逸刀流とは? わかりやすく解説

逸刀流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 05:02 UTC 版)

無限の住人の登場人物」の記事における「逸刀流」の解説

天津影久(あのつ かげひさ) 声 - 野島裕史根本圭子少年期)/ 佐々木望梶裕貴少年期)、羽鳥佑偽者)/ 演 - 福士蒼汰 逸刀流2代目統主。22歳色白で線の細い優男だが、祖父天津三郎から幼少の頃より鍛錬を受け、天才的な剣の腕を持つ。一枚打ちの刃が湾曲した重量級戦斧頭椎(かぶつち)と、同名の剣を操る。祖父遺志継いであらゆる流派の垣を取り除くことを目指しその手始めとして無天一流の道場襲撃し門下生全員と凜の父親である統主・浅野虎厳を殺害し、更に凛の母親を配下達に凌辱させた。江戸幕府お抱え剣術指南役となり、幕府軍事力を逸刀流の理念染め上げることを悲願としていた。心形唐流傘下収めるため加賀へ向かうが、統主不在の間に多く幹部が吐鉤群らに殺され自身策略によって窮地に陥り、逸刀流は壊滅危機晒される。わずか10となった逸刀流は、幕府および吐への復讐誓って一時潜伏する。吐の失脚後は英を騙し江戸城襲撃そのことにより吐や英の追撃を受けながら、常陸へ向かうこととなった因縁の吐鉤群を倒すも満身創痍次との決戦敗北右腕を失うも命は助けられ異国旅立とうとするが、凜に刺され死亡した切り落とされ天津右腕次に移植され最終話である作中90年後に、次の右腕として、凜の子孫である布由手を取り合うことになる。 天津三郎(あのつ さぶろう) 声 - 大川透小西克幸壮年期)/ 秋元羊介 / 演 - 音尾琢真 逸刀流前統主。かつては天一流でも一・二を争う剣豪だった。師・浅野虎秀と共に野盗集団襲われた際、浅野虎秀実子である浅野虎行(凜の祖父)より5人多い9人を斬り伏せるも、無天一流の教則には無い二刀流戦ったこと、使用した一本舶来の刀であったことから破門される。その恨みから気を病み、「何代かけても我らが剣力、あの愚衆どもに知らしめよ」と言い残し狂死したとされていたが、成長とともに剣術の腕やカリスマなど、自らを上回る資質開花させ始めた影久を恐れるあまり殺そうとしていた所を助っ人として呼んだ旧友・阿葉山殺害されたというのがその死の真相だった。影久は彼の正しさ信じ一方で、恥や体面囚われ彼の姿勢を、格式と体裁を重んじた天一流と変わらない評して負け犬」と断じている。 凶戴斗(まがつ たいと) 声 - 中井和哉 / 鈴木達央 / 演 - 満島真之介 天津が統主となったころから古参で、逆立てた髪と着物の下に着用しているインナー一体化した口元を隠すマスク特徴青年剣士マトリョーシカ人形のように厚身刀身中にも一振り細身の刀、その刀の中にさらに小刀納められている西洋由来仕込み刀・グラントルコを用いて戦う。もとは百姓出で、「凶」の苗字自分でつけた。山育ちで、地の利生かした戦いを得意とする。また幼少時に妹を侍に殺されたという過去があり、武士階級憎んでいる。無天一流の襲撃参加した際に、凜の親の形見である刀を戦利品として強奪したその後、この刀を刀研屋に取りに来たところを凛に発見され次と一戦交える引き分けに終わる。その後、逸刀流を幕府指南役とすることに決めた天津と袂を分かち離脱した。しかしその直後に、妹同然に思っていた遊女・恋を殺され、それが尸良の仕業であることを知る。尸良からの復讐予想していた次との利害一致したために共に加賀向かい甲州街道次を待ち伏せしていた尸良と対決し勝利したその後加賀天津窮地駆けつけ幕府の裏切りを知ったことから逸刀流に復帰し、吐らとの抗争天津による江戸城襲撃身を投じる江戸城襲撃後天津合流するために常陸向かい、その途上次と戦闘中であった尸良と出会い次と共闘して討ち果たす。