章太郎の『幻魔大戦』が先行作品(発表は1967年)である。
- ^ 商業作品に限らなければ聖悠紀の『超人ロック』や関あきらの『スターシマック』が先行する。『バビル2世』の発表当時は両人ともプロデビュー前で、両作とも同人作品であるため一般的な知名度は低かったが、SF漫画ファンによる作品への評価は総じて高く、聖が東京に、関が大阪に拠点を置いていたことから、「西のシマック、東のロック」と称される人気作品であった。
- ^ a b 作詞者名はコロムビアレコードにおける表記に基づく。詳細は“正副主題歌の作詞家の表記(東映一・東映二・菊池俊輔)について”の項を参照のこと。
- ^ OPテロップでは「水木一郎」の単独表記であり、「コロムビアゆりかご会」はクレジットされていない。
- ^ LD『バビル2世』VOL.1と2の副音声には音声特典としてBGMが6ミリテープからノーカット収録されているが、VOL.1ジャケット掲載の「BGMリスト」には、コーラスありの主題歌が(TVサイズ・フルサイズとも)未収録であることに関して「主題歌録音時はボーカルのみでコーラスの予定が無く、コロムビアゆりかご会のバックコーラスは後日録られたことから、東映動画に残されているBGMのテープにはコーラスありのオープニングが存在しない」と断り書きされている[9]。
- ^ これについて、『テレビオリジナルBGMコレクション バビル2世』[11]には、実際に使用されたTVサイズ(コーラスありヴァージョン)ではなく、TV未使用のソロ・ヴァージョンが収録されていたことを踏まえ、“BGM集の復刻にあたって「TV用主題歌(いわゆるTVサイズのこと)」のコーラスありヴァージョンを収録する予定だったのだが、テープが発見できなかったため、代わりにコーラスなしヴァージョンのフルサイズを収録することになった”という事情がライナーノートに記されている[12]。なお、所在が不明であったコーラスありヴァージョンのTVサイズは、その後TVサイズ集の各種CDにて収録が実現している[13][14][15]。
- ^ 東映アニメーションの公式サイトでも“東映一”である[18]。
- ^ 1973年3月時点でのコロムビアレコードの、オムニバス・アルバム[28]やミニアルバム[29]での記載は、OP・EDとも作詞はまだ“東映二”のままであり、いつからEDの作詞が“菊池俊輔”表記に変更となったのか、正確な時期ははっきりしない。
出典
- ^ a b c d e 「図説」、横山光輝『バビル2世《オリジナル版》』第1巻、復刊ドットコム、2019年3月20日発行、347頁。
- ^ a b c 「図説」、横山光輝『バビル2世《オリジナル版》』第2巻、復刊ドットコム、2019年5月24日発行、348頁。
- ^ a b 「図説」、横山光輝『バビル2世《オリジナル版》』第5巻、復刊ドットコム、2019年11月20日発行、363頁。
- ^ a b c 「図説」、横山光輝『バビル2世《オリジナル版》』第6巻、復刊ドットコム、2020年1月24日発行、363頁。
- ^ a b c d 「図説」、横山光輝『バビル2世《オリジナル版》』第8巻、復刊ドットコム、2020年1月24日発行、345頁。
- ^ 横山光輝『バビル2世《オリジナル版》』第7巻、復刊ドットコム、2020年3月20日発行、370頁。
- ^ 『横山光輝グッズコレクション』(講談社刊・2002年8月発行)参照。
- ^ “デビュー50周年水木一郎 アニキのオタケビ半生”. zakzak夕刊フジ. 産経デジタル (2018年10月30日). 2023年8月16日閲覧。
- ^ 2枚組LD『バビル2世 VOL.1』東映ビデオ株式会社、LSTD01146、1994年7月21日、見開きジャケット左ページ。
- ^ CD『EVER GREEN SERIES アニメーションヒーロー バビル2世』日本コロムビア、COCC-10143、1992年8月21日、track-17「バビル2世(レコードサイズ、コーラスなし)」。
- ^ a b 30cmLP『テレビオリジナルBGMコレクション バビル2世』日本コロムビア、CX-7029、1981年8月25日(2003年9月25日にANIMEX1200シリーズ[24]『テレビオリジナルBGMコレクション バビル2世』COCC-72024として復刻CD化)。
- ^ CD『EVER GREEN SERIES アニメーションヒーロー バビル2世』日本コロムビア、COCC-10143、1992年8月21日、ブックレットp14。
- ^ CD『TVサイズ!テレビまんが主題歌のあゆみ 2』日本コロムビア、COCX-31668、2001年12月21日。
- ^ CD『TVサイズ!スーパーヒーロー主題歌集』日本コロムビア、COCX-31708、2002年1月19日。
