ねこぢる草とは? わかりやすく解説

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ねこぢる草

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/02 00:53 UTC 版)

ねこぢる草』(ねこぢるそう)は、ねこぢる原作による日本のOVA。2001年2月21日発売。

概要

ねこぢるの死後に制作されたオリジナル・ビデオ・アニメーション。ねこぢる原作のアニメは、先に『ねこぢる劇場』のタイトルで制作されたが、それの続編ではなく無関係の作品である。

内容は『ねこぢるうどん』の各編のシチュエーションをモチーフにしながら、半分失われたにゃーこの魂を取り戻すために、にゃっ太と共に旅をするロードムービー風のオリジナルストーリーとなっている。演出は原作と似て、残酷かつシュルレアリスム的な表現や、脈絡の無い臨死体験のような展開を見せる。今作は脚本・絵コンテ・演出・作画監督の4役に湯浅政明を迎え、ねこぢる本来の画風を生かしつつ、湯浅政明独自の世界観を融合させた幻想的な映像になっている。

終盤のカタストロフィー的な展開で用いられた映像技法は、後の湯浅の監督作『マインド・ゲーム』などに活用されている。2014年9月20日に発売された『湯浅政明大全』には、本作の設定資料も載っている。

あらすじ

姉のにゃーこが病気で伏せっている頃、弟のにゃっ太は死神がにゃーこの魂を奪いに来る所を目撃する。にゃっ太は魂を取り返そうとするも、半分は死神に奪われてしまう。にゃーこは一命をとりとめたが、それ以来生気が抜け落ちたままになってしまった。にゃっ太はそんなにゃーこに元気を取り戻してもらおうと一緒にサーカスに行くが、そこで夢とも現実とも区別がつかない不可思議な体験をすることになる。

スタッフ

受賞

2001年、第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門にて優秀賞を受賞した[1]

脚注

  1. ^ 歴代受賞作品 第5回 2001年 アニメーション部門 受賞作品 優秀賞 - ねこぢる草”. 文化庁メディア芸術祭. 文化庁. 2016年7月30日閲覧。

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