逸刀流壊滅後は剣士廃業し、元逸刀流の糸伊と農作業に励む姿が描かれている。 阿葉山宗介(あばやま そうすけ) 声 - ふくまつ進紗第2作)/ 演 - 石橋蓮司 隻腕老剣士天津三郎友人で、影久の後見役務める。影久の加賀行きの間は統主代行となる。天津留守中に吐鉤群によって開かれた酒宴の場で、他の副将格の幹部と共に襲撃され、ただ一人生還した。逸刀流壊滅後は残党一員となり、その後新たに加わった若手剣士達のまとめ役となる。失った右腕仕込んだ特注品武器・断身九印(だんしんくいん)を用いた戦闘術で、常陸への道中遭遇した偽一を苦しめた。偽一との死闘の末に敗北し戦闘不能になったことを確認の上放置され今際の際にかつての旧友天津三郎の影を見て死亡したかに思われたが、生存していた。その後、孫に引き取られ余生を過ごす。 黒衣鯖人(くろい さばと) 声 - 江原正士 / 花輪英司 / 演 - 北村一輝 天津影久を幼少の頃から知る、鎧兜を身に纏った巨漢剣士。無天一襲撃参加し、凛の両親殺害した。「女性へ究極愛情表現は死」と考え猟奇的感性持ち主で、殺した自身の妻と凜の母親生首剥製にして肩に縫い付けていた。両肩生首覆い隠す布には、背中と左胸に「南無阿弥陀佛と書かれている。凜に恋愛感情持ち孤児となった凜に毎日恋文送り最終的には凜も殺してその首を肩に縫い付け、自らも剥製となるつもりであった。凜の用心棒となった次の最初対戦相手であり、肩が170度まで後ろに曲がる特異体質活かし背後から襲いかかってきた次を一刀両断した。しかし、次の不死知らず油断したところを斬られた。歌を作るのが趣味大型の手裏剣のような武器、烏(からす)を使用する。刃が3枚のものと4のものがあり、中央の穴に指を入れ回転させて使う。ギョギョギョと独特な音を発する黒衣死後次の手に渡ったアニメ版では死による永遠の愛成就という彼の美学語られており、不死肉体を持つ次の存在激昂する場面描かれている。 実写映画版では、浅野道場襲撃には参加せず悲しみ暮れている凜の顔を塞ぎ、彼女を慰めている。 閑馬永空(しずま えいくう) 声 - 小西克幸 / 咲野俊介 / 演 - 市川海老蔵 逸刀流の刺客虚無僧のような出で立ちをしており、外見中年男性だが自分を「ワシ」と呼ぶなど老人のような話し方をする。武器井上真改によって打たれた刀、殺(こさつ)で、自身の手で刀の背に毛を植えている。また、小刀仕込まれた鍚使用する。実は次と同じく血仙により不死肉体持ち、既に200年歳月生きている。元はとある武将の下で戦国時代活躍した侍で、戦場にて1000人以上の人間を斬っている。次に天津抹殺と逸刀流の乗っ取り持ちかけ、断られると刀に塗った血仙効力無く毒薬「血仙殺」を使用して次を窮地追い込む。さらに八百比丘尼偽者使って凜を誘拐するが、回復した次により解体された。アニメ版では200年前彼の姿が描かれている場面がある。 乙橘絵(おとのたちばな まきえ) 声 - 能登麻美子 / 桑島法子 / 演 - 戸田恵梨香 天津影久が「揺籃の師」と仰ぐ人物で、彼のはとこに当たる女性。元の姓は春川作中最強一人10歳のとき、無天一流の次期統主と目されていた兄を剣術破ってしまい、自害追い込んだことで母親と共に春川家から絶縁された。その後遊女に身をやつしていたところを天津身請けされた。