- ^ CD『TVサイズ!東映アニメーション主題歌集1』日本コロムビア、COCX-33831、2006年7月26日。
- ^ 2枚組CD『水木一郎 BEST&BEST(ICHIRO MIZUKI Best&Best)』日本コロムビア、COCC-12811→12、1995年8月19日。
- ^ 甦る!東映アニメアンソロジー05『デビルマン&バビル2世』毎日コミュニケーションズ、2005年6月20日、ISBN 4-8399-1812-0、2、50-51頁「オープニング&エンディング」。
- ^ “東映アニメーション 作品ラインナップ「バビル2世」主題歌/挿入歌”. 東映アニメーション. 東映アニメーション. 2023年10月21日閲覧。
- ^ シングルレコード『テレビ漫画 バビル2世から バビル2世/正義の超能力少年』日本コロムビア、SCS-512、1973年1月。
- ^ 徳間書店刊『アニメージュ増刊 ロマンアルバム(27) バビル2世』1979年12月30日発行、86-87頁。
- ^ ソノシート『ソノラマエース・パピイシリーズ バビル2世』朝日ソノラマ、APM-4034、1972年12月25日(1973年3月6日再販)。
- ^ シングルレコード『ファンファンレコード バビル2世』日本コロムビア、CK-506、1978年4月。
- ^ a b 30cmLP『バビル2世』日本コロムビア、CS-7086、1978年12月(『テレビアニメーション・ドラマシリーズ バビル2世』COCC-12397として1995年3月1日に復刻CD化)。
- ^ 30cmLP『ANIME SOUND MEMORIAL バビル2世』日本コロムビア、CX-7187、1984年10月。
- ^ CD『EVER GREEN SERIES アニメーションヒーロー バビル2世』日本コロムビア、COCC-10143、1992年8月21日。
- ^ 2枚組CD『続・テレビまんが主題歌のあゆみ』日本コロムビア、56CC-1633→34、1987年6月21日。
- ^ 2枚組CD『続・テレビまんが懐かしのB面コレクション』日本コロムビア、56CC-2576→77、1988年9月1日。
- ^ 30cmLP『ゴールデンテレビまんが大行進11』日本コロムビア、KX-21、1973年3月。
- ^ 4曲入りEP『テレビまんがヒットシリーズ バビル2世 ファイヤーマン』日本コロムビア、C-522、1973年3月。
- ^ 2枚組LD『バビル2世 VOL.2』東映ビデオ株式会社、LSTD01160、1994年9月21日、見開きジャケット左ページ。
- ^ a b c 甦る!東映アニメアンソロジー05『デビルマン&バビル2世』毎日コミュニケーションズ、2005年6月20日、ISBN 4-8399-1812-0、「スペシャルインタビュー 企画 斎藤侑」82-83頁。
- ^ 『バビル2世 DVD-BOX』ジェネオンエンタテインメント、GNBA-9003、2004年3月21日(2007年11月21日に廉価版がGNBA-5501として再発売)、SPECIAL BOOKLET p5-7「Interview 企画 斎藤侑」。
- ^ シングルレコード『愛はまぼろし』日本コロムビア、CK-519、1978年12月。
- ^ 『北海道新聞』(縮刷版) 1973年(昭和48年)9月、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1973年1月26日 - 9月7日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1973年3月23日 - 12月29日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1973年4月25日 - 9月6日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1973年3月4日 - 12月1日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1973年1月1日 - 9月24日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1973年1月1日 - 9月24日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『新潟日報』1973年7月テレビ欄。
- ^ 『北國新聞』1973年7月9日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『北國新聞』1973年6月2日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『信濃毎日新聞』1973年9月11日付朝刊、テレビ欄
