六鬼団
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「無限の住人の登場人物」の記事における「六鬼団」の解説
杣燎(そま りょう) 声 - 田中有紀(第2作) 吐の隠し子である女性。切腹を命ぜられた父に殉じようと、佩矢坊の空席を埋める形で六鬼に入団する。花組の中では唯一死罪人ではない。刀・太郎坊(たろうぼう)と脇差・僧正坊(そうじょうぼう)を持つ。父から剣の手解きを受けており、初の実戦で逸刀流・勝又を切り伏せた。吐の正妻・志摩と息子・索太郎の死後、吐家の娘として認知を受け、六鬼団の一員として逸刀流の追撃を行う。筑波山にて果心居士を討った後は、燎の命を慮る吐により監禁されたが抜けだし、那珂湊にて吐の元に辿り着くも、英らの銃撃により射殺された。 佩矢坊(はいやぼう) 六鬼団花組の一人。独特の仮面を被る薙刀遣い。御公儀支給品の薙刀・二十拳之槍(はとつかのやり)を用いて夜道を行く馬絽を襲うも返り討ちにあう。 伴殷六(ばん いんろく) 声 - 楠見尚己(第2作) 六鬼団花組の一人。ガンマンのような風貌で葉巻をくわえている。幕府からの持ち出し品であるフリントロック式連発前装銃・大那須挺(ダイナスティ)を腰に1丁、外套の下に10丁の計11丁所持している。逸刀流捜索の折には雪待に訪れ、女将の兼に銃を突き付けて脅すが、英の命を受けた恵那により追い返させられた。筑波山の戦いにて燎と共に果心居士を追うも、あらかじめ居士により迎え撃つべく案じられた「壷」の策にかかり、身体の自由を奪われる。その後相対した果心居士を前に、自らの足を撃ち抜く気概を見せながら抗うも、狙いの正確さが逆に仇となり敗死した。 荒篠獅子也(あらしの ししや) 声 - 楠大典(第2作) 六鬼団花組の一人。カイゼル髭の容貌魁偉な大男。重さ30キログラム近くある大振りの双斧・ワスボールドを操り、顔や腕など一部を除いた全身を鎖や鉄鋼で覆う。吐から命令を受けて万次と対戦し、一度は勝利寸前までいくものの、凛の機転により万次が復活。死闘の末に敗れた。元はオランダの商船員で本名は「レウ」。死罪になりかけていた足江進を弁護して救うも、代償として自身の所属する商船が商談禁止となり、その報復として仲間から私刑を受けて頭を割られて足江進と共に海に投げ出されたという過去を持つ。厳つい外見ながらも信心深い面があり、万次のことを「悪魔」「神の定めた摂理において許されぬ男」と忌み嫌う一方、死罪になりかけた足江進の命を救う、年若い娘である凜を殺すのを躊躇うという慈悲のある人物でもある。 弩馬心兵(どま しんへい) 声 - 山橋正臣(第2作) 六鬼団花組の一人で、中華風の風貌をしている。出島に流れ着いた琉球人からヌンチャクの技術を教わり、アオナギ・ティンナギというヌンチャクを操る。通常状態はアオナギで、四節にした状態はティンナギと称する。任務においては足江進と共に行動することが多い。足江進、御岳らと共に槇絵に挑むが、頭を刎ねられ死亡した。 八宗足江進(はっしゅう たりえしん) 声 - トム・S(第2作) 六鬼団花組の一人。十文字槍に似た御公儀支給品の武器・ヴォーホルベルスフリッカーを操る片目の男。長髪、バンダナでパンキッシュな格好をしている。元は遭難したオランダ商船員で、日本語は話せない。遭難して盗みを働き死罪となった所を荒篠の弁護により救われるが、そのために不利益を被った荒篠の同船の者達に私刑を受けて、片目を潰され荒篠とともに海に投げ落とされたという過去がある。そのため海や船が苦手という設定である。弩馬、御岳、蛇組4人と共に槇絵と交戦するが、返り討ちに遭い死亡する。恩義ある荒篠のことを最後まで気に掛けていた。 叢咲正造(むらさき しょうぞう) 声 - 越後屋コースケ(第2作) 六鬼団花組の一人。頭巾を被った出っ歯の男。逸刀流門徒の縁者であれば、市井に生きる者でも躊躇なく拷問にかける残忍な性格をしている。逸刀流の隠れ家を割り出し、酸を仕込んだ武器・悪杖 雨甘露(あくじょう うかんろ)や悪玉 叢咲海胆(あくぎょく むらさきうに)で逸刀流門下生の亜門をいたぶり殺すが、一瞬の油断を突かれて道連れにされ、死亡した。 目黒(めぐろ) 声 - 佐古真弓(第2作) 吐の配下にあるくのいちで、六鬼団とともに行動する。宗理に想いを寄せており、絵心はないが彼の弟子に収まり、吐の死後は宗理の家に戻っている。驚異的な脚力の持ち主。料理は下手。凶からは「ただ疾いだけの女」、尸良からは「顔と足だけの女」と散々な評価を受ける。本名は「こと」。 たんぽぽ 声 - 尾身美詞(第2作) 目黒とともに行動するくのいち。宗理の弟子で絵心があり、佩矢坊を倒した馬絽祐実の人相書きを作成した。驚異的な視力の持ち主。魅力的な肢体を有し、妬む目黒からしばしばブタと形容される。本名は「麗(うらら)」。吐の死後は目黒と共に、宗理の弟子として暮らすことになる。 御岳(みたけ) 声 - 三上哲(第2作) 吐の腹心。吐の不死実験の補佐や逸刀流討伐に従う。尸良に対して、不死に関する情報と武器を提供する。ブーメラン形の手裏剣・二ツ畏刀(ふたつくまとう)を武器にする。弩馬、足江進、蛇組との連携で槇絵に挑むが、右腕を切り落とされて敗北。吐の死後、殉じるために凶に介錯を頼み切腹して果てた。
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