その経験から人を斬ることに恐れを抱くうになる三味線型のケース収納され三節・春翁(はるのおきな)と、驚異的な身体能力相手圧倒する刺客として次を襲い圧勝するが、次を庇う凜を見て止めを刺さず、天津の下も去ったその後零落した春川家訪れ、「自分斬るべくして斬る筈の唯一の人間」である父を殺そうとするも果たせなかった。生きる望み失い白川郷で身をひさいでいたところを天津見出され心形唐流襲われ窮地にあった天津元に駆けつけた。その後天津連れ添うが、その身は父親と同じ病に侵されている。逸刀流が六鬼団追撃受けた際には、足江進ら六鬼団の者をことごとく殺害しつつ、天津元へ駆けつけるその後天津と吐を狙った英の銃撃により重傷負い天津の手で船へ担ぎ込まれるも既に絶命していた。 川上新夜かわかみ あらや) 声 - 浪川大輔 / 小原雅人 逸刀流の剣士。無天一流の襲撃参加し浅野虎厳殺害時に居合わせ、凜の母親陵辱加わった普段息子の練造と共に面屋営んで暮らしており、息子自身素性知られることを恐れている。縁日で面の屋台をしていたところに次たちと遭遇単身住処乗り込んできた凜を口封じのために抹殺しようとしたが、凛を追ってきた次と交戦無手のまま次の武器次々奪い圧倒する強さ見せたが、意外な所に残っていた武器拾われたことを見抜け敗れた。 凜の母親や凜に死出化粧を施すなど、独特な美的感覚をもっており、彼が製作した面には次も関心示した。 土持仁三郎(つちもち にさぶろう) 声 - 黒田崇矢 / 後藤光祐 逸刀流の槍使い禿頭ワシ鼻の男。宗理邸を訪れた次と凜を仲間数名とともに襲撃するが、絵を踏みつけにされて逆上した理に斬られた。柄の両端に穂がついた阿吽(あうん)を持つ。折りたたみ式で、二節として使うことも可能であり、また、穂の片側半円形欠けており、これで相手武器絡め取ることができる。その他、の皮にカモフラージュした無数の釣り針状の鉤をの幹に設置し背中を守るためにその松の木寄りかかった相手動き封じる罠を用いる。 八角五(もろずみ ちょうご) 声 - 園部好徳 / 森源次郎 / 演 - 山口祥行 逸刀流の副将天津影久の加賀行きに際して統主代行務めるべく、品川から天邦道場向かっていたところを一に襲われる同行者殺されたのち自身拘束され、逸刀流の内情を喋らされた挙句首を刎ねられた。テレビアニメ版では八角五と名前が若干変わっている実写映画版では、後をつけてきた尸良を次と勘違いして斬りかかるが、両腕と頭を切り落とされ殺された。 隅乃軒栄(ふさの けんえい) 声 - 稲田徹 / 早川毅 逸刀流の副将。元は食い詰め足軽同心。統主代行として道場に向かう途中女好き性格利用されて百淋と真理路の芝居騙され、毒を盛られたのち百淋に眉間貫かれ殺された。 袋田(ふくろだ) 流れ剣士装い天津影久の偽物往来喧嘩始めることで敵を炙り出す役を担った。偽天津倒した次に背後から斬りかかる敗北する。 賽河屋(さいかわや) 声 - 新田英人第2作)/ 演 - 清家一斗堀田貴裕 普段薬屋営んでいる二人組の逸刀流剣士天津替え玉引っかかった敵を始末する役を担っていたが、激昂した尸良に2人共嬲り殺しにされる。 糸伊(いとい) 声 - 前堂友昭(第2作) 逸刀流剣士矢の情夫矢が誘き出した敵を斬る役を担っていたが、偽一に矢を人質取られ天津行き先心形唐流伊羽指南所だと吐く。その後、逸刀流を抜け農業営んでいる。 宇留間(うるま) 演 - 出合正幸 坊主頭剣士花田とは常にケンカしながら腐れ縁のようにつるむ。煙管愛用し巨大なのような武器鬼太鼓おんでこばち)を持つ。