- ^ 『中日新聞』1973年7月テレビ欄。
- ^ 『京都新聞』1973年7月テレビ欄。
- ^ a b c 『山陽新聞』1973年6月テレビ欄。
- ^ 『愛媛新聞』1973年6月テレビ欄。
- ^ a b 『熊本日日新聞』1974年3月テレビ欄。
- ^ 『大分合同新聞』1973年7月テレビ欄。
- ^ a b 『南日本新聞』1973年5月7日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『沖縄タイムス』1973年10月テレビ欄。
- ^ (日本語) 【公式】バビル2世 第1話「五千年前からの使者」 <1970年代アニメ> 2022年3月6日閲覧。
- ^ “バビルII世 | アニメ | GYAO!ストア”. GYAO!. 2022年3月6日閲覧。
- ^ “Amazon.co.jp: バビル2世を観る | Prime Video”. www.amazon.co.jp. 2022年3月6日閲覧。
- ^ “東映チャンネル | バビル2世 3月7日(月) 放送スタート!毎週(月)8:00~9:00”. 東映チャンネル. 2022年3月6日閲覧。
バビル2世 ザ・リターナー
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「その名は101」の記事における「バビル2世 ザ・リターナー」の解説
本作と、本編である「バビル2世」の両方の設定を引き継いだ続編。原作:横山光輝、漫画:野口賢。
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バビル2世 ザ・リターナー
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「バビル2世」の記事における「バビル2世 ザ・リターナー」の解説
『バビル2世 ザ・リターナー』は原作:横山光輝、漫画:野口賢による漫画作品。 『ヤングチャンピオン』(秋田書店)にて、2010年6号(同年2月発売)から2017年3号(同年1月10日発売)まで連載された。 本編、「その名は101」の両方の設定を引き継いでいる。本編の40年後の現代が舞台で、バビル2世はアメリカに宣戦布告し、現代兵器・近未来兵器を駆使するアメリカ軍と壮絶な戦闘を繰り広げる。老いた伊賀野が官房長官として登場するほか、五十嵐、古見由美子、アニメ版の27話以降のワタリ牧場のユキらも40年経過した姿で登場している。また地球破壊プログラムを担った『マーズ』との対決と共闘というクロスオーバーや『魔法使いサリー』、『コメットさん』のキャラクターがスター・システム的に登場する。 ロプロスとポセイドンが化石様の装甲をまとった巨人(生物兵器)であり、旧支配者のロプロスとポセイドンを旧神であるバビル1世が封印したことになっているなどクトゥルフ神話への言及もある。 単行本 野口賢 『バビル2世 ザ・リターナー』 秋田書店〈ヤングチャンピオンコミックス〉、全17巻2010年7月20日発売 ISBN 978-4-253-14885-6 2011年1月20日発売 ISBN 978-4-253-14886-3 2011年6月20日発売 ISBN 978-4-253-14887-0 2011年11月18日発売 ISBN 978-4-253-14888-7 2012年4月20日発売 ISBN 978-4-253-14889-4 2012年10月19日発売 ISBN 978-4-253-14890-0 2013年4月19日発売 ISBN 978-4-253-14894-8 2013年10月18日発売 ISBN 978-4-253-14904-4 2014年2月20日発売 ISBN 978-4-253-15171-9 2014年6月20日発売 ISBN 978-4-253-15172-6 2014年12月19日発売 ISBN 978-4-253-15173-3 2015年4月20日発売 ISBN 978-4-253-15174-0 2015年9月18日発売 ISBN 978-4-253-15175-7 2016年1月20日発売 ISBN 978-4-253-15176-4 2016年6月20日発売 ISBN 978-4-253-15177-1 2016年10月20日発売 ISBN 978-4-253-15178-8 2017年2月20日発売 ISBN 978-4-253-15179-5
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