花田と共に次に襲い掛かるが、切り落とした片腕をおとりにした次の策にはまり、死亡した花田(はなだ) 演 - 本山力 左右非対称サングラスをかけた長髪剣士次の手形入手のため、宇留間・火瓦と共に百琳の偽書簡によっておびき出されるレイピアのような形状をした二刀一組細身の刀・燕誅丸(えんちゅうまる)を持つ。宇留間と二人がかりで次に挑むが、奇襲敗れた作者曰くジョン・レノンイメージしたつもりが、でき上がったのは単なるオタク兄ちゃんだった」(7巻巻末付録より)。 火瓦(ひが) 演 - 新妻聡 頭にターバンのような布を巻いた二刀流剣士南国趣味大型直刀・神刃(かむじん)と、鍔が独特の形状をした日本刀助広 椿すけひろ あまつばき)を持つ。花田・宇留間との連戦手負いとなった次を追い込むが、駆けつけた百琳・真理路によって倒された。 珠崎(たまざき) 声 - 山口りゅう第2作中山道にて百琳・真理路の襲撃受けた際に左目と右腕負傷したことから恨み募らせ、尸良からの情報をもとに、稲条、志、鬼抜と共に無骸流アジト襲撃した真理路を殺害して百琳を拉致し、拷問にかけるが、百琳を救出に来た偽一に仲間全員殺害され自身左腕を斬り落とされるその後逃走しようとしたところを百琳に斬り殺された。 実写映画版では、と志と共に無骸流面々殺され模様で、名前及び死体でのみ登場する。 鬼抜(きぬか) 声 - 西凛太朗第2作長髪白眼特徴腕利き剣士。珠崎らとともに無骸流アジト襲撃し真理路を殺害した拉致した百琳の拷問主導し無骸流殺害され仲間恨みを度々口にする。他の面々とは異なり、百琳を救出に来た偽一と一対一対決するが、腕を切り落とされ敗れ殺された。 ばんどう)・稲条(とうじょう)・志(しみず) 声 - 中林俊史渡邉隼人船木まひと第2作) 珠崎や鬼抜らとともに無骸流アジト襲撃し、百琳を小屋監禁したうえで拷問した。小屋から出たところを一に見つかり、小屋居場所を喋らされた挙句首を刎ねられた。その後、稲条と志連れ小便をしていたところ、百琳を救出に来た偽一が現れ瞬殺された。 奉楽喜(ぶらき) 幕府主催酒宴招かれた逸刀流の幹部邪悪な面構え特徴。吐鉤群の謀によって酒宴中に毒を盛られ動けなくなったところを吐と偽一の襲撃を受け、死亡した。 司鞍黄十郎(しぐら こうじゅうろう) 幕府主催酒宴招かれた逸刀流の幹部いかにも剣士然とした厳めしい風貌を持つ。襲撃する吐と偽一に対して目をカッと見開き応戦するが、首を刎ねられて死亡した久留歳田宗忠(くるせいだ むねただ) 幕府主催酒宴招かれた逸刀流の幹部水玉模様着物の男。高々としたボーダー柄帽子中に恐るべき武器隠し持っていたが、不意を衝かれ死亡した。 玩がんじゃ幕府主催酒宴招かれた逸刀流の幹部『AKIRA』大佐のような髪と耳・鼻・唇につけたピアス特徴酒宴で吐と偽一の襲撃受けて死亡した舟舞(きりふね まいせん幕府主催酒宴招かれた逸刀流の幹部丸眼鏡をかけた哲学的風貌剣士女達の舞を大いに楽しみ、大い飲食したことが原因で毒にあたって斬られ、死亡した。 璃比人(りひと) 幕府主催酒宴招かれた逸刀流の幹部。女と見紛うばかりの美貌を持つ謎の美剣士。酒宴襲撃した吐と偽一の手掛かり死亡した羅生門左衛門らしょうもん びざえもん) 幕府主催酒宴招かれた逸刀流の幹部。顔全体覆面覆い隠した剣士。その素顔見たものは死ぬといわれているが、吐らに敗れ死亡した。 亡安法師(ぼあ ほうし) 幕府主催酒宴招かれた逸刀流の幹部僧侶のような装束で、不敵な面構えをした眼帯剣士作者によると、眼帯の下に隠されたその右目を見たものは死ぬと言われているかどうか不明とのこと酒宴において毒を盛られ死亡した過去亜門所属していた相模大和仲条道場たった一人襲撃し、逸刀流の支配下として治めており、亜門回想にてその当時破天荒な強さ語られた。議を好まず、酒を呑んで暴れ一面持っていたため、道場多くの者は快く思って居らず、亡安死後早々に逸刀流の看板下ろされた。 覺殷(り こういん幕府主催酒宴招かれた逸刀流の幹部前方鋭く突き出た鬢を武器とする剣士。吐の挨拶拍手送ったりしてるうちに毒にあたり胴体上下真っ二つにされ死亡した吉乃瞳阿(よしの どうあ) 声 - 釘宮理恵第2作) まだ幼さの残る少女剣士。もとは内地人間で、蝦夷アイヌ育てられたが、慣習になじめず夷作と共に本州逃れてきた(アニメ版ではアイヌ人となっており、内地人間敵視したり、無天一道場での生活時に風習持ち込むなどの描写見られる)。その後野盗をしていたが、天津久に追剥行おうとして返り討ちにあい、天津人柄に惚れ込んで逸刀流に加わった穂先改造した短剣イペタムと、十手の先を尖らせたキウラコンタという2つ武器持ち戦闘では目にも止まらぬすばやさ相手翻弄するまた、鉄板入り帽子着用し頭部防御用いる。逸刀流の残党となった後、宿を求めて夷作と共に天一道場現れ凜と互い素性知らぬまま共同生活送ったその後自身素行が元で役人捕らえられた夷作を救出するため、凜と共に江戸城地下潜入し次の救出にも協力する救出成功後は夷作と共に逸刀流を脱退し南方へと旅立った。凜のことを最初小馬鹿にしていたが次第心を開き旅立ちの際に「別れても再び出会う」という意味の意匠彫った短刀・ウルカラカンナスイと愛用の剣を凛に贈った。 八苑夷作(やそのおおかみ いさく) 声 - かぬか光明第2作) 瞳阿と共に蝦夷から逃れてきた大男巨体似ず純朴な人柄で、世間知らず無鉄砲な瞳阿に振り回されながらその面倒を見る。元は異国宣教師息子で、本名はフェニーチェ・イサーク・カルワーリョである。戦闘時手甲など軽装の鎧を身にまとい、その防御力怪力生かした格闘用いる。役人に目をつけられた瞳阿を庇って役人捕らえられたのち、不死解明実験犠牲となったが、不死力を得て生還した。ただし不死力はその後薄れ、身につかなかった。次の救出助力した後、瞳阿と共に南方旅立った。「八苑」という姓は瞳阿と旅立つ時に宣教師父親授けたもので、「耶蘇大神キリスト教の神)」のことである。アニメ版では瞳阿と知り合った際、瞳阿が本名のうち「イサク」しか聞き取れないと言ったことから「じゃあイサク(と呼ん)でいい」と答えている。 馬絽祐実(ばろ すけざね) 声 - 福田賢二第2作顔面真一文字の疵のある剣士刀身複数の穴開いた長大野太刀ノ明露(すぎのあけつゆ)を持つ。天津依頼乙橘絵の居場所探すなどの諜報活動を行う。その後壊滅状態になった逸刀流残党10人の一人となり、六鬼団一人・佩矢坊から襲撃を受けるが撃退。しかし次と風貌似ていたため、この時に作られ人相書きをもとに次が六鬼団襲撃を受けることになった。元は「志田祐実という名の幕臣で、月慈という名の許婚もいたが、すべてを捨てて逸刀流に入党したという過去を持つ。江戸城襲撃において撤退中に銃創を負うも、旧友とその部下十数人を殺害し相討ち死亡した実写映画版では登場しないが、酒宴の場において彼の持つ野太刀のような刀を持っていた剣士がいた。 果心居士(かしんこじ) 声 - 佐々木梅治第2作) 「科(みずしな)先生」という名で江戸市中薬屋営みつつ、密かに諜報活動を行う老人。凜・瞳阿の江戸城潜入陰ながら協力し、怖畔を援護差し向けた江戸城騒動の後、常陸へ向かう阿葉山若手剣士らに随行するその道中、自らが「山の民」であることを利用し故郷である筑波山南麓追走する六鬼団の伴殷六と燎らを迎え撃つ。伴を破りその後ただ一人残った燎を前に勝利寸前まで追い詰めるも、自らの仕掛けた罠を逆に利用され敗れた。 怖畔(おずはん) 声 - 和泉祥二(第2作南方系の装束の男で、常に仮面かぶっており素顔見せない身体能力極めて高く仮面仕込んだ特殊な笛で耳障りな音を発し周囲混乱させるなど、奇襲戦法を得意とする果心居士の命を受け、凜・瞳阿の江戸城潜入助力した。後、天津、凶、馬絽と共に江戸城襲撃参加する撤退中に行方不明となるが、最終話にて阿蘇で瞳阿、夷作と再会するまともな日本語話さないが、瞳阿など逸刀流の数名とは会話成立している模様である。 圭反諒(かそり ふじあき) 逸刀流の残党20人の仲間殺害した次に対するけじめとして、凶・把山とともに次をおびき出し次に同行していた偽一と対峙する先端のみ両刃になっている鉤状刀剣鉤(しゃちばり)を武器にし、互いの肉を抉りあう死闘演じるも、最後は鎖により首を絞めつけられ苦悶のなか絶命する。 把山繰重(わやん くりしげ) 逸刀流の残党隻眼の元マタギ若い頃に熊を突き殺したことがある閑馬永空遺品から刀・井上真改 殺(いのうえしんかい こさつ)と血仙殺を持ち出して次を追い詰めるも、回復した次に敗れる。 亜門國光(あもん くにみつ) 声 - 野口雄介第2作門下生。元は仲条流という相模大和最大規模道場剣士であり、門下生達のまとめ役一人太った体型で、叢咲曰くお相撲さん」。常陸へ向かう最中追撃に来た六鬼団交戦し、叢咲と相打ちして果てる品田(しなだ) 声 - 瀧村直樹第2作門下生である禿頭の男。冷静かつ理知的な性格で、道中六鬼団動きについて阿葉山から尋ねられたり、阿葉山六鬼団から逃がす作戦立案するなど、門下生まとめ役一人として働く。襲撃に来た荒篠と交戦し片腕失いながらも決死攻撃仕掛けるが常人離れした荒篠の装甲に刃届かず敗北し死亡する。 有臼(ありうす) 声 - 鷲見昂大第2作門下生剣士鷲鼻特徴門下生の中では剣力が特に優れた三人のうちの一人。阿葉山討ち現れた百琳と交戦し敗死。 冶刀院(やとういん) 声 - 上村祐翔第2作門下生童顔柔和な顔つきだが、門下生の中では有臼、鼓田と並び抜きんでて剣力が優れている品田評される義母を犯そうとして家を叩き出され過去があり、剣力を磨いて兄と父親を斬り義母我が物にする目的で逸刀流に入った下劣な内面を持つ。有臼を斃した百琳と交戦し押さえつけて犯そうとしたところを援護現れ御岳に斬られる。 鼓田(こだ) 声 - 江頭宏哉第2作門下生揉み上げ繋がった口髭を顔に生やしている。門下生の中では特に剣力に優れた三人内の一人。百琳と交戦し至近距離から放たれた矢を避けるなど優れた瞬発力見せるが、避け方の癖を見切られ、額に矢を受けて斃れた。 勝又吾郎かつまた しんごろう) 声 - 前堂友昭(第2作門下生無精髭生やした男。六鬼団による逸刀流道場襲撃時には燎と交戦する敗北し傷を負う常陸へ向かう途中六鬼団襲撃の折には呉嘉が敗れた後に足江進に挑むも、敗死する。たんぽぽ曰く「地味め」、燎曰く弱くはないが負ける気はしないとのこと。 呉嘉(くれひろ) 声 - ハーゲン第2作門下生。元はオランダ商船員で遭難後相模大和仲条道場拾われ過去を持つ。六鬼団襲撃の折には似たような背景を持つ同郷の足江進と交戦し死闘の末に敗れる。 谷津(やつしば) 門下生常陸へ向かう途中襲撃現れた荒篠により討たれる舞良(まいら)・佐竹(さたけ) 声 - 古賀明第2作門下生常陸へ向かう途中襲撃現れた荒篠と交戦し敗死する。

※この「逸刀流」の解説は、「無限の住人の登場人物」の解説の一部です。
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